悪魔の名を持つ機械人形の記録を持つ者   作:コレクトマン

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赤龍帝の覚醒

 

 

レーティングゲームに乱入してきた100体……いや、100機のグレイズ相手に俺は戦い抜き、終わった時にはもう身体の限界に近かった為に俺は気を失った。

 

そして今の俺は夢を見ていた。そこは前に見た紅い大地の場所ではなく、廃墟と化した町の所だった。そこでこの前戦ったグレイズと似た機械人形と前の夢に出たベージュ色のガンダム・フレームが戦っていた。その戦いは追うものと追われるものの戦いと思われた。グレイズに似た機械人形は交代しながらもライフルでベージュ色のガンダム・フレームの頭部を精確に当てていく。

 

 

 

 

まだ捕まらんよ、小童には!

 

 

 

うぉぉおおおおお!

 

 

 

 

対してベージュ色のガンダム・フレームは腕を交差して頭部を守りながらもグレイズに似た機械人形との距離を詰めて機械人形が持つライフルの銃身を掴んで肉薄し、握りつぶす。

 

 

 

 

随分私情に囚われた攻撃だな。…さては身内でも死んだか?

 

 

 

っ!黙れ!

 

 

 

 

ベージュ色のガンダム・フレームのパイロットは図星を言われたことを癇に障ったのかバックパックの隠し腕を展開した。

 

 

 

 

守るべきものがある、それは結構。仇を討つ、それも結構!

 

 

 

てめぇは俺が殺る!それだけだぁ!!!

 

 

 

 

グレイズに似た機械人形は使い物にならなくなったライフルを手放してがベージュ色のガンダム・フレームの頭部に拳を叩き込むがベージュ色のガンダム・フレームはそれを右の拳でガードし、反撃に左手で銃身を潰したライフルで叩き、追い打ちにアッパー、そして左ストレートを叩き込む。

 

グレイズに似た機械人形はベージュ色のガンダム・フレームの左ストレートを右手で防ぐが、その背部に取り付けられている隠し腕に殴られ不意を突かれる。そしてベージュ色のガンダム・フレームはそのグレイズに似た機械人形にただ只管に……

 

 

 

殴る

 

 

 

殴る!

 

 

 

殴る!!

 

 

 

しかしグレイズに似た機械人形はただ殺られるわけにはいかず、ベージュ色のガンダム・フレームにど突き、隙を突いて距離を取る。

 

 

 

 

お前は人として至極まともだ。しかしなぁ!…な!?

 

 

 

ぬぅぅぁあああ!!!

 

 

 

 

ベージュ色のガンダム・フレームは背部スラスターを吹かしてグレイズに似た機械人形に組み付き、そのまま地面に叩きつける。それにより煙が舞い上がり、視界が曇って見えづらくなった。そしてグレイズに似た機械人形は思ったよりもしぶとく生き残っていた。

 

 

 

 

戦場では、まともな奴から死んでいくのが常···

 

 

 

己が正義を守るため、もがく奴から淘汰されるのだぁ!!

 

 

 

 

グレイズに似た機械人形の左腕に取り付けられている取手が付いたシールドを手にするとシールド部分が折り畳んで一つの手斧となった。煙で見えないがその手斧で目の前にいると思われるベージュ色のガンダム・フレームに向けて振るう。そして金属がぶつかり合う音が響くと同時に煙が晴れるとそこにいたのは……

 

 

 

……なっ!?

 

 

 

巨大なペンチを構えたベージュ色のガンダム・フレーム……否、()()()姿()だった

 

 

 

よかったな……

 

 

 

アンタが()()()()!!

 

 

 

 

ベージュ色のガンダム・フレームは巨大なペンチをグレイズに似た機械人形に鋏込んで地面に押し倒すと隠し腕と両腕でペンチに力を入れてグレイズに似た機械人形とそのパイロットごと鋏潰す。

 

 

 

 

ぐううぅぅ!?…お褒め頂き感謝するぜ、名も無き小童よ。このロートルの死は必ずや、貴様の未来の姿となるだろう!!

 

 

 

 

グレイズに似た機械人形のパイロットはベージュ色のガンダム・フレームに死に際の預言をするとグレイズとは違う別の機械人形が向かってきた。

 

 

 

 

■■ー!

