本編ですが、恋愛要素少しあります!
苦手な方はご注意!そんな強いかはわかりませんけど!(をい)
朝、目が覚めたら知らない天井が見えました。
あ…ありのまま、今起こった事を話します。私は、日本の城戸邸にある自分の部屋で寝ていたと思ったら、いつのまにか知らないギリシア神殿風のゴージャスな部屋で目が覚めました。
な……何を言っているのか、分からないと思いますが、私も何をされたのか、何が起こったのかも分かりません……。
頭がどうにかなりそう……なってませんねぇ。
催眠術だとか超スピードだとか……一応使えます。
そんなチャチ?なものでは断じてないです。もっと恐ろしいものの片鱗を味わ……ってもないです。はい。
「っていうか、本当に此処何処です?」
某電柱頭の青年のお言葉風に語りましたが、結構事態は深刻ですよ。多分。
女神アテナの化身で、グラード財団の総帥もやっている沙織を狙うのではなく、私を攫う?とは……一体何の目的が……?
っていうか、この私が此処に連れてこられたのに気付かないで、ずっと眠りこけていたとは……、なんたるざまなんでしょう。
それにギリシアのソロ邸から帰って二日後にこの事態。
明日には世界中に異常災害、地震に水害等が襲うハズ……。
「その原因がポセイドンの仕業な訳で……」
沙織が自分からポセイドン神殿に行く事になったら、付いていくつもりだったのに。此処は一体何処なんでしょう?
ちょっとこの部屋を調べ……
コンコン
「……おや?」
この部屋をいざ調べようと、寝かされていたベッドから降りようとしたら下りる所で扉からノック音がしました。
そのノック音の後に直扉は開かれました。すると
「ふっ、やはり起きていたか」
入って来たのは一人の男性でした。
……滅茶苦茶聞き覚えのある声に、この小宇宙。
すんごいそっくりですが、”彼”ではありませんね。
と い う こ と は ?
「……カノン?」
思わず小声で聞いてしまいました。
聞こえなかったみたいで、この部屋に入ってきて私の所まで来ました。
黄金聖衣に似た代物を纏って兜を被り、素顔は見えませんが、この懐かしい小宇宙。
うん、間違いないですね。
「カノン……ですか?」
「ほう?誰の事だ?」
いきなりとぼけだしました。全く、仕方ないですねぇ。
「とぼけても無駄ですよ。この部屋の外には誰も居ない様ですし……兜を脱いで素顔を見せなさい」
「ふん、その態度、相変わらずだな」
そう言うと被っていた兜を脱ぎ、しっかりと目線を合わせてきました。
そう、男性の正体は双子座の黄金聖闘士サガの双子の弟、双子座のカノンです。
ん?なんだか顔がちか……
「ふんぬ!」
「うおっ!?」
思わず顔を近付いてきたカノンの顔をグーパンで殴り付ける所でした。
すんでで避けるとは……やりますね!カノン!
「何をする」
「それはこちらのセリフですよ。なんでそんな近いんですか。後少しでキスするところですよ」
「するつもりだから近付いたのだが?」
むむ?なんですと?っていうか!
「出会い頭にキスとは、貴方達双子は見た目だけでなく中身まで本当にそっくりですね!」
思わずプンスコ!ですよ!一応まだ乙女としては軽々しく唇を許したりしませんよ!
「……何?」
おおう、なんだか声の質が一オクターブ程下がった様な……。
「双子と言ったな?つまり、サガも同じ事をしたという事か?」
なんだか不穏な気配ですね……なんじゃ?なんじゃ?
「え?あー…まぁ、そうですねぇ」
あははは!っと笑ってみると両腕をがっしりと掴まれて、片手でまとめられ、空いたもう片方で後頭部を掴まれて強引にキスされます。……はい!?
「ちょっ!?ん、んん!?」
ちょっとたんまたんま!!ディープなのしてる!ディープなの!
右足をなんとか持ち上げて少し小宇宙を纏らせ、思いっきりカノンの腹部に蹴りをお見舞いします。
「ぐっ!」
「ぷはっ!」
息が出来るって素晴らしぃー!なんて言ってるばやい(誤字にあらず)じゃないです!
