女神と星座の導きによりて   作:草ナギ

33 / 55
聖域編
星30 物語の始まり


 「さぁ!星矢!ペガサスの聖衣をちょっくら頂いてきなさい!」

 

 「合点だ!」

 

 さて、いきなりで失礼します。真名です。

 ある決意をして、あれから一年。

 まず私がした事は星矢との接触でした。

 もち、星矢を強化する為と、沙織に手紙を届けてもらう為です。

 サガには素直に言いましたよ?前にお世話になった所の息子さんって。

 良い顔はされませんでしたけど、私の事は内緒にすれば大丈夫と押し切りました。

 え?最近押し切る事が多い?気のせいですよ。

 サガに正直に話したいですけど、悪サガが付いて来てしまうので話せません。

 そうそう、早めに味方に付けたかったんでシャカにだけは私の事をお知らせしました。

 え?カミュとミロ、アイオリアにムウは?話していませんよー。

 彼らにはまだ話す時ではないのです。

 シャカの説得が良く出来たな?はい、私もそう思います。

 カミュはシベリア、ミロは任務、アイオリアはコロシアムに居た時に接触しました。ムウ?彼はジャミールですよ?

 最初は……まぁ、信じませんよね。久しぶりに身体を動かしましたよ。

 五感剥奪される前に決着を付けました。

 デコピンで。

 流石に説得させるだけなんで、怪我とかさせられないですよ。

 アイオリアにバレる可能性も含めて一瞬だけ小宇宙を爆発させて大量のパラライズローズをシャカの周りに咲かせました。

 私の小宇宙に反応して痺れる花粉を飛ばし、シャカの動きを麻痺させました。

 

 「 ! この小宇宙、まさか本当に真名か?」

 

 「今更過ぎますよ、シャカ。これでロイヤルデモンローズや、ピラニアンローズだったらどうするんです?」

 

 「む」

 

 「むっじゃありません。全くもう、仕方ないですねぇ……」

 

 この子は人の話を聞くのが苦手でしたっけ?昔はよく話を聞いてもらった側なんでそんな事はなかったと思うんですけど……。

 まぁ、そんなこんなで事情を話していたら、まさか……そんな!みたいな感じにショックを受けていました。

 

 「このシャカが見抜けなかったとは……」

 

 「まぁ、元のサガで表に出てるからでしょうね。仕方ありません」

 

 慰問に出かけるのも元のサガですからね。

 気付きにくいでしょう。

 そして、アイオロスの事も話しようかと思いましたが、止めておきました。

 驚かせたい訳ではないのですが、戦闘?の後なので誰も居ませんけど、もし、隣の宮の獅子宮の女官か、アイオリアに聞こえてしまったらヤバいです。

 え?教皇が実は偽の教皇でサガである事を普通に喋っているけどソレは良いのかって?

 ……気にしたら負けです!!

 とにかく、シャカにはもう話してしまいましたし、ちゃんと時が来るまで内緒にして頂く約束をしましたからね。

 ……久しぶりに貴女の作ったクッキーが食べたいとか言われたら、泣くしかないじゃないですか!

 あのシャカがですよ!?マジ感動しました。

 その後、クッキー焼きましたよ!あ、ちゃんとサガ達の分もあります。

 それでディーテ達にも話をしたのかって?しましたよ?

 ただし、沙織の居場所とアイオロスの事に関しては話してません。

 すんごく、渋々って感じに納得してもらったんですが、もしも沙織がこの聖域に来たらどうするか聞いたら

 

 「真名には悪いが、俺は戦うぞ。今の話だと現在のアテナは齢十二との事。聖戦に向けて、俺達が支え、お守りするアテナが軟弱では話にならん」

 

 「姉さん、すまないが私もだ。強者が絶対であるというのが私の信念だ。そこを曲げる訳にはいかない」

 

 「けっ、女神だかなんだろーが、お前だって信じてる道を突っ走ってるんだろ?それは俺達もって事だ。俺達は俺達の目で見て感じられる事が全てだ。ま、アフロが言った事そのまんまだな」

 

 との事でした。

 とりあえず、私がしようとしている事は止めないけれど、完璧な味方にはなれない。そういう事です。

 そして、星矢ですよ!星矢!

