ヒロアカ 個性『トール』雷神の名を冠する者   作:皐月の王

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今回は遅れて申し訳ございません!


襲撃の後……

怪我を負ったヒーロー、イレイザーヘッドと13号は共に病院へと運ばれた。頼光に関しては二人のヒーローよりマシだが、消耗が激しいのでリカバリーガールの治癒を受けることが叶わないが、保健室に運ばれた。そこには、耳郎が居た。近くの椅子に座り、俯いていた

 

「ごめん……豊穣……ウチのせいで……ウチが来たから」

 

拳を握りしめ言う耳郎。頼光はオールマイトが来てヴィラン逃げたと同時に、俯けに倒れた。呼びかけても反応がなく死んだようにぐったりしていた。それを見た耳郎は動くことが出来なかった。オールマイトは頼光を抱え、保健室に運んで行った。そのあと頼光の状態を聞いた。肋骨は5本折れて、左腕もヒビが入っているものだった。二人のヒーローに比べたらマシなのだが、リカバリーガールは治癒出来ないでいた、その原因は疲労だ。頼光の個性は体に負荷がかかり、体力の消費も少々大きいのだ。轟との一戦や飛ばされた時に戦った連中の時の状態なら、負荷も小さく、体力もそこまで激しくは減らない。だが脳無との最後の状態は、ダメージを負ってる状態での出せる力を出した。その結果、体力を消費しダメージ、負荷が一気に来て気を失ったというわけだ。耳郎はただ、頼光が目を覚ますの待った。無意識に頼光の手に自分の手を乗せて……

 

それから少しの時間を経て頼光は目を覚ます。

 

「(……んあ?何処だここ?)」

 

体を起こそうとするが、凄く重くそして脇腹に痛みが走り、身体を起こすのを中断する

 

「(張り切りすぎた結果だろうな。すごい体が重く感じる。それにしても右手温かいな)」

 

右手の温もりを感じ取り、首をその方向に動かすと、手を添えて寝ている耳郎が居た。頼光はその寝顔を見て

 

「(……!?耳郎か驚いた、見た感じ耳郎が看病してくれたのか……起きたら礼を言わねぇとな)」

 

そんなことを考えて痛みを噛み殺しながら体を起こす。耳郎の寝顔を見ていると、耳郎が目を覚ます

 

「……うん?あ!豊穣起きたの!?」

 

「ああ、今起きた。それより看病してくれたんだろ?ありがとうな」

 

耳郎は頼光の胸に顔をうずめ、泣いているような声で

 

「ウチ……心配したんだ、豊穣がヴィランと戦って、やられているのを見て、助けたくて来たのに、逆に助けられてそしてそのあと豊穣が倒れて、死ぬんじゃないかと思った……怖かった」

 

声が震えていた、泣いている声も聞こえる。頼光は自身の頭をかき、どうしたらいいか考え、耳郎の頭に手を置いた。

 

「……え?」

 

「まぁ、なんだ。心配かけて悪かった。でも今回のことは気にするなよ。俺っていう生き物は楽しくなっちまうと、個性の負荷や、戦闘のダメージなんてもんはなどうでもよくなっちまうんだ」

 

「……っ!」

 

耳郎は顔を上げ、頼光に文句を言おうとするが、頼光は言葉を続ける

 

「何故っていう顔をしているな、単純だ手が届くからだ」

 

「え?」

 

言おうとしていた言葉が耳郎から失われる。

 

「途方もない所なら諦めもつく、だが俺は違った。一つ一つ積み重ねてきたら、神話の一端に手が届いたんだ。多少の危険は伴うけど台に乗ってものをとるのと変わらねぇだろ?わざわざ親を頼る必要性はねえしな……でもな。耳郎の言葉を聞いて、なんかそれだけじゃダメなんだろうなとは思った。ヒーローってのは人を安心させるものだろ?でも今回の俺は少なくとも耳郎を不安にさせたし怖い思いもさせた。だからこれからだ、そういう思いをさせねぇヒーローを目指す」

 

耳郎は涙を袖で拭い、頼光の顔を見ながら言う。

 

「分かった。頼光がそう言うならウチはその言葉を信じるよ。そういうヒーローを目指すっていう言葉を」

 

「おう、出来る限りだけどな!」

 

「それはなしだよ頼光!」

 

二人は笑っていた。その後頼光と耳郎は教室に行った。クラスのみんなは頼光を心配したが、頼光は大丈夫だと言う、耳郎は頼光を横っ腹肘でつついて頼光が飛び上がったのは別の話だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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