イヴちゃんさえ生きてくれたらいい 作:イヴちゃん凶愛者
戦うことになるのかなって考えると
結構心がつらいです。
「私の先行といこうか。手札から
そしてイービル・ソーンを特殊召喚。そして、イービル・ソーンのモンスター効果.
自身をリリースして貴方に300ダメージを与える。」
普段通り、イヴちゃんがカードの効果を解説してくれると思ってたら
優雅に紅茶を飲んでいて効果の解説をする気が全く感じられない。
よく見たら効果はテーブルの上に読みやすい位置おいてあったから
解説はいらなかったけどね。
遡亜
3700
「くっ。」
「そして、2体まで再び特殊召喚できる。安心して、このターンは効果をもう使えない。」
僕が安心するまはなかった。
「淹れよ、心が温まるティーポット。召喚条件は植物モンスター2体、イービル・ソーン2体をセット。現れろ、リンク2 アロマセラフィ-ジャスミン。」
白い髪をした妖精が姿を現す。
僕のデッキに入っている自称妖精リースとは違い、本物の妖精さんっていう感じがした。
「まだ、止まらないよ。ジャスミンの効果を発動。リンク先の
いでよ、アロマージ-ベルガモット。」
植物デッキはぐるぐる回って羨ましい。
星杯デッキなんか、イヴちゃんの
「もう終わりだと勘違いしてないか?」
「えっ、まだあるの?」
驚いて敬語を忘れてしまっていた。
「手札からテラ・フォーミングを発動。アロマガーデンをサーチ。そして、そのまま発動。」
あの相手の手札良すぎない?
何か仕組まれてない。
焦り顔を見せるがこのデュエルは命をかけたデュエルではなく
ただ楽しむだけのデュエルだから自然と笑顔になった。
笑顔のままイヴちゃんを見ると何処から食べようか目を光らせながら食べていた。
「お嬢ちゃんはこの店をどうやって知ったんだい?」
「私はこの遡亜と出会う前、色んな事を学びました。人は気分を休めないとぶっ壊れるって。
私は
時々歯切れの悪く、どこかがおかしいセリフをイヴちゃんは言う。
「そう、それは光栄だね。では、デュエル続行といこうか。アロマガーデンの効果、ライフを500回復する。
そして、ベルガモットの効果が発動される。相手ターンの終了時まで攻撃力と守備力が1000上がる。」
アロマージ・ベルガモット
攻撃力2400→3400
店員
LP4000→4500
「私はこれでターン終了だ。」
「では、ターンもらいます。ドロー。手札からドラゴネットを召喚、そして神聖なる球体をデッキから特殊召喚。」
面と向かってデュエルしているから何か効果の発動などにチェーンを組む場合は口をはさんでもらうようにしている。だって、いちいち「何か、ありますか?」って聞くのがめんどくさいから。
「サイバースか。」
「サイバースを知ってるんですか?」
「昔はサイバースを使う決闘者をよく見たもんだが今は見なくなったなぁ。」
「ハノイの騎士の影響はあるのかもしれない。」
「ハノイの騎士って確か、イグニスを追ってた者だっけ。」
「そうだよ。イグニスはサイバース族を始め様々なカードを生み出した。彼らはそれを抹殺しようとしている。」
「折角イグニスさんたちがカードを作ってるのに抹殺しようとするなんて許せない。」
「でも、今の君じゃ勝てないと思うよ。」
イヴちゃんは言い切った。
その後続けてイヴちゃんは言葉を続ける。
デュエル中だけど会話をする僕たちを店員さんは暖かく見守ってくれた。
「
イヴちゃんは僕の考えていることは全部お見通しだった。
「なら使わせてもらうよ。これからはずっとずっとね。」
「うん、ありがとうね。」
イヴちゃんは笑顔を見せてくれた。
その後顔が赤くなってイヴちゃんはケーキをフォークでさしてそっぽを向いた。
「と、とりあえず今はデュエルに集中してよ。後から話せばいいから。」
「うん。僕は神聖なる球体1体でリンク召喚、現れろリンクスパイダー。」
「僕はリンクスパイダーのモンスター効果を発動する。現れて、星杯を戴く巫女。現れろ、慈雨が降り注ぐサーキット。召喚条件は属性そして種族が違うモンスター2体。ドラゴネットと星杯を戴く巫女をセット。リンク2、星杯神楽イヴ。」
VRAINSなら彼女が直接フィールドに立っていたけど今は違う。
ただ、テーブル状だから傷はつかないし彼女がテーブルの上にでも立ったりしたら危ないから。
今そう思ったけれど、イヴちゃんは現実に出てくる事はできない。
画面上だから触れることができるVRAINSが好きだ。
「私を呼んだ?今忙しいからあとでね。」
「わかってるよ。僕はカードを2枚セットします。さぁ、行きます。イヴちゃんとリンクスパイダーをセット、現れて星杯戦士ニンギルス。」
「リンク3、そして攻撃力2500か。だが既に遅い。ベルガモットの攻撃力は自身の効果で3400となった。」