 彼も大きくなりましたよー。

 私の腰より上あたりに頭がありましたが、今では首を動かすのではなく目線で頭が見える位になりました。

 再会する時に星矢の小宇宙に向かってテレポーテーションしたら星矢の真ん前に居ました。しかも、修行中だったらしく勿論、魔鈴さんも一緒です☆

 

 「え!真名もがっ!?」

 

 「星矢!しーっ!しーっですよ!」

 

 「……誰だい?あんた」

 

 すんごく魔鈴さんに不審気に見つめられました。

 そりゃ、いきなり目の前で星矢の口に手を当てて黙らせ、静かに!なんて言ってるんですからね。

 名前を言っている所から、知り合いであろうという位は分かった事でしょう。

 

 「初めまして、私は教皇宮の女官見習いで、日本から此処、ギリシアで教皇様のお世話をする為に来ました!」

 

 「ぷはっ!な、な!なぁ!?」

 

 おおう、星矢が驚いてる驚いてる。

 

 「ふーん、あんたが最近噂になってる教皇付きの女官見習いかい」

 

 ま、また噂!今度はなんでしょう……。

 

 「なんでもアテナご自身から望み、召し上げられたと聞いたよ。大変優秀で、教皇の仕事を手伝っているとか」

 

 合ってる!ある意味合ってるけど、そんな噂があるとか止めて!恥ずかしくて逃げ出したくなります!

 

 「真名さん!あんた、なんで此処にいるんだよ!沙織さんは!ロスさんはどうしたんだよ!?」

 

 おわあああああ!!

 

 「サオリさん?……ロスさん?」

 

 ま、魔鈴さんが怪しんでおりますー!!

 

 「星矢!」

 

 「な、なんだよ」

 

 「ちょっとコロシアム裏に来なさい」

 

 「は?」

 

 そう言うと私は星矢を勢いよく小脇に抱えてコロシアム裏まで走って行きました。

 それを見ていた魔鈴さんは茫然としてしまって追いかけられなかったらしく、私の後ろ姿を見ていたそうです。

 そこへアイオリアが来て、魔鈴さんに挨拶すると

 

 「星矢は一緒ではないのか?」

 

 と聞き、

 

 「……コロシアム裏に行っちまったよ」

 

 と、言うとアイオリアが顔色を真っ青に染め、

 

 「そ、そうか。コロシアム裏か。……随分懐かしい言い方を聞いたな」

 

 「アイオリア?」

 

 「何でもない……」

 

 と、まぁ、そんなやり取りがあったとか、なんとか。

 とにかく、星矢には此処で私の名前はマズいので他の言葉で呼んでほしいと言ったら、

 

 「じゃぁ、おば「せ い や?」……お姉様」

 

 「いやー、お姉様では今更感があって恥ずかしいですねぇ」

 

 沙織にお姉様とか呼ばれたらニヤニヤしそう。おかあさまでも言われた時嬉しかったですけど……。

 

 「……どうしろっつーんだ」

 

 プイっとそっぽを向いて拗ね始める星矢。まぁまぁ

 

 「姉御とか、姉貴とかなら良いですよ?」

 

 「言い方が変わっただけじゃねーか!!」

 

 おおう、鋭いツッコミありがとうございます。

 

 「でも、姉さん呼びは嫌でしょう?貴方にとって特別な方の呼び方ですもんね」

 

 「うっ……」

 

 自身の実姉に対しての呼び方です、大事な方ですからね。

 

 「じゃ、じゃぁ……あねきで」

 

 「はい!わかりました!ではこれからは此処に居る間、姉貴と呼びなさい!」

 

 「ん?」

 

 星矢が首を傾げました。なんぞ?

 

 「此処に居る間?真名さ……姉貴、どういう意味だ?」

 

 「私も魔鈴さんと共に君を強くしようかなって!」

 

 ………………

 

 「は?はぁっ!?」

 

 「星矢、安心しなさい。内緒ですが、こう見えても私は元聖闘士!それに師匠っぽい事もした事がありますから、加減も分かっているつもりです!大丈夫、ちゃんと魔鈴さんとはお話させて頂きます!」

 

 「ちょ、ちょっと……」

 

 「座学も任せろー、バリバリー」

 

 「やめて!」

 

 そういう訳で、星矢を原作より強化しようキャンペーンの始まりです!

 まずは聖闘士として基礎は出来ているみたいなんで、50㎏程のリストバンドを……。

 こうして私の運命の輪から抗う為に、出来る限りやっていこうという決意の物語が始まったのでした。

 あ、それから無事に星矢はペガサスの聖衣をGETしましたよ。戦闘シーンは割合しました!メンゴ☆

 強いて言うなら最初はちょっと危なかったですが、後半は殴ったら地面に埋まりました。カシオスが。

 星矢、油断しましたね……。後でコロシアム裏です。

 




原作に突入です!
さぁ、この先原作通りに行くのか!?
全く別の物語になるのか!?
どうか見守っていてください!
お願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。