悪魔の名を持つ機械人形の記録を持つ者   作:コレクトマン

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進化する龍、怒れる狩人

 

 

俺ことバルバトスは一誠という小僧の背中に出たバックパックを見て内心驚いていた。間違いなくアレはグシオンのサブアームだ。それもまだリベイクの頃のバックパックだ。あの小僧は知らず知らずのうちにグシオンと適合してきているのか?それにしては阿頼耶識のピアスがないのがいささか不自然だ。もし完全覚醒でなくとも奴は無意識の内にグシオンの力を少しづつ解放しているのか?可能性があるとするのならば、グレモリーがあの小僧のリミッターを解除して少しだが駒の力を馴染むようになったのが原因か?

 

それともう一つ……契約者である三日月だ。性格が少しづつだが、少しづつ俺の世界の三日月の性格に成りかけている。前から思っていたが俺たちガンダム・フレームは阿頼耶識を通してパイロットと契約している。そして力を欲すれば欲するほどに力の代償が大きくなる。それこそパイロットの(いのち)を差し出さなければならない程にだ。事実上前の世界の“三日月・オーガス”は鉄華団のメンバーを逃がすために殿を務め、ダインスレイブを受けてもなお抗い、俺と最後の契約で力を引き出して多くの者を道連れに最後は三日月・オーガスの魂は俺に宿して運命を共にした。

 

……しかし、そこで問題が起きた。知らぬうちに俺は悪魔や天使、堕天使にドラゴンなどがいる世界に迷い込んだ。そして何より三日月・オーガスの魂が俺の中にはなかった。何故三日月・オーガスの魂が消えたのか分からないまま時が過ぎ去っていった。長い年月が経ち、どういう因果なのか、俺はこの世界の三日月に宿した。そしてこの世界の三日月の中には俺の知る魂の反応があった。それが三日月・オーガスの魂がこの世界の三日月に定着していたのだ。その結果、この世界の三日月は前の世界の三日月・オーガスの魂が体験した記憶を時折夢で見るようになった。……まさか、三日月・オーガスの魂がこの世界の三日月と同化し、人格も上書きしてこの世界の三日月であってそうではない者に成りかけているのか?その考えも否定できないまま俺は一旦その考えを内側に留め、戦いに集中することにした。

 

 

バルバトスSide out

 

 

 

俺たちは姫島先輩に言われて木場と合流する為、運動場に向かっていた。そこで俺たちはアナウンスから畑の人の兵士三名がリタイアと報道が流れた。そして俺たちは木場と無事に合流した。

 

 

「お疲れ」

 

「木場もお疲れ、そっちは兵士を?」

 

「うん、アスタロトさんが一人倒してもう一人はトラップに掛かったけどね」

 

〔アスタロトがか……あいつ本来の装備ではなくとも戦えるってことか〕

 

「バルバトス?アスタロトのことを少し疑っていたの?」

 

〔そういう訳ではないのだが……何分、厄祭戦の時のアスタロトの装備は真っ赤で、高機動近〜中距離強襲型で主に一撃離脱を想定した装備なのだが、前にアスタロトが言うようにあいつも向こうで色々あったんだろう〕

 

 

そういえばアスタロトが初めて召喚されてバルバトスと会話している時にそんなことを言っていたな。それよりも俺たちにはやるべきことがある。その時に一誠は木場にあることを聞き出す。

 

 

「木場、残りの奴らは?」

 

「もうすぐでこっちに来ると思う。どうするの?」

 

「俺はあそこの倉庫に隠れてこいつで援護射撃をする。まぁ一発撃ったら倉庫に出て俺も参戦するけどな」

 

「分かった。イッセーはそれでお願い」

 

 

イッセーが倉庫に入って強化合宿でイッセーが出した30mm滑空砲を取り出し、砲身が僅かに出れるように扉を開けて待ち伏せの準備を完了する。

 

そして俺たちは敵がやって来るまで軽く装備を整える。木場は剣を、小猫はフィンガーグローブを付け直し、俺はレンチメイスを持つ。すると畑の人の仲間達がこの運動場にやって来た。そしていかにも剣士っぽい人が何か言葉を発してきた。

 

 

「私はライザー様に仕える騎士(ナイト)カーラマイン!こそこそと腹の探り合いをするのも飽きた。リアス・グレモリーの騎士よ、いざ尋常に剣を交えようではないか!」

 

「……はぁ?」

 

 

