悪魔の名を持つ機械人形の記録を持つ者   作:コレクトマン

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不死鳥と狩人

 

 

一誠に用事を済ませてから旧校舎に向かうと言ってから俺はその用事を済ませていた。その用事とは園芸部の作る野菜の観察である。観察しているとそこに一人の男子生徒がやって来た。

 

 

「よっ!ミカ。相変わらず園芸部の方を見ていたのか?」

 

「アンタは生徒会の会長の隣の人……」

 

「“匙 元士郎”だ。俺のことをちゃんと覚えてくれ」

 

「……“スプーンの人”?」

 

「いやいやいやっ俺スプーンじゃねえよ?!つーかお前ワザとか!?」

 

 

俺に話しかけて来たのは駒王学園の生徒会書記“匙 元士郎”というと男。最初に会った時はアーシアがこの学校に通う前の二週間前、英語の授業を終えて昼休み時に園芸部に来た時にであった。最初は注意されたのだけど、当時の俺は誰だったのか分からなかった。

 

今名乗ってくれた時に二週間前の英語の授業を思い出した。匙の英語名はスプーンであることを。その結果、生徒会の書記の人をスプーンの人と認識した。

 

 

「…つーか、お前確かオカルト研究部の方があるんだろ?行かなくていいのか?」

 

「あっ……忘れていた。ありがとう、スプーンの人」

 

「だから俺は……だぁもう、一々ツッコンでじゃキリがねえ」

 

 

そんな形で俺はスプーンの人に言われて旧校舎に向かった。そして旧校舎についた俺は扉を開けようとしたが扉にガタが来ているのか中々開けられなかった。その時にバルバトスがこの扉の異常が分かったようだ。

 

 

〔三日月、この扉は何かしらの術式でロックがかけられている〕

 

「ロック?開けられないの?」

 

〔問題ない、俺がこの扉に掛かっている術式を壊す。そうすれば普通に開く〕

 

「そっか。じゃあお願い」

 

〔あぁ任せろ。(…にしては妙だな、まるで誰かに入られたくないように念入りに術式が施されているな。どういうことだ?)〕

 

 

バルバトスが何か考えていたようだが、俺は気にせず普通に扉を手にすると何かのガラスが割れたような音が聞こえた。どうやらバルバトスが言う術式が壊れたかもしれない。そう思い俺は扉を開けるとそこで目にしたのは……

 

 

 

一誠が誰かしらぬ男の前で倒れている光景だった

 

 

 

涼夜Side out

 

 

 

三日月が旧校舎に来る十分前…

 

 

 

驚愕の事実発覚から少し経ち、ライザーは現在ソファーに我が物顔で座りながら姫島先輩が淹れた紅茶を飲んでいた。

 

 

「ふぅ、リアスの女王(クイーン)が淹れた紅茶は美味いなぁ」

 

「恐れ入りますわ」

 

 

姫島先輩はライザーの問いに返したのはいいものの、その姫島先輩の笑顔が笑っているようで目が笑っていなかった。アーシアはただこの重い空気にそわそわと落ち着きが無いくらいに俺の背後に隠れていた。その時に部長に動きがあった。

 

 

「いい加減にしてちょうだい!ライザー、以前にも言ったはずよ!あなたと結婚しないわ!」

 

「おいおい…君の御家事情は意外と切羽詰まっていると思うんだが?」

 

「余計なお世話だわ!私が次期当主である以上相手は私が決める!」

 

 

そこから色々と家の事情や何らと言い争っていた。その時に二人の口論に聞いたことのある言葉が出て来た。

 

 

()()()()

 

 

その言葉は前にミカに宿る神器?(バルバトスは正式名がガンダム・フレームと言っていた)のバルバトスが言っていたガンダム・フレームの名前の由来はソロモン七十二柱の悪魔たちから取ったものと言っていたっけ?一応木場からその七十二柱について聞いてみた。

 

 

「なぁ木場、七十二柱ってバルバトスが言っていたやつか?」

 

