三日月たちがいる冥界とは違う別の場所で、とある二人の人物の内一人に宿りしドラゴンは一誠に宿しドラゴンが覚醒した波動を感じ取っていた。
《…目覚めたようだな、奴が》
「そのようだな。今代の赤龍帝はどれほどのものなのか楽しみだ」
「あぁ、君の目的も近くないうちに果たされるだろう。さて……兵藤一誠、今代赤龍帝でありながら11番目の悪魔を宿りし者。その禁忌の力、どう使うのやら。見せてみろ、君の可能性を」
《意外と奴を高く評価しているのだな?今代の赤龍帝の実力ではあのフェニックスに勝つのも怪しいものだ》
「さて、それはどうだろうな?」
「……お前は兵藤一誠ならフェニックスに勝つと?」
「悪魔は義理堅いものだ。一度交わした契約を、途中で投げ出したりなどすまい…という事だよ」
その言葉を皮切りに二人はその場を後にした。その時に一誠を高く評価していた人物はもう一人に勘付かれない様に笑っていた。まるで、運命がこちらに流れているかのように……
???Side out
俺はドライグとの契約で禁手に至り、赤龍帝の鎧を纏いライザーとぶっ飛ばすために手元から30mm滑空砲を展開し、砲口をライザーに向けて魔力を込めた砲弾をぶっ放す。
だが、ライザーとてこいつの危険性を理解していたのか容易く回避される。
「はっ!その武器の特性や限界は見えているぞ!」
「もとよりそれが狙いだっ!!」
俺は背中から隠し腕が格納しているバックパックユニットを展開し、そこからスラスターを吹かしてそのままライザーに向かって突っ込んだ。
「真正面からか……馬鹿め!態々自滅しに来たか!!」
「そうでもねえさっ!!」
ライザーと肉薄したと同時に俺は30mm滑空砲の砲身を掴み直し、そのままライザーに叩きつける。ライザーはそれを他愛無いかの如く炎を纏った腕で30mm滑空砲を叩き壊す。その時に30mm滑空砲の中にある30mm弾がライザーの炎によって誘爆を起こし、30mm滑空砲が爆発して爆煙が俺とライザーを包む。
その爆煙が晴れるまで待たずに俺は行動を起こした。無論、ライザーも同様である。爆煙の中から出た俺とライザー。互いの左腕を相手に突き出すように殴りだす。しかしそれを防ぐために余った右腕を使って防御する。ライザーは俺の腕を掴み、俺は右腕でライザーの拳を防ぐ。
「…くっ!あのバルバトスの小僧といい、アスタロトの機械人形といい、貴様は本当に厄介だな!!」
「俺は部長の笑顔を守るためなら、お前の炎なんざ一々食らってたまるか!」
「ちっ!貴様のその諦めの悪さと不屈さ……赤龍帝のクソガキ、いやっ兵藤一誠!貴様はたったそれだけの為に俺の邪魔をするか!!」
「一度は部長に命を救われたんだ。俺だって難しいことはまだ分からねえよ。だけどな、俺は初めて……部長が、リアス先輩のことが好きになったんだ!俺が部長を守る理由や俺がてめぇを倒す理由は、それだけで十分だ!!」
「…イカレているな、貴様も!!だからこそか、お前が迷いのない一撃を放てるのか。だが、所詮それだけの事!俺とてフェニックスの名を背負う名家の一人……だからこそ!俺は全力で貴様を倒す!!」
「今ここで、リアスの前で散れっ!!」
するとライザーが俺を蹴飛ばして距離を離された。そしてライザーは片手に炎の魔力を収束させて巨大な炎の魔力弾を俺に向けて放って来た。……だが、かえって好都合だ!