ふと間抜けた声を出した俺。剣を交えようも何も今は戦闘であって決闘ではないのだ。正直に俺はこいつは何を言っているんだ?と思った。そしたら木場はそれにつられて名乗り出た。

 

 

「……名乗られてしまったらこっちも名乗らない訳にはいかないか……騎士として」

 

「そう言うものか?小猫は?」

 

「……知りません」

 

 

小猫は自分に聞いても困るような顔をしていた。そして木場はカーラマインと名乗る女性に名乗り返した。

 

 

「僕はリアス・グレモリーに仕える騎士の木場祐斗」

 

「ははは!堂々と真正面から出てくるとはお前の様な戦士がいて嬉しく思うぞ、私はそう言うバカが大好きだ」

 

「それ…あんたが言うの?」

 

 

聞いていて何か呆れるしかないんだけど……それ以前に喋ってばっかで隙だらけだし。

 

 

「騎士同士の戦いを僕も待ち望んでいたよ。尋常じゃない斬り合いを演じたいものだね」

 

「よく言った!リアス・グレモリーの騎士よ!いざ、勝“ドォウン!”……なっ!?」

 

 

カーラマインが木場に斬りかかろうとした時に倉庫から突然の砲弾がカーラマインに向けて飛んで来た。カーラマインは咄嗟に剣を引き抜き、その砲弾を後方へ弾き返した。

 

 

「なっ!?一体何処から……!」

 

 

畑の人の仲間が攻撃したやつを探していた。すると運動場の倉庫から30mm滑空砲を持った一誠がその姿を表した。

 

 

「イッセー君?君かい、あの砲撃は?」

 

「あー悪りぃ木場。何か盛り上がっているところを邪魔して。なんか相手が隙だらけだったんで撃ったのはいいんだが。撃って…よかったんだよな?」

 

「当たり前じゃん」

 

「三日月先輩……敵に容赦ない」

 

 

なんだかんだで小猫が若干引いていた。戦闘の場合、敵を倒すのに作法はただの枷でしかない。立ちはだかるものは誰であろうと全力で叩き潰す。ただそれだけだ。そして木場とカーラマインが仕切り直しで勝負に入った。

 

 

「まったく…泥臭くてたまらないと思っていましたが、今の戦法を見てなんとなくですけどカーラマインには同情いたしますわ」

 

「……アンタ誰?戦う気がなさそうだけど……」

 

「そういえばあの僧侶、なんか戦う気がない様だが。どうしてだ?」

 

「あらっ私のことは気にせずに。イザベラ、お相手してさしあげたら?」

 

 

すると半仮面をした人が俺たちの前に立ちふさがった。

 

 

「そういう事だ。お前の相手は私がしよう」

 

「それはそうだけどそっちの人は誰?なんか畑の人と似たような感じがするんだけど」

 

「畑の人ではない、ライザー様だ。……それはそうと、この方は“レイヴェル・フェニックス”。ライザー様の実の妹君だ」

 

 

何か半仮面の人が説明するとその畑の人の妹が自慢そうに目を向ける。……正直どうでもいいな。

 

 

「へー……畑の人に妹、いたんだ」

 

「ミカ……いくら興味ないからってそういう反応はどうかと……」

 

「……それよりもイッセー。目の前の半仮面の人「イザベラだ!」……頼める?」

 

「…あぁ。任せろ!ミカは他の奴を頼んだ!」

 

「あぁ。任され…た!」

 

 

俺はレンチメイスを手に畑の人の仲間の方に突っ込んだ。そして俺は敵を叩き潰す為にレンチメイスを振るうのであった。

 

 

涼夜Side out

 

 

 

バルバトスと三日月たちが運動場で種まき鳥野郎の眷属と交戦しているその頃、俺はグレモリーと契約者であるアーシアの下に戻って来たのはいいものの、どうやらグレモリーが痺れを切らして種まき鳥野郎に一騎打ちを持ち込むつもりだ。俺は全力で反対したがそれでもグレモリーは一騎打ちで短期決戦を狙おうとした。

 

 

〔駄目だ!俺から戦いの経験で言わせておけばそれは無謀だ!逆にお前がリタイアになったら俺たちの負けだ!〕

 

「分かっているわ!でも、これ以上長引けば仲間のスタミナが消耗する一方よ。そうさせない為にも私がライザーを倒す他に方法がないわ!それを分かってちょうだい!」

 

〔分かってないのはお前だグレモリー!!王は何が何でも倒れてはならない!例え犠牲が出るとしてもだ、何としても俺たちは勝たなければならない!!〕

 

