俺が美優にプロポーズするまで   作:(TADA)

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公式かどうか知りませんがツイッターで『しゅがはドライブ』なるものを見つけてしまい「佐藤……!! お前……!! 佐藤……!!」ってなったので346どうでしょうを突っ込みました

やったね地上波初進出!!(346どうでしょうはネット専用配信設定)


346どうでしょう in しゅがはドライブ

 「さて、今回の346どうでしょうはついに地上波に初進出です」

 「進出というか侵略だよな」

 「うるさいで兄ちゃん、地上波に初めて出れたんやから初進出や」

 「私は今でも恨んでいるからな☆」

 「「ちょっと何を言っているかわかりませんね」」

 「こいつら本当に死ねばいいのに☆」

 「さて、何故佐藤Dは怒っているのか。その真相はこの後すぐ!!」

 「美優ちゃんもグルだとは思わなかったぞ☆」

 「すいません、周介さんと周子ちゃんに『秘密厳守』と言われていたので……」

 

 

 

 

11月某日。高速道路のとあるパーキングエリア

 「うぇ~い!! 美優ちゃんうぇ~い!!」

 「し、心さん!!」

美優にテンション高めに抱き着いているのは自分の番組『しゅがはドライブ』でテンション高めの佐藤心。

 「いやぁ、美優ちゃんは二回目か!! この番組に出たアイドルは二回目以降拒否るから複数回登場は貴重なんだぞ☆」

 「それ全部心さんの自業自得ですよね」

 「ちょっと何言ったいるかわからないぞ☆」

美優の突っ込みを華麗にスルーする心。その姿に美優は塩見兄妹を幻視した。

 「それじゃあ今日は美優ちゃんと一緒に高速道路をローリングするって感じだな☆」

 「あ、佐藤さん。ちょっと待ってください」

 「お☆ なんだ☆」

いつもなら漫才を繰り広げるしゅがはドライブのスタッフもこの後の惨劇を想像して心を痛ましそうな表情でみる。

 「おい、なんだその顔。嫌な予感がすごいするぞ」

 「なかなかいい予想ですね。今回のゲストは三船美優さんだけではないです」

スタッフの言葉にものすごく味わい深い表情をする心。

 「あれだな、楓ちゃんとかの飲兵衛お姉さま仲間とかだよな☆」

 「違います」

 「だったらあれだな、美優ちゃんと仲のいい仁奈ちゃんだよな☆」

 「仁奈ちゃんはもうテレビに出る時間じゃないですよ」

美優の言葉に心は目頭を揉んでから星空を見上げる。

 「スタッフ、私はしゅがはドライブのスタッフは頭がおかしいけど常識の範囲内だと思っているからあいつらじゃないと信じているぞ☆」

 「私達も佐藤さんと違って常識人だと思っているので、出したくなかったんですがね」

 「なら何故出した!!」

心、渾身の叫びであったが、スタッフの表情には諦観があった。

 「ええ、何故かあの二人に番組の存続にかかわる情報を握られていまして」

 「クソが!!」

思わず叫びながら両手で地面を叩く心。苦笑している美優。

そこにバカでかいエンジン音を響かせたロードスターが超速でパーキングエリアに侵入してくる。

 「あああああああ!!! やばい来た来た来た!! 美優ちゃん早く乗って逃げよう!!」

 「無理だと思いますよ」

 「クソがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

美優の言葉の通り、爆走してきたロードスターはドリフトしながら番組用車両の前に止まる。

そして扉が開いて降りてきたのはサングラスをかけた二人組。

 「「待たせたな」」

 「帰ってくれ」

 「おいおい、そりゃないぜ佐藤!! 大学時代に一緒になって峠を攻めた仲だろ!!」

 「あれは美優ちゃんに『一緒にドライブに行きませんか?』って誘われたからだぞ!! 一人だったら行くか!!」

周介の言葉にぶち切れながら叫ぶ心。それを見て笑いながら周子は美優にカメラを渡す。

 「はい!! そんなわけで今回の346どうでしょうは出張版!! ついに346どうでしょうが地上波登場ですよ!!」

 「いや、これは『しゅがはドライブ』だからな!?」

 「そういう細かいことを気にするからお前はいまだに恋人からプロポーズされないんだからな」

アイドル生命を殺すような発言をした周介を締め上げる心。

 「お前な、アイドルが恋愛御法度なのわかってる?」

 「僕素人だからわかんなぁぁい!!」

 「うぜぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 「あ、スタッフさん。ここでテロップに『実は佐藤心には付き合って10年になる恋人がいる』っていれといてや」