「そうやすやすと散れるかよっ!!」
《Transfer!!》
倍加させ、ストックしていた分を魔力に譲渡させ、俺の左腕の赤龍帝の籠手に譲渡させた魔力をライザーに向けてぶっ放す。俺が放った魔力弾とライザーの放つ炎の魔力弾とぶつかり合い、爆発が起きて俺とライザーの渾身の技が相殺される。技が相殺された爆煙に再び俺とライザーに包むとこのタイミングで俺が纏っていた赤龍帝の鎧が10秒も経っていないにも関わらず鎧が消えた。
「……やっぱり
《そのようだな。代価は十分だが、お前の基礎能力が低すぎる。故に10秒経つ前に解けたのだ。修行不足だ》
「あれでも修行不足か……。まぁ文句は言わねえけどさ、俺の中にまだ彼奴がいる」
《彼奴だと?……っ!お前、まさか……!》
そうドライグが何かを察したようだが生憎とその問い答える時間はないようだ。ライザーが爆煙を炎で払い出して俺の姿を捉えた。
「ちぃっ!よもや相殺されるとは……なっ!?」
ライザーは俺の左腕を見て驚いていた。……そりゃそうだよな?何せ左腕を差し出して禁手したから左腕が
「貴様……ドラゴンに腕を支払ったのか…?」
「まあな。左腕を支払ったおかげで俺は一時的に禁手に至ったけどな。……といっても基礎不足で6秒で直ぐ解けたけどな」
「なるほどな……しかし、お前とて分かっているはずだ。もう二度と元の腕には戻れないという事を!」
「そんなの先刻承知だ。腕一本で部長が戻ってくるなら安いものだと思ったさ。だが、まだもう一つ支払ってないやつがあるけどな」
「何っ!?まだ何かを支払うつもりか!……なら、その前に俺がお前を倒すッ!」
ライザーは背中の炎の翼を羽ばたいて加速し、俺との距離を詰めてくる。その時に俺は、ライザーと戦う前に俺の中にいるドライグ以外の存在である彼と契約の話を思い出していた。
〔…予め言っておくが、俺と契約したらお前の背中に阿頼耶識が出てくると同時に脳処理が追いつかない程の情報量がお前の脳に直接入ってくる。それが俺と契約する際の下準備だ。俺と契約する時は俺に力を求めろ。それでお前との契約が成立する〕
……確かそう言ってたよな?昭弘。俺は何としても部長を助けたい、だから……
「 俺の思いに応え、力を貸せ!
そう叫んだその時、俺の頭の中で俺の知らない情報が沢山入って来た。その量は尋常じゃなく、“痛い”という言葉すら発せられないほどの痛覚が襲った。頭からは脳が焼かれるような痛みと背中から何かが突き破って出て来そうな痛み。かつて俺が体験したことがない痛みが俺の身体と頭に駆け巡った。
「ぐ……があぁっ!?」
《小僧っ!?》
痛ぇ……めちゃくちゃ痛ぇ。これほどの痛みをミカは体験したのか?その時に俺の頭にある声が聞こえた。
〔悪い、お前の身体と同調するのに手間取った。もう一度俺の名を呼べ、それで契約成立だ〕
なるほどな。さっきの痛みは俺と同調する為の下準備ってことか。……だったら俺のやることは決まっている。なぁ昭弘……これを言うのは二度目だ。
俺に力を貸せ、グシオンッ!!
〔あぁ、分かっている。契約は既に成立だ〕
一誠Side out
俺たちは一誠と畑の人の戦いを見届けていた。最初は一誠が赤い龍のような鎧を展開した。……あれって一体何だろう?