「まだ策はある。でも、その前にイヴちゃんが墓地に送られたので効果発動。手札から星遺物―『星杯』を特殊召喚します。」
「僕はカードを3枚セットします。」
僕が伏せたカードは星遺物の加護2枚と星遺物の導きだった。
「手札を切らしましたか。」
「僕はニンギルスさんのモンスター効果を発動します。加護とベルガモットを墓地に送りたいです。」
「チェーンないから大丈夫だ。」
「なら行きます。僕はニンギルス兄さんでジャスミンを攻撃。」
「だがジャスミンの効果、自分の方が相手よりライフが上の時戦闘破壊されない。」
店員
LP3800
「ターンエンドです。」
「私のターン、ドロー。」
星杯はEXデッキから特殊召喚されたとき、そのモンスターと自身を墓地に送る効果。
このカードである程度は相手を抑制できたはず。
「私は手札からアロマージ-ジャスミンを通常召喚。」
リンクの妖精さんの羽の生えてない姿が現れる。
「そして、アロマガーデニングの効果でライフを1000回復しジャスミンの効果で1枚ドローできる。リンクの方のジャスミンも植物モンスターを手札に加えられる。私はローンファイア・ブロッサムを手札に加える。」
店員
LP4800
「うげっ、ライフもどった。」
「リンクじゃない方のジャスミンの効果、私は通常召喚をもう一度行える。現れろ、アロマージ-カナンガ。」
「ロンファじゃないのね。」
イヴちゃんが食べ終わり、こちらのフィールドを見ていた。
「ロンファじゃなくてもあのジャスミン活躍するからかな。」
「私は手札のアロマセラフィー・アンゼリカの効果発動。自分の墓地のアロマモンスターの攻撃力分ライフを
回復する。」
「もうライフが6000。」
「そして、アロマセラフィー・アンゼリカは自分フィールドにモンスターがいるときに墓地から特殊召喚が出来る。」
「チューナーモンスターだったのね。くるよ、
「アロマセラフィー・アンゼリカにカナンガをチューニング。アロマの香りは世界を穏やかにする。シンクロ召喚、現れる。アロマセラフィ-ローズマリー。」
アンゼリカは墓地ではなく除外された。シンクロ召喚を見るのは人生で
2回目だったので心の中では興奮していた。
だけど、デュエル中だから勝つ事を優先させる。
「僕はフィールドの星杯とローズマリーを墓地に送りたいです。」
「ふふ、そうきたか。良いだろう。だが、死者蘇生を発動して蘇生だ。」
僕のやってることが全て裏目に出てとても泣きそうな気分になっていた。
「どんだけ手札良いんですか。」
「これほど、良い手札なのは初めてだ。」
自分の運の悪さを深く実感しようとしたそのときだった。
「遡亜、私たちが出会えたのは運が良かったって事でもあるんだよ?」
さっきと言ってること違うよね?
「話は最後まで聞いて。このデュエルが負けたからといってうじうじ悩む必要はない。必要な時に勝って、必要じゃないときは負けたっていい。」
その話はあまり対戦相手=店員さんが不快に感じるかもしれないから。
「場にアロマモンスターがいるのでアロマガーデンの効果、ライフを500回復する。それにより
ローズマリーの効果自分フィールドのアロマモンスターは攻撃力と守備力が500上昇する。」
店員さん
LP6500
ローズマリーの攻撃力がニンギルス兄さんと並んだ。
「バトルフェイズです。ローズマリーでニンギルスを攻撃、この時ジャスミンの効果でこちらは破壊されません。
そして、ジャスミンで攻撃。」
LP1400
「これなら星遺物の星杯を残しておけばよかったな。」
「それいったら星遺物戦争中だったならばれるからやめたほうがいいよ。」
珍しくイヴちゃんが忠告をした。
僕はアロマデッキに勝ち目ないとわかり、彼を称賛しデッキに手をおいた。
「ごめんなさい。投了します。僕に勝ち目がないです。」
イヴちゃんは急に驚いた表情をみせた。
「君の本当の切り札を使えばよかったのに。」
「別に使ってまで勝ちたくない。あのデッキはもう封印したんだ。もし、本当に戦う必要があるときにのみ出張させるよ。」
僕は言い切った。少し不満げなイヴちゃんがどこか懐かしく悪いことしたなという気持ちも浮かんできた。
「ねぇ、心を休めてくれたかな?」
「ありがとう、おかげで気分がよくなったよ。」
「そ、そうだ。VRAINSのアカウント名をライターにしない?」
「えっと、なんで?」
「だって、私からすればあなたは光だもん。光なる者でライター。」
「ふふ、そうだね。素敵な名前をありがとうね。」
イヴちゃんは笑顔を見せた。
「彼はライターと名乗ったか、彼らしいな。」
「そうだな。」
画面上で光がチカチカと点滅していた。
機界騎士よりはハノイ編を優先しようと思います。
感想待ってます。
このカードを使ってほしいなどでもいいですが
星遺物ストーリーに準じるカードでお願いします(笑)