弟と神話と愛   作:シュオウ・麗翅

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文章鍛えたいなぁ……

昨日さぁ……爪楊枝が1〜2センチくらいかかと近くに突き刺さって今も痛いゾ
おかげで背伸びして歩かないと痛いしさぁ、出血そこまでなかったけど腫れてるしさぁ……多分内出血だろ(鼻ホジ)


奏でるは絶望の輪舞

レイナーレ達は驚愕を隠せません。それはミカゲの変化にありました。

 

(え?これが……ミカゲ……なの……?)

 

目に見えるのは【異形のバケモノ】と言っても過言ではありません。それはミカゲの背後にいる彼女たちの方がよりそう見えているのですから。

 

(ぐちゃぐちゃの肉片のようで……でも、生物のように蠢いているっス……どういう事なんスか……)

 

ミカゲの背中にある異形の肉片の塊のようなもの。それは海の中に身を隠すヤドカリのような形ですが、それそのものは大量の蟲がうねうね言っているかのように蠢き、さらにくちゃくちゃ、ベチャベチャと気持ち悪いな音を醸し出しています。

 

 

 

 

 

 

「……けっ……!!そんなコケ脅しが通用するかよォ!?」

 

男は弓を引くような構えをとり、突進する。

ミカゲに迫り来る白い刃の形をした彗星。それは闘牛のように真っ直ぐ突撃していく。

 

「死ねやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

口を大きく開けて怒号する男。その表情は般若のように荒々しいものだ。

 

「……」

 

ミカゲは持っている複刃型のナイフ、【クルス・シックル】で絡めとるように受け止めた。

 

「なっ……!!」

 

「……キャハ!!」

 

強烈な顔芸を披露する男と狂気の笑みを浮かべるミカゲ。

ナイフを振り回すとムチのように刃が伸びる。

 

「クソが!!」

 

男はその連撃を避ける。右から、左から、縦横無尽に駆け回る刃を何とかタップダンスを踊るように避けていく。最後に避けた1発は地面を叩いた後に明後日の方向へと向かっていった。

 

「チッ……!!」

 

舌打ちをして男は大鎌を取り出してミカゲへと投げる。

鎌は回転しながら地面を切り裂き、ミカゲの方へと向かうが……

 

「ガハァ……!?」

 

男の腹部から血がドバァと吹き出し、口からも噴き出したソレは赤い絵の具をぶちまけたようにびちゃびちゃと地面に落ちた。

 

「な……なにが……?」

 

男が下を見ると、明後日の方向へと飛んで行ったムチの先端が見えた。

吸血鬼のように血を吸うムチを見て男の顔は青ざめたが、ソレを乱雑に振りほどく。

 

「ガァァォァァァ!?」

 

「ネェ、サッサトシンデ?」

 

男は歯を食いしばってミカゲをキッ!!と睨みつけるが、彼は目の前の男は価値が無いものを見下すような冷徹な目で見下している。目にハイライトも入っておらず、瞳に映っているのは真っ黒な虚無。海のような蒼の瞳と炎のような紅い瞳に映っているものは【ゴミ】だと。

 

「キャハっ……!!」

 

ミカゲは手に持っているナイフを振り回してムチのように伸ばして叩きつける。

何度もなんどもナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモナンドモーーーーーー

 

 

 

 

 

「……ねぇ、アレがミカゲっスか……?」

 

「私は未だに信じられんぞ……」

 

ミッテルトとカラワーナは目を見開いて驚愕します。

自分たちの後ろから着いてくる、雷が怖いから一緒に寝ようと頼んでくる。臆病だけど、可愛くて優しいミカゲ。

 

「キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

 

そんな彼が、こんな事をしているのですから。

辺りにミカゲの笑い声だけが鳴り響きます。

 

(なんなの……?あの子……?)

 

1番怯えていたのはレイナーレです。

愛している弟の激的な変貌。変異。そしてなによりもーーー

嬉嬉として、相手を痛ぶる姿に、耐えきれませんでした。

 

 

 

 

 

 

「フフフ……マダマダ……イキテルヨネ……?」

 

攻撃を終えたミカゲはゆっくりと男の元へと歩いていく。

ジリジリと獲物を追い詰めていく肉食動物のように。舌なめずりをしながら。

そしてナイフを構えた瞬間、血のように紅い結晶がミカゲを貫いた。

 

「……!!」

 

ミカゲは後ろの大きな樹まで吹っ飛び、背中から鈍器で殴られたような衝撃が全身に行き渡り、バキバキッ!!と骨が折れた音がしましたが、直ぐに炎に包まれて再生します。

 

「……アノコウゲキ……!?」

 

口からツーーーっと血が流れているのを無視しつつ、堕天使の翼を展開してドラッグマシンのように素早くレイナーレ達の元へ向かいます。

 

(アイツヲオイハラッタラ、イッパイ……イ〜ッパイホメテモラワナキャ)

 

恍惚とした表情でナイフを舐めまわし、クスクス笑って到着する。

 

 

 

「無様ですねぇ」

 

