中華料理店織斑   作:ロドニー

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時空旅行 学園最強VS学園最凶

 

 

 翌日、一組のクラスでは二人の姉妹が編入を果たした。

 

 「初めまして、私は織斑十夏。

 

 向こうの世界では生徒会長をしてました。

 

 特技は料理の他に様々な近接武器を扱う事です。

 

 帰るまでですがよろしくね」

 

 

 「次は私ね。

 

 私は織斑千秋です。

 

 私は隣に居るのは先程紹介されたお姉ちゃんの双子の妹になります。

 

 同じく、向こうの世界では生徒会副会長をしてました。

 

 特技は料理と可愛い物を愛でる事。

 

 お姉ちゃんと同じく、元の世界に戻るまではよろしくね」

 

 と自己紹介を済ませる。

 

 クラスに居る専用機持ちの四人は一昨日の悪夢を再び思い出して顔を青くする。

 

 特に一夏は開始してからたったの3秒で十夏に秒殺された事に恐怖していたし、髪の色は茶髪ではなくプラチナシルバーと違うが顔が鈴に似ている事に気付く。

 

 しかし、クラスメイトが騒ぐのはお約束だった。

 

 「「「「「キャァァァァァ!?」」」」」

 

 「双子よ双子!!」

 

 「しかも、向こうの学園では最強よ!!」

 

 「じゃあ、クラス代表にしたら?」

 

 「「「「デザートのフリーパスは確定よ!!」」」」

 

 「静かにしろ!!

 

 残念だが、織斑姉妹はクラス代表には出来ない。

 

 いつ、元の世界に帰還できるか未定だからだ。

 

 それに、今日の午後は授業は学園長により取り止めとなって、十夏と更識姉との公開試合となっている」

 

 クラス代表に出来ない事に落ち込むクラスメイトだが、理由を聞くと納得していた。職員会議より先にクラスに来ていた山田先生が午後の授業が無くなった理由だけ判らずに織斑先生に質問していた。

 

 「えっ、確かに授業が無くなりましたが、そうだったのですか織斑先生?」

 

 「山田先生、職員会議で急遽決まった」

 

 「「「「「公開試合!?」」」」

 

 「千冬姉‼「織斑先生だ馬鹿者!!」あだっ!?」

 

 「十夏、済まないが事情説明してやれ」

 

 「わかりました」

 

 十夏の説明の内容はこうだった。

 

 昨日、臨海学校から帰り両親は職員寮に入る事になったが、時間外で寮から出られない時間に両親の部屋に更識さんが侵入して水着エプロン姿で居たらしい。

 

 しかし、居るなら構わないが父親を誘惑した事を十夏が聴きキレたらしくて、決闘騒ぎになったらしい。

 

 コレって、完全に更識さんが悪いと思うのは気のせいだろうか?

 

 「なぁ、シャルどう思う?」

 

 「う〜ん、どう見ても会長が悪いよね」

 

 「ラウラは…あっ、ゴメン」

 

 裏を振り向けばラウラは千秋に捕まり、愛玩動物の様に愛でられてる最中だった。

 

 しかもタイミングが悪く、振り向いた視線は千秋がラウラの制服を脱がしてゴスロリドレス風に制服を改造しながら着せ替え人形の真最中で織斑先生にバレないようにヘカーテの能力で景色との同化させてる辺りは念の入れようだった。

 

 そう、最悪のタイミングとは着替え中のラウラの慎ましやかな双丘が丸見えで、ラウラはプルプルと身体を震えながらキッリと睨んでいたのだ。

 

 「嫁よ、思い残す言葉は何だ?」

 

 ヘカーテの能力で姿を消して貰っているラウラは、ナイフを抜いていたのだ。

 

 「ごちそうさま?」

 

 「ふん!!」

  

 「へっブラ!?」

 

 「騒がしい!!」

 

 「千冬姉、頭が割れる!!」

 

 「織斑先生だ!!

 

 馬鹿者!!」

 

 「ギャァァ!?」

 

 一夏はラウラに蹴られて吹き飛ぶが、まだショートホームルーム中であり、一夏が吹き飛んだ先は運悪く、教壇方向だったため理不尽にも織斑先生により片手で頭をキャッチされてアイアンクローを食らい沈黙したのだった。

 

 

 SHRが終わり、織斑先生にアテナの仕様書と武器に関する書類を纏めて渡す。

 

 アテナは織斑先生からの忠告から本来の六世代型の登録では無く、四世代型として登録したのだ。

 

 しかし、念には念を入れて六世代型の性能を四世代型まで落とした弊害で、六世代型でのシステムの時しか使えない神槍ネプチューヌと神剣プラハに神楯イージスは使えない。

 

 無論、魔剣レヴァティンもだ。

 

 だけど、余り使っていないけど、アテナにはハードウェポントシステムがある。元々、アテナには槍と剣以外は武装が無いが、近接武器を格納できるパススロットにはかなり容量があり余裕がある。

 

 そして、ハードウェポンシステムなら性能を落としても世代間を全く関係なく使えるのだ。

 

 専用装備なら一組だけなら在る。

 

 向こうの束さんを千冬叔母さんが食事に呼んだ時だった。

 

 束さんをお酒を飲ませて酔わせた勢いで、私と千秋がハマっていたとある狩猟ゲームの装備一式をハードウェポンシステムの装備として造れないかと束さんと話した所、笑いながら製作して、束さん謹製のUSBメモリーに保存してあるのだ。

 

 仕様書を読み、一組の装備システムに懐疑的になる織斑先生。

 

 「なぁ、織斑妹?

