地味で最弱なパーティは最強の勇者パーティを超える   作:スーパーかみ

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最新話です!

新キャラが登場します!

それでは、どうぞ!


第39話 女の勘?

「あの〜〜、すみませ〜〜ん!」

 

「ん?」

 

 石畳の道を歩いている美人なエルフの女性に、図書館の場所を尋ねる為に近付いた秋が声を掛ける。

 声を掛けられた美人なエルフの女性は、秋達が居る方へと振り向く

 

「私に、何か用かしら?」

 

(ぬぐぐぐ……。こうして近付くで見ると、確かに勇綺達が言っていた通り、美人ね……。それに、さっきのおっさんと違って、何か優しそう……。う〜〜、何か凄くムカついてきた……)

 

((綺麗だなぁ〜〜……))

 

 美人なエルフの女性は、こちらに声を掛けてきた秋に問い掛ける。

 問い掛けられた秋は、目の前のエルフの女性の美しさに嫉妬してしまう。

 嫉妬している秋とは対照的に、勇綺と龍哉は、エルフの女性の美しさに、鼻の下を伸ばしてニヤニヤしながら凝視していた。

 

「えっと……。私達は、図書館を探しているんです。図書館の場所を知っていますか? 知っていたら教えて下さい! お願いします!」

 

 秋は、目の前のエルフの女性に、図書館の場所について教えて欲しいと頼み込むと……。

 

「え〜〜と……。私は、この国に初めて来たばかりだから、図書館の場所は知らないのよ……。ごめんなさいね、力になれなくて……。それじゃ!」

 

 エルフの女性は秋の頼みをに、申し訳無さそうな表情をしながら断ってしまう。どうやらエルフの女性は、このランドロック王国に初めて来たばかりなので、図書館の場所は知らないようである。頼みを断ったエルフの女性は力になれなかった事を秋達に謝ると、その場から立ち去ってしまう。

 

「ああ……」

 

「貴重なエルフが……。もっとエルフの美しさを堪能したかった……」

 

 立ち去るエルフの女性の後ろ姿を、勇綺と龍哉は、名残り惜しそうに見据えている。おそらく勇綺と龍哉は、エルフの女性の美しさをもっと眺めていたかったのだろう。

 すると……。

 

「全く……。今はエルフのお姉さんを眺めるよりも、他にやるべき事があるでしょう!! ほら、さっさと図書館の場所を知っている人を探すわよ! この、バカチン共!!」

 

「う、うん……」

 

「へ〜〜い……」

 

 秋は、立ち去るエルフの女性の後ろ姿を未練がましく見据える勇綺と龍哉を、呆れながらも一喝する。そして、図書館の場所を知っている人を探しに行こうと秋は、勇綺と龍哉を呼び掛けながら歩き出した。

 呼び掛けられた勇綺と龍哉は、エルフの女性の事がまだ諦めきれていないのか、渋々ながらも歩き出した秋の後をついて行く。

 

「中々、図書館の場所についての情報が得られねぇな……。なぁ、勇綺、秋? 次は、どの通行人に聞き込みをするんだ?」

 

「ん〜~、そうだなぁ……」

 

 龍哉は歩きながら、次は、どの通行人に聞き込みをするべきか、勇綺と秋に問い掛ける。

 龍哉の問い掛けに勇綺は、図書館の場所についての情報を、どの通行人から尋ねるべきか、歩きながら顎に手を当てて悩んでいると……。

 

「あ! あの人なら、図書館の場所を知っていそうじゃない?」

 

「「?」」

 

 勇綺が悩んでいる最中、秋は、図書館の場所を知っていそうな人を見つけたのか、道を歩いている一人の通行人に指を指す。

 勇綺と龍哉は、秋が指を指した方へと振り向く。

 秋が指を指した通行人は、年齢が十九歳位の銀縁眼鏡をかけた男性だ。身長は百七十八センチメートル程あり、瑠璃色の髪は、ミディアムヘアのセンターパートで、青色の瞳は、彼に大人しそうな雰囲気を出させていた。次に銀縁眼鏡の男性の服装は、青い角帽を頭に載せ、首には紺色のネクタイを巻いており、白いシャツの上には、青いガウンを身に纏っている。下半身には紺色のズボンを着用していて、足には紺色の靴を履いていた。

 

