個性【ジェット】のような何か   作:ヒツジだらけ

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教師のクセにっ‼︎ナマイキッ!

 

 

「天羽……お前なぁ…推薦入試だぞ?途中で帰るってどういう事だよ」

 

「ずっずびばぜん、せんぜい…自分でもぢょっどおがじぐなっぢゃっで」

 

「いや、どうおかしくなったら帰るんだよ?雄英高校から凄い電話きたぞ?」

 

「ずびばぜん…面接官ど話ずのが本当に嫌で…怖ずぎで変なズイッヂ入っぢゃっで…」

 

 

推薦入試を途中でバックれた俺は翌日、当然の事ながらクラスで唯一俺と会話出来る担任兼体育教師の豚皮先生から呼び出しを受けていた。それにしても話し長えなぁ、さっさと終わんないかなぁ、泣く演技面倒くさいんだよ。昨日母さんに怒られたから説教は聞き飽きてるし。

 

「まぁウチの学校で推薦資格あったのはお前だけだからお前が決める事だし俺は別にいいんだけどよ…」

 

「え?なぁんだそうだったんですか、はぁ〜疲れた」

 

てっきり俺以外の奴から推薦資格ぶんどった立場で途中で帰ったのを怒られてるのかと思った。ならもう罪悪感に苛まられる必要はないな、帰りにGE○でも寄ーろおっと♪

 

「露骨に態度変えんなよ…で、結局一般の方受けるんだろ?」

 

「はい?当たり前じゃないですか、俺推薦入試受からなかったんですよ?」

 

「お前人を怒らせる天才か?途中で帰ったんだからそれこそ当たり前だろうに…はぁ…もういいわ、教室戻っていいぞ」

 

「はい…いつもいつもすみません」

 

「人見知りしやすいところさえ直せばお前本当に優等生なんだかなぁ」

 

何言ってんだ?この豚さん寧ろこれが俺の持ち味だろうに、ほら完璧すぎるのはかえって話しかけられにくいし。俺は年に数えるほどしかクラスメイトから話しかけられないけど。

 

というか自分の将来を決める大事な試験途中でバックれたような奴を優等生予備軍にするとかこの人も疲れてるね…、流石に今回の俺の事で上司的な人から怒られただろうにこの程度で許してくれるとかマジ天使、何気にこの先生にはいつもお世話になってるな。体育の授業に2人組作れなくて動けなかった俺とペア組んでくれてるし……あれ?待てよ、そもそもこの豚が2人組作れって言ったんじゃねぇか‼︎

 

「あんただけは許さん‼︎‼︎」

 

「いきなり如何したっ‼︎?」

 

 

 

さぁ〜て昼休みだしとっととメシ食って寝てるフリするぞ〜〜。

 

 

 

 

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「あ…天羽君だ、職員室から帰ってきたみたいだよ」

 

「本当だ、はぁ天羽様今日も尊い…」

 

「ねぇ天羽君ってさ、雄英の推薦入試途中で帰っちゃったらしいよ」

 

「はぁ?あり得ないでしょ流石に」

 

「だよね〜でもなんか雄英から学校に連絡きたのは確かだってさ」

 

「う〜ん風邪ひいて行けなかったんじゃない?」

 

「天羽君が風邪?ふふっ弱ってる天羽君もいいなぁ」

 

「はぁ天羽様を看病したい…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、本日のお弁当はポテトサラダにミニハンバーグ、ミニスパゲッティにコーンと白米の黄金コンビだ。何気にこれを食べる為に学校に来てるまである。冷めきったご飯を食べながらこれからの事を考えよう。

 

やっぱり途中で帰っちゃったのはダメだったかな…でも緑谷君が0Pヴィランぶっ飛ばしてるところとか原作のシーンを見たかったし、まぁビビって帰ったのもあるが…ん?そういえば緑谷君と同じ会場になるんだろうか?

