ガチ勢でしたが、転生したのでこれを機にエンジョイします。   作:大賢者こんすけ

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どうも、完全に投稿が滞ってるこんすけです。
最近ね、vtuberのベンモンド・バンデラスさんに耳を孕まされながら生活しております。
いやぁ、尊い。まじ尊い。
では、お楽しみください。


転生者はチョロイン嫁と旅に出る

今日は俺の10歳の誕生日。それと共に、旅立ちの日でもある。

 

「メイが旅に出てから2年かぁー、早いわねぇー」

 

母が俺を見ながら名残惜しそうに呟く。

 

「大丈夫だよ母さん、俺は姉ちゃんと違って、きちんと帰るから」

 

これは旅の常套句だ。帰るとは言ったが、いつ帰るとは言ってないからな。

 

「えー?来ても何もないわよ?」

 

「そんなことないでしょ?美味しいごはん楽しみにするよ」

 

「いや、この家売りはらって私も旅に出るの。だから、明日からここに来ても何もないわよ?」

 

ゑ……いや、何もないって料理を用意してないとかいう意味じゃねぇのかよ!ほんとに何もなくなるのかよ!!

 

「んー!若い頃みたいに旅先のイケメンと恋に落ちたいわぁー!」

 

誰か、この中にお医者様はおられませんか?我が家の母が恋と言う名の重病に侵されてるんですけど……

 

「まぁ、俺も旅に出るからね…」

 

「私も身支度したら出てくるわっ♪」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

この2年で色々なことがあった。

 

まず、姉からの連絡が途絶えた。どれだけライブキャスターでコールしても出ないし、生きてるんだろうけど…

 

そして、俺はチェレンさんに勝った。はじめは「ジムバッヂなんていらねー、俺は放浪の旅に出るんだ」と思っていたんだが、よくよく考えると、ひでんマシンが使えないから色々と不便なのだ。かいりきにそらをとぶ、なみのりなんかはジムをクリアしないと使うことができない。ゲームのときは特に気にしていなかったが、よくよく考えれば迷惑な制度だ。この地方もアローラみたいにライドポケモン制度を取り入れればいいのに……あ、それも試練クリアしないと駄目なのか……面倒くさいな…

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「カケルー?そろそろ出るわよ?」

 

「ウィーッ、俺も出発するわー」

 

外に出ると、母親がサングラスをかけてスタンバイしていた。

 

「この家ともお別れね……」

 

「10年過ごしただけの家なんだけどなぁ……」

 

「じゃ、私は別の地方にでも出かけるからっ!」

 

「あいよ、じゃあね母さん」

 

俺がそう言うと母親はポケットからハイパーボールを取り出していた。

 

「お願いねっ!トルル!」

 

そう言いながらボールを投げると、ボールの中からトルネロス(れいじゅうフォルム)が出てきた。

 

「トルロルル(さぁ、行こうか姉御)」

 

「じゃあ、ひとまずシンオウ地方まで行きましょう!」

 

そう言いながら、トルネロスと母は元気よく飛び去っていった。

 

…………俺、あの母親嫌いだ。

 

「キリ?(カケル、どうかしたの?)」

 

クレアが俺の心情を読み透かしたように問いかける。

 

「いや、あの母親、昔、自分が旅先の宿で泊まってた時にその宿を荒らしたから懲らしめたのがあのトルネロスとか言ってたからさ……」

 

「キリィ?(荒くれ者を懲らしめるのは良いことでは?)」

 

「そうだよ、そうなんだが、トルネロスを懲らしめた方法が『拳』だったんだとよ………」

 

確かにコピペロスとかトリネロスとか呼ばれてたけどよ、あいつ、一応神だからな?準伝説だぜ?それを拳で倒すとか、うちの母親バトルガールかよ…いや、格闘ならタイプ相性が悪いな………あぁ、もう!なんでもいいや!(投げやり)

 

「俺達も出ようか」

 

「キリィ♡(カケルに一生添い遂げます♡)」

 

この2年でクレアは色々変わった。まず、ショタコンじゃなくなった。いや、完全に治ったわけじゃない。ショタコンじゃなくなった代わりに俺依存症になった……うん、やばいこと言ってるのはよくわかってる。自分でもよくわかってるから……

 

まぁ、簡単に説明すると、昔のクレアはショタならなんでもいいみたいな感じだったんだが、いつしか対象が『ショタ』じゃなくて『俺』になった。だから、俺依存症……違うぞ?一応言っておくが、たらしたわけじゃないからな?