 

 

 

…さらばだ!(……悪りぃ、■■■■)

 

 

 

グレイズに似た機械人形のパイロットがそう告げた瞬間、機械人形が爆発してベージュ色のガンダム・フレームを巻き込んだ。

 

 

 

 

■■!?……!

 

 

 

 

グレイズに似た機械人形の自爆によって巻き込まれたベージュ色のガンダム・フレームは自爆した機械人形の爆炎の中から出てきて己が無事あることを示し、パイロットも心配してくれた機械人形のパイロット伝えた。

 

 

 

 

平気だ。俺は……生きている

 

 

 

 

ベージュ色のガンダム・フレームに乗るパイロットの言葉は重かった。先程倒したパイロットが言ってたように身内が死んだ者と含めて、俺は生きてしまっている。心配した機械人形のパイロットはそう感じた。

 

 

 

 

……うん、そうだね。アンタは生きてる

 

 

 

 

戦いには勝ったものの、心には深い傷跡みたいなものが残る気持ちになった俺はそれを皮切りに夢から覚めるのであった。

 

 

「ン、ウゥン……はっ!」

 

 

俺が目を覚ますと、そこにあるのは何もない真っ白な空間だった。俺に話しかけてきた男を除けば……

 

 

〔……どうやら目が覚めたようだな〕

 

 

俺は話しかけてきた男の姿に見覚えがあった。それは夢に出てきたベージュ色のガンダム・フレームのパイロットであった。

 

 

「アンタは……夢に出てきたベージュ色のガンダム・フレームのパイロットか?」

 

〔俺は“昭弘・アルトランド”。お前が夢で見た“ガンダム・グシオンリベイクフルシティ”のパイロットだ〕

 

「グシオン……?もしかして、バルバトスと同じ?」

 

〔あぁ。……率直に聞くが、お前がグレイズ達を相手にして気を失った後に何日が経ったと思う?〕

 

「何日…?……っ!?」

 

 

ベージュ色のガンダム・フレームことガンダム・グシオンリベイクフルシティのパイロットである昭弘から何日経ったことを聞かれ、その時に俺は理解して焦った。

 

 

「なぁ!俺は何日眠っていた!?」

 

〔…二日だ。二日間お前はこの空間に眠ったままだ。だが、お前が元の世界に戻る前に会いたい奴がいるそうだ〕

 

「俺に……会いたい奴?」

 

〔あぁ。……そろそろ出てきたらどうだ?〕

 

 

昭弘の掛け声でこの空間により紅い炎が出現した。しかし俺はこの炎というより、炎から放たれている感覚を俺は知っている。

 

 

「お前は……俺の神器に宿るドラゴンか?」

 

《やれやれ……ようやく目を覚ましたか………あまり俺の前で無様な姿を見せるなよ、“白い奴”に笑われるぜ?》

 

「白い奴?そいつはなんなのか分からないが、そもそもお前は一体……」

 

赤い龍の帝王(ウェルシュ・ドラゴン)“ドライグ”。兵藤一誠、お前の左腕にいるものだ》

 

「ドライグ……」

 

 

俺の左腕こと神器に宿るドラゴンの魂“ドライグ”であることが分かった俺。その時に昭弘が俺にあることを告げる

 

 

〔……話のところ悪いが、お前は直ぐに元の世界に戻ってもらう〕

 

「……!そうだ、部長が!」

 

…案外せっかちな男だな?グシオンを宿した二代目よ?

 

〔あのグレモリーって奴は、俺の知っている奴と同じ声だった。……唯それだけだ〕

 

 

俺は一瞬昭弘がいう部長と同じ声の人って一体どういう人なんだろうと思ったがそれを後回しにした。そして俺はドライグにレーティングゲームで言われた契約のことを答えた。

 

 

「ドライグ……前のレーティングゲームで言っていた契約なんだが、俺は決めた」

 

ほぅ?……して、その答えは?

 

「俺は部長の様に頭が良いわけでもないし、木場の様に剣の扱いが上手いわけでもない。小猫ちゃんの様に格闘術だって未熟だし、姫島先輩の様に強くない。……それでも、俺は強くなる!ドライグのいう白い奴がどんな奴なのか分からないが、俺は強くならなくちゃならない!ミカが俺に期待する様に俺はもっと強くなる!だからドライグ、俺の左腕をくれてやる!だから……」

 

 

 

俺の思いに応えてみせろ!!

