ガチ勢でしたが、転生したのでこれを機にエンジョイします。   作:大賢者こんすけ

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どうも、昼休みを潰してビタミン炭酸MATCHを片手に小説書いてるこんすけです。
やっぱり締め方がよくわからんからこうなるんだよなぁ……そういえば、キボクラとか幼き日のゲイツとか知ってる中学生とかおる?おるなら感想で語ろうぜwww
っと、では、お楽しみください。


姉が勢いで生きるので困ってます(イッシュ地方⋮10代男性)

「ただいまっ!!」

 

蹴破るようにドアを開ける。

 

「おかえり、カケル……どしたのそんなにびしょ濡れで?」

 

「そんなことより姉ちゃんは?」

 

キッチンから顔を出した母さんは少し驚いたような顔をしてから、

 

「放浪の旅だって…いいわねぇ、お母さんも若い頃みたいに旅したいわぁ」

 

遅かったか………

 

「母さん、姉ちゃんが今、どの辺に居るかわかる?」

 

「多分、ライブキャスター使ったらわかると思うけど……なんで?」

 

「ん?あー……その……そう、旅のお守り作ってたんだけど渡すの忘れちゃって……」

 

「あらら、それは大変。メイに電話してみましょう」

 

そう言うと、母さんはライブキャスターを開き、操作を始める…程なくして、ライブキャスターから前世でもよく聴いたプルプルプルッというコール音が数回鳴り、

 

『はいはいー?母さん呼んだ?』

 

姉が出た。

 

「いやね?カケルがメイの為にお守り作ったらしいんだけど、取りに来れる?」

 

『えっ!?カケルが作ってくれたの!?行く行く!もちろん取りに行くよっ!!……と、言いたいところなんだけど……』

 

姉は少し口ごもり、

 

『今、ヒウンシティに居るのよね……』

 

ゑ?なんて言った?

 

「ね、姉ちゃんっ!?」

 

『おー、やっほーカケルー!』

 

姉は世に言うブラコンって奴なので、俺の顔が見えた瞬間真底嬉しそうな顔をする。しかし、それどころではない、ヒウンシティってのは大都会ヒウンシティだ。虫タイプのジムがあり、ジムリーダーのアーティーさんが居て、下水道に入れば、確実に面倒事になるあのヒウンシティだ。

 

「姉ちゃん!!一日でそこまで行ったの!?」

 

『そうそう!ノビーもデリアも頑張ってくれてるからね!』

 

ノビーとデリア?………あー、ジャノビーとハーデリアのことか。え?もう進化したの?

 

「姉ちゃん……ジャノビーとハーデリアのレベルは?」

 

この一言は本当に言わなかったことにしたい。なにせ自分で墓穴を掘ってしまったのだから…

 

『んーっと……ちょっとまってね?』

 

姉がカバンの中からポケモン図鑑を探そうとしている。

 

『………あ、あれ………?ポケモン図鑑は………?』

 

「………ごめんなさいっ!!姉ちゃん!!俺がちょっと見てみたかったから勝手に持っていきました!!」

 

「『えっ!?!?』」

 

母さんと姉の声がシンクロする。

 

そう、俺が渡したかったのは旅のお守りではなく、ポケモン図鑑なのである。

 

『あちゃー、もってっちゃってたの?』

 

「ご、ごめんなさい………」

 

俺は昼前に姉がポケモン図鑑を貰ったと聞き、ポケモン図鑑の実物がどんなものなのかと1度見てみたくなって、姉のカバンの中からポケモン図鑑を引っ張り出していた。あの時は「どうせ、旅に出るまで時間があるだろう」としか思っていなかったが、よくよく考えれば、姉には考えるより先に動くという悪い癖があったのを思い出して、チェレンさんからの一言もあり、今に至るのである。

 

『まぁ、しょうがないよね…大丈夫!明日取りに戻るから!!』

 

「そ、それなら俺もタチワキシティまで届けるよ!!」

 

『え?ほんと!?助かるー!!』

 