 

王が倒れてはならない事はグレモリーも重々承知していたものの、それでもグレモリーは納得いかなかった。

 

 

「だけど……それじゃあ……」

 

〔俺たちガンダム・フレームが体験した厄祭戦もそうだ!犠牲なくして勝利はなし得ない、そしてお前が信じる眷属を信じなくてどうする?お前の為にお前の眷属やバルバトス、三日月が戦っているんだぞ!それすら信じずに仲間の思うのならそれは仲間に対する侮辱に他ならない!!それを分かれと言っているんだ俺は!!〕

 

「アスタロトさん……」

 

〔俺とて厄祭戦で初代の契約者と共にMAを狩り尽くす為に戦い続けた。しかし、月でMAと戦っている際にMAに隙を突かれて俺は初代の契約者と共に月面クレーターで力尽きた。地獄と言える様な厄祭戦と今のレーティングゲームと比べたらレーティングゲームの方がまだ生温く優しい戦いだ。それでも俺はこの世界でも敵が何者であろうと立ちはだかるのならば全力で叩き潰す。そして今戦っている仲間たちを信じて、俺たちはこの戦いに勝つ!だからグレモリー、お前も仲間のことを信じろ!〕

 

「アスタロト……ごめんなさい。私が軽率だったわ」

 

 

漸くグレモリーは納得してくれた様だ。改めて俺は作戦を練り直し、種まき鳥野郎の体力を消耗させる作戦を練った。

 

 

〔俺は単機であの鳥野郎を体力を徐々に削っていく。そしたら切り札の三日月やイッセーで一気に攻め込む。それで行くぞ〕

 

「分かったわ。……けど、これだけは言っておくわ。無理はしないでちょうだい。貴方とてアーシアを悲しませるつもりはないでしょう?」

 

「アスタロトさん……お気をつけて」

 

〔分かってるさ。俺とて奴に負けるつもりはないし、ここに戻ってくるつもりだ。……行ってくる〕

 

 

俺は単機で敵の王である種まき鳥野郎ことライザーに向かって行った。そして敵本陣についてライザーと相対した。

 

 

「ほぉ……貴様か、機械人形。俺はてっきりリアスが短期決戦で一騎打ちしにくると思ったが、その様子だとリアスを押し留めた様だな?」

 

〔まあな。……それはそうとお前をここで精神や体力を今のうちに削っておけば後々の三日月達の勝機に繋がるからな〕

 

 

俺はデモリッションナイフを手にし、折りたたんだ状態でライザーの方に向ける。

 

 

「お前が何をしようと結果は見えているがな。フェニックスの名ぐらいは聞いたことはあるだろう?」

 

〔あぁ……何度も傷つけてもすぐに再生するサンドバックだってことはな。要するにお前の精神をまいらせれば俺たちの勝ちだ〕

 

「……やれやれ、どうしてリアスと同じ様に貴様も負けず嫌いなんだ。まあ、そこが俺がリアスに惚れた点でもあるがな。くだらない挑発に乗ってやって、少しばかり試してやるか……!」

 

 

そう言ってライザーは手に炎を纏い、それを振るい俺の方に炭化するぐらいの熱を帯びた炎を飛ばした。俺はその炎を避け、ライザーの背後に回り込んでデモリッションナイフを振るうがライザーは軽々と避ける。

 

 

「……はっ!その大剣なら俺にダメージを与えられるだろうな。しかし、当たらなければ意味がないな?」

 

〔だったら当たるまで振るうだけのことだ!〕

 

 

俺は再びデモリッションナイフで振るうもライザーに当たる気配がない。ライザーは既にデモリッションナイフの間合いを把握していた。ライザーは上空へ飛翔し、俺との距離を取ってまたあの炎を撃ち込んでくるつもりだ。そうはさせまいと俺はスラスターを吹かしてライザーの距離を詰めるがまだデモリッションナイフの射程距離ではない。

 

 

「フッ!その大剣を活かせなければただの飾りの様だな?」

 

〔……そいつは、どうかな!〕

 

「何?……っ!?」

 

 

デモリッションナイフを峰側に回し、専用のグリップを握ってそのままライザーに振るう。そのままでは届きはしない……が、それは折りたたんだ状態のデモリッションナイフでの話だ。

 

デモリッションナイフを振るい、インパクトの瞬間に刀身を展開してライザーの肩から胴体まで横になぎ払う様に両断した。しかし、流石はフェニックスの名だけのことがあるのか両断された部分に炎が纏い、そこから一気に再生していった。

