イヴちゃんさえ生きてくれたら嬉しい   作:イヴちゃん狂愛者

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あけましておめでとうございます。
作者は生きるの辛くなってました。


9話 星遺物の導く果て

「我のターン、我はトーチ・ゴーレムを特殊召喚し我の場にトーチトークンを特殊召喚。そして、カードを1枚トーチ・ゴーレムと同じ列にセット。これで我は特殊召喚が可能となった。現れろ、紺碧の機界騎士。紺碧とトーチトークン1体でリンク召喚、現れろ明星の機界騎士。」

 

本当はね、明星って破滅をもたらしたのよ。彼らは何も知らず行動してるけどね。

脳裏にリースの声が再生される。

 

「そして、明星の機界騎士のモンスター効果発動、手札から星遺物ー『星盾』を捨ててデッキから星遺物の機憶を手札に加える。そして、そのまま発動。」

星遺物の機憶のカードイラストには何処かで見た事のある研究者がいた。

その研究者はリースと同じ髪飾りをしている。

 

「我は我自身(蒼穹の機界騎士)を特殊召喚する。」

 

イヴリースちゃんは黙っていた。何処か淋しげで今すぐにでも抱きしめたかった。

でもそれは今は出来ない。

 

我自身(蒼穹の機界騎士)の効果、デッキから機界騎士(ジャックナイツ)モンスターを手札に加える。我は紫宵の機界騎士(ジャックナイツ)を手札に加えてカードを1枚伏せターン終了だ。」

 

「私の場にモンスターを残した事、後悔するといいわ。」

イヴリースちゃんはデッキに手を当てる。

 

 

 

私自身(イヴリース )のターン、ドロー。私は私自身(夢幻崩界イヴリース )を通常召喚。そして、現れなさい。夢を幻へと落とすサーキット。私自身(夢幻崩界イヴリース )をリンクマーカーにセット、現れなさいトロイメア・マーメイド。」

機界騎士の彼らが所持していたコアを持つ人魚がフィールドに降り立つ。

「どうせ、彼らは自らの運命に従うしかないの。私が何を言っても彼らと貴方(機界騎士)は聞く耳すら持たない。」

僕は無言でイヴちゃんの言葉を聴き続けた。イヴちゃんの台詞は何処か違和感があって、無いと言えばそれはそうだった。

私自身(夢幻崩界イヴリース )の効果、私自身(夢幻崩界イヴリース )を星痕の機界騎士の真ん中のリンク先に特殊召喚。」

 

「そう、星痕の機界騎士はリンク先にモンスターがいなければダイレクトアタックできる。だけど、私自身(夢幻崩界イヴリース )がいる限りダイレクトアタックは出来はしない。」

 

「そして、トロイメア・マーメイドの効果は手札を1枚捨ててトロイメアと名のつくモンスターをデッキから呼び出す効果。私は星杯を戴く巫女を捨て、オルフェゴール・トロイメアを呼び出す。」

 

「再び2体、来るのか。」

 

「私は無駄な事なんてしない。トロイメア・マーメイド、オルフェゴール・トロイメア、トーチ・ゴーレムでリンク召喚。今私の前の敵に絶望を齎せ。リンク召喚、リンク3トロイメア・ユニコーン。」

 

「イヴちゃんがこんなカード使うはずはない、間違ってる。」

 

遡亜(そあ)、貴方は悪くない。全部君の為なんだよ。私自身(夢幻崩界イヴリース )とユニコーンの効果、まずは私を星痕の機界騎士(ジャックナイツ)のリンク先に呼び出す。そして、ユニコーンの効果は手札を1枚捨て星痕をエクストラデッキに戻す。私は星杯の妖精リースを捨てる。」

星杯を戴く巫女(イヴちゃん)と星杯の妖精リースが堕ちたからイヴリースなのか。

何処か聞いた響きだった。

 

 

僕の為、なのか。

何も思い出せない。

「私はカードを1枚伏せてターンエンド。あ、言い忘れてたけど遡亜(そあ)、君はニンギルスを使えないよ。」

 

「え、どういう事だよ。」

 

「後にわかるわ。」

 

「僕のターン、ドロー。星杯に選ばれし者を召喚、そしてリンク召喚星杯竜イムドゥーク。」

 

「星杯竜イムドゥークの効果をそこで使うんでしょ。」

 

「うん。」

 

「僕は星杯の守護竜を通常召喚、現れてイヴちゃんを救う為の未来回路。リンク召喚、リンク2星杯剣士アウラム。」

 

「アウラム、俺らの事は責めてもいい、だがな仕方なかったんだ。」

星痕の濁った声がこの場所を支配する。

 

「黙れ、私は最初から言ってた。」

僕は静かにターンエンドの仕草をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「星痕、やっぱり貴方はこのデュエルに邪魔なんだよ。私自身(夢幻崩界イヴリース )遡亜(そあ)の邪魔をしないで。」

後にわかった事だけど、彼女は自分の気持ちを殺して演技をしていたらしい。

 

 

「我らの宿願叶えさせてもらうか。」

 

「黙れ、バトル。トロイメア・ユニコーンで星痕の機界騎士に攻撃。」

 

「攻撃力2200で攻撃力3000を攻撃?何か、ありそうだ。」

僕はイヴリースちゃんの手札にある1枚のカードが光った気がした。

 

「何も無いなら手札から星遺物ー『星槍』を墓地に送り効果発動。」

 

イヴちゃんが僕の知らない星遺物を持っていた。隠し持っていたのか、それとも

僕と離れ離れになった時に手に入れたのかわからない。

ただ、僕は本当は全ての星遺物を全て知っているんじゃないかなという

気がした。

どこか彼女らを見ていると懐かしくて、とても切なくなる。

 

