宇田川家の長男はいつも大変   作:深き森のペンギン

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ノリで書いたこの作品が何故か伸びててビビった。

どうもペンギンです。


第2話 憂鬱

今日は月曜日。

何が言いたいか分かるね?

 

そう、学校だ。

学校自体は嫌いでは無いのだが、月曜日の朝ほど憂鬱な時は無いだろう?

 

そういう事だ。

 

今、リビングで朝食を食べている。

俺が今食べているのは、白ご飯と味噌汁。それと野菜炒めだ。

 

俺の野菜炒めにはいつも通りピーマンが山のように入っている。

あこの仕業か。

 

朝っぱらから可愛すぎかよ。

 

「コラー!あこ!ピーマンちゃんと食べなさい!それと優磨!アンタがいっつも甘やかすからあこがピーマン食べないんでしょ!」

 

「落ち着いて、桜。そんなに怒ることじゃあ無いだろう。君だってピーマン食べられないだろう。」

 

「当真は黙ってて!」

 

父さんはヘタレだがそれ以上に優しい人だ。

誰よりも自分の子供達を愛している、心優しい人である。

 

容姿は中性的な顔立ちで、身長も150センチほどとかなり小さい。

仕事についてはかなり優秀でそこそこ稼いでいる。

 

俺は母方の祖父に似ていて、ガタイがよく身長も高い。

母方の遺伝子強すぎない?

 

だって俺はじいちゃんに似てるし、巴も母さんに似ている。

俺は顔立ちはじいちゃんに似ていてワイルド系の彫りの深い顔立ちだ。

 

「まあまあ、もう俺全部食べ終わったからもう良いでしょ。」

 

「優磨ー!」

 

「てことで学校行ってくる!」

 

俺はダッシュで家を飛び出した。

宇田川家の朝食はいつもこんな感じだ。

 

まあ色々あったが学校に無事たどり着いた。

 

「あ、優磨。おはよう。」

 

「おはよう。リサ。朝からいきなり疲れたよ。」

 

「何かあったの?」

 

「母さんには怒られるし、校門の前では女子には囲まれるし。」

 

女子に囲まれる、といっても虐められてるわけではないぞ。

一部の女子の好みにドストライクらしくて、ヤベー奴によく絡まれる。

例えば、下校する時とかに下駄箱に変な人形とか文字が真っ赤な手紙とかが入ってる。

 

正直言ってめちゃくちゃ怖い。

 

「優磨ってやっぱりモテモテだね~。」

 

リサが何言ってるんだ。多分校内でトップクラスにモテるだろう。

うちの学校の男子が5人居るとしたら1人は絶対リサのことが好きだろう。

 

何故なら、リサってコミュ力お化けだしかわいいし。

逆にモテない要素が無い。

 

「リサほどじゃあねえよ。リサだってよく告白されてるだろ?」

 

「それはそうだけど、優磨ってちょっと変な子に好かれるよね。」

 

「ああ。めちゃくちゃ怖い。変な人形が下駄箱に入ってたことある?」

 

「無いけど、もしかして入ってたことあるの?」

 

「しょっちゅうある。たまに犯人が分かる奴もあるけどな。」

 

「それって?」

 

「無駄に完璧に出来てて、デザインも一周回って良い奴作る奴って言ったら1人くらいしかいないだろ?」

 

「ああ、ヒナか。」

 

すると後ろから何者かに抱きつかれた。

 

「優磨君、もしかしてあたしの話してたの?教えて?」

 

当たってますよ。本人は狙ってるんだろうけど。

 

「あれ?優磨君顔赤くない?どうしてなのかなぁ?」

 

これ完全に狙ってる奴だわこれ。

 

「まず一旦離れろ。話はそれからだ。」

 

「やだ。このまま話して?」

 

「やだ。離れろ。」

 

結局お互いに譲らずに始業のチャイムが鳴った。

 

1時間後。

 