「なぁ、秋? 何で、あの眼鏡が、図書館の場所を知っていると思えるんだ?」

 

 龍哉は秋に、銀縁眼鏡の男性が、図書館の場所を知っていると思われる理由について問い掛ける。

 

「あたしの女の勘よ! あの人、学者っぽい服装をしているし、頭も良さそうだから、きっと、図書館の場所も知っていると思ったのよ!」

 

「女の勘って……、お前なぁ……。馬鹿だろ? マジで? そんな勘、当たんねぇよ! あの眼鏡が、図書館の場所を知らない可能性もあんだろうが! てゆーーか、女の勘って言葉、こういう時に使うんだっけ?」

 

「う〜~ん、確かに龍哉の言うとおりだと思うよ? ここは異世界だから、もしかしたら、学者っぽい服装をしているだけの、本とかあまり読まない人で、図書館の場所を知らない可能性もあるから、勘だけで、あの人が図書館の場所を知っていると判断するのは難しいんじゃないのかな? 後、女の勘の使い方、間違っているような気が……」

 

 どうやら秋は、女の勘だけで、学者っぽい服装をしている銀縁眼鏡の男性が、図書館の場所を知っていると思ったようである。

 秋の言葉に、納得する事ができなかった龍哉と勇綺は意見をすると……。

 

「全く、ひねくれた考え方をするわねぇ……。まぁ、あたしの女の勘が当たっているかどうかは、とりあえず尋ねてみれば分かるわよ! さぁ、行きましょ!」

 

「はぁ……」

 

「はぁ……、しょうがねぇな……。尋ねてみっか……」

 

 龍哉と勇綺のひねくれた意見に、秋は気にもせず、図書館の場所について尋ねようと、銀縁眼鏡の男性に近付く。

 勇綺と龍哉は呆れながらも、こちらの意見を気にしない秋の後を付いて行った。

 

「あの〜〜、すみませ〜〜ん! ちょっと、良いですか?」

 

「え? は、はい?」

 

 秋は、石畳の道を歩いている銀縁眼鏡の男性に、図書館の場所について尋ねようと声を掛ける。

 声を掛けられた銀縁眼鏡の男性は、秋達の方へと視線を移す。

 

「え、えっと……、き、君達は?」

 

「私は、職業のバードをやっている、紫堂秋といいます!」

 

「僕は、成神勇綺です。職業は、園芸師です」

 

「俺は、鉄龍哉。ただの、骨細工師だ。まぁ、よろしくな!」

 

 銀縁眼鏡の男性は、突然声を掛けた秋達に恐がっているいるのか、おどおどしながら問い掛ける。

 問い掛けられた秋達は、こちらをおどおどしながら見据える銀縁眼鏡の男性を安心させようと、フレンドリーに自己紹介をすると……。

 

「ぼ、僕は、え、えっと……。れ、レグルス・バランガ……です。しょ、職業は、せ、雪氷学者……です」

 

 フレンドリーに自己紹介をする秋達に、少しは安心したのか、銀縁眼鏡の男性は、おどおどしながらも自身の紹介をする。

 

「あの……、私達は、図書館を探しているんです。図書館の場所を知っていますか? 知っていたら教えて下さい! お願いします!」

 

 秋は、目の前の銀縁眼鏡の男性に、図書館の場所について教えて欲しいと頼み込む。

 すると……。

 

「あ、え、えっと……。ぼ、僕は、こ、これから、と、図書館に向かうところだけど……。き、君達が、い、嫌じゃなければ、ぼ、僕が、図書館の場所を、あ、案内する……よ?」

 

((秋の女の勘が当たった!?))

 

「案内してくれるんですか! ありがとうございます!」

 

 頼み込まれたレグルスは、秋達に、図書館の場所を案内すると提案する。

 勇綺と龍哉は、レグルスが、秋の勘どおり、図書館の場所を知っていた事に、目を丸くしながら驚いていた。

 勇綺と龍哉が目を丸くしながら驚いている最中、秋は、レグルスが図書館の場所を案内してくれる事に、歓喜しながら感謝をする。

 

「じゃ、じゃあ……、ぼ、僕の後を、つ、付いてきて……」

 

 レグルスは秋達に、こちらの後を付いてくるように促すと、図書館を目指して歩き出す。

 勇綺達は、歩き出したレグルスの後を、見失わないように付いて行くのであった。




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