金side
今、私はアナザーデンライナー内にある自分の部屋にいる。
あの試合の後、空から落ちてきた生徒会長(千冬先生から聞いた)はどうやらアリーナの外で侵入者(多分、アナザー電王達)を捕らえようとしたが返り討ちにあってしまったらしい。
それと千冬先生にやり過ぎだと軽く怒られた(けど私は悪くない)。
因みに、セシリアちゃんは精神状態は安定したものの、今だに私に対してトラウマになっているみたい。知ったこっちゃないけど。
それで、その後はIS学園に備え付けられている寮の部屋に戻ろうとしたけど、アナザー電王から連絡が入ってアナザーシノビが興味深い物を見つけたらしいので、私は即座にアナザーデンライナーに戻りアナザーシノビからそれを受け取りそれを調べている。
「ふーん、なるほどねぇ。」
結果から言えば、現代の科学ではできるものでは無いことがわかった。
強い雷の力を纏っていて、下手に扱えば辺り一面を焼け野原にしてしまうくらいの威力があった。
「これは『《ラブ・ギルティ》』に搭載させるのは危険だなぁ…。」
私は『《ラブ・ギルティ》』にこれを搭載させるのを諦める事にした。
そろそろ寮に戻らないと千冬先生に怒られるなぁ。
楯無side
「はぁ。まさか油断するなんて……。」
私は、寮の自室のベッドに横になってあの時の出来事を思い出していた。
(アナザー電王……。その仲間に無人機の業ガーディアン。厄介すぎるにも程があるでしょ……。)
IS学園に侵入してきた怪物と無人機。
あんなのがまた来たらと思うと気が思いやられるわね。
「そういえば、アナザークウガとか言うやつの情報を聞くのを忘れていたわね。迂闊だったわね。」
私はアナザークウガに関しての情報を聞き出せなかったことに悔やんでいると。
『コンッコンッ』
「お嬢様。よろしいでしょうか?」
「虚ちゃん?いいわよ。」
「失礼します。」
虚ちゃんが私の部屋に来るなんて珍しいわね?
虚ちゃんを見れば何やら真剣な顔をして入って来た。
「どうしたの虚ちゃん?そんな真剣な顔をして。」
「お嬢様はクラス代表決定選の行われているアリーナの外で怪物と無人機と戦ったって仰ってましたよね?」
「え、えぇそうよ?それがどうかしたの?」
何故その事を聞くのかと思い、私は虚ちゃんに聞いた。
「もしかしたら先日、テロリストを潰したという奴らかもしれません。」
「えぇ!?」
私は虚ちゃんが言ったことに驚きを隠せないでいた。
当たり前だ。あんな少ない数でテロリストを潰したなんてありえないからだ。
「その時の映像がテロリストのアジトがあった場所に残されてたISの残骸に僅かな映像データがありました。それがその時の映像です。」
そう言って虚ちゃんは端末を操作して私に見せてきた。
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『な、何だよこいつら!?』
『弾が全然聞かねぇ!?』
『役に立たないわねあんた達!!退きなさい!!』
『ドゴォォォォン』
『これで死んだでしょ。』
『ROCKET ON』『DRILL ON』
『なっ!?なんで効いてnきゃああああ!?』
『ど、どうなってんだよこのバケモン共!?』
『行くぜゴルァ!!』
『ガガガガガガガガガガガガ』
『う、上からも敵襲!?』
『何よあの数……。千は軽くこえてるじゃない!?』
『俺たちの力舐めんじゃねぇぞゴルァ!!』
『くっそが!!舐めんなぁ!!』
『お、おい!待て!!』
『ザシュッ』
『あ……が…。』
『ドサッ』
『ヒィ!た、助け…。』
『ダァン』
『あ…あぁ。』
『コレで外いる奴らは全員か?』
『…………ッ。』
『ん?あぁあと一人いたな。』
『!?』
『おっと、逃げんなよっ!!』
『ザシュッザシュッザシュッザシュッ』
『ガァァァァァァァァァ!?』
『ガシャン』
『全く、敵が多いってのは大変だなぁ。』
『グ……!』
『それじゃあ……goodbye』
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「これって…。」
「はい。間違いなくお嬢様の言っていた怪物と無人機と思われます。」
何よこれ……。業ガーディアンってあんな大量にいるの!?