 

 この浪漫の塊の装備でやるのか?」

 

 「織斑先生、四世代型まで性能を落としたんですよ?

 

 システムの関係で武器が全て壊滅したんだから仕方ないですよね?」

 

 「そうだが、向こうの束が作った装備だろ?」

 

 「大丈夫ですよ。

 

 向こうの学園でも、アテナから換装して二、三回使って生徒会長に挑む馬鹿をその装備で蹂躙してましたから」

 

 「なぁ、まさかだと思うが、更識の関係者か?」

 

 織斑先生の読みは大当たりである。

 

 殆どの被害者は元生徒会長の更識白百合だった。

 

 「まぁ、向こうでの楯無先輩の娘ですね…」

 

 「あぁ…」

 

 二人して納得しながら遠い目になり、織斑先生は餌食になるだろ更識楯無に呆れ、私は向こうの学園にいるだろ白百合先輩に呆れていたのだった。

 

 

 私はアテナの整備を理由に1限目から授業には出ずに、整備室でアテナのシステムとして切られていたハードウェポンシステムを再び復旧して、システム変更を行いながら束さん仕込みの速さで打ち込みながらUSBメモリーに保存してある装備をインストールして行く。

 

 装備をインストールしたアテナをハンガーに展開したところ、赤い鎧から銀色の鎧へと変わり、左腕に在った楕円形のシールドは巨大なタワーシールドへ変わる。

 

 「うん、上出来だね。

 

 次は…」

 

 ハンガーに立て掛かける様に量子変換してある武器を取り出してシステムチェックと大量の特殊火薬入りの薬莢を武器に内装されたマガジンに装填する。

 

 「あんたねぇ、まさかそれでやんの?」

 

 不意に声を掛けられ振り向くと、ハンガーの装備変換を終えたアテナを見ながら呆れ顔のママだった。

 

 「うん、やるよ?」

 

 「束さんも呆れた装備を造るわね…」

 

 「まぁ、束さんだし?」

 

 「はぁ…お昼置いて置くから食べなさい」

 

 「ママ、ありがとう…」

 

 ママの手作りのおにぎりを食べながら、最終チェックを済ませてアテナを待機状態の装飾された金の腕輪に替える。

 

 

 整備室の影では、とある妹が見ていたのは気付いて居たが放置していた。

 

 「やっぱり、六世代型だった。

 

 うぅん、四世代型まで落としても小型化したISと高性能で高度に組み上げられたシステム、最大的特徴のハードウェポンシステムだけは誤魔化せない…

 

 でも、凄いな…」

 

 私はハンガーに立て掛けられた大砲付きランスいや、ガンランスに目を奪われる。

 

 「あれは…ガンランスの近衛隊正式銃槍なの?

 

 モンハンネタなの?」

 

 十夏さんのアテナの装備に首を傾げながら簪は整備室を後にした。

 

 

 

 

 時間となり、第三アリーナの控え室から見る観客席は殆どの学年が集まり満員御礼でアテナの待機状態の金の腕輪を撫でながら思うのは、レナスや友達がいる世界に帰りたい気持ちだった。

 

 「いくよ、アテナ・シルバーソウル」

 

 カタパルトに射出されてアリーナに出てバルルロールを空中に描き、更識楯無いや刀奈が纏うミステリアス・レディと対峙したのだ。

 

 「覚悟は出来ましたか?

 

 刀奈先輩?」

 

 「なっ!?

 

 何故、私の本名を!?」

 

 更識楯無には正直、ムカついていた。

 

 私だって、自宅ならあの時間はパパとママに抱き着いて甘えていた筈だった。

 

 あの世界では、娘に楯無を譲り本名で学園長をしている。

 

 だから、本名を知っているから本名で呼んでやった。

 

 「さあ、何でしょうね?」

 

 煽るだけ煽る。

 

 「十夏ちゃん装備といい態度といい、私を舐めてるの?」

 

 「それを言うなら、私に勝ってから言ってください?」

 

 「ロシア国家代表、更識楯無を舐めるなぁぁ!!」

 

 刀奈先輩がキレた。

 

 こう成れば、卸すのは楽だ。

 

 キレた勢いで、ラスティーネイルを片手に瞬時加速で突っ込む刀奈。

 

 「パパとママには秘密だったけど、あの世界では世界ランカー12位、織斑十夏を見くびらないで!!」

 

 スタートのブザーと共に、ガンランスを構えタワーシールドを前面に出しながら、二重瞬時加速で加速して最初にシールドクラッシュをお見舞いする。

 

 しかし、水に覆われた障壁でシールドクラッシュは止められる。

 

 ガッツン

 

 「ぐっ、アクアヴェールに包まれた私には攻撃は無駄よ!!」

 

 「それで何?」

 

 最初から止められるのは知っている。

 

 散々、白百合先輩のミステリアスレディーの後継機で経験している。

 

 だから、ガンランスの持ち手に力を込めて、連続突きから袈裟斬り、斬り上げなどで連続攻撃をする。

 

 無論、ラスティーネイルで払われるのは折り込み済みだ。

 

 「だから、攻撃なんて無駄よ!!」

 

 「それで?」

 

 「へっ?

