ノリのいい人がいっぱい居て、嬉しかったでヌベスラスッチョ
「私に甘えなさい。」
「は?」
一花に監禁されそうになり、ギリギリで脱出に成功した、次の週
今日は家庭教師の日、家に入って早々1番に次女―二乃に言われた
俺は生憎人に甘えて興奮する性癖は持ってないし、何もこいつに対して想いがある訳でも無い
「ほら。ここは私の家でしょ?だから貴方は招かれた人、家主の頼みを聞きなさい。」
「別に理由を聞いた訳ではねぇーよ。
頼むのは、デリバリーピザと福の神で十分って言われてるだろ?」
「福の神とデリバリーピザのスケール差どれだけよ…」
「フータロー、フータロー、ここ教えて。」
「おぉ、三玖。そこはな…」
これが今私と上杉との距離。
仲良いと言われれば良いが友達の様な距離では無い。
これなら恋人になる。何て夢のまた夢だ。
きっと最初に反抗したから、私に苦手意識を持っているんだと思う。
三玖や四葉みたいに腕に抱きついたり、転ぶ振りをして匂いを堪能する。と言う事や
五月みたいにあいつの妹に頼んで、下着や服を貰い部屋で匂いを嗅ぐ。という事も出来ない。
…まぁ。五人全員であいつの食事に体液は入れてるけど。
「上杉さん!今度の日曜日に買い物に行きませんか!」
「行かない。面倒臭い」
「へぇ~。来ないんですか…
体液撒き散らしながら叫びますよ?」
「素直に泣き叫ぶって言えや!」
「ダメ。フータローは一緒に展覧会見に行くの。ね?フータロー」
「そんなの聞いてねぇよ…」
「来ないと体液撒き散らしながら叫ぶよ?」
「お前もか…」
「ついでに薬も混ぜる。」
「殺す気かよ…」
「コロッケ好きかよ?私作って来ようか?」
「三玖は下手なんですから私、四葉が作ります!」
「いや、勉強しろよ…」
「上杉さん!私は料理上手と誓いますか?」
「いや。知らねぇよ…」
「正直者の上杉さんには
・金の斧
・黄金のガチョウ
・金箔のおじいさん
をあげましょう!」
「色々童話混じりすぎだ!ってか金箔おじいさんって何の童話!?」
「そろそろ勉強を始めましょう。」
「…珍しいな。お前がやる気なんて」
「まぁね。」
だからこうやって地道に好感度を稼いでいく事しか出来ない。
「一花と五月は?」
「一花は寝てる。五月は、食べ放題に行った」
「ふぁぁ。おはよう…って風太郎君!?今日は家庭教師の日だっけ!?」
噂をすれば影なのか丁度一花は起きてきた
「そうだ。」
そう答えると急いで部屋に戻って行った。
パジャマを気にしてんだろうが、別に泊まった時に見たからな。
それなら監禁するなよ馬鹿やろう
暫くするとやっと出てきた。
「もう何時だと思ってるんだ。何時までも寝てるんじゃない。勿体ないだろ、」
「たはは…最近あまり寝れてないからかな?
二十時間しか」
「ナマケモノかよ!?って思って調べたらそれ以上じゃねーか!?」
※ナマケモノの睡眠時間は15~18時間
「信じられない…奴に勝ったなんて…」
「ナマケモノがライバルって恥ずかしくないか?」
本当に気に食わないわね…何で私以外の女と仲良く喋っているのよ。
と思ってしまう自分がいる。
案外独占欲が強いのかもしれない。
紅茶でも入れよう。
ふふっ。また気遣いの出来る女って思われちゃうわね。
でも、安心して。フー君
私の全ては貴方のモノよ。
「紅茶入ったわよ。」
「わーい!」
一花や三玖、四葉に配っていく。
勿論フー君にも
「あっ。私のクッキー焼いたのがあるから。今持ってくるから。」
「上杉さん!私最近野菜の皮を見て、どんな性格か考えるのが楽しみ何です!Twitterに送ってくれればしますよ?」
「後悔しそうな事は辞めような」
すると香ばしく、甘い匂いが立ち込めた
そして皿1杯に並べられた美味しそうなクッキー
「…何も入れてないよな?」
「勿論。入れてるわけがないでしょう?
いつ私が入れたのよ。」
「最初に睡眠薬入れられたの忘れないからな。」
「そ、そんな事をあったかしら…」
「口調変だし、面白いくらいに目が泳いでいるぞ。まぁ。それなら食べるが」
「美味しい?」
「あぁ。美味い」
顔を向け真面目に言ってやると恥ずかしそうに頬を赤く染めた。
ふはは!いつものお返しだ!
全部平らげ、ある程度勉強も進んだ所で
「私お花摘みに行ってきます!」
「私も」
「トイレか」
「デリカシー無いですよ!上杉さん!私達女の子なんですから。」
ハイハイ。と適当に流す。
金持ちだと家にトイレが何個もあるのか…
すると突然二乃が
「本当に私に甘えなくてもいいの?」
はぁ…何でそんなに甘えさせたがるんだ。
もう一度断る為口を動かそうとする
が
何故だ。
さっきと同じ様に断るだけじゃないか。
断る。たった2文字の言葉
本当に何故だ。
何でこんなに…
二乃を愛おしく思ってしまっているのか…
最初は彼女の片想い。
至って純粋な彼を思う恋心
しかし独占欲の強さでその恋が黒く、酷く歪んで行く。
彼を自分の虜にする。自分を好きになってもらう
そんな至って普通の想いがどうして彼女は
こんな風になってしまったのだろうか。
運命はここから変わっていってしまうのだ。
ちなみにリア友にガチで「遊ばねヌベスラスッチョ」と話してたら真顔で「は?」と言われました死にたい
二時間位LINEブロックされたのはいい思い出(実話)
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