俺が美優にプロポーズするまで   作:(TADA)

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さらにクロスキャラ登場!!

正直作者もどうかと思いますがよろしくお願いします!!

あ、あとちょっと短めです


神様な友人

いつものように閑古鳥がないている俺の店。いつもの飲兵衛お姉さま集団も仕事等で不在なので本格的に客がいないと思われるかもしれないが、カウンターで上品に食事をしながら日本酒を飲んでいるお客さんが一人。

高身長に長い黒髪、そして圧倒的なまでのサイズを誇るその胸部装甲を持つ女性は俺の同級生であった。名前を木戸という

お猪口に入った日本酒を飲んで感嘆のため息を吐きながら木戸は口を開く。

 「相変わらず料理の腕前は最高ですわね」

 「酒の目利きも褒めてもいいぞ?」

 「確かにお酒も美味しいですわ」

俺の言葉に微笑みながら言う木戸。その姿はまさしく地母神であろうか。

 「しかし、急に来るなんて珍しいな。雷銅とか四文字はちょいちょい連絡きていたけど、紫布とかはあんまり連絡きてなかったからな」

 「私や紫布さんは基本的に三船に連絡していたから仕方ないかもしれませんわね」

 「江下は?」

 「どっか行きましたわ」

相変わらずのフリーダムっぷりのようだ。

 「結婚祝いの報告……ということでしたので、同輩さんや皆さんも来たがっていたのですが、まぁ仕事のほうで手が回らずにたまたま手が空いていた私が一人で来ることになりましたわ」

 「ああ、それで木戸一人なのか。相変わらず住良木に振り回されているようで何より」

 「本望ですわ」

 「そんな決め顔で言われてもな……」

本当にきりっとした決め顔で言い放つ木戸。学生の時からそうであるが住良木(後輩)の過保護で何よりである。

 「それで塩見。三船はまだですの?」

 「そろそろ着くと思うが」

そう言って俺がスマホを取り出すのと店の扉が開かれるのは同時であった。

扉には少し急いできたのか軽く息切れをしている美優。そんな美優は木戸の顔をみてパーっと顔が明るくなった。

 「わぁ! お久しぶりです木戸さん!!」

 「ええ、三船も元気そうで何よりですわ」

嬉しそうに木戸に駆け寄ってその両手をぶんぶんとふる美優と、そんな美優を優しい笑みでみつめる木戸。その姿はまさしく……

 「飼い主が帰ってきて喜ぶ小型犬と飼い主」

 「自分の奥さんを犬扱いするのはおやめなさい」

 「?」

即座に突っ込んでくる木戸と、不思議そうに首を傾げる美優。

そんな美優も可愛くて最高!

そう思って嬉しそうに木戸と話をしている美優の姿を写メに撮って同級生ラインに貼り付ける。言葉で『俺の奥さんがこんなに可愛い』とつけるのを忘れない。

即座に大量の既読と共に俺に対する恨み言メッセージが大量に来るが俺はそれをスルーしてスマホをしまう。

 「美優、晩飯は?」

 「あ、すいません周介さん。お願いします」

 「任せておけ」

美優に頼まれたら俺のやる気MAXである。よぉし、張りきって料理しちゃうぞぉ!!