「貴方の存在価値(攻撃力)無し(0)にする。」

 

「何だと。」

蒼穹andライター

LP1800

「私の星遺物はリンクモンスターが戦闘をする時、相手側の攻撃力を3000下げる効果。」

イヴリースちゃんは笑いながら言った。

 

「貴方の事を憎んでるって言ったのは本当よ、でもね貴方は悪くない。」

 

「イヴリースちゃん、君は僕が悪くないのに何故僕を憎んでるのさ。」

 

「自分で考えてよ、ライター。貴方は何故、私たちと出会った。貴方だけに何故、私は干渉した。」

 

「え?」

 

「さぁ、君の番だよ。」

 

 

「僕のターン、ドロー。僕は蒼穹さんが伏せた、僕は星杯剣士アウラムでトロイメア・ユニコーンを攻撃。」

 

「私は…は何も使わないわ。」

 

イヴリース

LP3900

「かすり傷ね、もっと本気を出してよ。貴方はすべての悪夢を思い出す必要がある。」

 

 

「私のターン、ドロー。私は夢幻の崩壊を望む者。私自身(夢幻崩界イヴリース )を通常召喚。」

 

「また、同じカードか変わらないな。」

イヴリースちゃんが歪んだ顔を表した。

私自身(夢幻崩界イヴリース )の効果、発動。私がリンク状態になるように墓地からリンクモンスターを特殊召喚する。現れなさい、トロイメア・ユニコーン。」

 

「攻撃力2300のアウラムがいるのに何故だ?」

蒼穹さんは無い首を傾げる、ちゃっかりフラグ立てる蒼穹さん。

 

「現れなさい、全てを欺くサーキット。私自身(夢幻崩界イヴリース )とトロイメア・ユニコーンでリンク召喚。アラ・ブレーヴェ、傲慢を司れ。トロイメア・グリフォン。」

 

「リンク4、僕のデッキには入ってない。」

 

「ふふ、貴方はこれで自分の力不足を感じたでしょ。」

 

「バトルよ、トロイメア・グリフォンでアウラムを攻撃。」

蒼穹andライター

LP1600

「もういいよ、蒼穹。貴方は私の前から姿を消して。」

彼女がそういうと蒼穹の体が薄れていく。

「一体何をする気なの?」

 

「やっぱり君とは1対1で決着をつけたいの。墓地だけは残してあるから、せいぜいあがくのね。」

君にそんな力があったのかと言いたいけどこれは多分、リースの力なのだろう。

 

「僕のターン、ドロー。僕はイヴちゃんがいないと何もできないのか、違う。僕はイヴちゃんを守るために力を手にするって決めたんだ。イヴちゃんのためなら死んだっていい。僕はカードを1枚伏せてターンエンド。」

 

「所詮無駄だよ、私のターン。ドロー、サイバース・ガシェットを召喚。そして私自身(夢幻崩界イヴリース )

を蘇生する。ガシェットと私自身(夢幻崩界イヴリース )でリンク召喚。トロイメア・フェニックス。」

 

「僕は君に負けるわけにはいかない、伏せカードオープン。激流葬。」

 

「な、なんだって。」

 

「やっと驚いてくれたね。これは蒼穹さんが伏せたカードさ。」

 

「そっか、そうだったね。私はこれでターンエンドよ。」

 

「僕のターン、ドロー。僕は星盾の効果を発動する。ライフを1000払い自身を特殊召喚する。」

 

「そして、私はトロイメア・グリフォンを特殊召喚する。」

 

「僕は記憶喪失だ、でも繋がりを信じる。だから星杯の守護竜を召喚、現れろ繋がりを確認するサーキット。召喚条件は効果モンスター2体。星盾と守護竜でリンク召喚。現れろ、リンク2ブルートエンフォーサー。」

これが確かな探し人と繋がってる力、かつて僕が持っていた力だ。

 

「もういいよ、遡亜(そあ)。大丈夫だよ、また逢えるから。」

イヴちゃんの声が普通の声に戻る。

「わかってる。最初のターンに墓地に送られた星杯の守護竜のモンスター効果を発動する。甦れ、星杯剣士アウラム。そして、アウラムは墓地の星遺物の数×300アップする。よって攻撃力2300。」

 

「攻撃力2500には届かない。」

 

「僕はブルートエンフォーサーの効果、トロイメア・グリフォンを対象にとり効果発動。」

 

「知ってる、だから言わなくていい。」

 

「バトルだ、2体でダイレクトアタック。」

イヴリース

LP0

 

「ごめんね、遡亜(そあ)しばらくの別れだよ。」

イヴちゃんは自分の腹にアウラムが持っていた剣を突き刺した。

「何をしているの。君が死ぬんじゃデュエルした意味ないじゃない。」

 

「ふふ、大丈夫だよ。また逢える、君が私を忘れない限りね。私はずっと貴方を半分憎んで本気で愛してる。だから、こそだよ。ねぇ、今度こそ一緒に死のうよ。私は死ぬのは怖くない、だって貴方がいるから。」

何処からか目線を感じて振り向くとニンギルスが立っていた。

「お前がイヴを殺したのか?」

 

「僕は殺してない。」

 

「兄さん、遡亜(そあ)が。」

彼女の言葉はそこで途切れた。

 

「俺は遡亜(そあ)とアウラム、お前達が許せない。イヴの遺体は俺が管理する。」

 

ニンギルスはイヴちゃんの遺体を担ぐと何処かへ消えてしまった。

「ねぇ、どうすれば良かったの。」

問いかけてもそこには既に僕しか存在してなかった。そして先程使ってたデッキは光となって消えてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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