アーマード勇者育成記 チート?いいえ。ロストテクノロジーですが、何か?オレ流勇者&パーティ好き勝手にビルドうp   作:snyp_0

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第13話 俺、勇者を発見する

 ベローアへ戻ってきた俺はギルドへ入る。

 何だか少し騒がしいが、気にせずウェンディさんの所へ直行する。

 

「あの〜ヴァルガスの依頼、一応やって来ました」

「あ! ゲインさん、お疲れ様です! ギルドマスターなら自室に居ると思いますので、行ってみて下さい」

「アッハイ、わかりました」

 

 2階のヴァルガスの部屋へと行く俺

 

「チーッス、失礼しま〜す」

「まともに喋れねぇのか! まぁ、いい入れ」

「あんたにだけは言われたくないわ。それ」

「で、どうだった? 様子は?」

「いや~、それがてんで会わせてくれなくてな。まぁ、死んではいないっぽいぞ」

「お前さんでもダメだったか、う〜ん……」

 

 ヴァルガスは頭を抱えている様だ。

 

 少しくらい、顔を見せてやってもいいんではないだろうか?

 まぁ、俺には関係ないけど。

 

「ところで、あの少し騒がしいけど何かあったのか?」

「おう、この街に勇者が来たぜ」

「ほ〜ん、勇者ねぇ……ゆ……ゆ勇者ァッ!?」

「うっせぇな! 近ぇんだから大声出すな!」

 

 俺は扉を思いっきり開け、2階から身を乗り出し、1階にある人だかりの方を見る。

 

「おいおい、マジか……」

 

 そのうしろ姿はハガセンにいた勇者と全く同じだった。

 

 これはマズイすこぶるマズイぞ……どうにかして手を打たなきゃ。

 

 後ろからヴァルガスの声が聞こえてくる。

 

「今から東にある廃鉱山に行って、そこに住み着いてる悪魔を退治しに行くんだとよ」

「それマジか!」

「お……おう」

「よし! わかった!」

 

 俺は大急ぎて走り出しギルドを出ようとする。

 

「お、おい待て! 報酬どうする気だ!」 

「帰ったら受け取る! 用事思い出したからまた後でな!」

 

 ギルドを大急ぎで出た俺はベローアの出口に向かって全速力で突っ走る。

 

「ネメシス大急ぎで東の廃鉱山とやらに行くぞ!」

「承知しました、ゲイン様。既にマッピングは完了しております」

「よし! ブースターを使って速攻で行くぞ! 何としても勇者より先に着くんだ!」

 

 俺は先程帰り際に交換したアドレスを開き、イシスさんと連絡をとる。

 

「何? どうしたの?」

「勇者だ! 何故かこの世界に勇者がいる!」

「そりゃそうよ、剣と魔法のファンタジーの世界なんだもん。勇者くらいいてもおかしくないわ」

「違う! ハガセンの勇者がこの世界にいるんだ! さっきギルドにいたらしい!」

「はぁ!!? 何それどういう事!?」

「俺が知るか! ここの勇者がハガセンの勇者と同一人物なら、後々恐ろしい事になるぞ!」

「そうね。確かにマズイわ。どうするの? 殺す?」

「ゲームだったらそれで良かったが、ここはあくまで現実の世界だ! どうなるかわからん!」

「そうよね……じゃあ! あんたまさかあれをやる気なの!?」

「それしかないだろうが! 先回りして廃鉱山の悪魔とかいうのぶっ倒して、勇者の経験値を奪うしかない!」

 

 

◆◆◆◆

 

 

――会話から4分後。

 

「よし! ここだな! 一気に攻略するぞ!」

 

 

◆◆◆◆◆

 

 廃鉱山最下層にて……

 

「ん? 何処ぞの馬鹿め来おったかフフフ、人間は久しく喰っておらん楽しみだ。

どうやらなかなかの強者の様だな。そうでなくては、喰いがいがない」

 

 

 

――2分後……。

 

「良くぞここまで辿りけたな! 人間よ我の名は――」

「うるせぇぇぇぇぇぇぇ!!」

「ふべらッ!?」

 

 雑魚が何か喋ってたが一切無視し、鉄拳を顔面に叩き込むと雑魚の上半身が弾け飛んだ。

 

「ぃよし! ミッション完了! さぁ! 悪魔は何処だ?」

 

 俺は左右に首を振り悪魔を探す。しかし、それらしき者は見当たらずズブズブと音を立てながら、消えかけている雑魚モンスターが一体いるだけだった。

 

「急いでたからよく見えなかったが、まさかこいつがそうだったのか?」

 

 雑魚モンスターの体が完全に溶けると、薄く青色の玉の様な物が残った。俺は、玉に鑑定スキルを使用してみる。すると、鑑定結果が表示される。【デカラビアの呪玉】と表示された。

 

「何とか間に合ったみたいだな! 後はドロップした呪玉を勇者に渡すだけ! はぁ〜! 疲れた。お、丁度良いとこに椅子があんじゃん! ふぃ〜……しかし異世界かぁ。ネット小説で起きるようなことが現実にこうして我が身に起きるとはねぇ……。現実は小説より奇なりって奴かなぁ。ふぁぁ……」

 

 俺は動き詰めだった為、少しウトウトしてしまった。

 

「ようやく辿り着いたぞ! 廃鉱山の悪魔め! いざ、尋常に勝負!」

 

 誰かの叫ぶ声がし、目を開けるとそこには俺に向かって剣を構える勇者がそこにあった。

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