アーマード勇者育成記 チート?いいえ。ロストテクノロジーですが、何か?オレ流勇者&パーティ好き勝手にビルドうp   作:snyp_0

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第23話 俺、vsリヴァイアサン

「さてと、お目当てのリヴァイアサンがいる部屋の前まで来た訳だが、どうする? ポータルで一度戻る事も出来るが?」

 

 中心に赤い宝石の様な物が埋め込まれ、左右非対称に金色の稲妻の様な装飾が為された、3メートル程の高さがある扉を目の前に、俺は【永劫の探求者】のリーダーノイスに判断を任せる。

 

「い……行きます。ようやく妹を助け出せる。この時を私はずっと待っていたんです……。本当にありがとうございます!」

「礼を言うのは、まだ早いぞ。リヴァイアサンをぶっ飛ばしてからだ。今回ばかりは永劫の探求者の面々にも、働いてもらう。リヴァイアサンは俺とアーサーが処理するが、奴はランダムに水属性の雑魚モンスターをサモンしてきて、なかなかにうっとおしいんだ。その処理を頼む」

「ハイ、任して下さい! これでも10年以上やってきていますから! コンビネーションの良さをお見せしますよ!」

「よっしゃ! じゃあ、行くぜ! ボス戦開始だ!」

 

 俺は扉を開ける。眼前に巨大な蛸様な化物が鎮座していた。8本の足にはチェーンの様な物が巻かれ顔にそれぞれ繋がり、先端は吸盤などではなく蛇の顔が付いている。

 

「こ……これがA級モンスターリヴァイアサン……」

「落ち着け、ただのクソでかいタコみたいなもんだ」

 

 俺が皮肉を言うと、同時にリヴァイアサンは2本の足を俺に突き出してきた為、俺は防御体制を取るが、突き出された2本の足はガニーへと向かっていく。

 

「ウォークライ!! はッ! たかが蛇の噛み付きなんかじゃ俺の大盾には、一切傷はつかんぞ!」 

「ッ! 各自散開ッ! ニーピアは防御バフを前衛と後衛に頼みます! イルゾールはリヴァイアサンを混乱させる為に、認識阻害スキルを!」 

「神よ! 我等に強靭なる守護の祝福を! ガーディナル・フィールド!」 「クラッシュ・ボム!」

 

 ノイスが各々に指令をだし、皆アイコンタクトで動き出した。

 

「やるじゃねぇの! アーサー! 俺達もやるぞ! エレクトリガー・バーストだ!」

「ハイ!」

 

 俺とアーサーはほぼ同時に技を発動させる。

 

「「エレクトリガー・バースト!」」

 

 2つの地を這う稲妻が、リヴァイアサンへと高速で向かっていき、雷鳴を轟かせながら地中で爆発膨張し、地中を抉りながら稲妻がリヴァイアサンの真下で炸裂する。

 

「GYAAAAAAAAAAA!!?!」

 

 リヴァイアサンは叫び声の様なものを上げると、全ての足をハチャメチャに振り回し、洞窟の外壁を破壊しつつ俺達に攻撃を仕掛けてくる。

 

「よし! 良いぞ。効いてる効いてる。アーサー超感覚は発動させているな? 当たるなよ?」

「勿論です! お師匠様! こんな攻撃お師匠様のパンチに比べたら、止まって見えますよ!」

 

 俺とアーサーはぐちゃぐちゃと、音を立てながら、向かってくる足をスイスイ避ける。

 

「ウラァ! どうだタコ助痛ぇだろ?」

「GYAAAAAAAAAAA……AAAAAA!!」

 

 避けるついでに蛸足にエレクトリガーを見舞うとゴボゴボと口からセメントの様な液体を吐き出し、悶え苦しんでいる。

 

 奴の口から次々出ている液体は自らの顔に付着し、範囲が少しずつ広がっている。

 

 リヴァイアサンが永劫の探求者へ向けていた足を引っ込めると、リヴァイアサンの両隣に魔法陣が現れる。

 

「リヴァイアサンは、今完全に俺達に気が向いてる! 雑魚モンスターを頼むぞ!」

「はい! わかりました!」

 

 魔法陣からありとあらゆる水属性モンスターが出現してくる。ガニーがウォークライを使い雑魚モンスターのヘイトを自分へと集中させ、ノイスやイルゾールが敵を倒す。エルメンテが後方から魔法で攻撃し、ニーピアが傷を癒す。

 

「アーサー! もう一度エレクトリガー・バーストを同時に放った後、同じ要領で、2人同時にイナズマ電迅キックを石化した顔面めがけてフィニッシュだ! いくぞ!」

「「エレクトリガー・バースト!」」

 

 再びエレクトリガー・バーストを2人同時に放ち地中からけたたましい雷鳴と共に稲妻でリヴァイアサンの体は叫び声を上げながら痙攣する。

 

「よし! 今だ!」

 

 俺とアーサーは天高く飛び上がる。俺は、身を一瞬かがめ飛び蹴りの体制に入り体中を電流が駆け巡り、放電現象が発生し足が電流と炎に包まれる。アーサーの方はというと、例の俺にかました時と同じ様に、左へ高速回転しそのまま放電現象を発生させると人間大の鏃の様な形となる。

 

「イナズマ電迅Wキーック!!」

 

 俺が、その場で思い付いた技名を叫びリヴァイアサンの石化した顔面めがけて、超高速で接近そのまま顔面に風穴を開けつつ肉と内蔵を抉りながら、反対側へと飛び出し着地する。

 

「――フッ、決まった。自分の特性に足をすくわれるとは所詮はタコ助よ」

「イタタ……お尻ぶっちゃいました」

 

 尻をさすりながら立ち上がるアーサーを尻目に見ていると、ズズーンというゆっくりと倒れ込む音が聞こえ、リヴァイアサンが絶命した事を確認し、蛇の頭へと移動、鱗を引き剥がしノイスへ見せる。

 

「こいつがリヴァイアサンの鱗だ」

「本当にありがとうございます! この御恩は一生忘れません!」

 

 ノイスは目に涙を浮かべ、俺に握手している。

 

「さぁ、宿へ戻ろう。泣くのは妹助けてからにしろ。リーダーなんだからシャキッとしな」

「ハ、ハイ! そうですよね! このままでは妹に笑われてしまいます!」

 

 皆で笑いながらポータルを起動させ、俺達は入り口へと戻り宿へと歩むのだった。

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