弟と神話と愛   作:シュオウ・麗翅

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今日切り替えたはずの気持ちが一気に瓦解してむしろ悪化しました……前よりも遥かに……(´;ω;`)
まぁきっかけは【履歴書じゃなくて企業説明会とかの時に私服で証明写真を撮っていいか】という傍から見てくっだらないことが発端なんですけどね。
きちっとしてれば私服でもいいと思うんですよ、履歴書じゃないし。写真に500円以上払ってるんですから。
スーツでも私服でもきちっと着こなせばどっちもきっちりしてるはずなのになんでスーツの方が優遇されるかが全くもって意味がわからんのです。【きっちりしている】という条件ならば両方同じなはずなのに……
……と言うよりなんで企業説明会の時に証明写真必要なん?俺の頭がおかしいのか……?

……すみません、愚痴から始まってしまいました。本編をどうぞ(´・ω・`)


聖女と悪魔と堕天使と

ーーーアーシアを拘束して寝かせ、あとは手順を踏むだけ。

 

彼女には悪いけど、軽く経歴も調べさせてもらった。どうしても報われない話だ。

アーシア・アルジェント。神器・聖母の微笑みの所有者で教会のシスター。

その神器の力で人々の傷を癒し、【聖女】として讃えられた……と言うよりも担ぎ上げられた。

彼女は何度も何度も癒した。だがそれは傷だらけの悪魔をも癒してしまった。

目の前にいる彼女を見れば分かる。アーシア・アルジェントは優しすぎたのだ。民衆も教会関係者も貴族も癒し、……そして遂には悪魔をも癒してしまった。

 

それを知った全ての者は掌を返し、聖女を【魔女】として引きずり下ろし、これまでとは全く違った対応をして見せた。

迫害や石投などは日常茶飯事。ここから先の仕打ちは語りたくもないが、余程酷い目にあったのだろう。

 

ーーーが、アーシアはそれでも笑顔で、神を信じて祈り続けた。魔女と罵られようが、石を投げられようが迫害されようが、毎日欠かさなかった。

 

「全ての人を憎んでもおかしくないはずなのに……」

 

なんでコイツは折れない?

なんでコイツは憎まない?

ーーーなんでコイツは……こんな時でも笑顔で居られる……?

 

妬ましい。その意志が。 羨ましい。その意志が。

 

このような目にあってなお、優しさを貫き通せるなんてーーー

 

「私達が……惨めじゃないの……!!」

 

下級堕天使として見下された日々。

何年も何年もーーー私たちに残っているのは憎しみと劣等感しかない。

復讐。見返し。そればかりを考え、他者を蹴落とす事ばかりを考えていた。

 

 

ーーー「でも、ミカゲと出会って、ウチら変わったっスよねぇ……」

 

レイナーレ姉様が拾ったあの日から、あの子が来たあの日から、世界が変わったっス。

一緒に掃除して、食事して、笑いあって、共感しあって。

人が怖くて、泣き虫で、甘えん坊で、いっつも後ろをついてくる。

 

だから、ウチらはまた【頑張ろう】って思ったんスよ。3人で鍛錬して、組手して。最後はクロセルとか言うやつに乱入されたっスけど……

 

こんなに一生懸命になれたのは、多分始めてっスね。

ミカゲという大切な義弟が出来て。3人も大切だって分かって。

もう見返す事も総督からの愛を受けるのもどうでもいいはずなのにーーー。

 

感傷に浸るミッテルト。それに同調するカラワーナ。

 

「はぁ……私達は何をやっているのだろうな?」

 

「さぁ?わかんなくなってきたっスよ……レイナーレ姉様を止めるか否か……ウチらだけで逃げるか否か……まっ、両方出来ずじまいっスけどね……。結局、ウチらは中途半端な所で右往左往して、答えなんて見つける気はサラッサラ無かったかもしれないっスね」

 

