イヴちゃんさえ生きてくれたらいい   作:イヴちゃん凶愛者

6 / 35
今回は文章少なめです。


6話 天の奥義威信なり

今、これを君に送ることは決して間違ってはいない。

だが、君は私たちの都合で記憶を忘れ探していると知ったので

これを送る。

 

僕は送られてきた文章を読んでいた。星鎧と同じく匿名だった。

イヴちゃんが言うには今回のは独自のアルゴリズムで送られてきていていたらしい。

 

手紙の内容を読み進める。

 

君本来のデッキをもって私を倒せ。いずれ、俺は君と戦うことになるだろう。

それとこれは既読になってからしばらくして消滅する。

 

「え、何のためにそんな機能がこの手紙に?」

ポンっと小さな音ともに手紙が消滅した。

 

「あの、まだ続きがあったけど読んでなかったんだけど。」

 

「私が全部読んだから大丈夫だよ。」

 

「さっき、僕が手紙を開けたばっかりだよね?」

 

「ここは電脳世界(VRAINS)なんだよ。遡亜君が読む前に私が目を通したからね。」

イヴちゃんはずっとVRAINSにいるだからそれは理解できる。

だけど、何故僕に直接連絡せずにイヴちゃんにくるのだろうか。

 

 

「今は手紙の内容は気にしないことね。大した事書かれてないから。」

 

「そうなんだ。」

 

 

 

 

 

読み終わってしばらくすると声をかけられた。

 

「こんばんは。」

 

「あ、ブルーエンジェルさん。こんばんは。どうしたのこんな時間に?」

イヴちゃんが返事をする。

「色々とあったのよ。VRAINSを守るためにハノイの騎士と戦おうと思ったのにplaymakerが勝手にデュエルをしかけるし。それに身内が彼が持っていた物を探していて取られるなんて。」

 

「ブルーエンジェルさんも大変なんですね。」

イヴちゃんは共感の意を示した。

「だから、デュエルしましょ。このデッキを思いっきり回したいの。」

 

「思いっきりか・・なら遡亜、君の本来のデッキを使うのです。」

昼間のテレビの影響を受けたのか、せりふをまねた。

「言われなくてもそのつもりだよ。」

イヴちゃんは昼間の返し方を期待していたらしいけど、僕は見てないからわからない。

頬を膨らますイヴちゃんと一緒にスピードボードに乗った。

 

 

 

「「スピードデュエル。」」

 

「先行はどうぞ。」

 

「天威龍-ナハタを自身の効果で特殊召喚します。そして、ナハタでリンク召喚。現れろ、天威のの拳僧。」

 

「攻撃力1000で効果もないモンスターで一体何を。」

 

「手札から、魔法カード虚ろなる龍輪を発動。デッキからマニラを墓地に送る。そして、自分フィールドに効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在するからデッキから天威龍-アーダラを手札に加えます。そして、天威無法の地を発動。僕はこれでターン終了です。」

とりあえずこれで様子を見る。墓地に送られてたら効果を読んで警戒されるかもしれない。

 

「ならば、私のターン、ドロー。手札からトリックスター・キャンディナを通常召喚。キャンディナの効果で

トリックスター・ライトステージを加える。」

 

「ライトステージの効果、トリックスター・マンジェシカを手札に加えます。」

 

「ドローする度に200ダメージを与える強力なモンスターだね。」

 

「バトル、キャンディナで攻撃。」

 

「墓地のナハタを除外して効果発動。キャンディナの攻撃力を1500下げる。」

 

「チェーンはしない、だけどダメージステップ開始時、手札からトリックスター・キャロベインを墓地に送って効果発動。キャンディナの攻撃力はターン終了時まで、その元々の攻撃力分アップする。返り討ちです。」

ライター

LP2900

 

「だけど僕は手札の天威龍-シュターナの効果手札から除外して拳僧を蘇生してキャンディナを破壊する。」

 

「手札のマンジェシカの効果、キャンディナを戻して手札から特殊召喚する。」

 

「無崩の地の効果、2枚ドロー。」

 

