皆さん、知っているだろうか?
第三回、四回大会を征した男性IS乗りを……
そして、第一回タッグトーナメント大会から無敗の夫婦ペアを……
しかし、その夫婦は第五回以降からは参加していない。
何故なら、二人は中華料理店を営んでいたからだった…
その中華料理店は何故か、IS乗りが集う中華料理店でも有名な店だった。ただ、お玉が飛んで来る事でも有名なのだが敢えて語らないで置こう。
今、入店して来た彼女達の名誉の為に……
だがしかし、今日も飛んでいた。
お玉が二つ程だが……
この二人が夜の部と勘違いして来てなければだが……
「一夏、ビールと焼き鳥だ!」
「いっくん〜束さんにはビーフジャーキーと黒霧島!!」
平日なのに開店したばかりの中華料理店にほろ酔い状態の二人がやって来た。
その二人とは、IS学園の古株教師(千冬姉)と新米教師(天災科学者)が居酒屋感覚で注文をするのだが、時間的な所を間違えた注文に店主は青筋を浮かべ叫びながら磨いたばかりのお玉を投げつける。
「千冬姉、束さんここは居酒屋じゃねぇって、何時も言っているだろうが!!それに、学園はどうした!!昼間から酒を飲んでじゃねぇ!!」
ビュンと投げつけたお玉は軽快な音を立てながら二人の額に直撃する。
無論、絶対防御は貫通している。
師匠仕込の中華料理店の名物、空飛ぶお玉である。
絶対防御は貫通だからダメージは諸に来る。したがって、直撃した二人は女性が出してはいけない声に出し目を回しながら床へと倒れ込む。
「「ギャア⁉」」
「全く、千冬義姉さんと束さんは懲りないわねぇ…」
そう言って店主の奥さんが本来は夜の部で出るビーフジャーキーと焼き鳥をテーブルに出しながら夫が投げつけたお玉を回収。
しかし、義姉と天災の惨状に額に手を宛てながら苦笑する鈴音。
この中華料理店では日常である。
苦笑している彼女は一夏の奥さんでもあり、今は二児の母親でもある。
彼女との経緯だが、彼女も店主である一夏のタッグパートナーでIS乗りとしては有名な人物でもあり、学生時代は中国の国家代表候補生でもあった。
しかし、夫である一夏は学生時代のファントムタスク関連の事件や様々な事件関連で急激に成長した事から代表候補生に任命した日本政府が信用出来ず、IS学園卒業と同時に束さんが支援する形でフリーの選手となったのだ。
逆に彼女自身も代表候補生から国家代表への話が来たのだが一夏が旅立つ前に自国の中国にて「好きな人に絶対に付いて行くんだからね‼」と中国政府に啖呵を切り、自身の専用機を返却と国家代表の話を蹴ってまで押し掛け女房として無理矢理付いて来た経緯がある。
そんな経緯だが、IS学園時代の専用機は中国へ返却済みなのだが目の前で目を回して床に倒れている新米教師(天災科学者)である束さんが鈴音が着いて行くと決めた時に中国をおど…ゲフンゲフン回収して、そのコアから一夏の専用機である白椿改のデータを元に白椿改の対なる様に黒椿を作製して渡している。
意外でもあるが二人の選手生活は些細な話から逸話が多い事でも有名で、結婚する前までは恋人以上夫婦未満な話が結構多くが語られていたりもしていた。
そう、最も有名なのはタッグトーナメントのイギリス国家代表選手と日本国家代表のタッグパートナーである二人が直に目撃した後に語り、名付けられた事件名は
『夜の大魔神降臨事件』
これにより鈴音が引退する原因となった有名な事件である
それは、一夏が個人戦でもある第四回大会で優勝し、タッグトーナメントでは第五回を優勝を期にパートナーである鈴音がホテルで起こした事件だった。
一夏と鈴音の二人は選手活動しながら公私共に一緒に暮らしていた。
そう、まるで夫婦の様?
いや、恋人同士だろうか?
それは判らない。
だが、一つだけは言えるだろう。
彼は朴念人だと。
誰でもなら一度は思うだろう。
好きな人には抱いて欲しいと渇望しないだろうか?
公私共に一緒に暮らしていた鈴音が一番顕著だった。
そんな、鈴音も彼が朴念人だと学生時代から理解していた。
だが、頭が理解していても体と心は別だった。
そう、いくら誘惑しても手を出してくれなかった。
学園を卒業して鳴りを潜めていたとは感じてはいたが、某ロシア国家代表直伝でも一夏の朴念人が原因で手を出してはくれなかったのだ。
遂に我慢していた彼女の欲求不満が大爆発。
欲求不満が大爆発した彼女が取った行動はタッグトーナメント優勝し選手控えのホテルの一室にて、一夏を驚かせて誘惑しようとキッチンで必殺の裸エプロン(水着未着用)を披露したが、全く手を出してくれない事に激怒。
羞恥心より怒りが勝り、力技(部分展開からのフルパワーでのアッパーカット)でベッドに押し倒してベッドの上で一夏を徹底的に蹂躙。
いくら世界最強でもキレた鈴音には勝てなかった。
翌日、妹のマドカとタッグパートナーのセシリアが優勝を祝いに部屋に来たときには徹底的に搾り取られ全裸のままベッド上には放置され痩せ細りボロ雑巾の様にダウンする一夏と同じく全裸のままお肌が艶々状態で徹底的に一夏を堪能して満足顔のまま惚けていた鈴音を発見したらしい。
この惨状を発見した二人はあまりの部屋の状態に小さな悲鳴を上げてその場から全速力で逃走したらしい。
それが原因で後の双子姉妹の娘の十夏と千秋の妊娠が発覚し、鈴音は娘の育児と結婚を理由に引退する。
一夏も料理店を開く夢を諦めてはいなかったのか、選手活動しながらも知り合いの五反田食堂の店主の厳さんに弟子入りして中華料理を学び、独立を認められたと同じく双子姉妹が五歳になったのを期に選手を引退。
IS学園からほど近い場所に優勝賞金を元手に中華料理店を始めたのだった。
余談だが、選手を引退はしてるが夫婦共に専用機を返却はしていない。理由は束さんからの個人的なプレゼントだからだろう。
まぁ、そんな事ながらも中華料理店を営んでいたのだった。
そして、今日もお昼ご飯を目的に多数の常連客が集う。