〔あれは小僧の持つ赤龍帝の籠手による禁手、赤龍帝の鎧だ。だが、あれは代価を支払うタイプのようだな〕
「それって…イッセーがイッセーじゃ無くなるってこと?」
〔正確にはあの小僧がドラゴンになるということだ。今の小僧は左腕を支払ってドラゴンの腕と化している。もう元に戻ることは出来ん〕
一誠がドラゴンに?カッコ良さそうだけど人間に戻れないとなると何かやだな。……そう考えていると畑の人が一誠に目掛けて接近した。その時に一誠が向かってくる畑の人の前で何かを叫ぶと急に一誠が苦しみだした。
……あの苦しみ方、俺は知っている。一誠がカラス女に殺されたあの時にバルバトスの声を聞き、脳に莫大な情報量が駆け巡って処理速度が追いつかず、釣り上げられた魚のように動けず鼻から血が垂れて気を失った苦痛だ。すると一誠の背中にある変化が起きる。それは……
「イッセーっ!?」
「あ……あれは一体?」
「!……バルバトス、あれって……」
〔あぁ……間違いない、アレは阿頼耶識だ…!そしてあの小僧の中には奴がいる!〕
バルバトスも少しばかり驚いていて、一誠の中にバルバトスと同じガンダム・フレームがいると判明した。……それにしても、一誠は一体どんな奴と契約したんだろう?……でも、不思議と契約した奴がどういう奴なのか知っている気がした。その時に俺は、無意識にどこにもいないであろうその名前を小さく呟いた。
「………昭弘?」
涼夜Side out
赤龍帝の小僧がこれ以上何かをする前に勝負をつけようとした途端、小僧は俺の前で急に苦しみだしたと同時に背中からバルバトスを纏う小僧と同じ突起物が二つ突出して背中から血を流していた。一体何をするつもりなのかは知らんが、またとない好機を逃すわけにはいかん!
「これで終わりだ!兵藤一誠っ!!!」
そして俺は拳に魔力の炎を纏わせて小僧の顔面に叩き付けてた。
「……なっ?!何ぃっ!?」
……筈だった。俺の拳は小僧の機械人形の腕に変異した右腕に受け止められた。………いやっ腕だけではない。
バルバトスを纏う小僧と同じように
ただ一つ違いを入れるのなら左腕の方は赤龍帝の籠手のままだ。そう考えた一瞬の時間を見逃さなかった小僧は受け止めた拳をしっかりと掴んで俺を逃がさないようにした。
「……捕らえた!」
「…っ!?しまっ……!」
俺を掴んで固定したと同時に小僧の背中からもう二本の隠し腕が展開して赤龍帝の籠手を纏った左腕で俺に殴りかかる。俺はすぐに余った左腕でガードするも隠し腕が俺の頭部という急所に殴り当てる。
「ぐおぉっ!?」
「まだだ、まだ終わりじゃない!!」
そして小僧の攻撃は的確に急所ばかり狙ってくる。左腕に胴を叩き込まれれば隠し腕が頭部に叩き込まれる、それを小僧が俺の身体に繰り返し殴り掛かってくる。
この時に俺は理解した。この小僧は俺が不死身であることを理解して精神的に追い詰めるつもりだ!俺の拳は炎を纏わせいる分攻撃力はあるがその実、攻撃を当てる度に力が分散する。しかし、この小僧は神器で力をあえて倍加せずに小さく、鋭く、確実に急所のみを狙って来やがる!リアスが教えたとは到底思えん、…となるとアスタロトの機械人形の奴か?奴め……レーティングゲーム前の十日間の修行でなんて素晴らしいそして、なんて恐ろしいことを小僧に叩き込んだんだ……!中々どうして理に適った攻撃だ!敵の
「ぐっ……!調子に乗るな!!」
「なっ…ぐはっ!?」
ただ殴られ続けられる訳にもいかない為に俺は小僧を蹴飛ばして距離をとった。
「グゥゥ……!逃すかぁぁーっ!!」
「何っ!?まだ追って……ウガァッ!?」
しかし小僧は背中からスラスターらしき部分を吹かし、俺と肉薄したと同時に俺もろともに地面に叩きつけられた。それにより煙が舞い上がり、視界が曇って見えづらくなった。
「ぐ……貴様は本当に予想外でデタラメな奴だな!しかし、この婚約は悪魔の未来の為に必要な事だ!お前のような何も知らない下級悪魔がどうこうするような事じゃない!!それを分かっているのか、兵藤一誠ッ!!!」
