遊戯王GX 俺達のデュエルアカデミア   作:天導 優

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分かっておられるかも知れませんが()内の台詞は蛍の物です。
一応書いて置きます。


HERO使いの少年

入学試験から早くも1週間。

俺は見事に合格し、黄色い制服を着て、デュエルアカデミアに向かう船に乗っている。

因に荷物などは既に寮へ運んである為、手薄だ。

持っている物はデュエルディスクと蛍が新しく作ったデッキ1つだけだ。

それで蛍はというと。

(イルカがいるぞ。沢山いるぞ)

なんか謎の歌を歌いながら海を見ている。

「やあ、1番君じゃないか」

俺も海を見ていると不意に声をかけられたので声のする方を見ると一人の男が立っていた。

「お前は?」

「すまないな。俺は三沢大地。筆記試験では同点だったが、あいうえお順で二番になってしまった男さ」

「それは悪かったな。俺は角谷司だ。司で良い」

「別に良いさ。俺も三沢で良い。名前の方は呼ばれ慣れてなくてな。それと1つ聞きたいんだが、どうして君は最近発表されたばかりのシンクロ、エクシーズモンスターを持っていたんだ」

「ああ、それか。実は俺の母がI2社に勤めていてな、その経緯で手に入れられたんだ」

別に嘘はついていない。

この世界の俺の両親は父がKCの、母がI2社に勤めている。

その為、家は裕福だが、前世以上に寂しい生活をおくってきた。

それでも、俺の誕生日や、授業参観等には来てくれた、良い親なんだけどな。

「成る程な。お、あの島じゃないか?」

三沢の声で前方を確認すると、火山がそびえ立つ島が見えた。

さて、俺を満足させてくれるデュエリストは居るかな。

 

入学式を終え、俺は三沢と一旦別れ、校内探検をしていると茶髪の少年と水色の髪をした少年に出会った。

「あ、受験番号1番の」

「角谷司だ。で、お前らは」

「僕は丸藤翔ッス」

「俺は遊城十代だ。なぁ、俺とデュエルしようぜ」

うん、名前は知っていたけど急にデュエルか。

「いきなりか。まぁ良いけど」

「それじゃあ、あそこでやろうぜ」

十代の指差す先には確かにデュエル場が合った。

オベリスクの顔が飾られていたが。

俺達がデュエルを始めようとすると。

「それは出来ないな」

「このオベリスクの紋章が見えねぇのか!」

「つまりここはオベリスクブルー専用なのさ」

なんだ、コイツら?

(オベリスクブルーの生徒だね。安い挑発しかできない、頭の可哀想な人達だよ)

蛍、お前は何気に毒舌だな。

(そうかな?でも、僕に言わせれば、『こんなカード36枚持ってるよ』って言いたいレベルなんだけど)

それが言いたかっただけだろ。

(まあね。でも、オベリスクブルー専用なんて校則には書いてないけどね)

成る程な、それなら。

「おいおい、そういうお前らは勝手に校則を作っているけど良いのかよ」

「な、なんだと。半端のイエローが」

「校則にはオベリスクブルー専用のデュエル場なんて書いてないしな」

おー、怒りで顔が赤くなってるな。

「be quiet。そこの二人は新発表されたばかりのシンクロ、エクシーズを使用する1番と試験とはいえ、クロノス教諭にまぐれで勝った奴だ。お前達では敵わないだろ」

あれ、万丈目か?。

俺の知ってる万丈目と性格が違うんだが。

(ああ、それは漫画とアニメの違いだね。用は『メディアの違いを理解せよ』ってところだね)

俺の中で二枚目クールな万丈目のイメージが崩壊したわ。

「誰だ、アイツ?」

「お前ら、万丈目さんを知らないのか!?同じ一年でも中等部の生え抜きの超エリート!」

「未来のデュエルキングとも呼び声高い、万丈目準様だぞ!?」

(デュエルキングねぇ…)

どうした、蛍。

(この時の万丈目ってはっきり言ってそんなに強くないんだよね)

そうなのか?。

(うん、名前だけ地獄とかヘルとか付いた、通称地獄デッキの使い手)

「貴様、聞いてるのか」

(適当に流しといて良いと思うよ)

「ああ、聞いてるぞ。社会の窓全開の男の話を」

「な!?」

万丈目は慌てて確かめているが開いてるわけがない。

「ぐぬぬ」

からかわれたのが気に食わないのか真っ赤な顔をしてこちらを睨んでくる。

「貴方達、何やってるの?」

すると今度は金髪の女子生徒がやって来た。

「あ、ああ。天上院君。この新入生にアカデミアの厳しさを教えてあげようとしていた所さ」

何、あのデスノ○トの記憶を失ったかの用な代わりばえは?

(ああ、万丈目って天上院明日香に惚れてるからね。一方通行だけど)

成る程ね。

「思いっきりからかわれてたみたいに見えたけど?」

さっきとは別の意味で顔を赤くなってるな。

「それより、そろそろ各寮で歓迎会が始まる時間よ」

「ち、覚えてろよ」

ああ、一応覚えて置いてやるさ。

カップラーメンができる180分の1の時間帯は。

「貴方達、彼の挑発に乗らない方がいいわよ。あいつら、ろくでもない連中なんだから」

ハハハッ、確かに一方通行な恋だわ。

「へ~、わざわざそれを教えてくれるなんて。ひょっとして俺に一目惚れか?」

「フフ、レッド寮とイエロー寮の歓迎会ももうすぐ始まるわよ」

「それじゃあ、そろそろ戻るか。それよりあんたは」

「天上院明日香よ」

「宜しくなな、明日香」

「十代、人の名前を呼ぶ前に自己紹介くらいしたらどうだ?」

「悪い悪い。俺は遊城十代だ。改めて宜しくな」

「僕は丸藤翔ッス」

「俺は角谷司だ。宜しく」

その後、俺と十代は今度はデュエルする約束をしてそれぞれの寮へと向かった。

 

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