俺が美優にプロポーズするまで   作:(TADA)

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最終回が近いのでこの番組もついにフィナーレ……!!

みなさん拍手でお見送りください……!!


346どうでしょう最終回~そして伝説へ……~

How do you like 346プロダクション?

 

 「さて、諸般の事情によりついに今回で最終回となってしまった我らが346どうでしょう」

 「一年近く続いたのが割と奇跡だよな」

 「それファンも含めてみんな思ってることやから。我ら346どうでしょう班も最終回なので割と張りきって企画を練りました」

 「その結果があれか」

 「シャラップ兄ちゃん。そんなこんなで最終回ですが張りきってどうぞ!」

 「俺達のやばい交友関係がついに白日の下に!」

 

 

 

 

10月某日346プロダクション駐車場

 

 「りあむちゃん乗り物を買う~!!」

 「「いぇ~い!」」

 「待って!! 開幕から購入する張本人の同意を一切えていない企画をスタートさせないで!!」

周子の叫びに拍手喝采で答える周介と貴音。そして至極当然の文句を言うりあむであったがボスに挑むにはレベルが足りなかったので無視される。

 「さて、346どうでしょう恒例のプロダクションで適当に拉致った相手に高額商品を購入させるこの企画!! 今までの最高金額は幸子ちゃんの500万円!! りあむちゃんはこの記録をこえることができるのか!!」

 「待ってよ! 本当に待ってよ!! まだアイドルデビューして間もないペーペーのボクに何を買わせる気なの!!」

 「話を聞いていないのか、りあむちゃん。乗り物だよ」

 「塩見三兄妹が揃っている時点で普通の気がしないんだよ!!」

 「「「なんと失礼な」」」

 「残当で草☆」

しゅがはの突っ込みに演者とプロデューサーの罵詈雑言の飛ばし合いが発生したがこの番組ではおおむねいつも通りである。

とりあえず進行役がしゅがはとバトルを開始したのでカメラを回している美優が口を挟んでくる。

 「え~と、りあむちゃん。最近自動車免許を取得しましたよね」

 「え? うん、それをTwitterで報告したら何故か炎上したけど」

炎上系アイドルの面目躍如である。

 「はい、それを見た貴音ちゃんが『でしたらぜひ私達が乗り物を仲介しましょう。ええ、これを機会に私達の愛車を世間に広めるいい機会です』と」

 「貴音ちゃんに認知してもらっているのは嬉しいけどそれは嫌だ」

 「「「なんと失礼な」」」

再び塩見三兄妹が反論してくるがりあむはそれを無視して言われたことを纏める。

 「つ、つまり今回は車を買うってこと?」

 (苦笑)

 「待って!! 美優さんの苦笑の時点で嫌な予感しかしない!!」

 「はいは~い!! りあむちゃんの心配を他所に今回紹介するのはこちら!!!」

周子の言葉に美優がカメラを向ける。

明らかに車のサイズではない布をかぶせられたものがあった。

 「ちょっと!?」

 「はい、まずは一台目!!」

 「一台目は俺だな。これを見ろ!!」

そう言いながらまだ車サイズの布を周介が勢いよくひく。

現れたのはMAZDAロードスター。

その車にりあむは不思議そうに首を傾げる。

 「えっと、周介さんの有名なロードスターだよね」

りあむの言葉に周介はわかっていないとばかりに首をふる。

 「俺のロードスターをそんじょそこらのロードスターと一緒にしてもらっては困る。学生時代に中古で買ってからこつこつと改良を加えた結果最高時速はついに500kmをこえた」