 

 

「………驚いたな。さっきの一撃、並みの上級悪魔ならただでは済まないだろうな?だが、俺を倒すにはちょいとばかし力不足の様だな?」

 

〔別にお前を倒す前提で戦闘している訳じゃないんだ。時間を稼げれば俺たちの仲間がここに駆けつける。そうすればお前を再生できなくなるまで殺しきれば俺たちの勝ちだ〕

 

「フッ……なんとも無駄な悪足掻きだな?それに、いつからお前らが優勢だと錯覚しているのだ?」

 

〔何っ?どういう意味『リアス・グレモリー様の“女王”リタイア』……何!?〕

 

 

ライザーが不適に笑った瞬間、アナウンスから姫島がリタイアになったことが俺たちに伝わった。

 

 

「どうやらユーベルーナがリアスの女王を倒した様だな?これで勝敗は決したも当然だな?」

 

〔……彼女とてただで倒れるつもりはない。俺たちに何かしらのバトンを託したんだ。例えば……お前の女王が回復手段か何かを使わざる負えない状況にしてその回復手段を使わせた。それも回復手段の回数に限りがある。……といえばいいか?〕

 

「……貴様、一体何を知っている?」

 

 

当てずっぽうで相手の心理を探って見たがどうやら図星の様だ。どんな回復手段をとったのかは知らないが、早いところライザーの体力を消耗させないとな。

 

 

〔さあな、今のは当てずっぽうで言っただけだ。その様子からするに図星の様だな?〕

 

「ちっ……当てずっぽうとはいえ勘付かれたか。だから何だというのだ?分かったからどうするというのだ?貴様ら機械人形風情に何ができるというのだ!」

 

〔知らん。だがな、そういう相手を見下す態度が俺自身気に入らねえんだよ!〕

 

 

俺は専用のアサルトライフルでライザーに向けて撃ちながらデモリッションナイフをサブナックルに持たせてそのまま第二ラウンドに挑むのであった。

 

 

アスタロトSide out

 

 

 

アスタロトがライザーと交戦する同時刻……

 

 

 

俺たちは今、ライザーの残りの眷属たち(ライザーの妹は除く)を倒す為に木場はカーラマインと、ミカと小猫は後からやって来た残りの眷属を相手にしていた。そして俺は“戦車”のイザベラ相手にハルバードで応戦していたもののハルバードの大振りを狙ってそこにカウンターを叩き込んでくる。俺もそこのところを鍛えているとはいえそう何発も受けるとかなり厄介だ。

 

 

「相当鍛えている様だな。何度もカウンターで打ち込んでいるのにも拘らずまだ立っていられるとは……」

 

「俺とてミカや部長達と共に修行してきたんだ。ここで負ける訳にはいかねえんだ!」

 

 

《BOOST!》

 

 

俺は神器を展開し、力を溜めている間にハルバードをイザベラに向けて投げた。

 

 

「武器を投げるなど……臆したか!」

 

「それが狙いだよ!」

 

「何っ?……!!」

 

 

俺はハルバードを躱したイザベラの隙をついて30mm滑空砲の砲口をイザベラに付けた。

 

 

「しまっ……!?」

 

「ぶっ飛べ!!」

 

 

《EXPLOSION!!》

 

 

零距離からの30mm滑空砲をモロに受けたイザベラはそのまま吹っ飛んでいった。そしてアナウンスが流れる。

 

 

『ライザー・フェニックス様の“戦車”一名リタイア』

 

 

「よしっ!この調子で!」

 

 

何とかライザーの“戦車”のイザベラを倒した俺。ミカ達の援護に向かおうとしたその時、俺の神器に異変が起きた。

 

 

「な……なんだ!?」

 

 

《Dragon Booster Second Liberation!!》

 

 

何と赤龍帝の籠手の形が変わったのだ。変わったのは形だけではない、コイツの使い方が頭に流れてくる。

 

 

「こいつは……神器がもう一つの能力が使用できる様になったのか?」

 

「まさかイザベラを倒し、この土壇場で神器が進化するなんて。予想外でしたが、それでも不死身相手に勝てる見込みなんてありませんわ。あれをご覧なさい」

 

 

レイヴェルが新校舎の方に指をさし、その方に向けるとアスタロトがデモリッションナイフでライザーと戦っている姿があった。

 

 

「アスタロトか!」

 