なんならヒウンシティまで届けたいくらいだ。俺が勝手に起こしたミスなのだから。

 

『あ、今日はヒウンシティの友達の家に泊めてもらうの!じゃあねー!!』

 

ブッ………ツーツーツー。

 

通話が終了し、母親が振り向く。

 

「カケル?お母さんとちょーっとお話しましょうか」

 

「………うぃっす………」

 

この後めちゃくちゃ怒られた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「コマタナ君?今日こそお姉さんとイイコトしない?」

 

「いや………なんども言いますけど、キリキザンのお姉さんはなんで僕に付きまとうんですか?」

 

私、キリキザンは今日も今日とて近所の巣に住むコマタナ君(ショタ)にアプローチしては断られていた。

 

「それは………私がショタコンだからよっ!!」

 

私が恥ずかしげもなく言い放つと、コマタナ君は大きなため息をつきながら、

 

「じゃあ、僕がショタじゃ無くなったらどうなるんですか?」

 

と、聞いてくる。もちろん回答は1つ。

 

「興味失せる」

 

「ひっでぇ……」

 

「私は貴方じゃなくて、ショタに興味があるのよ」

 

「その、尻軽女みたいな文言やめてもらっていいですか?」

 

「でさ、コマタナ君?お姉さんとイイコトしようよ!」

 

「しませんよ……僕もあとすこしで進化なんで修行に励みますよ?」

 

「えーっ!進化しないでよーっ!」

 

ここで進化されてしまっては、次の婚約相手(ストーカー相手)を探すまでの間、またあの虚無感に襲われる。

 

ひとりは嫌なんだ。またあのことを思い出してしまうから……私がショタコンなのにも、ぼっち嫌いなのにも、ある思い出があるからだ。まぁ、話すつもりは無いが……

 

「コマタナくーん、かまってよー」

 

「嫌ですよ……ってか、修行場所まで付いてくるのやめてくれません?」

 

「コマタナ君が修行するとこ見ててあげる!」

 

「………嫌ですよ恥ずかしい……」

 

「ついでに後で水浴びしようねっ!」

 

「水浴びしたら錆びるんですけどそれは………」

 

と、他愛のないカオスティックな会話を(自分だけ)楽しんでいた。

 

「あと少しで進化なんだけどなぁ……」

 

「えー、進化やめてくれないのぉー?」

 

「やめませんよ………進化して良いお嫁さん見つけるんですよ……」

 

「お嫁さんなら私で良いじゃない!養ってあげるよ!!」

 

このままコマタナのままで進化しないという条件付きだが……

 

目の前で岩を切り落としているコマタナ君が急に光を放つ

 

「ッ!?力が溢れて………っ!!」

 

「えっ!?き、キャンセル!!キャンセルしてっ!!」

 

うぉぉぉぉぉぉおおお!!!っと叫びながらコマタナ君の体躯がどんどん私と同じような形に変わっていく

 

「あぁぁぁああ………そんな………」

 

パァァァアアン!!とコマタナ君が纏っていた光が弾け、中からイケメンのキリキザンが現れる。

 

「や、やったぁー!!!進化できたぁ!!」

 

「コマタナ君が………」

 

「キリキザンさん!これで僕のことを追いかけてくるのやめてくれますよね!」

 

「うぅぅ………死のうかしら……」

 

絶望で目の前が暗くなる。何も考えられない、というか考えたくない。

 

「キリキザンさん、その………大丈夫ですか……?」

 

「もう死にたい」

 

「な、なんかごめんなさい……」

 

「もう死にたい」

 

「あぁ、もう!面倒くさい人だな!!」

 

「もう死にたい」

 

「キリキザンさん!旅に出でるのはどうですか?自分好みのショタを探す旅にでるんですよ!!」

 

「た………び………?」

 

「そうです!人間のショタを探す旅に出るんですよ!」

 

人間のショタ………?あ、そうか……人間ならすぐに進化しないからショタをずっと愛でてられるのか……!

 

「私………旅に出る………!!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ここからカケルとこのキリキザンが出会うお話は、また今度ということにいたしましょうか。

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