地味で最弱なパーティは最強の勇者パーティを超える   作:スーパーかみ

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夜中ですが……。
最新話です。
それでは、どうぞ!



第62話 レベルアップ!

 目的のポーションを購入してアイテム屋から出ていった勇綺と秋、そして龍哉は、マシロとカエンの買い物が終わるまで、店の外で待っていると……。

 

「三人共、待たせた!」

 

「「「!」」」

 

 買い出しを終えてアイテム屋から出てきたカエンが、店の外で待っている勇綺達に声を掛ける。

 声を掛けられた勇綺達は、カエンが居る方へと振り向く。

 

「ん? 店から出てきたのは、カエンの兄ちゃんだけって事は、マシロは、まだ買い物が終わっていないのか?」

 

 店から出てきたカエンに、龍哉は、まだアイテム屋に残っているマシロについて問いただす。

 

「ああ、マシロ君は、もう少し買い出しに時間がかかるそうだ」

 

 問い掛けられたカエンは龍哉達に、マシロが、まだ買い出しに時間がかかる事を伝える。

 

「そっか……。じゃあ、マシロの買い物が終わるまで、暇つぶしにステータスプレートでも見ていようかな……」

 

「そういえば、あたし達、どれ位レベルが上がったんだろ……」

 

「装備を整えたり……。図書館で情報収集をしたり……。森で人探しとかで忙しかったから、あんまりステータスの確認とかしていなかったな……」

 

 カエンの話を聞いた龍哉と秋、そして勇綺は、マシロの買い出しが終わるまで、時間つぶしに自身のステータスを見ようと、アイテムポーチからステータスプレートを取り出す。

 そして……。

 

「「「メニューオープン!!!!!」」」

 

 勇綺達は、取り出したステータスプレートを起動させようと、プレートに付いている楕円形のくぼみの底に描かれた魔法陣に、指を押し当てながら、プレートを起動させる言葉を唱える。

 

「確か……、指でステータスの項目を触れれば……。あ! ステータスが表示された! どれどれ……、今のレベルは……」

 

「どれ位、レベルが上がったのやら……」

 

「それなりに魔物をやっつけたし……。そこそこ、強くなったかしら?」

 

 プレートを起動させた勇綺と龍哉、そして秋は、ステータスプレートの画面に表示されている、ステータスの項目に指を触れてゆく。すると、プレートの画面には、三人の現在のステータスが表示される。

 

「あ!」

 

「おお!」

 

「わぁ……」

 

 プレートの画面に表示されたステータスに、勇綺と龍哉、そして秋は、目を大きく見開いてしまう。何故ならば……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名前:成神勇綺

 

種族:人間

 

年齢:17歳

 

性別:男

 

職業:園芸師

 

SL:0

 

LV:3

 

HP:142/142

 

MP:28/28

 

腕力:51

 

頑丈:45

 

体力:53

 

敏捷:44

 

器用:57

 

命中:40

 

魔力:41

 

知力:40

 

精神:39

 

幸運:41

 

 

 

 

 

名前:紫堂秋

 

種族:人間

 

年齢:17歳

 

性別:女

 

職業:バード

 

SL:0

 

LV:3

 

HP:119/119

 

MP:40/40

 

腕力:34

 

頑丈:31

 

体力:42

 

敏捷:57

 

器用:46

 

命中:50

 

魔力:65

 

知力:55

 

精神:67

 

幸運:63

 

 

 

 

 

名前:鉄龍哉

 

種族:人間

 

年齢:17歳

 

性別:男

 

職業:骨細工師

 

SL:0

 

LV:3

 

HP:163/163

 

MP:29/29

 

腕力:60

 

頑丈:59

 

体力:59

 

敏捷:45

 

器用:65

 

命中:45

 

魔力:32

 

知力:42

 

精神:47

 

幸運:38

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 勇綺達のレベルが上がっていたのだ。

これまで、色々な魔物と戦って倒してきたのだから、勇綺達のレベルが上がるのは当然と言えるだろう。

 

「やった! レベルが上がってる!」

 

「よっしゃ!」

 

「ニレベルも上がってる! やったわ!」

 

「おお! レベルが上がったか! やったな! 三人共!」

 