「えぇ、あの機会人形は相手が不死身と分かっていながら戦うなんて最初から勝ち目のない戦いに挑むと同じ愚行ですわ」

 

 

愚行……か。確かに不死身相手に挑むのは愚行かもしれない。……だけどそれは完全に不死身である場合だ。

 

 

「……愚行かどうかは俺たちを倒してから言うべきだな!」

 

 

《BOOST!》

 

 

俺は戦っている木場の下に駆け寄り、神器を解放する様に指示を出す。

 

 

「木場、お前の神器を解放しろ!」

 

「えっ!?魔剣創造(ソード・バース)を?」

 

「あぁ、そして受け取れ!ブーステッド・ギアの第二の力!赤龍帝からの贈り物(ブーステッド・ギア ギフト)!!」

 

 

俺は新たに目覚めた赤龍帝からの贈り物で溜め込んだ力を木場に譲渡した。これなら行けるはずだ。

 

 

「この力……いける!魔剣創造!!」

 

 

木場は剣を地面に突き刺すとそこから多数の魔剣が地面から生成され、カーラマインやミカと小猫が戦っている眷属たちに襲った。完全に予想外な攻撃にカーラマインや他の眷属も躱すことが出来ずモロに木場の攻撃を受ける。

 

 

「バ……バカな……!」

 

『ライザー・フェニックス様の“兵士”二名、“騎士”二名、“僧侶”一名リタイア』

 

 

一気にライザーの眷属は今いる女王と僧侶を除いて全滅した。しかし、溜めた力を相手に譲渡できる能力なんてある意味凄えな?

 

 

一誠Side out

 

 

 

なんか一誠が神器で新しい力に目覚めてそれを木場に譲渡すると木場が地面に剣をさした瞬間多数の剣が地面から生えてきた。それに巻き込まれない様に俺と小猫は敵から離れてた。すると畑の人の妹がその生えた剣に巻き込まれたのにも拘らず傷が再生していた。

 

 

「くっ…!これもドラゴンの力だというの……?」

 

「なんか剣が生えてきたのはびっくりしたな。どういう仕組みなんだろう?」

 

 

そう考えているとアナウンスから凶報が流れた。

 

 

『リアス・グレモリー様の“女王”一名リタイア』

 

「…!姫島先輩が?」

 

「!?……三日月先輩、危ない!!」

 

 

姫島先輩がやられたことに気をとらわれていたその瞬間、小猫が俺を押し飛ばした。そして押し飛ばした場所に爆発が起きた。さらにもう一箇所で爆発が起きた。そのもう一箇所は一誠と木場がいた場所であった。アナウンスからさらなる凶報が流れた。

 

 

『リアス・グレモリー様の“騎士”一名、“戦車”一名リタイア』

 

「小猫…!」

 

 

 

「女王と騎士と戦車、撃破」

 

 

 

小猫がやられた事を確認したその時、姫路先輩が相手にしていた爆弾の人がいた。この時の俺は一誠やアーシアを殺された時と同じようにある感情が湧き上がっていた。

 

 

「ここで貴方を始末させてもらうわ。ライザー様の脅威になり兼ねない貴方はね……」

 

 

爆弾の人が何か言っているけどそんなの関係ない。ただあるのは一つのことだけ。

 

 

 

奴は完全に叩き潰す……!

 

 

 

「安心なさい、すぐに貴方もリタイアさせて……!?」

 

 

俺は背部スラスターと地上用ブースターユニットを吹かし、レンチメイスで爆弾の人……いやっ、敵を地面に叩きつける。

 

 

「ガハッ!?」

 

「捕まえた…!」

 

「……何!?」

 

俺はレンチメイスをレンチ形態に変えて敵を挟みこみ、レンチメイスに搭載しているチェーンソーが起動して敵を切り刻む。

 

 

「があああああぁあぁぁっ!!??」

 

「……黙れよ」

 

 

敵をレンチメイスで挟めたままそのまま叩きつけて黙らせる。すると敵が光となってどっかに消えた。するとアナウンスから何か慌てているような感じで告げる。

 

 

『ラ……ライザー・フェニックス様の“女王”一名リタイア』

 

 

敵を倒した俺は次の敵を叩き潰す為に新校舎の玄関の方に向けると敵がいた。だった奴も叩き潰す。俺はレンチメイスを持ってその敵の方に向かっていった。邪魔をする者は誰であろうと全力で叩き潰す。ただそれだけだ。

 

 

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続く

 

 

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