艦隊これくしょん・傭兵魂を継ぎし艦   作:京勇樹

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流点

 

 

 

アークエンジェルは、アームレイカーを強く掴みながら衝撃を耐えて

 

「被害報告!」

 

「被弾により、左舷側レーダー破損! レーダーに不調確認!」

 

アークエンジェルからの問い掛けに、妖精の一人がキーボードを操作しながら報告。アークエンジェルの予想よりも、被害は軽かった。

しかし、レーダーの一部が映らなくなり、死角が出来てしまった。

 

「動きでカバーして! 後、MS部隊にさっきと同じ装備の奴を優先的に撃破する用に指示!」

 

「了解!」

 

「正面敵サーペント隊、半数に減少!」

 

「右舷は全滅確認! 左舷は……ダメです! 確認出来ません!」

 

次々と入る報告を聞いて、アークエンジェルは

 

「左舷側は味方MS部隊のレーダー情報から確認! 後、光学情報もデータリンクを使って共有急いで!」

 

「了解!」

 

アークエンジェルの指示を受けて、素早く機材を操作する妖精達。

その時、副長妖精が

 

「後方から接近するMS部隊確認! IFF確認……味方です!」

 

と報告してきた。すると、サブモニターに文章が表示された。

 

「パラオ本島に、敵が上陸!?」

 

「此方は囮でしたか……」

 

副長妖精の言葉に、アークエンジェルはサーペント隊と交戦を開始してからを思い出した。確かに変な武装機や数は多かったが、特記戦力は居なかった。

ヤラれたと思いながらも

 

「護衛隊に通達! 右舷側は中央に中央は左舷側に戦力を割いて、左舷側は敵を外側から殲滅!」

 

「半包囲という事ですな。了解!」

 

アークエンジェルの指示の直後、最前線で戦っていたMS部隊は素早く動いた。

そして、一度動けば精鋭たるスピリッツは早かった。

中央の敵を1個小隊と2機で一分と掛からずに撃滅。

残った左側の敵も、前衛が全機集まって撃破した。

そしてアークエンジェルは、近くの味方MS部隊を全て収容すると、パラオ本島に向けて進み始めた。

その頃、パラオ本島では激戦が繰り広げられていた。

パラオ本島の防衛MS部隊は、艦娘達と連携して敵の量産型機部隊と交戦し、スピリッツは敵のガンダムタイプと交戦中だった。

高い機動性と複数形態への可変機構。そして、損傷しても隠した部品を使った高い再生力を有するリジェネレイトガンダム。

そしてもう一機は、リボーンズガンダムのベースになった1、5(アイズ)ガンダム。

しかし、両方ともに原型機より改修されているようで、データベースに記録されている情報より高い性能でスピリッツを翻弄していた。

 

『2機とも速いぞ! 足を止めるな!』

 

『艦娘達にも手出しさせるな! 奴らの攻擊じゃあ、艦娘達は一撃で撃破されるぞ!』

 

『了解!』

 

トライアド中隊は、3機ずつの小隊に別れて連携。

3機ずつの連携だけでなく、小隊同士での連携も駆使して、徐々にだが2機のガンダムを追い詰めていた。

 

(後少しで、撃破出来そうか……)

 

とフレスベルグは考え、ビームサーベルで斬り掛かってきたリジェネレイトの胴体に思い切り蹴りを叩き込んだ。その直後に、1、5ガンダムがGNビームライフルを向けたが、持っていた腕が肩から斬られて宙を舞った。

そして2機にトドメを入れようとした時、フレスベルグがNTーDを発動し

 

『そこか!!』

 

とビームマグナムを最大出力で撃った。

激太のビームの奔流が、ある雲に命中。雲が晴れた場所に、新たに2機のガンダムが居た。

一機は、背部のコーンから禍々しい赫いGN粒子を撒き散らすアルケーガンダム。

そしてもう一機は、1、5に酷似しているが、より高い性能を有するリボーンズガンダムだった。

 

『ちっ……ある意味、本隊のお出ましか……!』

 

『そこの雑魚を片付けて、あっちを抑えるぞ! パラオを、奴の好きにさせるな!』

 

フレスベルグの指示の直後、トライアド中隊はリジェネレイトと1、5ガンダムを撃破し、リボーンズ達と交戦を開始した。

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