 「それ日本で走らせていいの!?」

 「流石にニトロを使った最高時速だぞ?」

 「ちなみに兄よ。通常での最高時速は?」

 「430km」

 「充分だよ!!」

思わず地団駄を踏むりあむ。そんなりあむに周子が声をかける。

 「ちなみにりあむちゃん。そのロードスターのサイドミラー捻ってみ?」

 「え? こ、こう?」

周子の言葉通りの行動をするりあむ。

ガチャンという音と共にサイドミラーが外れてS&WM500がでてきた。

フリーズしているりあむからM500を回収して再び仕舞う周介くん。

そしてイイ笑顔を浮かべた。

 「じゃあ次は周子な!!」

 「いやいやいやいや!! 今明らかに日本では見ちゃいけない代物だったけど!?」

 「はい!! 私の愛車はこちら!!」

そしてりあむの反応を無視して周子が自分の布を取り去る。

ジェットエンジンを積んだホンダCT125・ハンターカブであった。

 「待って!」

 「この愛車は私と私の友人の有志数名で作った一品!! なんと空も飛べるで!!」

 「それは吹っ飛んでいるんじゃないの!?」

どう考えてもハンターカブに積んちゃいけない代物である。

 「しかも両側にジェットノズルを積んでる。私らはこれを『現代のパンシャンドラム』って読んどるよ」

 「イギリス失敗兵器の代名詞じゃないか!!」

りあむの嘆きにもHAHAHAとアメリカンに流す周子。

 「さて、次は私ですね。待ちなさい、何故身構えるのです」

 「周介さんの妹で周子ちゃんの姉の時点で貴音さんは要警戒ですよ!!」

 「ふ、これだから愚か者は。いいでしょう!! 私の愛車を見て感涙にむせぶがいいです!!」

そう言って貴音は自分の布を取り払う。

見た目は普通のJEEPのWranglerであった。

 「……え、普通?」

 「じゃあ、はいこれ、りあむちゃん」

 「え? 何これ? 巨大なハンマー?」

 「「GO!!」」

 「これで殴れと!?」

周介と周子の言葉に驚愕するりあむ。おそるおそる貴音を確認するりあむであったが、貴音はガイナ立ちをしているだけだ。

しゅがはの『はよやれ』カンペにふらふらとしながら巨大なハンマーを振り上げるりあむ。

 「うう、これだけで絶対に貴音ちゃんファンから叩かれて炎上するよ……病む……」

 「「りあむちゃんのかっこいいとこみてみたい!!」」

 「くっそぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

完全に346どうでしょう慣れしているりあむは逃げ道がないことがわかっているので思いっきり巨大ハンマーを振りぬく。

 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

そして轟音と共にりあむの汚い悲鳴があがった。

なんと貴音のJEEPは無傷!! 凹みは愚か傷すらない!!

 「腕がぁぁぁぁぁぁっぁ!!!!!!」

 「説明しよう!!」

腕を抑えて地面をのたうちまわっているりあむを無視して貴音は小指をピンと立てて説明を始める。

 「私のJEEPの装甲に使われているのは軍の装甲車で使われている代物!! 素人では傷すらつけられない!!」

 「そのJEEPはもうそれ装甲車だよ!!」

りあむの悲鳴を高笑いで聞いていない貴音。そしてJEEPに乗り込む周介と周子。

するとJEEPの天井が開いてガトリングガンがでてきた。

 「……貴音さん?」

 「さぁ!! 次は美優さんの番ですよ!!」

 「武装もしてるのは完全アウトだよ!!」

りあむの言葉を無視してつぎの布に手をかける塩見三兄妹。

 「ちなみにりあむちゃん」

 「え? なにしゅがはさん」

 「美優ちゃん何に乗ってると思う?」

しゅがはの言葉にりあむは不思議そうに首を傾げる。

 「え、と軽とか?」

 「うむ、いい読みだ」

周介はそう言いながら美優の布を取り去る。

でてきたのはCV33快速戦車。

 「いや戦車ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

もはや車ですらなかった。

 「どういうこと!? なんでカルロベローチェが個人で持てるの!?」

 「あ、りあむちゃんCV33のことわかるんですね」

 「違うよ美優さん!! 突っ込みどころはそこじゃないよ!!

 「安心し、りあむちゃん。機銃は水鉄砲や」

 「ただし10mmの鉄板は貫通できるが」

 「だからそれもう兵器だよ!!」

周子と周介の言葉に突っ込みを入れるりあむ。

そんなりあむの反応を無視して塩見三兄妹は次の布に手を付ける。

 「お、どうしたんやりあむちゃん。まだ開帳してないで」

 「一番大きいこれが一番怖いんだよ!!」

周子の言葉にりあむが叫ぶ。

 「安心しろ。これは俺の友人のバイヤーがぜひとおすすめしてきたものだ」

 「……サイズ的にトラックとか? ボクとったの普通車の免許だよ」

 「安心しろ」

そう言って周介は布を取り去る。

AH-64Dアパッチ・ロングボウ戦闘ヘリコプターだった。

 「いや兵器ぃぃぃぃ!!!!」

 「その通り。何せバイヤーと言っても武器商人におすすめされた代物だからな」

 「武器商人の友人がいる周介さんの交友関係が怖いよ!!!」

 「何をわけわかんないこと言ってるんや」

 「武器など簡単に手に入るでしょう」

 「それを心底不思議そうに言い放つ塩見三兄妹が怖いよ!!」

塩見三兄妹の交友関係を調べようとした人物が行方不明になったのはファンの間では有名な話である。

 「さてさて、これで最後……おいおい!! りあむちゃん逃げるのはいかんで!!」

 「嫌だぁ!! 関わりたくなぁい!!」

 「暴れるな!! 暴れるなよ!!」

周介に関節をきめられながら押さえつけられるりあむ。それを見て貴音は優しい微笑みを浮かべる。

 「安心なさい。今までのに比べたらこれは普通です」

 「ほ、本当?」

 「ええ、本当です」

そう言ってから貴音は最後の布を取り去る。

でてきたのは小屋に入った対洲馬であった。

 「いや、馬ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 「何を言っているんだ。馬は馬でも対洲馬だぞ?」