 「貴様らぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

塩見兄妹のダブル攻撃に心の血管がピンチ。美優はカメラを回しながら苦笑いである。

 「俺達の言い分を言うのは女々しか?」

 「誤チェストになるでごわすか?」

 「佐藤次第でごわす」

 「何故急に薩摩弁に……?」

美優の突っ込みに少し頭が冷えたので心は周介の言い分を聞く態勢になる。そして周介は真剣な表情で口を開いた。

 「いいか、佐藤。美優の結婚に始まり、周子の電撃婚、楓さんと旭のお付き合い暴露でアイドルにも恋愛を許す風潮が出てきた」

 「後者二つは完全に塩見家によるテロだったが?」

 「そこで俺と周子は考えた」

 「塩見家の考えはテロにつながるからやめとけ、な?」

心の言葉に周介は満面の笑みを浮かべる。

 「『塩見家によるアイドル結婚プロジェクト』!! コードネームはCAP!!」

 「私らが愛のキューピットになるんやで!!」

 「完全に事故案件じゃねぇか……!!」

心の言葉にちっちっちと指を振る塩見兄妹。そして両手を広げてたからかに宣言した。

 「「今のところ成功確率100%だ!!」」

 「そりゃ勝てる戦いしかしてないからなぁ……!!」

再び心が周介を締め上げるが、そこでしゅがはドライブのスタッフからフリップが出る。

 「お、早く出発しろやって。ほら、はよ行くで、佐藤」

 「マジでか? マジでこいつら地上波に放つのか? あとで常務から怒られない?」

 「あとでディレクターが土下座祭りすればいいだろ」

 「お前らが自重すればいいんだよ……!!」

心の言葉も塩見兄妹は完全無視。

 「誰が運転するんだ? 俺か周子?」

 「この番組は誰の番組か思い出してみ?」

 「でも佐藤はポリスから逃げ切れるんか?」

 「なんで警察に追われること前提なんだよ……!!」

そう言いながらも運転席に乗り込む心。心の訴えによって助手席は美優。塩見兄妹は後部座席に封印である。

 「あれ? おい佐藤、速度メーターは弄ってねぇの? 150までしかねえじゃん」

 「普通はエンジン積み替えないんだよ……!!」

 「大変や、兄ちゃん!! この車ニトロも積んでへんで!?」

 「普通は積まないんだよ……!!!」

そんな塩見兄妹とキチった会話をしながら車を出発させる心。

 「あ~、と。本来ならここからトークが始まるんだぞ☆」

 「「必死になっていつものペースに戻そうとする佐藤がマジうける」」

 「お前ら……!!」

塩見兄妹の即煽りに切れそうになる心。

とりあえず美優が間に入ることで気分を落ち着けることに成功した佐藤はトークを開始する。

 「そういや、お前らの家はどうなりそうなんだ? 周子ちゃんも旦那のシーズン終わって会議本格化って言ってたろ☆」

 「ああ、それな」

心の言葉に周子は言葉を続ける。

 「私ら夫婦が団地に住もうか考えているって話はしたやん?」

 「聞いたぞ☆ そして防犯も考えろってお説教もしたな☆」

 「そう、流石の私も生まれてくる子供たちの防犯のためをと思って友人の不動産屋に相談しました」

 「周介もそうだが、周子ちゃんの友人関係も割とすごいよな☆」

 「違法ギリギリだけどな」

 「法律ぶっちぎっている友人の多い兄ちゃんには言われたくない」

 「どちらの友人も強烈ですよ」

美優の言葉にどちらが悪いが罵り合う塩見兄妹。

 「で☆ その不動産屋の友人からいい物件を紹介されたのか☆」

 「ああ、兄ちゃんの友人の社長さんと組んで防犯完璧な団地を建設することになった」

 「その展開はおかしい」

 「さらにそれを聞いた故郷の市長が『そこを我らの飛び地とする!!』って宣言してな。大規模な土地買収が行われて東京都の中に京都府ができあがった」