「うん。そういえばイッセー君はまだこっちの悪魔世界のことを説明していなかったね?大昔に力を誇った爵位持ちの一族が七十二あったけど、戦争でほとんどが消滅したんだ。グレモリー家、フェニックス家は共に戦争を生き延びた数少ない七十二柱の名家なんだ」

 

「なるほど……道理で悪魔事情も結構複雑なんだな。(となると部長はグレモリー家の悪魔としてだからか?いやっどっちかっていうと……)」

 

 

俺がそう考えているうちに部長側では口論がエスカレートしていた。

 

 

「私は家を潰さないわ。婿養子だって迎え入れるつもりよ」

 

「……しかしリアス、君は何がどうあれ俺と結婚するつもりはないのだろう?」

 

「そうよ、私は私がよいと思った者と結婚する。古い家柄の悪魔にだってそれぐらいの権利はあるわ」

 

「なるほどな。……しかしなぁリアス、俺とてフェニックス家の看板背負った悪魔なんだよ。純潔の貴族たるフェニックス家の看板に泥を塗るなんて真似、されるわけにはいかないんだ。キミがどう言おうが俺は必ずキミを冥界に連れ帰るぞ、キミの下僕を燃やし尽くしてでも」

 

 

これ以上部長が我が侭を言うのであれば即座に実行すると、暗にそう言っていた。怒気を孕んだ瞳を彼女に向けるライザーの周囲には熱を持った魔力が収束し、今にも炎となってこの場の全てを燃やし尽くそうとしているのが良い証拠だろう。一触即発な状態の中で声を出すものがいた。

 

 

〔……それは聞き捨てならないな?〕

 

 

その時にアーシアの前に魔法陣が形成された、その時にライザーやグレイフィアさんがこの魔法陣の紋様を初めて見て内心少し驚いていた。そしてその魔法陣から昨日アーシアが召喚したガンダム・フレームであるアスタロトが俺たちの前に現れたのだ。

 

 

〔お前たちの御家事情が何であれ、俺の契約者に手を出すというのなら…殺すぞ?〕

 

 

そう言ってアスタロトが背中に背負っていた大剣を左腕に持つ中型の盾に搭載しているもう一つの手で掴み、それをライザーに向けた。その大剣は剣というより折りたたみ式のナイフのような形をしていた。

 

 

「貴様……何者だ?たかが機械でできた人形風情が俺を殺すと?少し無礼がすぎるんじゃないか?」

 

〔お前が俺の契約者に手を出すというのならば無礼も何もないだろ?焼き鳥風情が…〕

 

「ほう……言うじゃないか、機械人形風情が……燃やし尽くしてくれようか?」

 

 

売り言葉に買い言葉。挑発を挑発で返し合い、別の意味で一触即発な状態になった。その時にグレイフィアさんが仲裁して来た。

 

 

「両者そこまでにしてください。これ以上やるのでした私も黙って見ているわけにもいかなくなります……」

 

 

 

「私はサーゼクス様の名誉のためにも遠慮しないつもりです」

 

 

 

グレイフィアさんからミカほどでもない殺気が出ていた。ある意味で強く、そして恐ろしいと思った。

 

 

「……最強の“女王(クイーン)”と称されるそう言われたなら仕方ない。バケモノ揃いと評判のサーゼクス様の眷属とは絶対に相対したくないからな」

 

〔……だから何だ?たかがそんな殺気だけで俺を丸く収められると思っていたのか?大きく出たな、メイドよ……〕

 

 

それに怖気ついたライザーはここは一旦引くことを選択した。しかし、アスタロトは違った。グレイフィアさんの殺気を何とも思わず、邪魔するならばお前も殺すような目をしていた。その時に俺の後ろに隠れていたアーシアが勇気を振り絞って前に出てアスタロトを落ち着かせようとした。

 

 

「ま……待ってください、アスタロトさん!どうか落ち着いてください!」

 

〔アーシアか………本来ならそれはできないと言いたいところだが、興醒めだ〕

 

 

アーシアの説得でアスタロトは大剣を下ろして構えを解いた。

 

 

「何…?聞き間違いではなければ、今そこの娘が機械人形のことを()()()()()と言っていたが?」

 