 「せやで? 日本古来の在来馬や」

 「そういうことじゃないんだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

魂の突っ込みをするりあむ。

 「じゃ、りあむちゃん。どれ買う?」

 「え?」

 「え、じゃないでしょう」

 「私らのが欲しいんやったら普通の車両を買ってもらって私らが弄るから時間かかるで!!」

りあむがおそるおそるアパッチと対洲馬を指差す。

 「もし、あれらを選んだ場合は?」

 「「「持ち帰り可」」」

 「おかしくない!?」

今更である。

 「なんやりあむちゃん。買うの拒否するんか?」

 「いや、拒否云々じゃなくて買ったら逮捕される代物ばっかりなんだけど」

 「だったらゲームの時間だな!!」

 「ゲーム?」

りあむの言葉に周子がカメラに向かって笑顔で口を開く。

 「これからりあむちゃんには兄ちゃんとあるゲームで戦ってもらいます!! これに勝てたら今回の購入見送りになります!!」

 「よぉぉぉぉぉぉし!!! 絶対に勝ぁぁぁぁぁぁっぁあxつ!!!!!!」

 「やる気になったようですね。ではこれをどうぞ」

そう言って貴音はあるものをりあむに渡してくる。

上が赤で下が白のカラーリングのサッカーボールくらいの球体。

 「……モンスターボール?」

そう、それはサイズが大きくなったモンスターボールであった。

そして鳴り響く初代赤・緑のチャンピオン戦にテーマ。

 「え? え? え?」

状態異常:混乱になるりあむ。しかし塩見三兄妹は止まらない。

 「あ、いざかやてんしゅのしゅうすけがしょうぶをしかけてきた!!」

 「え? え? え?」

 「いざかやてんしゅのしゅうすけはカイリューをくりだしてきた!!!!」

 「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!???????????」

なんと周介が投げたモンスターボールから等身大の動くカイリューがでてきた。その出来事にめちゃくちゃな声をあげるりあむ。

 「うっそ!? 本物!? すごい動いてる!! え!? どういうこと!?」

 「「「科学の力」」」

 「科学の力ってすげぇぇぇぇぇ!!!!!」

塩見三兄妹の言葉に喜びを含んだ奇声をあげるりあむ。そしてりあむはノリノリで受け取ったモンスターボールを構える。

 「よ~し!! 君に決めた!!」

そう言って投げたモンスターボールからでてくるヒトカゲくらいのサイズの大きなリスのようなポケモン。

 「なんでヨクバリスなんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

よくばりポケモンヨクバリスであった。

 

 

 

 

 「さて、そんな感じで346どうでしょう最終回編でした」

 「ちなみにポケモンバトルの映像は346どうでしょう公式HPで見れるぞ」

 「あっさりと受け入れた私らの言えたことやないけど、兄ちゃん、なんでポケモン持ってたん?」

 「博士の奴が遊戯王のアニメにインスピレーションを受けて作り上げたソリッドヴィジョンシステムだ」

 「ふぅぅぅぅぅ!! 流石は博士さんだぜ!! ちなみに今回のエンディングは『風といっしょに』です」

 「また子供に戻りてぇなぁ」

 「ほんそれ」

 「「警察に捕まらないっていいことだよな」




塩見周介
俺の愛馬は狂暴です

仲野周子
憧れはミノフスキークラフト

四条貴音
渋滞の時は車を蹴散らす妄想をする(しかもできる

塩見美優
まさかの愛車はイタリア戦車

りあむちゃんのチャンピオン戦
カイリュー相手にヨクバリスで勝利を治めて汚い歓声をあげた

風といっしょに
名曲ですよね……



そんな感じで10月編は346どうでしょう最終回でした。

多方面にテロのように迷惑をかけまくったこの番組。支持者も多いけど業界関係者にはアンチも多かった模様。

そのためになくなく最終回……!!

そして世間に晒される塩見三兄妹のやばい交友関係
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