空飛ぶ山猫と重巡洋艦   作:とある戦闘機好き

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読者よ、私は帰って来たァァァァァ!

冗談はさておき、皆様お久し振りです。覚えてますかね?
という事で


撤退戦、始まります。


Alt-15 ハルナ、脱出する 前編

ーsideハルナ

 

刑部藤十郎の部屋を出ると、急いで部屋に向かい蒔絵を起こす。

 

「蒔絵、起きろ」

「うーん...なにーハルハル?まだ眠いよ...」

「早く目を覚ませ!ここを出る準備をしよう」

「うーん...えっ?どういうこと?」

「私達と蒔絵が会った事が原因で、軍の特殊部隊がここに襲撃をかけてくる。その前に脱出するんだ」

「それって...?」

 

辛い事になるかもしれないが、言わなければならない。

 

「蒔絵、隠しておいて悪かった。私は...いや、私達は『霧』のメンタルモデルなんだ。今まで隠していて、本当にすまない...」

「...ううん、ハルハルだけが謝る事じゃないよ...私も謝らないといけないかも...」

 

やはりあの事か...

 

「霧への対抗策として作られた振動弾頭は私が作り出したものだから...」

「...なら、おあいこだな」

「えっ?」

「蒔絵も私も秘密にしていた事を話したんだ。だろう?」

「そう、だね...ならハルハルはずーっと私の友達でいてくれる?」

「ああ、約束だ。私は蒔絵の友達として、蒔絵を守り続ける」

「ん!」

 

蒔絵は小指を立てる。どういう事だ?

 

「ハルハル知らない?人って約束する時は『ゆびきりげんまん』をするんだ!」

「そうなのか...?」

「そうだよ!ね?約束だよ!」

「そうだな...」

 

なら...

 

 

「「ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーます!ゆびきった!!」」

 

 

するのも悪くないかもしれないな。

 

(ハルナ、急げ!奴らがもう屋敷の塀の近くまで来ている!)

(わかった)

「取り敢えず蒔絵!準備を急いでくれ!」

「ここにあるリュック1つあれば十分だよ!」

「そうか...キリシマ!」

「なんだ?」

「おう!?ヨタロウ喋れるの!?」

「あ、それは後にしてくれ。頼むから!!」

「キリシマ、蒔絵を連れて崖下の倉庫がある海岸線まで行ってくれ」

「ハルナ、お前は?」

「蒔絵のダミーを作って引き付ける。後で合流しよう」

「わかった。蒔絵、行こう!」

「うん!」

 

 

 

 

ーside山猫

 

「タカオ、ハルナ達は?」

「予定通りね。キリシマが蒔絵ちゃんを連れて崖下の海岸線へ脱出を始めたわ。ハルナはダミーを連れて囮に入った。作戦を始める?」

「ああ。もしかしたら俺も下に降りるかもしれない」

「その時は火力援護で良いのね?」

「ああ。岩蟹にありったけのロケランをぶち込んでくれ」

「了解したわ」

 

「では...作戦を開始する!」

 

 

 

 

ーside401

 

「例の屋敷の崖下の海岸線につけてくれ」

「わかった」

「なあ群像。ここまでギリギリにつけるのか?」

「ああ。キリシマはともかく、子供の方はかなり体力を消耗していてもおかしくはない。イオナ!迎えに行けるか?」

「大丈夫。行ける」

「彼女らを頼むぞ!」

 

 

 

 

ーsideハルナ

 

残存のナノマテリアルで蒔絵のダミーを形成。現在キリシマ達は順調に脱出している。なら私は敵を正面に引き付ける...!

 

「メンタルモデルを発見!刑部蒔絵も共にいます!」

「落ち着け!大戦艦ハルナのメンタルモデルだな?」

「そうだ...」

「刑部蒔絵をこちらに引き渡し、おとなしく同行しろ」

「おとなしく同行しろ...だと?」

「そうだ。あくまでも私達の目的は刑部蒔絵の処分だ」

 

やはりか...なら私は蒔絵を守るだけだ。その意思を示すためにサークルを出す。

 

「おっ落ち着け!私達にはお前と積極的に交戦する意思はない!」

「『意思』か...なら、その定義を今からお前達に教え込んでやる...!」

 

クラインフィールドの壁を多数作り出し、兵士達に叩きつける。

 

「ぐあっ!」

「これが私の意思だ。お前達に従うつもりなど毛頭無い!」

「くっ、くそ!攻撃開始!!」

 

部隊長と思われる人物の号令により、銃撃が開始される。5.56mm弾が多いが榴弾もある。ダミーを形成した分、残存のナノマテリアルの量が少ない。持久戦は少しまずいかもしれないな...

 

「撃てー!撃ち続けろー!」

「反撃の隙を与えるなー!」

 

そんな中で1つ通信が入る。

 

『こちらL。現着した。攻撃を開始する』

「こちらに当ててくれるなよ!」

 

そう言うと、上空から援護が入る。さらにロケットランチャーによる火力援護まで。本当に来るとは...

 

「なんだ!どこからの射撃だ!」

「上空からですが、発射点は不明です!」

「ヘリを寄越せ!」

 

まずい!ヘリを寄越されると上空からの援護が消える!

 

『こちらシャーク1。上空援護に...うわぁぁぁぁぁぁ!』

「どうした、シャーク1!」

『』

「シャーク1?シャーク1!?応答しろ!」

 

...まさか堕としたのか?

 

『こちらL。敵機撃墜を確認。援護を再開する』

「なら、地上に1人援護をくれるか?そろそろ多脚戦車が来る」

『了解。タカオ、後を頼む』

『わかったわ』

 

 

 

 

ーside山猫

 

「じゃあ行って来る。援護頼むぞ」

「気をつけてね」

 

アサルトライフルを2丁装備するとヘリから飛び降りる。そのままハルナの方にやって来る岩蟹に着地する。

 

「こんにちは。そしてさようなら!」

 

すぐさま手持ちの爆薬を仕掛け、別の岩蟹に飛び移りさらに爆薬を仕掛ける。

 

『なんだ!?』

『岩蟹が爆発しました!』

『一体何が起きたんだ!!』

 

全ての岩蟹を爆破させ、今度は歩兵部隊の鎮圧にかかる。

 

「ガッ!」

「おい、大丈夫か!?」

「武器を置いて手をあげろ」

「な、貴様...」

 

敵兵が振り向くと同時に後頭部を殴り、気絶させる。

 

「ハルナ、大丈夫か?」

「お前がLか...?」

「そいつは偽名だ。取り敢えず脱出するぞ」

 

 

 

 

ーsideイオナ

 

「確かこっちに...」

屋敷の崖下の海岸線から上陸し、こちらに向かっているキリシマを探す。一体どこに...

 

「はぁ、はぁ、はぁ...」

「大丈夫か蒔絵?」

 

いた!

 

「キリシマ!...えっ?」

「401!すまない。迷惑をかける...後、訳は聞かないでくれ...」

「...わかった。こっちに」

「ああ。まだこちらは気づかれていない。急いで行こう」

 

取り敢えず離脱して艦へ運ばないと...




長いから分けます。(本当はまだ書けていない)
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