命中率90%越えの攻撃を的に避けられた時。回避率1桁の攻撃を敵に当てられた時。
大切にしていたプリンを勝手に食べられた時。
大切な人から裏切られた時……。
嫉妬から。嫉みから。復讐心から。劣等感から。正義感から。敗北感から。きっかけは様々。無限にある。
……ならば、こんな選択肢も、きっと必然なんだろう。
「……な……あれは、あの時の……」
ミッテルトは黒い霧が晴れた弟の、その姿を見て冷や汗が流れた。
ツゥ……と、額から顔を滑るように流れていく。それが全身を冷やす……と、誤って感じる程に。 震えている。
おどろおどろしい、ダンゴムシ状の気持ち悪い背部ユニット。瞳から突き出ている、翡翠色の鋭利な結晶。
以前とは衣装も髪型も多少は変わっていて、それがよりおぞましさを感じさせているのだ。
髪型はミッテルトと同じリボンでツインテールにまとめ、髪色は焔のような赤……ではなく、血糊のようなどす黒い紅に、毒々しい紫のメッシュがかかっている。
奈落の底のような黒の衣装。レイナーレの戦闘衣装と同じような肩パットに、着物と鎧が組み合わさったような衣装を着こなしている。
小学校3〜4年生よりもやや低めの身長のミカゲ。そんな彼が簡単に構えられる程の、彼自身の身長と同じくらいの大剣を持っていた。
堕天使の翅を硬質化させたような、全身が刃であるような造りのもの。扱い方を間違えば、自滅する事は珍しくないだろう。
「……アソボウ?」
狂気に魅入られた殺人鬼のように。目からハイライトが無くなったミカゲは、ゆっくりとドス黒い瞳で大剣をオトハに向ける。
「ミカ……ゲ……?なん……なの……?その姿……?」
「……キャハっ!!」
ヒヨコをミキサーにかけた動画を見たような反応をしてしまうオトハ。
そんな彼女を見たミカゲの笑い声に反応して、大剣の閉じていた瞳がゆっくりと開いていく。
武器のはずなのに、生物の概念が感じられる不気味な武器。そして、完全に開いたその時、黒い翅がミカゲの周りを舞った。
「……!!」
この場にいた、全員が言葉を失った。
あれ程のおぞましい武器は、誰も見たことはない。それこそ、神器と言った方がまだ納得がいく。
ーーーだが、神器は人間が纏うもの。人外が、初めから纏うということは今まで見たことも聞いたこともない。
数秒の無言の空間が、何分にも感じられる。
「……何故っスか……?なんで、その武器からウチらの力が感じられるんスか……?」
静寂を破ったのは、レイナーレ陣営のミッテルト。
模擬戦や共闘を繰り返して行くうちに、身内限定でだが、強さを感じ取ることが出来た。
互いに力を高めあっていた存在……仲間の気配を間違えるハズが無い!!とばかりに、心臓をバクバクさせながら。四方の攻撃に対応するような張り詰めた声を発する。
「……」
口元で三日月を描くように歪ませたミカゲ。その後、瞬間移動したかのように一瞬でオトハの眼前に迫り
「……ニィ……」
大剣を振り下ろした。
「……!?」
反射的に、オトハは雷を纏った掌で受け止める。
バチバチ……と、鼓膜に響くような甲高いノイズ。失明しそうな勢いで光っている雷と火花。
(くっ……これが……ミカゲの力なの……?)
過去のミカゲを知っているからこそのこのセリフ。
フールフール家特有の雷属性……特に麻痺属性付与の雷に適性がなかった。その上、戦闘の技術はシロウト同然。それがオトハの知るミカゲの象だ。
(なんでこの子が中級の上位陣に入るほどの力を……?)
……最も、元魔王候補の上級悪魔の手ほどきにより、中級下位の悪魔くらいならばゴリ押しで軽くいなせるようにはなっているのだが、そんな事は知るはずもなし。
「憎悪の蠍よ……終焉を齎せ!!」
目を見開いた大剣を思いっきり地面に突き刺す。すると、上空に蠍を模した魔法陣が出現し、蠍の尾がその姿を現す。
「……やれ……」
ニィ……と、笑みを浮かべながら、蠍の尾はビームを放ったーーー
アレとコレとソレを組み合わせたような感じ。(´・ω・`)
生きるとは一体……ウゴゴゴゴゴゴ……
キャラが文章がほんっまブッレブレよ……(´・ω・`)
そして続かない。別ルートだからね。仕方ないね。
このルートに進んでクリアした後、選択肢をミスるとはぐれ悪魔(誤認)として討伐リスト入りルートに進みます。そこから選択肢をさらにミスると、黒歴史ENDバリのBADENDルートに進みます。
とことんまでうちの子に不幸になって貰いたい(歪んだ趣向)……てかミカゲのテーマが『悲愛』に『孤独』とか、『悲壮』等、明らかに『愛に見捨てられている』風なのがなぁ……(作者のさじ加減)
レイナーレ達が原作通りのルートに直行すると強制的にラスボスルートに変更されます。ブーニベルゼ++並の強さ( ˇωˇ )
語彙力と文才まじ欲しい(´・ω・`)