 

 

 

よかろう……契約成立だ!

 

 

 

この契約の際に俺の左腕が眩い光りを放つと同時に俺の意識は無事に元の世界に戻り、目を開けると俺の知る旧校舎の部室であった。

 

 

「ここは……知っている場所だ」

 

「目が覚めたみたいですね?」

 

 

俺が身体を起こすとグレイフィアさんがいた。どうやら見た感じだと俺はグレイフィアさんに看病されていた様だ。

 

 

「……グレイフィアさん、率直に聞きます。レーティングゲームはどうなったんですか?」

 

「あの謎の機械人形達の介入によりレーティングゲームは中止になり、それにより勝負は振り出しに戻ることはなく、ライザー様とリアスお嬢様の婚約破棄は白紙になりました」

 

「そうですか……」

 

 

俺は身体を起こして、上半身裸だったので服を着た。そして俺はグレイフィアさんに部長のことを聞いた。

 

 

「グレイフィアさん、部長は今どこに?」

 

「お嬢様は現在、冥界でお嬢様とライザー様の婚約パーティに参加しておられます」

 

「木場達は…?」

 

「お嬢様のお付き添いになられております。会場にいない関係者は一誠様だけです。それと、ライザー様から一誠様に渡してほしいと頼まれたものです」

 

「ライザーが……俺に?」

 

 

グレイフィアさんが懐から一通の手紙と魔法陣を取り出し、それを俺に渡した。俺は魔法陣より先に手紙の中身を確認した。その手紙の内容は、俺に対しての果たし状であった。

 

 

 

“リアスを取り返したければ婚約パーティに殴り込んで来い、そこで決着をつける”

 

 

 

「幾ら何でもシンプルすぎるだろ?……だが、分かり易いな」

 

「それと、サーゼクス様からの伝言があります」

 

「……魔王様から?」

 

「はい……」

 

 

 

「妹を助けたいのであれば会場へ殴り込んで来なさい」

 

 

 

「……だそうです。眠っておられる間、貴方の中から強大な力を感じ取りました。それも二つ、一つはドラゴン……何者にも与しなかった唯一の存在。そしてもう一つは我々悪魔の名家に近いようで遠いような存在。三大勢力を絶滅の窮地に追いやった忌々しきあの力であればあるいは……」

 

 

……恐らくグレイフィアさんは俺の左腕に宿るドラゴンと身体に宿るバルバトスと同じガンダム・フレームのことを言っているのだろう。そういってグレイフィアさんは先に婚約パーティ会場へ転移して行った。……それにしてもライザーと魔王様。偶然なのか同じ内容で俺に婚約パーティに殴り込んでこいと言われたのはある意味変な感じである。ライザーと魔王様はグルなのかなどの考えを辞めて俺はグレイフィアさんから渡された魔法陣を見て直感した。これは婚約パーティ会場へ転移する為の魔法陣であると。魔法陣を使う前にレーティングゲームの時にミカが言っていた言葉を思い出した。

 

 

 

俺たちはまだ止まれない。相手が誰であろうと全力で叩き潰す…!

 

 

 

あぁ……そうだったな、ミカ。あいつの言う通り俺もまだここで立ち止まる訳にはいかない。

 

 

「……俺は行くぞ、ミカ。俺だってまだ、止まらねえ…!」

 

 

そして俺は魔法陣を使い、婚約パーティ会場に転移するのであった。……待ってて下さい部長、俺が今行きます!

 

 

一誠Side out

 

 

 

あのレーティングゲームの後一誠を除く俺たちはグレモリー先輩と畑の人の婚約パーティに参加していた。だけど、グレモリー先輩と畑の人は何やら嬉しくない顔をしていた。

 

 

「……なんかグレモリー先輩と畑の人、大事なパーティなのに嬉しくなさそう」

 

〔気づいていたか。あのフェニックスの三男坊は前の戦いの結果のことをよく思っていないのだろう〕

 

「え?……三日月くん、それはどういうこと?」

 

「……お兄様はあの試合の後、荒れていましたわ。あの試合に関しては納得できないって」

 

 

木場が俺に聞き出そうとすると畑の人の妹が代わりに説明した。……確かレイヴェルって名前だっけ?

