ガチ勢でしたが、転生したのでこれを機にエンジョイします。 作:大賢者こんすけ
最近筋トレを始めまして、まずは簡単に腹筋と腕立て伏せを30回ずつから始めてみようかと思い初日をこなし二日目には速攻で筋肉痛に襲われました。もうやだこの体…弱すぎる……
定期的には更新する
「うぃーっ!やってきたぞタチワキシティ!」
俺とクレアはやっとタチワキシティに辿り着いた。あれさ、ゲームだとそんな距離じゃないのに現実だとトレーナーにめちゃくちゃエンカウントするな……すごいな(小並感)
まぁ、我が家のクレアはそんじょそこらのポケモンに負けるほど弱くはなく、レベルはなんと驚異の74……強……え?初期ポケでなんでこんなチートキャラ手に入ってんの?なんなの?
急に話は変わるが、このクレアってのは愛称で、なんかポケモン図鑑無けりゃポケモンに名前を付けることは出来ないらしくて、母親がアララギ博士の友達とかなんとか言ってたような気がしたのを思い出したから、ライブキャスターで母親に電話かけたら
「プルプルプル……………プルプルプル…………もしもしー?」
「あ、母さん?」
「あ、ダーリンちょっと待ってね?息子から電話なの」
「おいちょっと待て!ダーリンって誰だよ!」
「ん?あー………愛人?」
「息子に黙って愛人作るのやめろや!」
「えっと………で?なんの用?」
「え……あ、母さんってアララギ博士と友達って言ってなかった?」
「え?うん友達だけどどしたよ?」
「いやー、ポケモン図鑑とかくれねぇかなぁーって」
「あー、ポケモン図鑑ね、あれ、お姉ちゃんが家に置いていったのアンタのリュックのポケットに入れておいたからそれ使いなさい。じゃーねー!さぁダーリン!次はどんなプレイを…プツッ…………ツーツーツー………」
「……………情報量が多いんじゃあぁ」
あまりの情報量の多さに一瞬前世の有名お笑い芸人の魂が憑依しかけた。
「いや……てか、ポケットに図鑑入ってんの!?」
そう呟きながらリュックを背中から降ろし、ポケットを漁ると、真新しい全く使われた形跡のないピンク色の図鑑が出てきた。
「…………まじででてきたやんけ……」
今更だが、ポケモン図鑑ってそんなぞんざいに扱っていい物じゃなかったんじゃ………?
とりあえずポケモン図鑑を起動する。
『キドウチュウ…………キドウチュウ………ヨウコソ!ポケモンズカンヘ!ユーザートウロクシテクダサイ!』
機械音でアナウンスが入る。それと同時に画面にユーザーIDとパスワードを打ち込む欄が現れる。
「なんかエロサイトにアカウントを作成した時のこと思い出すわ……」
「キリィ…?(そんなサイトに登録したの?)」
「え、いや………シテナイデス………ソンナワケナイジャナイデスカヤダー……」
棒読みの見え透いた嘘をつきながらポチポチとユーザー登録をこなしていく。
『ユーザートウロクカンリョウ!コレヨリユーザーメイ「しらたま」サマヲコノズカンノユーザートイタシマス!』
図鑑がそう言ったところで思い出した。
「あれ?俺、確か姉さんに図鑑渡しに行ったはずなんだけどな……」
クレアと出会ったのもこの図鑑があったからといえばこの図鑑があったからなわけで、そんな図鑑は本来なら一度も家に帰ってこない姉が持っているはずである。
「姉さんもしかしてどこかのタイミングで帰ってきた……?」
只、どう考えても姉との連絡はできないだろうから………いや、一応聞いてみるか……
ライブキャスターを開き、登録先から姉を選択する。
『プルプルプル………プルプルプル……プルプr…もしもしー?』
「あ、出た。姉さん?」
『おー、カケルじゃーん、どしたどした?姉さんいまジャイアントホールに突っ込んでるんだけど?』
「暇………じゃなさそうだね、そうだねうん。いや、暇な時で良いよ」
『んー?今暇だけど?』
「あ、そうなの?」
『今、目の前でキュレムがレシラムと強制合体したけど暇だよ?あ、ゲーチス!尺の関係とかあるから早くしてくれない?』
『あぁ、やかましい小娘だな!!そこで少し待ってろ!貴様にこのキュレムの真の恐ろしさを見せてやる!!』
「姉さんの暇の基準ってなんだよ!?」
なんかゲーチスっぽい声も聞こえたし……ってことはもしかしてそこにNさんも居るんじゃねぇの?
『あ、ちょっとやばそうだから早めに話済ませられる?』
「あ、ごめん……その、ポケモン図鑑置いてまた出かけた?」
『あー、あれ?登録とか面倒だったから家に送り返しちゃった!あ!ゲーチスがコールドフレアとか言い出した!?ランド!まもるっ!!ブチッ………ツー………ツー………』
「………もうなんかしんどいわぁ………」
とりあえず俺はこの旅をピンクの図鑑と共にしなければならないということは分かった。
「キリィ……(大変そうだね……)」
「大変だわぁ……」
ほんとに大変だわ、なんなのあの姉?一応血が繋がってはいるし、ポケットモンスターBW2の女主人公で、噂では授にyu……ゲフッゲフま、まぁ、そんな薄い本もあるってレベルの女の子だぜ?そんな女の子でも一応今は12歳だからな?元の世界なら小学生6年生だぜ?それが今、この地方を揺るがす敵と戦ってるんだからこの世界って中々に大胆だよな。まぁ、俺はそんな怖いことしないけど……
「クレア?直ぐにジムに挑むのも良いんだけど、ちょっとタチワキコンビナート行こうぜ」
「キリィ♪(貴方の行く場所ならどこへでも♪)」
もう最近クレアが嫁にしか見えなくなってきた……あ、そうだ。クレアを図鑑に名前登録しとかなきゃ…ええっと?手持ちの設定して、キリキザンで……あ、図鑑をポケモンにかざすだけで良いんだ。へぇ〜……
クレアにポケモン図鑑をかざすと、
「キィ……///(カケルの目が艶めかしいです///)」
とか言い出した。やかましいわ…
「トウロクチュウ……トウロクチュウ……」
テロンッ♪という明るいサウンドと共に、画面に「登録完了!」という文字が表示される。
「キリキザン二ナマエヲツケマスカ?」
画面に「▶はい いいえ」と表示される
「お、出た出た。もちろん『はい』で」
はいを押して。出てきた文字表で『クレア』と打ち込んでいく。
「トウロクカンリョウ!キリキザンハ『クレア』トナヅケラレマシタ!」
「ふぅ、これで登録完了かな…?」
「キリィッ!(これからは新生クレアとして頑張りますっ!)」
新生クレアってなんか女神様みたいな名前で草
「さぁて、とりあえずさっきも言ったけどこれからタチワキコンビナートへ向かうぞー」
「………?」
あ、こっちじゃ「やるぞー」「おー」の概念は無いのか。なんかすっげぇこっ恥ずかしいな……
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そんなことを考えながらタチワキコンビナートに向かうカケルの後ろを、物陰伝いに近寄る不審な影が居た。
「ふっふっふ……あのキリキザン……良い研究対処になりそうなのデスッ♪」
その影は周りの冷ややかな視線に目もくれず、フヒヒと不気味な笑い声を漏らしつつクレアを見つめるのだった……