 

「キリッ!(行きましょうカケル!)」

 

「ん?おう、行こうか…」

 

ここからが本当の物語だろう。俺の俺による俺の為のポケモン世界転生物がたr「あっ!カケルじゃねぇか!!」

 

「ん?なんだよ人が決め台詞言ってるときに」

 

「カケル!旅に出るのか!!?」

 

話しかけてきたのは俺が2年前にマラカッチを池に溺れさせたクソガキだった。

 

「お前は旅立たないのか?」

 

「いやぁ………それが、親が許してくれなくてな……」

 

こいつとはマラカッチの事件以来それなりに遊んだりする仲になった。まぁ、ポケモンバトルには負けたことないけどな。

 

「お前も親に頼み込んで旅出るのか?」

 

「いや……親が先に別地方に飛んでいった…」

 

「あっ………その……なんかお前のお母さんって行動力すごいよな……」

 

まぁ、あの人は行動力だけが取り柄みたいなものだからな…

 

「じゃ、俺は旅立つから」

 

「おうっ、元気でな!」

 

特に名残惜しくもないが、友達に別れを告げ、旅立つ。

 

「まずはタチワキシティからか……」

 

「キリッ!(私がいるから楽勝です!)」

 

確かにクレアははがねタイプだからどくは効かないもんな。でもなー、この先、クレアだけなら手持ちが不安なんだよなぁ、ヤーコンさんとか居るし…

 

「クレア、俺が他に手持ち増やすって言ったらどうする?」

 

「ギリリィ(オスなら許す、メスなら殺す)」

 

物騒なこと言うんじゃないよ……

 

まぁ、クレアがいるからとりあえず、当分は余裕かな……

 

そう考えながら、俺とクレアは故郷を後にするのだった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「ローダ!リーフブレードっ!!」

 

「ジャロッ!!」

 

ローダのリーフブレードが敵のママンボウに大ダメージを与える。

 

「なっ!?ま、ママンボウ!!」

 

プラズマ団とかいう2年前に壊滅して復活したとか抜かした連中の下っ端はこれで最後だろうか

 

 

「おつかれ、ローダ!」

 

「ジャルル」

 

ローダは私を護るようにしながら、ママンボウの持ち主を睨みつける

 

「ヒッ………も、もう仲間はいないよっ!!」

 

「ほんとに?」

 

「ほ、本当だって!!」

 

確かに周りを見回すと、死屍累々の団員が転がっている。

 

「こんな戦艦作ってどうしたいの……?」

 

「そ、そんなこと教えるわけないだろっ!!」

 

強がっているのだろうか、しかし、焦りが顔から滲み出ている。

 

「ホントのこと言ってくれないと、次はお兄さんにリーフブレード食らわせるよ?」

 

「ぁぁっ…………」

 

あ、気絶した………んー、脅迫って難しいなぁ……

 

そんなことを考えていると、近くの階段から足音が聞こえた。

 

「ッ!?」

 

私とローダは少し身構えるが、それが幼なじみのヒュウだと気づき、直ぐに警戒を解く。

 

「ヒュウ、大丈夫だった?」

 

「当たり前だろ、それより……これ、全部お前が?」

 

「うん!ローダが頑張ってくれたから!」

 

「………でも、なんで今更プラズマ団なんかが……2年前に壊滅したんじゃなかったのかよ……」

 

「そうなんだよね……だから問い詰めてたんだけど…」

 

「問い詰めてる途中で気絶した……と?」

 

「うん」

 

私がそう言うと、ヒュウは頭を抱える。

 

「うぅん……もうちょっと加減できないのかよ…」

 

「かなり手加減してたんだけどなぁ…」

 

その時、甲板から大きな音が響いた。

 

「ッ!?」

 

「メイッ!行くぞっ!!」

 

「うんっ!」

 

私達は甲板に急いだ。




次回はメイ回を予定しております。
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