 

 

「アンタは畑の人の妹の……」

 

「ひっ!?……れ、レイヴェル・フェニックス……ですわ」

 

「?……あっ」

 

 

レイヴェルは何故か俺が声を掛けただけで怯えていた。その時に俺は前のレーティングゲームの事を思い出した。そして俺は名瀬さんに言われた事を思い出した。

 

 

 

“どんな理由であれ、女を泣かせては駄目だ”と……

 

 

 

「えっと……ごめんなさい」

 

「……えっ?」

 

「あの時、アンタを泣かせてしまって本当にごめん」

 

「い……いえっ、こ……こちらこそ。そ……それはそうと、リアス様の兵士はまだいらっしゃらないのですか?」

 

 

レイヴェルはまだ俺に対して怯えているものの何とか耐えつつも一誠のことを聞き出した。

 

 

「イッセーはまだ来てないよ。このパーティには」

 

「そう……ですか……」

 

「イッセーさん………」

 

 

アーシアが一誠がいないことに心配していた。俺はアーシアに大丈夫である事を伝える。

 

 

「アーシア、イッセーなら大丈夫。イッセーなら絶対にここに来る。イッセーも、俺と同じように止まれない。グレモリー先輩を向かいにくるよ」

 

 

俺の言葉を皮切りにパーティ会場の扉が開いた。そしてそこから一誠がやって来た。

 

 

「部長ー!!遅くなりました!」

 

「イッセー!?」

 

「ライザー・フェニックス!!アンタが送り出した果たし状の下、部長のリアス・グレモリー様を取り戻しにやって来たぞ!!!」

 

 

一誠が畑の人にグレモリー先輩を取り戻しに来たと伝えると警備兵らしき人物達が一誠を取り抑えようしていた。……そうだ、考えるまでもない。俺のやることは決まっている。

 

 

「おい、貴様!ここがどこだと分かって……があぁっ!?」

 

 

俺はバルバトスを纏ってレンチメイスを展開してそのまま警備兵に向けて投げつけて、警備兵の一人を黙らせた。

 

 

「なっ!?貴様!!自分が何をしたのか分かって……「…邪魔」何っ!?ゴッハァ!?」

 

 

そしてもう一人の警備兵は直接殴り付けて黙らせる。そして一誠の道を切り開いた。

 

 

「イッセー、少し遅いよ」

 

「悪いミカ。それにみんな、待たせた」

 

「…遅いです」

 

「あらあらやっと来たんですか?」

 

「イッセーくん、ここは僕たち……と言いたいけど、三日月くんがもう道を作っちゃったけど、ここからは僕たちが抑えるよ」

 

「あぁ…サンキューな!」

 

 

そう言って一誠はグレモリー先輩と畑の人の下に向かっていった。そして俺は他の警備兵の相手をするのであった。

 

……一誠、俺は待ってるから。グレモリー先輩をお願いね。

 

 

涼夜Side out

 

 

 

俺がリアスの下僕に果たし状を送りつけたのは良いが、よもやあの小僧がリアスの下僕の為に一人で叩き伏せるとは予想外であったが、リアスの下僕が来たということには変わりはない。

 

そう……レーティングゲームではあの機械人形共の介入により俺と奴との決着はつけられなかったが、今なら納得の出来る決着がつけられる!

 

 

「来たか……小僧」

 

「あぁ来てやったぜ、アンタが送りつけた果たし状を見てな!……勝負だ、ライザ―・フェニックス。俺が勝ったら部長……リアス・グレモリーは俺がいただく!!」

 

 

何気にこいつはリアスの前で殺し文句を言ってないか?リアスの顔が真っ赤になっている。一方の俺やリアスの両親達や他の上級悪魔達が俺がリアスの下僕に果たし状を送りつけたことを初めて知って混乱していた。すると一部の上級悪魔が俺に説明を求めて来た。

 

 

「ライザー!これはどういう事だ!」

 

「聞いての通り、俺は前のレーティングゲームの結果に納得してはいない。だからこそ、俺はリアスの下僕に果たし状を送り込んだ」

 

「そして、私が用意した余興でもあります」

 

 

