地味で最弱なパーティは最強の勇者パーティを超える   作:スーパーかみ

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ま、間に合った……(汗)

では、最新話をどうぞ!


第15話 イベント発生?

 勇綺と秋は、龍哉を見据えながら驚いていた。何故ならば、王様達から理不尽に追い出されていたにもかかわらず、龍哉は、この理不尽な世界を救おうとしていたからだ。龍哉の性格を考えると、この世界を救う事に、迷いが生じても可笑しくない筈なのだが……。

 

「え〜〜と……、龍哉? 僕達は、王様達から理不尽に追い出されたんだよ? どうして迷いもなく、この世界を守る為に戦おうと思ったの? もしかして、正義感に目覚めたとか?」

 

「あんたにしては、意外ね……」

 

 勇綺と秋は、龍哉がこの世界を救おうとしている事に、疑問を感じていた。二人は、その疑問を龍哉に問い掛ける。

 

「あん? 正義感? んなわけねぇ〜〜だろ! あいつらを見返すんだよ! だって悔しいじゃねぇか! あの糞共は、理不尽に召喚しておきながら、俺達を馬鹿にして追い出しやがった!! 俺は、泣き寝入りなんて嫌だね! 成り上がって、あの糞共をざまぁさせてぇんだよ!!」

 

「うわ……、何て邪悪な理由なんだ……。正義感に目覚めたとか言っていた自分が、馬鹿みたいじゃんか……。まぁ……、でも……、なんと言うか……。龍哉らしい理由で、納得もできちゃうんだけどね……」

 

「まぁ……、確かにね……」

 

 どうやら龍哉が、この世界を守ろうと思った理由は、王様達を見返す為であったようだ。王様達から理不尽に扱われた事に、龍哉は相当根に持っていたようである。

 勇綺は、邪な理由で世界を守ろうとする龍哉に、呆れかえっていた。だが同時に、勇綺は内心、負けず嫌いな性格である龍哉が、王様達を見返す為に世界を守ろうとする事に、納得もしていたのである。

 そして秋も勇綺と同じく、王様達を見返す為に世界を守ろうとする龍哉に、呆れかえると同時に、納得をするのであった。

 

「それよりも、勇綺! 秋! お前等は、悔しくないのか? 勝手に召喚して、勝手に失望して、理不尽に俺達を馬鹿にしやがった糞王達に、一泡吹かせたいと思わないのか? このまま泣き寝入りをしても良いのか? 良いわけねぇだろ? 糞王達に、俺達の力を見せつけてやろうぜ!!!」

 

「……そうだね。龍哉の言うとおりだ! 僕も、王様達を見返す為に戦うよ! 理不尽に馬鹿にされたまま、泣き寝入りするのは悔しいからね!」

 

「あたしも、一緒に戦うわ! ただ、あたしは王様達を見返したいって訳じゃないけど……。闇の王達に苦しめられている人達を見捨てたりしたら、あたし達を追い出した王様達と、同レベルになるのだけは嫌だからね!」

 

 龍哉は、世界を守る事に迷っている勇綺と秋に発破をかける。

 龍哉の叱咤激励によって、勇綺と秋は迷いを振り払う。そして勇綺と秋は新たな決意で、世界を守る為に戦う事を決めた。

 

「よしっ! 二人共、やる気になったようだな! あの糞共を絶対に見返してやろうぜ! それじゃあ早速、闇の王達をぶっ飛ばしに行くぞ!!」

 

「あっ! 待って! 龍哉! 冒険に出る前に、色々と準備をした方が良いと思うんだ! 魔物や闇の王を倒す為の武器を買ったりとか……、後、僕らの服装も早く何とかしないと……。今の僕らの服装は学校の制服だから、この異世界の中では、かなり目立つからね……」

 

「確かに……。城下町の人達の服装と比べると、あたし達の服装は、かなり目立つわよね……。怪しい連中とかに目を付けられて、トラブルに巻き込まれるのも嫌だし、さっさと異世界の服を買った方がいいわよね」

 

 王様達を見返す事に勇綺と秋が賛成すると、龍哉は早速、意気揚々と闇の王を倒す冒険に出ようとする。

 しかし勇綺は、冒険に出ようとする龍哉を呼び止めた。

 どうやら勇綺は、冒険に出る前に、武器や服装を整えたいようである。これから、魔物や闇の王と戦うことになるのだから、武器を整えるのは必須だろう。そして服装も武器と同じく、整えるのは必須である。

 何故ならば、今の勇綺達の服装は、学校の制服を着たままなのである。勇綺達は、学校の制服を着たまま異世界に召喚されてしまったのだ。この異世界で、学校の制服着ている人間は、間違いなく目立つだろう。もしも学校の制服を着たまま冒険に出たりしたら、余計なトラブルに巻き込まれる可能性が高くなるかもしれない。

 余計なトラブルを回避するためにも、勇綺は、なるべく早めに服装を整えたいのである。

 そして秋も、今の服装が目立っている事に気付いていたのか、勇綺の意見に賛同した。

 

「確かにそうだな……。今の俺達の服装だと、かなり目立つよなぁ……。よしっ! 分かった! じゃあ、先ずは服を買う為に服屋を探すぞ!」

 

「うん!」

 

「異世界の服屋は、どんな服があるのかしら? 楽しみだわ!」

 

 二人の意見を聞き入れた龍哉は、服屋を探そうと歩き出す。

 勇綺と秋は、歩き出した龍哉の後ろを、カルガモの子供のように付いて歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが服屋か……」

 

「優しい現地人に服屋の場所を教えてもらったおかげで、目的の店が早く見つかって良かったよ」

 

「じゃあさっそく、お店の中に入りましょう!」

 

 勇綺達は、服屋の入り口前に立っていた。どうやら目的の店に到着したようだ。目の前の服屋は、お洒落で綺麗な外観をしていて、とても幻想的であった。

この服屋に到着する前に勇綺達は、優しい現地人に店の場所を教えて貰ったおかげで、目的の服屋に早く到着することができたようである。

 そして、服屋の外観を見つめていた龍哉と勇綺は、秋に促されながら店の中に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、どうしましょう! どうしましょう! どうしましょう! どうしましょう! どうしましょう! クランは、クランは、クランは、クランは、クランは、一体何処に行ってしまったの!!?」

 

「て、店長! 落ち着いて下さい!」

 

「何だ? この状況は? クランクランクランクランクランって、訳がわかんねぇよ……」

 

「何かあったのかしら? 誰かを探してる?」

 

(う〜〜ん……。これは……、イベントか? イベントが発生したの……かな?)

 

 勇綺達が服屋の中に入ると、店の中には二人の女性が居た。

 一人目は、金色の髪を肩まで伸ばしたセミロングヘアーの女性で、顔を青ざめながらオロオロしているようである。

 二人目は、紫色の長い髪を三つ編みにした女性で、オロオロしている女性を落ち着かせようとしていた。

 このオロオロしている女性は、どうやら服屋の店長のようだ。

 龍哉と秋は、二人の女性のやり取りを、戸惑いながら見据えている。

 戸惑う龍哉と秋とは対照的に、勇綺は、二人の女性のやり取りを冷静に見据えるのであった。

 




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