「マンジェシカの効果とライトステージの効果で600ダメージよ。」

ライター

LP2300

 

 

「流石ブルーエンジェルさんですね。VRAINSのアイドルは伊達じゃない。」

イヴちゃんも関心した表情をみせる。

「ふふ、そう言ってもらえて光栄だね。デュエル続行、マンジェシカで拳僧を攻撃。」

 

ライター

LP1700

 

「返しのターンでここまでダメージ受けるとは想定外だった。虚ろなる龍輪で手札に加えるのを間違えたかな。」

 

「私はターン終了よ。」

 

「僕のターン、ドロー。」

 

「ドローしたので200受けてね、そしてライトステージの効果で追加の200ダメージよ。」

 

ライター

LP1300

「うわ、残り3分の1になった。けど手札が悪いどうしよう。」

 

「ならプレゼントあげるわ。伏せカード、プレゼントカードを発動。」

 

「どういう効果なの。」

 

「相手は手札をすべて捨てて新たに5枚ドローする。」

 

「応えて、僕のデッキ。ドロー、ファイブ。」

デッキは自分に答えてくれた。だけどマンジェシカの効果とライトステージの効果で残り100になった。僕にとってもラストターンだろう。

 

ライター

LP100

 

 

「面白い、燃えてきた。僕は手札から天威龍ーヴィシュダを特殊召喚。そして、アーダラを通常召喚。」

 

「一体、何をするというの?」

ブルーエンジェルさんが驚きの表情を見せた。

 

「アーダラにヴィシュダをチューニング。浄める龍の霊気よ、根を支え新たな力となれ。シンクロ召喚、天威の龍鬼神。」

 

「攻撃力3000」

 

「バトルだ、天威の龍鬼神でマンジェシカを攻撃。一念天威に通ず。」

 

ブルーエンジェル

LP2600

 

 

「天威の龍鬼神の効果、このカードの攻撃で効果モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動する。

このカードの攻撃力は破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。天威地久(てんいちきゅう)。」

 

天威の龍鬼神

攻撃力3000→4600

 

「攻撃力4600、でも私のデッキは攻撃力勝てなくてもライフが0にする方法はあるわ。」

 

「私のターン、ドロー。私は手札からライトステージを発動。」

 

「チェーンはないです。」

 

「なら、私の勝ちね。リリーベルを手札に、そして自身の効果で特殊召喚。」

 

「リリーベルでダイレクトアタック。」

 

「うわぁぁああ。」

スピードボードから足を踏み外して、高速に落下し始めた。

 

「よっと、イムドゥーク。彼を頼む。」

イヴちゃんが言うと自分の下に星杯の守護竜が姿を見せた。

 

「ごめんね、大丈夫だった?」

ブルーエンジェルさんがすぐに近づいてきて言った。

「大丈夫です。」

 

「久しぶりにこの天威デッキ使ったので疲れました。」

途切れ途切れ言葉を続けた。

「貴女はVRAINSのアイドルをしているけど本当は寂しいから、でしょ。」

 

「そ、そんな事はないわ。」

 

「そう?勘違いしてごめんなさい。」

 

「こちらこそ、心配ありがとうね。」

ブルーエンジェルは何かを見つけたかのようにログアウトをした。

「どうだった?」

 

「久しぶりの天威デッキだったから頭を良く使った。」

 

「様子見さえしなければすぐにでも勝ててたと思うんだけど。」

 

「それはそれ、だね。」

 

「貴方には私がついてる。私が死んでも来世が貴方を支える。」

 

「死亡フラグ言わないでよ。」

 

「ふふ、そうね。」

イヴちゃんは寂しく言った。イヴちゃんはたった一人の僕の心の拠り所。

僕はそっと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんなさい、俺は…」

 

「そうだ、それでいい。我らの未来のためだ。」

 

 

 

何処かで声が反射していたが聞く人は誰一人としていなかった。




星遺物ストーリー優先だと結構速く終わるけどそれはそれで悲しいです。
7話目から動かしていきたいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。