〔俺をお前たちの世界の悪魔と一緒にするな。俺はお前たちとは違う世界の存在だ。俺はガンダム・フレームの29番目、ガンダム・アスタロトリナシメントだ〕

 

 

アスタロトが大剣をしまい、己の正体を明かしたがライザーにとって聞きなれない言葉であった。

 

 

「ガンダム……フレーム?聞かない名だな?」

 

「…お嬢様、以前報告にあったガンダム・フレームというもの。……彼がそうなのですか?」

 

「えぇ…その認識であっているわグレイフィア。本当ならもう一人いるのだけど席を外しているわ」

 

「それがバルバトスと?」

 

「えぇ、彼を私自身の問題に巻き込むわけにはいかないわ」

 

 

色々と話が脱線したがグレイフィアさんがこのことを予想していたのか部長に“レーティングゲーム”を推奨して来た。本来なら成人した悪魔だけしか出来ない公式のゲーム。しかし非公式であれば未成熟の部長でも参加可能である。つまりライザーが勝てば部長と結婚。部長が勝てばライザーとの結婚を取り消してくれるそうだ。その結果、部長とライザーはグレイフィアさんの案を了認した。

 

 

「……ところでリアス。まさか、この面子がキミの下僕全員なのか?」

 

「だとしたらどうなの?」

 

「いや何っ…本当にそれだけなら話にならないなと思ってな。俺の可愛い下僕たちに敵いそうなのは、精々リアスの女王(クイーン)くらいじゃねぇか、こりゃやる前から勝ちは決まったようなものだな?」

 

 

そう言ってライザーは指を鳴らすと彼の周囲にいくつものフェニックス家の紋章陣が展開され、合計15名の女性が現れた。

 

 

〔そいつらがお前の下僕たちか?悪趣味な……〕

 

「あぁ…ここにミカがいなくて正解だったよ」

 

「フッ……人間でいう“英雄色を好む”って言葉があるだろう?こいつらは俺の下僕……つまりは俺の所有物だぜ? 俺が俺の所有物に何をしようが勝手だ。まあ、どちらにしてもだ。お前らじゃこんな事は一生出来まい、下級悪魔くんに機械人形よ」

 

そう言うと、ライザーは女の子の一人と濃厚なディープキスをし始めた。

 

こいつ何処まで節操なしなんだ。場所を弁えろよ常識的に考えて!そう思いながらアーシアの目を俺の手で隠した。つーか、アーシアの教育に悪いから変なもの見せんじゃねえよ!

 

 

「……とりあえず部長が何で彼奴と結婚が嫌なのか分かった。こういう奴は余計にたちが悪い」

 

〔あぁ……お前のいう通りだな。英雄色を好むとは違って節操なしの種まき鳥野郎と言った方が正しいな〕

 

「貴様ら……言わせておけば。ミラ、軽く遊んでやれ」

 

「はい、ライザーさま」

 

「……っ!来るか!」

 

 

《BOOST!》

 

 

ライザーが下僕の女の子に命令を下す。相手は小猫ちゃんと同じくらい小柄で童顔な女の子。俺は神滅具である赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を展開して身体の強度を倍加させる。武闘家が使いそうな長い棍棒を取り出し、くるくると器用に回した後、俺へ構えた。そしてその女の子が一瞬で間合いを詰めて長い棍棒を俺の腹部に叩きつける。

 

 

「ぐっ…!」

 

「ライザー様より弱いわね、あなた「うぉぉおおらああああっ!!」……えっ!?ガッハ!?」

 

 

攻撃した隙を見せた女の子の腹部を掴んでそのまま地面に叩きつける。予想外の反撃にその女の子は気を失うことはなかったがダメージを与えることができた。

 

 

「最後まで油断はするなって奴だ。……ぅぐっ!」

 

「イッセーさん!」

 

〔全く無茶をするな、お前は……〕

 

 

俺は捨て身のカウンターをやったおかげで先ほど女の子から受けた腹部の痛みを味わっていた。アーシアが聖母の微笑で俺を治療していた。

 

 

