はーい!私は教皇宮の女官、真名!
私は今……
「監禁されています」
まさにリアルorzって感じです。(絵文字として見てみて下さい)
私の居ない間にアイオリアが日本へ行き、沙織とアイオロスに会った様で……。
そして謁見の間でアイオリアがシャカに拳を収めてくれと説得されたらしいです。
”あの”シャカが”あの”アイオリアに話し合いで解決に導くとか!しゅごいです……。
アイオリアになんて言って納得させたのかが気になる所ですね。
んで、何故私が監禁されているのかと言うとですね。
扉に鍵を閉められた時に言われました。
「お前は私の”切り札”だ。時が来るまで此処に居ろ。まぁ、必要ないだろうがな」
って、悪サガに。
本当に何を企んでいるのでしょう……?
必要がない……?
あ、もしかして
「沙織達がそろそろ聖域に来る?」
恐らく悪サガは”私”に何かさせたいんだと思います。
何をさせる気か分かりませんが、そう簡単にいう事を聞くとは思っていないハズ……。
私が沙織の敵になる訳ないじゃないですかヤダー。
っと、いう訳で、ポケットからあるものを取り出します。
これを広げて広げてー、シワを伸ばしてー。
「あら?こんな所にシルクハット」
折り畳み式?シルクハットです。
えー、これをですね。……はい!種も仕掛けもございません!
「これより取り出したるはー?」
伝書鳩ぉー!(ぱんぱかぱーん)
ふっ、幼い頃の沙織に見せる為に始めた手品ですが、こうも上手くいくとは……。
「天才(?)って罪ですね……」
……なんか一人でこんな事するのも虚しいのでやめやめ。
伝書鳩によってまずカミュあたりに手紙を届けます。
ん?助ける為?ええ、助けますが手加減しろだなんて言いませんよ?
そんな事したら氷河が成長しないじゃないですかヤダー!
だからこそ、お役立ちアイテム!私のマジ”切り札”!
「キュアローズぅー!」(テテーン)
これには何度も助けられました。
でも、過信し過ぎてもいけません。
結構、コレって小宇宙の操作難しいんですよ?
最初は私の小宇宙を注いでいるので、他の方が発動の為に小宇宙を注入すれば簡単に発動しますけど、長く私の小宇宙から離れるとですね、効果が薄れるんですよ。
使う為に一輪に集中して小宇宙を留めておいたキュアローズであれば、枯れたり、効果が薄くなったりしないですし、特別な物になると一日を懸けて小宇宙注入に集中すればお腹に穴が開こうとも、心臓停止五分過ぎていたとしても復活します。
ただし、一日を懸けて小宇宙を注入している際、目を逸らしてはならない、食事も摂らない、睡眠も取らない、お手洗いも出来る限り行ってはいけない、行っても五分以上離れると効果はなくなります。最初っからになります。
だからと言いますか、アイオロスも私が城戸邸に居れば、今頃は完全復活しているハズで。
あの兵士さんの話では車椅子に座っているという事は、後遺症が残っている可能性もありますね。
しかし、この聖域産キュアローズであれば数か月、んー、短くても半年?で復活できるでしょう。
それ位”聖域産”という事は、結構特別なんですよ?
と、それよりもこの特別産キュアローズをですね。
「手紙と一緒に括ってですね……」
鳩におでこをくっつけて、カミュの小宇宙の特徴を教えます。
え、どうやって?ですか?小宇宙を操作すれば出来ますよ!ただ、ちゃんと相手の小宇宙の特徴、まぁ、簡単に言えばイメージですね。
そのイメージをちゃんと伝えたい相手の事を伝書鳩に覚えさせれば良いんです。
マークで伝えても問題ありません。
マーク、例えばですね、水瓶座のレリーフで伝えても良いんです、そうすれば宝瓶宮に行きます。
そして、水と氷の凍気をイメージすれば、此処から近い場所に居るであろうイメージに合う人物の元へ飛んでいきます。
この近くといえばカミュしかいないので間違う心配はありません。
で、ここで間違ってはいけないのは、この私の伝書鳩が特殊であるという事です。
普通の伝書鳩ではそうはなりません。
”聖域産”の伝書鳩です。
小宇宙でテレパシーを使えば済むのであまり使われませんが、兵士さんあたりで重宝されています。
ん?兵士さんが小宇宙使えるのかですか?使えませんよ?