俺がフェニックス家の再生能力で傷を癒ながらそう小僧に問いかけると同時に大半の魔力を炎に変え、拳に炎を纏い小僧がいると思われる所に殴りかかると鉄を殴ったような痛覚が拳に襲った。そして舞い上がっていた煙が晴れて小僧の姿を捉えた。
「っ!……んなっ!?」
巨大な盾らしき物をペンチに変えて俺を見る小僧の姿を……
「あぁ……そんなことは分かってる。だがな、俺は決めたんだ。部長の笑顔を守る為なら俺がどうなろうが構わない。もう元の姿に戻れなくなろうとも、俺は部長の笑顔を守る!!」
「……理由はそれだけで十分だっ!!!」
そして小僧はペンチを開いて俺を鋏込んで地面に押し倒すと隠し腕と両腕でペンチに力を入れて俺を鋏潰しに掛かる。本来ならフェニックスの不死の能力で身体を切断させて直ぐに離脱したい所だが、俺は先の攻撃に大半の魔力を使い切った分精神力が著しく低下しており脱出が困難であった。
「ウゴオォォァアァァッ!!?ま……まさか、貴様の様なガキに俺がここまで追い詰められるとはな。兵藤一誠…!だが、俺とてタダで負ける訳にはいかん!」
ここに来て俺はある一か八かの賭けに出た。残された魔力を小僧の持つペンチから鋏込まれるのを運よく逃れた左腕の手に集め、バランスボールサイズの炎の球体を作り上げた。俺の言う一か八かの賭けというのは……
至近距離で爆炎の魔法にて小僧もろとも自爆することである。
「何っ?……まさかっ!?」
これを悟った小僧は少し焦りを生じた様だ。……だが、気づくのが少し遅かったな!
「勝負には負けるが……戦いだけは、勝ちは譲れん!お前も道連れだ、兵藤一誠ッ!!」
そう言って俺は出来上がった炎の球体を小僧の持つペンチに叩きつける。その瞬間、炎の球体から瞬時に光が溢れ出し、炎の爆炎が俺や小僧を巻き込んだ。
ライザーSide
ライザーの自爆に巻き込まれた俺は咄嗟に“シザーシールド”を手放して両腕をクロスさせて防御するが、あまりの爆風と灼熱が俺に襲う。赤龍帝の鎧と同様ある程度の火傷とダメージは受けなかったものの、グシオンこと昭弘と契約した時に阿頼耶識を通して脳に直接大量の情報が送られたり、阿頼耶識特有のピアスが背中から突出してそこから血の量は少なからず外に出血した分、今の俺は軽い貧血&脳震盪状態であった。俺は身体的に限界が近づいている為に今纏っているグシオンを解除した。
「ぐっ……!やっぱり二回立て続けの契約は身体に堪えたか。……ライザーは、どうなったんだ?」
今俺の目に映っているのはライザーの自爆によって出来た爆煙しか見えなかった。そして少し時間が経つと、煙が晴れてライザーを視認できる様になった。今のライザーの姿はボロボロの状態でフェニックスの再生能力が追いついていないのかライザーの身体には所々炎が出ていた。
「……っ!まだ、立っていたか……うぐっ!?」
俺は構えようにも身体が既にボロボロの状態で立っているのがやっとであった。
「くそっ!こんな時に……!」
「………フッ」
その時にライザーは薄っすらと勝利を確信して笑みを浮かべた。
……が、それが最後の力だったのかライザーはその場で倒れこんで気を失った。そして一部始終を見ていたグレイフィアさんの声で戦いは終わりを迎えた。
『ライザー様、戦闘不能。よってこの勝負、兵藤一誠様の勝ちです』
勝ったことで気が抜けたのか俺もライザーと同様に倒れた。.…正直言ってやるもんじゃないな。柄ではないことは?そして俺は左腕の方を見てみると左腕の二の腕部分まで皮膚がドラゴンの鱗で出来ていた。
「参ったな.……分かっていたとはいえこれは厄介だな。コスプレアイテムって言っても通じないだろうな。どうしたものか.……?」
そう考えながらも何とか上半身を起こすと部長やミカ、アーシアがやって来た。
「イッセーさん!大丈夫ですか!?」
「イッセー、大丈夫?生きてる?」
「あぁ.……どうにか、生きてるよ」
「イッセー.……」
「部長……何とか勝ちましたけど、こんなカッコ悪い姿ですいません」
俺は部長に対して不格好な姿に対して謝罪すると部長ははしゃがんで俺と目線を合わせた。そして……
「……馬鹿!」
部長は俺の頰に平手打ちをした。
「……部長?」