 

 それ、飾りじゃないの!?」

 

 ガンランスを上から叩くようにミステリアスレディーに叩き付けて、ガンランス特有の龍撃砲の引金を引き、五発が装填された特殊火薬入りの薬莢を全て使いながら零距離で龍撃砲を放つ。

 

 ドッゴッォォォォン

 

 龍撃砲の凄まじい爆発。

 

 「キャァァァ!?」

 

 呆気に取られた刀奈先輩のミステリアスレディーを覆うアクアヴェールが爆発により全て弾き飛ばされ、爆風から吹き飛ばされるミステリアスレディーは装甲やらスラスターユニットなどのパーツをばら撒きながら観客席を守る壁に叩き付けられるように吹き飛ぶ。

 

 無論、激突した場所にいた観客席の生徒は逃げる様に避難する。

 

 しかし、追撃をしない私ではなく、三重瞬時加速しながら立つことすら困難にすべくタワーシールドとアリーナの壁挟む様にシールドクラッシュをお見舞いする。 

 

 「グッヘェ⁉

 

 私を立たせない気!?」

 

 「アクアクリスタルが邪魔ね…」

 

 挟まれた衝撃でドサリと転落するミステリアスレディー。

 

 刀奈校長をを立たせてアクアクリスタルを使われるのが厄介だから、ガンランスの突きでアクアクリスタルを破壊しながら、ガンランスを振り回して龍撃砲の残弾を遠心力を利用して装填する高等テクニックのクイックリロードで再装填しがら龍撃砲を食らわせて壁へとミステリアスレディーを壁へと再び叩き付ける。

 

 「あっ、アクアクリスタルが!?」

 

 「これでも、食らってなさい!!」

 

 「また、零距離からの砲撃!?」

 

 最早、立つことすら許さない蹂躙劇。

 

 「悔しかったら、立ってみなさいよ!!」

 

 「グッヘェ!?

 

 立てる訳が!?」

 

 「ほら!!」

 

 言い切る前に、ガンランスで突き、払い、力一杯にガンランスを叩き付ける。

 

 そして、再びガンランスの龍撃砲のフルバーストを食らわす。

 

 再び、壁に吹き飛び叩き付けられて立ち上がろとしている間に、石突を地面に叩き龍撃砲の残弾を一気に全弾装填する。

 

 そして、再びガンランスで連続突きを食らわせたり足元を払い転倒させる。

 

 ミステリアスレディーは大破状態だが、刀奈自身は諦めていない。

 

 「刀奈先輩、終わりにしましょ?」

 

 「まだ、終わらない!!」

 

 「いえ、終わりよ!!」

 

 ガンランスで右足のスラスターを突き刺したまま突き上げると、パワーボムの様にミステリアスレディーを床に叩き付けて全弾装填した龍撃砲をフルバーストしたのだった。

 

 ドッゴッォォォォン

 

 無慈悲な龍撃砲のフルバースト。

 

 ミステリアスレディーは二転三転と転がりながら吹き飛び、アリーナの中央で止まるとミステリアスレディーは解除され刀奈は気絶したのだった。

 

 

 

 

 アリーナの客席から見ていた、ダリルは一方的にやられた更識に同情しながらも試合映像を亡国のスコールに送り『ヤバイ奴が現れた』と報告したらしい。

 

 

 

 試合終了後、目覚めた私はここが病室だと気付く。

 

 「私、負けたんだ…」

 

 「お嬢様!!」

 

 虚ちゃんが慌てた様に病室へと入って来たのだ。

 

 「あはは…負けちゃった…」

 

 「相手が悪過ぎです。

 

 ですが、お嬢様がご無事で…」

 

 私に抱き着き、大泣きする虚ちゃんを抱き締めて私も泣いたのだ。

 

 「ごめんね…ごめんね…うっぅぅぅ…」

 

 結局、私のミステリアスレディーの損傷は大破判定によりロシアて送られて修理となった。

 

 

 

 だが、私が負けたのに生徒会長は継続となった。

 

 「なんで、生徒会長やらないのよ!!」

 

 と一年一組に怒鳴り込むと、十夏には

 

 「どうせ、たんまり書類が溜まっているんでしょ!!

 

 こっちの世界まで、生徒会長はやりたく無いわよ!!」

 

 「少しは…片付けて…」

 

 「じゃあ、何で私の生徒会長の代まで未処理の書類が在るのよ!!

 

 特に、先輩のが殆どよ!!」

 

 「少しは…」

 

 二人の額と額を合わせてメンチの切り合いに、絶対零度の空間になる一組は生徒達が自分を抱き締めながら怯えたのだった。

 

 

 

 

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