張りきって包丁を振るいだす俺と木戸が訝し気に口を開くのは同時であった。

 「三船、何か悩み事でもあるんですの?」

 「なんだって!?」

 「いえ、驚くのは私ですよ!? なんで周介さんのほうが反応早いんですか!?」

そんな美優の言葉を無視して俺は地面を叩く。

 「クソ!! クソ!!! 美優を悩ませるなんて『美優ちゃん大好きクラブ』会長として大失態!!」

 「いえ!! そんなクラブがあるの初耳なんですが!?」

 「ちなみに私も会員ですわよ」

 「木戸さん!?」

美優がとても驚いているようだが、俺の友人の実に100%が『美優ちゃん大好きクラブ』の会員である。

気分を落ち着けてから苦笑しながら口を開く美優。

 「いえ、今度の特別ドラマで女神の役をやることになったんですが、役作りがどうもうまくいかず……」

 「……あぁ、詩音が脚本を書いたっていう例の特別ドラマか」

我ら塩見家の同居人である双海詩音は小説家として売れ始め、さっそく我が愚妹が暗躍して詩音脚本の特別ドラマが撮影されることになった。

そのせいで今も家で地獄のマーチになっている同居人に黙祷。

 「しかし、女神役かぁ」

 「はい、やっぱり物語等でしかみることができないので役作りが難しくて……」

 「そのあたりマジもんの女神としてはどう思う、木戸」

 「そうですわね。私達は最初から『女神』として存在しているのでそのあたりの説明はできないのが現状ですわね」

 「だ、そうだぞ美優」

 「ちょっと待ってください」

焦ったように俺と木戸を止める美優。そしておずおずと言いずらそうに口を開いた。

 「木戸さん、神様だったんですか……?」

 「「え、いまさら?」」

 「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!」

マジの驚愕声を浮かべる美優。

 「え? だって周介さんの高校時代の写真に制服着ていましたよね!?」

 「あら、塩見とは同級生なので当然では?」

 「神様と同級生!?」

美優のこの反応。

 「言ってなかったっけ?」

 「聞いてませんよ!!」

 「そっか。じゃあもっと驚愕的なこというと四文字はキリスト教の唯一神だぞ」

 「えぇぇぇぇぇぇぇ!? あの『人ぃぃ類うぅぅいがわぁなにかぁかるのをみるとぞぉくぞぉくすぅるねぇぇ』って言ってた四文字さんが!?」

 「あいつどう考えても邪神だよな」

 「今更ですわね」

四文字をみてからキリスト教の唯一神を調べると納得できると言ったのは史学科に進んで歴史学者になった友人の談である。

 「ちなみに木戸はスキタイ神話の女神・アピだぞ」

 「……すいません、木戸さん。スキタイに神話があったことも初耳です……」

 「まぁ、仕方ないですわね。マイナー神ですし」

本当に申し訳なさそうな美優に対して苦笑を返す木戸。

 「ちなみにギリシャとかオリュンポス神話だと怪物をいっぱい産んでる邪神・エキドナな」

 「あ、エキドナは知ってます」

 「神話で子だくさんだから高校時代のあだ名はか~ちゃん」

 「そのあだ名は酷いと思います」

 「だが、高校時代からその母性で数多の後輩達をおぎゃらせたのは木戸の罪」

 「全部あなた達の悪乗りのせいでしょうに」

確かに多少悪乗りした感じはあったが、その包容力(爆乳的意味ではない)で数多くの男子生徒(たまに男性教諭)を狂わせたのは事実だ。

 「え~と、それだと木戸さんの今のお仕事って……?」

 「一応神様ですわね」

 「職業:神様……!?」

戦慄している美優が可愛いと思った俺はきっと末期なんだと思う。




塩見周介
同級生の友人には神様もいる

塩見美優
夫の交友関係に戦慄(尚、本人はその面々に愛されているのを自覚していない

木戸 亜比奈江
きど あぴなえ。その正体はスキタイの女神・アピでありギリシャ・オリュンポス神話の邪神・エキドナ。巨乳ですわ系かーちゃん属性

周介くんの同級生や後輩
神様も珍しくない。魔境か



そんな感じで短めの八月編です。

魔境深まる周介くんの同級生達。ついに神様参戦。ちなみに四文字や木戸はオリジナルではなく、川上稔先生の神々のいない星でのキャラになります。作者の書く文章が大丈夫な方は川上稔先生作品はおすすめです。

この作品も残すところ四か月。なんの予定もない作品ですが残り短い時間もよろしくお願いします。
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