教会の扉の前にいるカラワーナの問いに近くの木の枝で寝転んでいるミッテルトはやれやれと言ったように答えた。

どうせ、アーシアを連れ去ったレイナーレ様を追って殺し損ねた兵藤一誠が追いかけるのだろう。

 

ーーーそして今彼は、グレモリーの眷属。魔王の妹。下級堕天使が正面から勝つなど到底不可能だ。

ならば最大限抵抗し、下は下なりの意地を見せつけてやろうではないか。

 

「ふっ……勝てない相手に対する反逆……この気持ちは一体なんなのだろうな?」

 

後ろでドォォォォォン!!と破壊音がしたような気がするが、それどころではない。それは2人の目の前にオトハが現れたからだ。

 

「……やれやれ、【電撃姫】まで来るとは、私らもつくづく運がない」

 

カラワーナとミッテルトはそれぞれの得物……両刀と双剣を構える。

たとえここで朽ち果てようと、あの子さえ無事ならばそれでいい。

ウチらは、こういう運命だったかもしれないっスね……

 

 

「……アーシア、これも神の試練。乗り越えなさい……さすれば貴女は神に愛されるわ」

 

ーーー堕ちた天使が神を語るなんてなんの皮肉だろう。

そう、もう少しだ。もう少しでアーシアの神器を手に入れて邪魔するやつ、脅威は蹴散らして4人だけの愛と幸せに満ちた生を送れば……!!

 

「何故!?なぜ出来ない!?こんな小娘の神器を奪う事など容易いことなのに……!!」

 

なぜ出来ない!?なぜ!!ナゼ……!?

コイツなんてほんの数日過ごしただけの小娘じゃないか……!?ミカゲとは過ごした時間も何もかもが違うのに……!!

 

「レイナーレ様……悲しんでいるのですか?」

 

……同情のつもりか!?憐れんでいるつもりか!?

ーーーこの、至高の堕天使たる私に向かって!!

全身をムカデが這い回るようなイライラだ!!

 

「自分を誤魔化さないでください。貴女からは……凄まじいほどの憎しみと……その裏にある悲しみを感じます……」

 

レイナーレはその言葉に歯をギリッと鳴らした。

 

お前如きを殺すのが私は悲しいというのか!?

小娘如きが知った口を……!!

 

「……ならその減らず口を……!?」

 

突如、レイナーレの後ろから破壊音が聞こえた。

振り返ると、バラバラにされた壁と……殺し損ねた兵藤一誠が立っていた。

 

「助けに来たぞ!アーシアアアアアアアアアアアアア」

 

その声にレイナーレ舌打ちを鳴らした。

入口2人には悪魔貴族のオトハ、レイナーレの元には兵藤一誠。

3人を命運をかけたルートが、始まった。




前書きがアレなので後書きは真面目に……

今作のカラワーナもミッテルトもこの計画には乗り気じゃない感じです。焦りに焦ったレイナーレ1人の暴走です。

原作では……まぁ言い方は悪いのかな?欲望のためにアーシアの神器を抜いたのですが、極めて個人的な見会だと折れないアーシアに対して嫉妬してたと思うんです。
魔女と罵られようが、何をされようが自分を貫いたアーシア。それは彼女にとっては【神の試練】なのでしょうが、人から見たら【地獄】なんですよね……。
それを乗り越える?には不屈、忍耐、誠実、勇気、親切、正義のいずれか(3つ以上)。そしてよっぽどの決意が無ければ出来ません。そして堕天使4人にはそれが圧倒的に足りなかった。特にレイナーレは劣等感バリバリだったと思うんです。

……と言ってもどのキャラの心情も過去も原作者様しか知りませんが……これはあくまでも自分の個人的な見解ですので……まぁ気にしないで(゚д゚)。。oO(何言ってんのこいつ)程度に思ってくだせぇ。次回はバトル回かなぁ

それとパピルスほんっとカッコイイよなぁ……ガチで惚れたわ……。

最後に一言……キャラがブレブレすぎ+グダグダ感ガガガ……
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