「貴方はどうして命を投げ捨てるような事をしたの!それに…貴方のその背中、私を助ける為に命を削ってまで.…私を……」
……どうやら部長は俺の命を投げ捨てるような戦いを見て怒っていたようだ。我が子を心配する母の様に泣いていた。……情けない話だ。部長の笑顔を守ると言っておきながら、その守るべき部長を泣かせてしまった。
「……すいません部長。これしか部長を取り戻す方法が無かったんです。だけど、俺は後悔はしてません」
「イッセー……」
その時に部長は俺にある思いを告げる為に俺の目と向き合った。
「……貴方のことは信頼しているわ。でも、もしまたライザーの時と同じように別の婚約者が現れた場合は貴方はどうするの?」
「その時は俺が部長を守ってみせます。強くなってこの龍帝の力とガンダム・フレームの力を使ってでも。……強化合宿の時に部長が俺にグレモリー家の者ではなく、ただリアス個人という一人の女性として愛して欲しいって言ってましたよね?前に俺が言いましたけど一人の女性としての、いつもの部長が好きって言ったんですけど、その……はっきり言うと、俺は………」
「リアス部長が……大好きです。……もちろん、異性として……」
「!………イッセー」
その後アーシアの神器で治療してもらい、何とか動けるようになった後に現魔王様であるサーゼクス様に謝罪した。そして部長を連れ帰る時にサーゼクス様から“グリフォンに乗らないのかい?”と言われた。だけど俺はそれを断って自分で部長を連れて行くと告げた後にグシオンのバッグパックを展開してミカたちに部室で会う約束をした後に部長を抱きかかえ、バックパックのスラスターを吹かしてこのパーティ場を後にした。
冥界から人間界までのルートはドライグが教えてもらっている為、道に迷うことはなかった。この時に部長が話しかけて来た。
「……ねぇイッセー、少しいいかしら?」
「部長?どうしたんです……っ!?」
すると部長が俺の唇を、自らの唇で塞ぐ。……って、えぇっ!?
「私のファーストキス、確かに貴方にあげたわ。大切にしてね?」
「お……応っ…?」
流石の俺でも予想外すぎて頭の回転が追いつかなかった。まさか部長からファーストキスを貰うとは思ってもいなかった。
〔ああ……その、なんだ。うまくやれよ〕
いやっ昭弘、頼むからその言葉は勘弁してくれ!そんな感じ俺は部長と共に人間界に戻るのであった。
一誠Side out
リアスを連れて人間界へと戻るリアスの兵士である兵藤一誠をフェニックス卿と共に見送った現魔王こと“サーゼクス・ルシファー”は縁談の破談について話し合っていた。
「フェニックス卿。申し訳ない。折角の縁談を」
「……いえ、私の方こそ申し訳ない。確かに純血同士の縁談は魅力でしたが、それ以上に価値があるものを見れましたので」
「……ライザー君ですか」
「ええ。息子はどのレーティングゲームにおいて足りなかったのは敗北だ。フェニックス家の再生能力。アレは一族の才能を過信しすぎた。……だが息子はその再生能力が低下した状況下でも目は死んではいなかった。兵藤くんと言ったかな?彼に礼を言いたかった。彼のおかげで息子は一皮剝けたでしょう。親としては息子の成長以上に嬉しいものはありませぬ。それに我らには既に純血の孫が居りますゆえ」
元を正せば自分たちの欲を
「我々も少し、強欲すぎたのかもしれません。先の戦争で地獄を見たが故に……」
「ですね。……しかし、赤い龍にグシオンの名を持つ新たなガンダム・フレーム。あの忌々しき龍がこちら側に来るとは実際に目にするまでは信じ難いものでした。次はやはり……」
「えぇ。やはり……いやっ、必ずと言ってもいいでしょう」
白い龍
「やはりか。……赤と白が出会うのは時間の問題か」
先の見えない未来を思いながらもサーゼクス達は婚約パーティを中止するのであった。
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この世界にオルガを入れるべきか?
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