この聖域産の伝書鳩であれば、人物に届けるのではなく、場所に届けるのであれば、普通の伝書鳩と同じ事が出来ますので、良く使われています。
まぁ、ここまで説明すれば、”聖域産”の物が特別であると分かるでしょう。
ですけど、遠すぎると使えないという難点があったりします。
遠くてもギリシアの隣、アルバニア位しか飛べません。
だからこそ、星矢に日本の沙織達に手紙を届けてもらったんです。
まぁ、それはさておき、
「はい、ではお願いします。ハトさん」
そして、宝瓶宮に居るであろう水と氷の魔術師、カミュの元へ飛びだって行きました。
後もう一通あるので、どうか!私が放ったハトさんである事がバレません様に!
そう願う事しかできませんでした。
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あれから数日経ち、ふと空を見ると飛行機が飛んでくるのが見えました。
恐らく沙織達です。
ついに来ましたね……ここが正念場です。
星矢達の成長を促す為に、黄金の皆さんを生かす為に……。
今まで出来る限りの事をしてきました。
ふっ、これからだってやる事はいっぱいあるのです。
私だって死ぬ気はありませんので、精一杯頑張りますよー!
そう背中に炎を灯らせ、気合いを入れていると星矢達の小宇宙を感じました。
それにアイオロスの小宇宙も……。
聖域に近付いてきます。
と、なるとそろそろ沙織に黄金の矢が射られる頃でしょうか……。
本当ならそんな事阻止したいですけど、ここは心を鬼にします。
沙織の為であり、星矢達の為ですからね。
……私は、あの子達の為とか言いながら、本当にそうなのかと悩んでしまいます。
沙織達には成長してもらいたいですし、黄金の皆さんには認めてもらいたいと思っています。
その想いは本当です。
それから多分ですけど、アイオロスは上ってはこない気がします。
何故かって?勘ですよ!たまには私だって勘頼りしますよ。
多分、矢の事は星矢達に任せて沙織の護衛をすると思います。
本当に勘ですけどね。
実際、アイオロスの小宇宙は聖域の入口、白羊宮の前から動きません。
意外と勘も当たるものです。
白羊宮に星矢達が居る事が分かります。きっと聖衣の修理をしてるんだと思います。
修理が終われば次は金牛宮。
アルデバランが守護する宮です。
ちなみにアルデバランには星矢達の事を伝えていません。けれど、原作でどんなやり取りをしていたかを知っているからではありません。
彼なら星矢達を正しく導いてくれると信じています。
さて、では伝書鳩に任せて手紙を飛ばしますか。
「ハトさん」
くるっくー
バサバサと羽をはばたかせ、窓に近付いてくれます。
そして私の元まで来ると筒のある方を差し出してきました。
「これで”最後”です」
そう、これが最後の手紙。
あと、この聖域で出来る事はテレパシーを飛ばす位ですかね。
聞かれても困る会話は手紙に書きました。
後は聞かれても困りません。
「さぁ、ハトさん飛んでください」
そう言って伝書鳩を飛ばします。
これでどう運命が転がるのか分かりません。
ただ、どうか……、
「皆が死なない運命を手繰り寄せる為に」
それが彼らの幸せであるかなんて分かりません。
でも、皆を知っている私は彼らに生きてほしい。
そう願ってはいけないのでしょうか……。
遅くなりすみません。
もしかしたら、また遅れるやも。
でも出来る限り自分のペースで書けたら即投稿します。
どうか生暖かく見守ってください。
頑張ります!