ただ、あんまり多いと活躍させらんないので(作者の技量的に)そこはご了承いただけると幸いです。
「起きたかい? 朝飯はできてるっぽいぜ」
「まさかの人選」
襖が開いた先にいたのは頭に赤いバンダナ? スカーフ? を巻いて身体に刺青を入れた青年。つまりはアンリマユ。何故だ。私は彼をゲーム上で召喚した記憶はまるでないし初登場のゲームも未だにプレイできていない。要するになんの縁もないのだけど。
それにどう見てもお世話係サーヴァントとは程遠いだろ! 全然違うだろ!
もっとこう、BBちゃん的にはロビンフッドとかその辺じゃないの!?
「オタクも物好きだねぇ、レアプリ溶かしてまでオレを召喚しようしてたとか……」
「それか!」
まあ、実のところ私は彼を召喚したさにせっかくのレアプリズムを溶かしてまでフレンドポイントをゲットしていたりする。……それでもこいつは召喚できなかったけどね!
理由としては、まあ、声が好きなキャラと同じ声優さんでどことなく声質も似ていたからっていう極めて不純なものだったりするのだけど。別に彼自身に興味がないわけじゃないんだけどね。
「いや、それにしてもだよ。貴方お世話係サーヴァントって風じゃないでしょ!?」
「そりゃそうだ。なんたってオレは単なるオマケであって、お世話係じゃねぇし」
「オマケってなんだよ!」
すごいことサラッと言ったな! そういうキャラなんだろうけど!
……ん? じゃあ結局お世話係って誰なんだろう。アンリマユが来てる時点でなんかもう割となんでもありな気がするし。
「まあ、それは見てのお楽しみってことで。行こうぜ、マスター」
「うん……」
なんか釈然としないな……。
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「起きましたか、マスター。ささ、席にお座りください」
「ここはある意味予想通りというか……関連性はあるんだ」
居間にいたのは青い巫女衣装を着た玉藻の前だ。彼女は『Fate/EXTRA CCC』に登場する、というかメインサーヴァントの一人だから特におかしな人選ではないと思う。
多分おかしいのはアンリマユなんだと思う。この状況自体も大分おかしいけど。
「冷めてしまう前に召し上がれ」
「あぁ、うん……」
促されたのでとりあえずでっかい机に置いてある見事な朝食の前に座った。ほんとになにがなんだかサッパリである。
「私のことはご存知ですよね。貴方のキャスター、玉藻ちゃんでっす!」
「知ってるけど……別に私イケメン魂でもないのになんで……」
「そんな細かいことは言いっこなしなし! とにもかくにも朝食をお召し上がりください!」
一応そう言われたから箸を手に取ってごはんを食べる。うん、とても美味しい。
「さて、私は今日から貴方のお世話係兼護衛として付き添うことになります。そちらのアンリマユさんと共に、ですが」
「おー、よろしくなー」
「なーんかちっとも頼りにならなさそうですが……よろしくお願いします」
「いえ、こちらこそ……」
なんだかおかしなことになってしまった。ただ、自分の思考力やらはまるであてにならないし、多分過ごしているうちに元に戻るでしょう。
とりあえず楽しんでおくのが吉かな。