はっきり言って勝てっこない。
映像で見ただけでも千は軽く超えている。
今現在あるISコアの量をはるかに凌いでいた。
対策しとかない下手したらやられる。
「あら?」
私が対策を考えている中、虚ちゃんが何かに気づいたようだった。
「どうしたの虚ちゃん?」
「この映像、まだ続きがあったみたいです。」
「ホント!?」
私はその事に驚きすぐさま映像を見る。
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『よーし。終わった終わった。』
『…………。』
『ん?あぁ、わかってるって。急いで帰るぞ。』
『…………。』
『あぁ、取りこぼしはねぇぜ。』
『ピピピッピピピッ』
『ん?アナザーフォーゼ。連絡来てるぞ?』
『……?』
『CAMERA ON』
『アナザーシノビから連絡?なになに?………………あぁついに来たか。』
『…………。』
『あぁ。早く帰らねぇとこg』
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『バリンッ』
「「!?」」
私達が映像を見ていると突如どこからが何かが飛んできて端末を破壊した。
私達慌てて振り返るがそこには誰もいなかった。
そして、端末を破壊した物の正体を見れば、忍者などが使う苦無である事がわかった。
「…………『これ以上知るな』ってこと?」
少なくとも、油断出来ないっと言うことがよく分かった。
???side
「………………つまらんな。」
やはりこの世界で一人だけというのはつまらん。
たまには“現実の世界”にも出る必要があるか?
「…………行くか。」
少しぐらい暇つぶしになればいいが。
◣
あの時、暇つぶしになればいいと思った俺を恨みたい気分だ。
「見つけたわよ!」
「チィッ!!」
「きゃぁぁ!?」
後ろを見れば妙な鎧を纏った連中(全員女だが)が追いかけてきた。
しつこいにも程があるだろぉ!!
「オラァァァァァァァァァァァァァ!!」
「「「キャアアアア!?」」」
炎を纏わせた斬撃を飛ばして鎧を纏った連中の動きを止めた。
(今のうちに。)
三人称視点
教師達が侵入者の攻撃を受けて再び追跡を行うが既にその侵入者の姿は無かった。
「いない!?」
「何処に!?」
教師達が必死に探すも、侵入者は見つからず諦めて戻ろうとするが。
【ライダータイム!】
【仮面ライダージオウ!】
「「「!?」」」
突如として聞こえた音声に、教師達は音のした方に振り向く。
そこには先程の侵入者とは別の侵入者がいた。
顔は腕時計で出来ており、鏡文字で『ライダー』と書かれていた。
その侵入者はゆっくりと近づくと左腕に付けられていた“なにか”を取り外す。そして、それの表面を90度回転させるとスイッチを入れた。
【リュウガ】
それをベルトの右側のスロットにセットし、ベルトの上についているスイッチを押しロックを解除する。
そしてそのまま、ベルトを360度回転させた。
【ライダータイム!】
【仮面ライダージオウ!】
【アーマータイム!】【アドベント!リュウガ!】
その音声と共にその侵入者に装甲が装着された。
両肩に黒い龍の頭の装甲が装着され、顔は先程の腕時計ではなく騎士の顔のようになっており、額に禍々しい龍のエンブレムがついている。
そして、顔に鏡文字で『リュウガ』と書かれている。
「な、なんなのよあんた!?」
「人間如きがっ……!」
「きゃあ!?」
気を取られてるうちに背後に先程の侵入者が現れ、教師の一人を斬り付ける。
「……。」
【ジカンギレード!】
もう一人の侵入者は剣を取り出すと教師達に斬り掛かる。
教師の一人は装甲を纏った侵入者にアサルトライフル『焔備』で狙い撃つが、もう一体の侵入者が守るように攻撃を受ける。
同時に目の前に鏡が現れ、先程侵入者が受けたダメージがそのまま教師達に当たった。
「きゃあ!?」
「嘘でしょ!?」
「…………。」
【フィニッシュタイム!】【リュウガ!】
ダメージを受けて倒れた教師達を見た装甲を纏った侵入者は、両方のスロットに取り付けられたアイテムのスイッチを入れ、ベルトをもう一度360度回転させた。
【ファイナル!タイムブレーク!】
「ハァァァァァァァ……ハァッ!!」
「「「キャアアアア!?」」」
二人の侵入者は教師達に向かって強力な蹴りを与える。
直撃した教師達は余りの衝撃にISを解除されて吹き飛ばされる。
「「………………。」」
二人の侵入者は教師達が気絶してるのを確認すると、すぐ様その場から退散した。
???side
「悪い。」
「別に構わん。」
俺は元の世界に戻ると近くの椅子に座った。
横目に“彼女”を見ればまだ変身は解いていないようだった。
彼女は外を眺めていた。
「……どうした?」
「なに、まだ“私”が来ないのだなっと思ってな。」
そう言って彼女は腰に付けている『ジクウドライバー』のスロットに付けられている『ジオウライドウォッチ』と『リュウガライドウォッチ』を外し変身を解除した。
「私を見た時の反応が楽しみだ。」
そう言った彼女は笑みを浮かべていた。
それを見て俺はやれやれと呟いた。