「ほう……俺の下僕の中では一番弱いとはいえ、少なくとも実戦経験は豊富なミラを捨て身の方法で倒すとは………だが、所詮はそんなものだ。いくら神滅具である赤龍帝の籠手を持っていたとしても使いこなせなかったら意味がない」

 

「……くっ、畜生が!」

 

「…まぁ、根性はあるな。少しでも使いこなせるようになれば面白い戦いができそうだな」

 

 

そうライザーが俺のこと見下していると、部室の扉が開く。その扉を開いたのはミカであった。

 

 

「ミ……ミカ?……まさか!」

 

「ん?何だ貴様は?何故人間がここに入って………がっ!?」

 

 

その瞬間、ミカが一瞬でライザーと距離を詰めて片手でネック・ハンギング・ツリーをかましていた。レイナーレの時と同じ殺気をライザーに向けて放っていた。

 

 

 

「お前……何やっている?」

 

 

 

「ぐっ!?貴……様………!?」

 

「ライザー様!?くっ、貴様!ライザー様から離れ「……邪魔」………ひっ!!?」

 

 

その時に先ほど俺と相手をした女の子がライザーを助け出そうとするがミカに睨みつけられ尋常じゃない殺気が女の子に向けられたためその女の子は腰を抜かしてしまう。そしてミカが掴んでいる指の握力でライザーの首を潰そうとしている。それを止めるべく俺とバルバトスがミカの仲裁する。

 

 

〔よさないか三日月、目の前の現実だけで判断するな。別にその男が一誠をやったわけではない〕

 

「ミカ、よせ!それ以上はいけない!それ以前に俺は大丈夫だ!」

 

「…イッセー?」

 

 

ミカを説得して何とかライザーをミカのネック・ハンギング・ツリーから解放させた。…でもこれでさらに厄介なことなったのは確かだ。

 

 

一誠Side out

 

 

 

そして今現在……

 

 

 

俺は一誠が倒れているのを見てその近くにいた見覚えのない男がやったと思い俺はその男に一瞬に近づきその男の首を掴み、そのままその男の首を締めた。その時にその男を助けようとした奴がいた。その時に俺は助けようとした奴を睨み付け、邪魔と言って黙らせた。その時にバルバトスと一誠の仲裁を聞いて俺が勘違いしていることに気づいた。そして俺はその男の首を離した。

 

 

〔三日月、カッとなって周りが見えなくなるのはお前の悪い癖だぞ〕

 

「ごめん、バルバトス」

 

〔三日月、謝る相手が違うだろ〕

 

「バルバトス……?では、あの子がお嬢様が言っていた……」

 

「えぇ…ガンダム・フレームの八番目、バルバトスを宿す“三日月 涼夜”よ」

 

 

バルバトスに注意された俺はその男の前に行き、少し頭を下げてこう言う。

 

 

「あの…すいませんでした」

 

「何が“すいません”だ、このガキが!!」

 

「ライザー様!」

 

 

メイドさんの制止を聞かず、その男は拳を俺に突き出す。それを俺はヒョイ、と容易くよける。正直いうと遅すぎるんだよな、今のは。

 

 

「このガキ……?おいっ貴様、その背中の突起物は何だ?」

 

「これ?見えているのアンタ?」

 

〔普通の人間なら見えないだけだが、悪魔といった人外たちにはモロバレだ〕

 

 

俺はそっかといって上着とワイシャツを脱いで背中の阿頼耶識を見せた。その時にアーシアが恥ずかしがってたけど何でだろ?そしてその男とその仲間たち?がその阿頼耶識を見て気持ち悪くなっていた。

 

 

「何だと……人間が身体に異物を埋め込むとは…ウグゥッ!」

 

 

その男は阿頼耶識を見たためか嘔吐が走りその仲間から紙袋をもらって吐いていた。

 

 

〔おいおい、種まき鳥野郎さんよ。阿頼耶識を見ただけで吐くんじゃねえよ。こんなんじゃフェニックス家の名折れだな?〕

 

〔アスタロト、それ以上煽るな。それでもやるんなら……ぶちのめすぞ〕

 