 

 

 

 

 

あれ?もしやマズった?……………ヤバいよヤバいよ‼︎如何すんだよ‼︎テッちゃんもビックリだよ‼︎自分の後先考えない所がこんな結果になるとは…‼︎

 

 

こうなりゃ祈るしかねぇ‼︎同じ会場にぃ!なれぇーーー‼︎‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「一般の」筆記試験を終えた俺はクソデカホールにて座っていた。

 

「今日は俺のライブにようこそー!エヴィバディセイヘイ!!」

 

イエェェェイ!!!と、心の中でひとり大歓声をあげるが勿論声には出さず無言で過ごす。

 

「こいつはシヴィー!受験生のリスナー!!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?YEAHHH!!」

 

この人も大変だな、こんなシラケ切った空気の中このハイテンションで話すのも…そういえば推薦入試の時は夜嵐君が反応していたっけ?彼、どうしてるかなぁ…待たずに帰ったこと怒ってるかなぁ…。

 

「入試要項通り!リスナーにはこの後!10分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習会場へ向かってくれよな!演習場には仮想敵ヴィランを三種・多数配置しておりそれぞれの『攻略難易度』に応じてポイントを設けてある!」

 

そう、ここが大事だ。ここで緑谷君と同じ試験会場にならなければ今までの俺がただのアホの子になってしまう、そんな事実はないと信じたい。ちなみに今回俺は普通のジャージと両手用のアイアンサックを持ち込んでいる。

 

「各々なりの個性で仮想敵を行動不能にしポイントを稼ぐのが君達リスナーの目的だ!もちろん他人への攻撃等のアンチヒーローな行為はご法度だぜ!?」

 

おうおう!誰がするかよそんなこ「質問よろしいでしょうか!?」おふぅ…そういえば居ましたね飯田君…。

 

「プリントには四種の敵が記載されております!誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!」

「ついでにそこの縮毛の君、先程からボソボソと……気が散る!物見遊山のつもりなら即刻、雄英から去りたまえ!」

 

「……すみません」

 

これよこれぇ‼︎こういうシーンを見たかったのよぉ‼︎中々興奮させてくれるじゃないっ‼︎

 

ちなみに言っておくと緑谷君は想像以上にブツブツうるさかった、それをみんなの前で指摘する飯田君もうるさいけど。

 

「オーケーオーケー受験番号7111くんナイスなお便りサンキューな!四種目の敵は0P!ソイツは言わばお邪魔虫!スーパーマリオブラザーズやったことあるか!?あれのドッスンみたいなもんさ!各会場に一体!所狭しと大暴れしている『ギミック』よ!」

 

スーマリかぁ…前世でやった以来だな。0Pヴィランはドッスンどころのデカさじゃなかった気がするけど。

 

「俺からは以上だ!最後にリスナーへ我が校の”校訓"をプレゼントしよう……かの英雄ナポレオン・ボナパルトは言った!『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていくもの』と!『Plus Ultra』それでは皆、良い受難を」

 

くぅ〜〜かぁっこいぃ〜やっぱり昔の偉人はいいこと言うなぁ。

 

Plus Ultraか…確か意味は「皿を向こうの6番テーブルへ!」だった気がする(心に何も響かず)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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持ってきたアイアンサックとジャージに着替えた俺は実技試験の演習会場に来ていた。さぁ〜〜てどこかなぁ〜緑谷くぅ〜ん?さっきから姿が見えないけど如何したのかなぁ〜?

 

 

 

 

………

 

 

 

本当に何処いったのかなぁ〜?いい加減にしないと怒るよ〜?今名乗り出たら怒らないでおいてあげるよ〜?(小学校の教師感)

 

 

 

 

………

 

 

 

 

 

 

 

嘘だろ。マジか。これは…。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いねぇじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

どうやら俺はアホの子らしい…。

 

 

 

 

 




遂にストックが切れました。
不定期更新タグの本領発揮です。

2/3 1:51
ちょくちょく改稿してるので1話から見直してみるとかなり違ったりします。
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