するとサーゼクス様が俺たちの前に現れ、俺とリアスの下僕の決闘を余興と告げた。それを聞いたリアスの下僕は俺とサーゼクス様はこの決闘に関してつるんでいるような顔をしていた。……正直に言えば、俺はそのサーゼクス様にこの決闘を利用されたのだがな。そしてサーゼクス様はリアスの下僕の方に向ける。

 

 

「初めて会うね…赤龍帝。いやイッセ―君と言った方が良いのかな?私はサーゼクス・ルシファー。リアスの兄だ」

 

「……はい、それについては部長から聞いております」

 

「そうか。君のことはリアスから聞いているよ。非公式のレーティングゲームとはいえ、随分と活躍されたようだね?是非、その力をライザーとの戦いで見せてもらえないかね?」

 

 

サーゼクス様の声に結婚式に来ていた悪魔達が一斉に声を荒げる。中には反感を抱く者もいた。

 

 

「サーゼクス様、そのような勝手は!」

 

「このような何処の馬の骨とも分からぬ下級悪魔風情に「おい……」……はっ!?」

 

 

すると口にしていた悪魔に悪寒が走った。その悪魔の背後にはバルバトスと同じ名を持つ機械人形を纏う例の小僧がサーゼクス様と同等……いやっ、下手をすればそれ以上の殺気を放っていた。……これだ。俺が始めて恐怖というもの抱き始めたあの殺気だ……!

 

 

「な…何だ貴様!下等な人間風情が私に「ごちゃごちゃと煩いよ…黙ってろ」…ヒィ!?」

 

 

やはりあの小僧は恐ろしく思える。赤龍帝の方がまだマシとも言える程の怒りと殺意がこの会場に充満していた。一部の耐性のある上級悪魔は平常心を保てているものの、他の悪魔の方はあの小僧に対して恐怖を抱いているはず。俺の妹のレイヴェルもあの小僧に一度殺されかけたことがあった分トラウマになっている。

 

 

「すまない、何かと君のことは他の者達には伝わってなくてね。そろそろ話を戻したいのだが怒りを鎮めてくれるかい?」

 

「……分かった」

 

「ありがとう。……さてイッセー君、君がライザーに勝てたら望みの報酬…はもう言っているね。我が妹でいいのかな?」

 

「はい。部長を取り戻しに俺はここに来ました!!」

 

「いい答えだ。勝ったらリアスを連れて行きたまえ。ライザー、君もそれでいいかね?」

 

 

何やらトントン拍子で事が進んでいったようだ。最初は予想外ではあったが、どの道リアスの下僕と決着を付けられることには変わりは無い。

 

 

「感謝いたします、サーゼクス様」

 

「よろしい。では舞台は私が用意しよう」

 

 

そう言ってサーゼクス様は俺たちが戦う場所である城を舞台にした異空間に俺たちを転移させた。

 

 

ライザーSide out

 

 

 

俺は部長の自由を賭けてライザーと決闘の舞台に転移された。転移した所は城の様な場所であった。

 

 

「お前の能力は既にすべて割れているとは言え、お前は俺を倒すつもりなのだろう?」

 

「あぁ!お前が不死身だろうと俺は絶対に勝ってみせる!プロモーション“女王”!!」

 

 

俺は兵士の特有のプロモーションで女王になったと同時に俺は神器である赤龍帝の籠手を展開してドライグと契約して手にした力を解放する。

 

 

「輝きやがれ!オーバーブーストォッ!!」

 

 

《Welsh Dragon over booster‼︎‼︎》

 

 

俺はドライグとの契約で神滅具特有の奥の手である禁手(バランスブレイカー)を発動させる。俺の身体に赤い鎧が纏い、赤龍を連想させる様な姿となった。

 

 

「これが龍帝の力!赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)!!」

 

「何っ!?禁手だと!既に至ってという事か!…だが、力を振り回すだけで俺に勝てるか!!」

 

 

ライザーが俺の方に突っ込んで来た。俺はドライグから制限時間を聞いた。

 

 

「ドライグ、どれ位だ?」

 

 

《ざっと約10秒だ。それ以上は身体が保たん》

 

 

「十分だ!(あくまで約10秒か。……恐らく5、6秒で解ける可能性があるな。そうなったら、俺の中にあるアレを呼び出すしかない)…速攻でケリをつける!」

 

 

俺は拳を握りしめ、ライザーの方へ走り出す。部長の笑顔を取り戻す為に!

 

 

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続く

 

 

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