「何するんですか!」
「……キスだが?」
そんな事はわかっとるんじゃぃ、コノヤロー!
「いくらカノンでもこんな事……怒りますよー!!」
激おこプンプンドリームですよぉー!!
「……サガには普通にさせているのだろう?」
「……そ、それは」
思わず顔が真っ赤に染まるのが分かります。今ならおでこで水をお湯に沸かす事が出来そうです。
「……さ、サガは、と、特別です!」
プイッと顔をカノンから背けます。べ、別に恥ずかしい訳ではないのです!
改めて認識するとて、照れると言いますか…何と言いますか……。
「真名、お前とサガはまさか……」
「あー、そのー……、そ、そうですよ。多分、思っている通りの関係ですよー」
こうなったらやけじゃ、コンチクショー……。
ん?カノンが此処に居て?黄金聖衣に似た鎧を纏っている……。
そして、この部屋はギリシア神殿風の造り……も し か し て ?
「カノン、話は変わりますが、此処は……どこですか?」
「……此処は海の底、海皇ポセイドンの海底神殿だ」
や、やっぱりぃー!!はっ!そうです!まさか……
「もしかして貴方が私を此処に連れて来たんですか?」
「……そうだ。お前の小宇宙を辿って日本の屋敷から連れて来た」
そうですよねー?貴方位なら私が眠ったままでも連れ出せますよねー……。
SPぃー!用心棒ーぅ!!貴方達何やってるんですかぁー!高い給料払ってるんですから、きっちりと仕事しなさいぃー!!
聖闘士相手に無理があるのは理解していますけど、少し位は立ちはだかるとか、……いえ、まず、侵入者が出た事に気が付きなさーい!!
え?お前も起きなかっただろう?気付かなかったというか、起きなかった私も私ですけど……。反省。
「私を此処へ連れてくるようにとか言われたんですか?」
「いや、俺の独断だ」
「へ?独断……ですか?」
「これから全世界はポセイドンの意志によって大災害が起きる。正に現代のノアの箱舟の様にな。その大災害からお前を守る為に連れて来た」
な、なんてこったですよ……。いえ、ちょっと待ちなさい。
「何故私だけなんですか?」
「分からないか?」
質問を質問で返されましたー。
「……分からないから聞いてるんです」
するとカノンはため息をついて私と視線が合いました。なんぞな?
「俺がお前を愛しているから、放って置けなかっただけだ」
「なるほど!そういうわ……け……」
な、なんですとぉー!?
私はカノンと視線が合ったまま驚きで目を見開いていました。
あ、貴方もですか!?
「……黄金逆ハーとか、誰得ですか!?」
※作者得で「うるせーですよ!!」
すんごいメメタァ的ナレーションがありましたが、気にしないですよ!
「なんだ?逆……?」
「カノン!気にしちゃダメです!気にしたら負けですよ!」
「あ、ああ」
ああ!カノンが穏やかな顔をしてこっち見てます!
分かってるんですよ!その微笑み!「昔と全然変わっていないな」っていう生暖かい眼差しで見ているって事!
好きで変わってない訳じゃないですよ!ドチクショー!
「まぁ、この際良いです。気にしません。兎に角私を日本の屋敷に返してください」
「それは無理だ」
「なんでです?」
「既に日付は変わり、大災害が始まったからだ」
へ?もうですか!?は、はやぁーっ!
「え?もう戻れないんです?」
「諦めろ」
すんごいはっきり言いますね。
うーん、早く抜け出したい所なのですが、沙織達に悪いのだけれど、此処で沙織達が来るのを待っていた方が良いかもしれません。
無理に出て行こうとするとまず、海底神殿のどのあたりなのか、此処は海の底なので帰り方が分からないと帰るに帰れないですからねぇ。
なるべく大災害を防ぎたいところではあるのですが無理そうです。
此処で待つと決めましたが、流石にツラいですね……。
沙織……星矢達、気を付けるのですよ。
…………サガ、会いたいです。
気落ちしていた私を見ていたカノンが若干ツラそうな表情をしていたのを、私は全く気付きませんでした。
カノンは積極的なイメージ。
やはりと言うかまた遅れたぁー!
申し訳ありません!
とにかく、遅れてもぽちぽち書いてますのでお許しくださいー!