男の後ろから聞こえる渋い紳士のような声。そこに視線を向けると白髪の男がいた。

短く切りそろえているもののボサボサの髪に小じわのよった顔。何もかもを見透かしたような鋭い瞳に胡散臭い笑みをたやしながらフラフラと立っているのもやっとの状態の男に血液の入った袋を顔にぶちまける。

 

すると男のキズは炎に包まれ、瞬く間に完治する。

 

「おおっ!!やったぜ!!さっすがマリスの旦那ァ!!」

 

「……あなたの勝手な行動のせいで被検体に投与する予定だったフェニックスの貴重な血液がムダになったことについてどう思っていますか?ボーシェットさん?」

 

「うげぇ……」

 

マリスの極寒のように冷たい視線を受けてバツの悪そうにするミカゲと戦っていたボーシェットという男。

 

「……とはいえ、今日はいいしゅうか……」

 

マリスの言葉は続かず、腹部をムチで貫かれた。

ムチの伸びている方向を見てみると、飛翔しているミカゲの手にナイフの塚とそこから伸びているムチが見える。

 

「マリスゥゥゥゥゥ!!」

 

獣のようにミカゲは怒号をあげて唸り、真っ直ぐ突進する。

 

「全く……愚かですね」

 

そんな攻撃は屁でもないと言わんばかりの声音と視線で結晶を飛ばすマリス。それはミカゲの方へと向かっていき避けるために1クルス・シックルを度収納する。

 

キンィン!!

 

という音と共に弾かれる。

 

マリスが視線を動かすとそこには双剣、両刀、槍を構えている3人の堕天使がいた。

 

「あの子には手出しはさせないわ!!」

 

レイナーレは槍を持って意思の強い声で発言するものの、足が少し震えていた。

 

「……ふむ、ボーシェットさん、帰りますよ」

 

「はぁぁ!?ちょっとマリスの旦那。そりゃねぇぜ」

 

「黙りなさい。元はと言えばあなたが勝手な行動をするのが原因でしょう。給料ナシにしますよ」

 

マリスが氷獄のような冷たい視線を向けるとボーシェットは黙り込んでしまう。

 

「さぁ、また会いましょう。【サジタリウス】、【アスクレプス】、【カプリコーン】」

 

マリスはレイナーレ達の方へ振り向いて嘲笑と見下し、そして実験動物を見るような目で見た後にこの場を一瞬で離れた。

 

「な……なんだったんスかね?いまの……」

 

「さあな……というよりも……弱いな。私達は」

 

圧倒的威圧感。ボーシェットという男よりもマリスと呼ばれた男からは得体の知れないものを感じた。

 

「それにしても、アイツ、ウチらの事を堕天使でも名前でもなくなんで星座の名前を言ったんスかね?」

 

ミッテルトがレイナーレに言うものの、当の本人は放心状態。ありえないものを見るような目だ。さらに緊張が解けたのかぺたりとその場にへたりこんでいる。

 

すると

 

「お姉ちゃあああん!!」

 

「きゃぁぁぁ!?」

 

ミカゲがレイナーレに抱きつくように飛び込むとレイナーレは押し倒される形でミカゲの腕に抱かれていた。

 

「ネェネェ、ワタシスゴイデショ?ホメテホメテ?」

 

目にハイライトの入っていない、病んだ目でレイナーレを見据え、褒めるのを急かす。まるでいい事をしたあとに強請る子供のように。

 

レイナーレは頭を撫でようとするも、その手が止まってしまう。

だってーーー

 

あんなに変貌した弟が、怖く感じたから。

 

 

「……」

 

だから、私はーーー

怯えた目で、弟を見てしまった。

 

「……ネェ、ドウシテ?ワタシノコト……キライニナッタノ……?」

 

私に向かって涙目になって訴える。褒めてあげたい。感謝したい。

ーーーでも

 

「イヤ……イヤダヤメテキライニナラナイデドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテ」

 

 

同じ言葉を何回も連呼して私を病んでいる虚無のような目で見つめている。

ーーーそれが、私の恐怖心をさらに掻き立てた。

 

「キライニナッタノ?キライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノキライニナッタノ」

 

ブツブツと壊れたラジカセのように同じ言葉をナンドモナンドモ繰り返す。

 

そして

 

「ガッ!?」

 

ミカゲは白目を向いて倒れる。それと同時に展開されていた鎧やダンゴムシのようなうねうねしたものが光の粒子に包まれて消えた。

 

そして、私の目線にいたのは

 

ーーー青い髪をした着物美人の女性。

だが特出すべきはそこではない。

 

着物の袖口から見える蛇腹状の腕。目元にはたくさんのラインが入っており、眉間にはボルトのようなものが浮き出ている。

 

「早くここを去りなさい」

 

そう言う着物の女性。

 

私はミカゲをギュッと強く抱き締め、ミッテルトとカラワーナに肩を借りて何とか帰宅する。

 

「……ピクニック、台無しになったっスね……」




ミカゲのメンヘラ具合を表現してみましたがどうでしょ?

あと読みずらいと思いますがバトルは常態、日常は敬体にします。(´-ω-`)
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