 「どういうことだ……!?」

マジ驚愕顔を浮かべる心。だが周子の説明が全てだ。

周子が友人の不動産屋に相談する→防犯完璧な団地建設が始まる→東京都の中に京都府ができる。

この超速展開が一か月の出来事である。

 「その団地に俺の友人とか周子の友人が多数集まることになってなぁ」

 「キチガイの巣窟じゃねぇか」

 「ちなみに私の友人で引っ越してくる有名人は三峰ェ!な。生意気にあいつも有名人になってきたから防犯のいいところに引っ越したいらしい」

 「キチガイの巣窟じゃねぇか」

素の反応をしてしまった心に美優は苦笑いである。

 「そうそう、周子と三峰ェ!で面白いネタがあるんだが」

 「お☆ 聞きたいけどそれ地上波に流して大丈夫な奴か☆」

 「大丈夫だ」

 「私と三峰ェ!のネタで地上波に流して大丈夫なネタ……?」

 「そこで周子ちゃんが不思議そうな表情をしないでくれ」

本気で心当たりがないという表情を浮かべる周子に不安になる心だが、最悪後で編集カットを入れればいいと思い、話を促す。

 「共演NGってあるだろ」

 「ああ☆ ちなみに私の共演NGは塩見兄妹だぞ☆」

 「「大丈夫、珍しくないから」」

 「ちょっとは気にしろ」

本当にまったく気にしていない二人に突っ込む心。

 「で、その共演NGがどうかしたか☆」

 「ああ、周子と三峰ェ!な。テレビ局側から『同時に使うな』っていう特殊な共演NGをくらった」

 「ブフゥ!!」

心も思わず吹き出してしまう。演者側からの共演NGは聞いたことあるが、テレビ局側から同時に使うなという共演NGを食らうだなんて聞いたことがない。

 「まったく失礼な話やで。私と三峰ェ!でちょっと放送できないレベルのことやったぐらいで」

 「こいつまったく懲りてないぞ☆」

何をしでかしたのか興味はあるが、下手につつくとしゅがはドライブでやられかねないので突っ込むのをやめる。

塩見兄妹が深いこと聞いてこいとカモーンポーズをとっているが心は無視である。

 「お、兄ちゃん。覆面パトや」

 「よっしゃ、箱乗り煽りしようぜ!!」

 「やめろぉ!! やめろぉ!!」

 

 

 

 「そんなわけで346どうでしょう出張版でした」

 「ちなみにこいつらマジで箱乗り煽りして警察のお世話になったからな☆」

 「警察から逃げ切れない車にのるなよ」

 「普通は警察とカーチェイスなんてやらないんだぞ☆」

 「ちなみに今回のしゅがはドライブの放送は再来週の予定です。今回放送できなかった映像もあるからお楽しみに!!」

 「私としゅがはドライブディレクターの土下座行脚もあるぞ☆」




佐藤心
自分の冠番組にキチガイが侵略してきた。

三船美優
ゲストに呼ばれた。

塩見周介&塩見周子
ゲストとして乗り込んだ

しゅがはドライブ
佐藤の冠番組。ゲストと一緒にトークしたりしながらドライブする番組。

東京都の中の京都府
キチガイたちの街




そんな感じで346どうでしょう in しゅがはドライブ編でした。

ツイッターで公式がどうか知りませんが『しゅがはドライブ』なるアカウントを見つけてしまい、「佐藤……!! お前……!! そんな周介くんと周子ちゃんに乗り込まれるような番組……!!」と思っていたので塩見兄妹に乗り込ませました。
きっと放送事故になるでしょう。

それと感想のほうで『防犯皆無な団地に住むなんてとんでもない!!』と言われたので周介くんの友人&周子ちゃんの友人がタッグを組んで防犯完璧な団地を建設!!
さらにそこに住むのは周介くんと周子ちゃんの友人(キチガイ)達!! これで防犯は完璧!!

その過程で東京都内に京都府が出来上がったようですが些細なことですよね。
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