落第騎士の方も今週中に上げれたら上げたいと思います!!
スタート同時に一斉に走り出す。頼光も例外では無い。だが、スタート位置の通路は狭くぎゅうぎゅうで通勤ラッシュの電車の様に密集している。頼光は面白そうにつぶやく
「なるほどな、つまりこれが、最初のふるいというわけだな」
そう呟くと同時に前方から冷気を感じ取った。頼光は人の上を跳び越える。轟の氷結攻撃をかいくぐることに成功した。前を見るとクラスの連中が飛び出していた。
「クラスの連中は誰一人捕まっていねぇみたいだな。そう来なくちゃなぁ!!」
着地し雷を少し気持ち抑え気味に走り出す。
『さーて実況していくぜ!解説Aer you ready!?ミイラマン!!』
『無理矢理呼んだんだろうが』
実況席ではプレゼントマイクが実況し現ミイラマンの相澤先生が解説として居た。もっとも相澤の機嫌はあまりよろしくない。メディアの露出を控え、ヴィランの傷も癒えてはいないのに解説役を押し付けられてたまったもんじゃないが、それでも相澤は引き受けている、そのあたりを見ると人がいいのだろう。
『さぁ!スタートダッシュで先頭に立ったはAクラス轟だ!さらに後続の妨害に氷結攻撃!しかし実力者はそれを躱し轟を追いかける!!さぁいきなり障害物だ!!まずは手始め……第一関門ロボ・インフェルノ!!』
一般ヒーロー科の入試の時にお邪魔ヴィランとして立ちはだかった巨大ロボが今回もお邪魔としてコースに立ちはだかる
「入試んときの0ポイントヴィランじゃねぇか!!!」
「まじか!ヒーロー科あんなのと戦ったの!?」
「多すぎて通れねぇ!!」
「一般入試用の仮想敵ってやつか」
「どこからお金出てくるのかしら……」
轟は見上げながら冷静に分析し、八百万はお金の使い方に若干の呆れている様子だった。その直後
「モタモタしてるとおいてくぜ?」
その言葉と同時に雷を纏い直した頼光が跳び出し、前に回転してロボ・インフェルノの頭部を蹴り砕く。豪快な破壊音を轟かせ、蹴りの一撃でロボ・インフェルノは仰向けに倒れる。倒れるまで待つこともなく、そのまま再び跳び行く手を阻むロボ・インフェルノを同様に蹴り砕く。
『1-A豊穣!後方から猛スピードでロボ・インフェルノを一撃で蹴り砕き、一瞬で抜き去ったぁぁ!!何ていうパワーだ!!!すげぇな!!一抜けだ!!』
(電気で速く成れてパワーも上がる個性だったな、アイツの個性は……この競技一位で逃げ切り立ったが仕方ねぇ)
頼光はスタートの時後ろに居たのは確認していた。凍結も当たるとは思っていなかったが、予想以上に早く来て追い抜いて行った。今は空中に居るのだから着地と同時に凍結させればいいのかもしれないが、それで時間を食うのは惜しいと考えた轟は目の前の障害に目を移した。一方、着陸した頼光は雷をより強く纏い走り出す。立ちはだかるロボを文字通り薙ぎ払いながら。そんな頼光だが雷を纏うのを解き、ブレーキをかけて踏みとどまる
『第二関門に到着だ!!第一関門は余裕か?んじゃあ第二のこれはどうよ!!落ちればアウト!!それが嫌なら這いずりな!!ザ・フォール!!』
第二の関門ザ・フォールは一言で言えば綱渡りフィールドである。ただ下が見えないくらいに断崖なのを除けば。そしてルートも分かれており、綱の間隔が長いものから短い所もある。
「こんなの馬鹿正直に渡っていたら、勝己や轟においつかれるかもな……」
後ろから迫ってくる後続を見ながら面白そうに言葉を漏らす。後ろに下がり加速するに十分な距離を取る。
「《電光石火》」
電気を強く纏い準備が出来上がる。これからやろうとしていることは至極簡単。馬鹿正直に渡ると時間がかかるのであれば、加速をつけて跳べば良い。一番奥まで行かなくとも、間に足場は何個もある其処に目掛けて走って跳び続ければいいと考えた。そしてそれを行動に移す。頼光は凄まじい速さをもって加速し、踏み切って飛ぶ、そして次の所に着地と同時にスピードを殺さないように走りまた跳ぶ。それを繰り返し自身の最速で第二関門を突破する
『なんていう攻略だ!!綱を渡らず走り幅跳び見てぇに攻略したぜぇぇ!!』
『綱を渡っていたら追いつかれると判断したんだろう』
頼光は後続との差を更に広げていく。観客は大いに盛り上がるしスカウト目的で見に来たプロヒーロー達もまた、盛り上がりながらレースの様子を観戦していた。
「一位の奴圧倒的じゃんか」
「個性もそうだろうけどそれ以上に」
「判断力と決断力、それを行動に移す力もあるぞ」
「あれが噂のエンデヴァーの息子か?」
「いや、エンデヴァーの息子は今二位のやつだよ、一位の奴は全く違うやつだ」
「エンデヴァーの息子を抑えて一位かすげぇな!」
そしてマイクの実況が会場に響き渡る
『さあ、トップは早くも最終関門!!かくして実態は一面の地雷原、怒りのアフガンだ!!!地雷の位置はよく見りゃ分かる仕様になってんぞ!!足と目を酷使しろよなぁ!!ちなみに地雷の威力は大したことはねぇが音と見た目は派手だから失禁必至だぜ!』
『人によるだろ』
そんな声を聴きながら頼光は地面をよく見た。確かに埋めてあるだろう位置は分かるようになっている。
「まさかの地雷がくるなんてな、全くエンターテインメントしてくれるぜ、まぁ俺には関係ねぇけどな!!」
纏う雷がより一層強く迸る、そして頼光は地雷に構う素振りを見せることなく走り出す。そして地雷を踏むが爆破する前にはもうその場には居ない圧倒的な速度で地雷原をただ真っ直ぐに突っ切て行く。
『地雷が爆発するより走ってるぜぇ!!何ていう個性だぁ豊穣!!』
先ほどと同じように力技で攻略する頼光。後ろでは自分が踏んだ地雷が爆発するがそんなのはお構いなしの速さで地雷原を突っ切る。地雷原を抜けラストスパートにかかり雷纏いを解き走りスタジアム目前まで来たと同時に。はるか後方で大きい爆発音が聞こえ後ろを振り向く。そこには緑谷が必死にこっちに走ってきているのを見た。さらにその後ろに轟と爆豪が走っていた。
(やるじゃねぇの出久。轟と勝己が後ろかと思ったが、あの二週間は無駄じゃなかったということか?まぁ一位は俺が貰うけどな!)
直ぐに前を向きスタジアムの中に走って入りそして
『雄英体育祭!一年ステージ!!序盤に先頭に立ちゴールまでトップを独走!!緑谷の追走も届かず!!今一番にこのスタジアムに帰ってきたのは、1-A豊穣頼光だぁぁぁぁ!!!』
プレゼントマイクの実況がスタジアムに響き渡り大歓声が巻き起こる。頼光はそれに応えるように右腕を天に突き上げた。
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