〔う……わ、わかったからそのメイスをしまえって!〕

 

「貴様……言わせておけば!」

 

 

種まき?あの男は畑でもやってるのかな?この時に俺は思ったことを口にしていた。

 

 

「種まき…?アンタは畑をやっている人?」

 

「誰が畑をやるか!!俺は名家のフェニックスの純潔の上級悪魔“ライザー・フェニックス”だ!」

 

「フェニックス……?畑をする火の鳥の人?」

 

「誰が直訳しろといった!それ以前に貴様、まだ畑から離れんのか!?ワザとか!?」

 

 

なんかライザーとかいう男は一々うるさい人だと思った。その時にグレモリー先輩たちは呆れていた。

 

 

「はぁ……まさかここまで三日月の天然が働くなんて……」

 

「あらあら…」

 

「あはは……」

 

「三日月先輩……天然すぎです」

 

「案の定こうなったか……ミカの天然性は」

 

 

何かみんな俺の事を天然だとか言っているけど、俺ってそんなに天然だっけ?一応状況を把握するためにメイドさん(その時にグレイフィアと名乗った)に聞いた。何でも部長の御家事情の問題で中々決まらず、そこでレーティングゲームで勝負することになったそうだ。その時に俺はそのレーティングゲームに参加するべきだと思った。

 

 

「ねぇ……俺もそのレーティングゲームって奴に参加しても大丈夫?」

 

「なっ!?三日月!」

 

 

するとライザーとかいう奴がうっすらと笑った。なんか見てるだけで気持ち悪かった。

 

 

「ほぉ…?お前はこのレーティングゲームに参加したいというのだな?」

 

「そう言っているけど……駄目なの?」

 

「いやっ、むしろ好都合だ。本来の公式なら駄目だが、俺たちが行うのは非公式のゲームだ。参加しても問題はない。その代わりお前はリアス側についた方がいいだろう」

 

「ちょっとライザー!話を勝手に進めないで!三日月の参加は認められないわよ!」

 

「何を言っているんだ、キミの所に新たな戦力が加わる事を許可したんだ。キミが認めなくてどうする?」

 

「彼は人間よ!私達悪魔の揉め事に巻き込むわけにはいかないわ!」

 

「それこそ、彼自身が望んだじゃないか。それにな、リアス。ただでさえ、キミの眷属と俺の眷属には大きな実力差がある。其処に即戦力クラスかどうかは知らないが、彼が入る事に何の躊躇いがある?キミも、俺との婚約を破棄したいのなら手段を選ばず、使えるものは使うべきだ。それが悪魔というものだ」

 

 

何か向こうは向こうで話が進んでいるようだけど、俺には興味がないようなものばっかりであった。そしてグレモリー先輩はそのライザーとかいう奴と話し合ってゲームは十日後とか決めていた。

 

 

「十日後………私にハンデをくれるというの?」

 

「屈辱か?今始めても結果は見えている。それでは面白くない。感情だけで勝てるほど“レーティングゲーム』は甘くない。下僕の力を最大限引き出してやらなければ王の資質を問われる。いくら才能があろうと活かせず敗北する者を俺は何度も見てきた。初めてゲームに臨むキミが下僕達との修行を行って、俺に勝ったとすれば文句を言うものは誰一人いない。ユーベルーナ、引き上げるぞ。準備しろ」

 

「はい、ライザー様」

 

 

そう言うとユーベルーナという女性が手のひらを下に向けて魔法陣が光を放つ。

 

 

「十日。それだけあればキミなら下僕を何とか出来るだろう。…………それと機械人形とリアスの下僕くん。俺の事が気に入らないなら、ゲームでお前らの力を見せてみろ。その時は俺が相手になってやる」

 

 

そう言い残し、ライザーとその仲間こと女性達とともに魔法陣の中へと消えていった。その後にグレモリー先輩が俺を巻き込んでしまったことを誤っていたが俺は気にしなかった。そして俺はグレモリー先輩たちと共にレーティングゲームに向けて十日間の強化合宿を実施するのであった。

 

 

____________________________________________

 

 

続く

 

 

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