アメリカのどこかにある研究所内で火災が起こっていた……
その原因は完全聖遺物“ネフィリム”と呼ばれている物の暴走によって起こされた物だった…
そして、燃え盛る炎の中、ネフィリムの前に1人の少女が立っていた。
彼女の名前はセレナ・カデンツァ・イヴといい、その身にはシンフォギアと呼ばれてる鎧を纏っていた。
「はぁはぁ……このままじゃネフィリムを止める事が出来ない……
やっぱり……“絶唱”を使うしかないみたい……」
セレナは覚悟を決めて絶唱を使う事にした。
絶唱とはシンフォギアを纏った者 “装者”と呼ばれてる者が自身に掛かる負荷を省みずに放つ歌の事であり
強大な力を発揮出来る代償に自身の命をも失う可能性がある物であった。
「これをすれば姉さんやマム、あの子達が悲しむけど、これしかないから……例え命を落としたとしても……」
セレナが絶唱を歌おうとした時に気付いたネフィリムが攻撃をしてきた。
(しまった!このままじゃ攻撃をまともに受けちゃう!!)
セレナが攻撃を堪えようと目を瞑った時だった……
「えっ!?今のは……」
セレナに迫ってたネフィリムの攻撃を誰かが相殺したので来た方を見ると右手に銃を持った1人の男性が立っていた。
「一体、あなたは……そんな事よりも早くここから逃げてください!私はネフィリムを止めないとダメなんです!!」
「そうか……その為にあんたは自分の命を投げ出そうとしたのか?」
「なっ!?なぜ、その事を……」
セレナは男性に自身が考えていた事を指摘されて動揺した。
「確かにあんたが命を掛ければアイツを倒せるかもしれないな……
けど、あんたが死んで悲しむ奴はいないのか?いるならそいつらに悲しい思いをさせるのか!?」
セレナは男性に言われて自分の家族やそばにいる人達の事を思い涙を流して膝をついた。
「じゃあどうしたらいいんですか!?そうしないと姉さん達が……」
「安心しろ、俺がアイツをぶっ倒してやるよ」
「そんなの無理です!ネフィリムには私が纏っているシンフォギアが無いと倒せないんです!
だからあなたは逃げてください!!」
「嫌だね 俺は自分がやりたい事をやりたいんだよ!」
男性は胸から携帯と一体の赤い人形を取り出した。
「そんな物で何が出来ると言うんですか?」
「まぁ見てな、こいつが俺の力だ!」
男性が人形を手の中で回転させると鍵に変化し更にそれを携帯の真ん中に入れて回した。
「行くぜ!ゴーカイチェンジ」
ゴーカイジャー!
携帯を前に翳すと男性の体に赤いスーツが纏われた。
「あなたは……それにそれは?……」
「こいつが俺の力だ それに強いて言うなら俺は海賊だ!さぁ派手に行くぜ!!」
男性は変身を終えるとネフィリムに向かった。
〔ウオオオオオオオー!〕
「へっ!そんな大振りが当たるかってんだよ!!」
男性は持っていた剣で攻撃するがなかなかダメージを与えられなかった。
「チッ!かなりの硬さだな、だったらコイツだ!ゴーカイチェンジ!」
シンケンジャー!
「姿が変わった!?」
セレナは男性が腰から出した物を再度携帯に挿して姿が変わったのを見て驚いていた。
「行くぞ!烈火大斬刀!!」
〔グギャァァァァァァ!!〕
「くらいな!烈火大斬刀!大筒モード!!烈火五輪弾!!」
男性は大剣を変化させるとエネルギー弾を発射させてネフィリムを倒した。
「へっ、たかだかバカ力だけで勝てるわけねぇだろ、さてと……よいしょっと」
「ふえっ!?な、何をするんですか!?///」
急に男性にお姫様抱っこをされたセレナは赤い顔をして慌てていた。
「何って、体が傷ついてんだろ、あんまり無理はするな可愛い女の子が……」
「大丈夫!セレナ!?あなたは……誰?」
男性がセレナを運んでいるとピンク色の髪の女性が駆け寄ってきた。
「お姉ちゃん!大丈夫だよ!この人は私を助けてくれたんだよ」
「あなたがセレナを……ありがとうございます……」
「この子の姉さんか……なら大丈夫だな……」
男性はセレナを女性に渡したが降ろされたセレナはどこか不満げだった。
「じゃあなお嬢ちゃん、またどこかで会う事もあるかもな……」
「待ってください!私の名前はセレナ・カデンツァ・イヴと言います!」
「私はセレナの姉でマリア・カデンツァ・イヴよ……」
「俺の名前は……緋紅 武昭(あかべに たけあき)だ……そうだ、これを飲んでおけ じゃあな」
武昭はポケットから数本の小瓶を出してセレナに渡すと同時に煙玉を破裂させて煙に紛れて姿を消した。
「消えたわ……緋紅武昭……か」
「姉さん……また会えるかな?」
「会えると良いわね……何たって私の
「ふえっ!?ね、姉さん!何を言ってるのよっ!!///」
セレナはマリアの言葉を聞いて赤い顔で照れていた。
自分を救ってくれた人の事を思い出しながら……