 勇綺と龍哉と秋は、ステータス画面を見つめながら、自分達のレベルが上がっていた事に大喜びする。初めてのレベルアップが相当嬉しかったのだろう。

 レベルアップで歓喜している勇綺達を、カエンがまるで自分の事のように喜んでいると……。

 

「皆様……、待たせて申し訳ありません……」

 

 ようやく買い出しを終えて店から出てきたマシロが、レベルアップで浮かれている最中の勇綺達に声を掛ける。

 

「「「「!」」」」

 

 声を掛けられた勇綺達は、マシロがいる方へと振り向く。

 

「えっと……、買い出しは、終わった……の?」

 

 勇綺は、マシロに買い出しを終えたかについて、恐る恐る問いただす。

 

「はい……。必要な物は買い揃えました……。それでは皆様、ランドロックの洞窟へ向かいましょう……」

 

 問い掛けられたマシロは、買い出しを終えた事を勇綺に伝える。そして、こちらを見据える勇綺達に声を掛けたマシロは、目的の場所であるランドロックの洞窟へ向かおうと歩き出す。

 

「うっし! いざ、モグラ退治に!」

 

「うん」

 

「ああ!」

 

(虫がいる洞窟か……。やだなぁ……)

 

 歩き出したマシロの後を、龍哉と勇綺、そしてカエンは、意気揚々とついて行く。

 だが、意気揚々と歩き出した三人とは対照的に秋は、これから向かう場所に、苦手な虫の魔物が生息している事に、憂鬱な表情を浮かべながらマシロ達の後を付いて行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マシロの後を付いていった勇綺達は、城下町から離れて、現在、ランドロックの洞窟に向かうべく、広大な平原を歩いていると……。

 

「「「ゲゲゲ……」」」

 

「ブモッ! ブモッ!」

 

「クアーッ!」

 

「ギュギュギュ……」

 

「げっ! 魔物! 何か数が多いんですけど!? ど、どうすんの!? これ!?」

 

 平原を歩いている勇綺達の前に、魔物の群れが近付いてきたのだ。

 こちらに近付く魔物の群れに、秋は、慌てふためいてしまう。

 

「秋、こいつらは図書館の魔物図鑑で、対策している事を思い出して! 落ち着いて戦えば大丈夫だ!」

 

「はんっ! 数が多くて、上等! 秋!  ビビる必要はねぇ! 俺達はレベルアップしてるんだぜ? それに、こっちはマシロとカエンの兄ちゃんもいるんだ! 何の問題もねぇ!!」

 

「ゴブリン三体……。意地悪兎一体……。ワイルドボア一体……。キラーチキン一体……。人食い花一体……。ブルームース一体……。こちらは、五人……。私達の現在の戦力で考えると、戦っても特に問題はありません……。直ちに、排除します……」

 

「魔物は多いが、私達のレベルならば大丈夫だ! 秋君!」

 

 魔物の数の多さに慌ててしまっている秋を何とか落ち着かせようと、勇綺と龍哉、そしてマシロとカエンが叱咤激励をする。

 すると……。

 

「! そうよね……、勇綺と龍哉の言うとおり、図書館で魔物についての勉強したし……、レベルアップもしてる……。それに、今は、マシロとカエンさんもいる……。うん、何だかいけそうな気がするわ!」

 

 勇綺達の叱咤激励によって、やる気がでた秋は、自信に満ち溢れた表情をしながら、魔物の群れの方へと振り向く。

 

「ゲゲゲッ! ニンゲン! ニンゲン! ニンゲンヲコロセッ! ニンゲンヲコロセッ! ニンゲンヲコロセッ! グゲゲゲゲゲゲッ!!!」

 

「ニンゲン! コロス! ニンゲン! コロス! ニンゲン! コロス! ヒャッハーーッ!!」

 

「ニンゲンハミナゴロシッ! ニンゲンハミナゴロシッ! ニンゲンハミナゴロシッ! シネーーーーッ‼ ザコニンゲンッ!! ゲギャギャギャギャギャ!!!」

 

「ブモッ! ブモッ! ブモッ!」

 

「クアーーーーーーッ!!」

 

「ギュギュギュギュギュゥゥゥゥゥゥ!!!」

 

 魔物の群れは、勇綺達に向かって、スピードを上げながら接近する。

 こちらに向かってくる魔物の群れに、勇綺達は、それぞれ自分の武器を構えるのであった。




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