「っは!リサ、今何時だ?」

 

「ちょうどさっき1時間目終わったよ。また寝てたの?優磨はしょうがないなぁ。」

 

「ノートを見せてくれないか?」

 

「分かってるよ。まったく、優磨はいっつもこうなんだから~。」

 

まったく、リサはいっつも優しいなぁ。

ほとんどの男子が惚れるのも分かるわ~。

 

俺はリサのノートを写して、リサに返した。

 

「優磨、次体育だから早く行くよ!」

 

「体育だったっけ?そういえばそうだな。」

 

俺は体育が一番得意だ。

今日の体育はバスケだったような気がする。

バスケは大分できる部類だ。

 

俺は体操服に着替えて体育館に向かった。

体育の授業が始まる。

 

女子の方もバスケみたいだ。

リサと目があってリサが小さく手を振る。

 

俺も小さく手を振りかえす。

すると1人の男子が質問してきた。

 

「なぁ。優磨って今井か氷川、どっちが本命なんだ?」

 

「何言ってんだ?そんな目で見てねーよ。どちらも大事な友達だよ。」

 

「本当か~?」

 

「ああ、本当だけど?」

 

「ちぇっ、つまんね~。まぁいいや。今日の体育、B組に勝とうぜ。エース。」

 

「誰がエースだ。お前バスケ部のエースだろう?」

 

「いやいや、俺よりも優磨のが上手いだろ。」

 

「そんなレベルじゃ無いよ。少なくとも選抜には選ばれないレベルだよ。」

 

「優磨なら選ばれるだろ。バスケ部来いよ。歓迎するぜ?」

 

「気が向いたらな。さて、行こうぜ。」

 

俺に話しかけて来たのは、バスケ部のエースの東雲和人だ。

イケメンでめちゃくちゃモテる。

コミュ力も高い。

 

「和人と優磨居るなら勝てるだろ。てことで俺達はお前らにボール回すから、よろしく。」

 

「おい!バスケは俺と優磨だけじゃ勝てない!5人でやるスポーツだ。皆、力を合わせてがんばるぞー!」

 

「「「「「「オー!」」」」」」

 

和人はこういう時クラスを盛り上げてくれる。

根は真面目で良い奴である。

 

こうして男子が団結している向こうで、女子からは何やってんだコイツら見たいな目を向けられるのもいつもの流れである。

 

こうして、バスケの授業が始まった。

ボールは俺がジャンプボールに勝ってA組から。

 

和人を中心としてボールを繋いで上がっていく。

 

「優磨!」

 

「ナイスパスだぜ和人!」

 

俺は和人からパスを受け取りそのままレイアップでゴールを決める。

そこからA組の圧勝劇が始まった。

 

B組の攻撃は都内ナンバーワンポイントガードの和人を中心とする硬い守備に阻まれ、苦し紛れに外から打っても外れ、リバウンドはすべて俺が空中で確保して鉄壁の守りと無敵の攻撃でB組はなすすべが無かった。

 

その間女子の中ではこんな会話が起こっていた。

 

「東雲君ってカッコいいよね!」

 

「私は宇田川君かなぁ。ねえねえ、リサって宇田川君と付き合ってるの?」

 

「いやいや、優磨とは付き合って無いよ?だって優磨って絶対そういう目で見てないでしょ。」

 

「そうなんだ、つまんないなぁ。」

 

ここで場面は教室に戻る。

 

「っは!寝てた!」

 

「優磨、また?」

 

「またでございます。いつもいつもありがとうございます。」

 

「どうしたの?優磨。変な話し方して。」

 

「いや~、俺の日常はリサに助けられてるんだと思ってな。」

 

「な、何言ってんの…いきなり//。」

 

なにやら赤くなっている。

まぁ今はそっとしておいたほうが良いだろう。

 

次の授業が始まるチャイムが始まる。

そうして俺もまた眠りにつく。




次回は優磨君がバイトします。
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