五つの歪んだ愛の形   作:ぽぽろ

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前回感想でネタ多すぎてテンポ悪いわ!
控えろこの野郎!辞めちまえ!っていう感想(後半はでっち上げ)が来てたんで、普通にネタ無しで書いてみました。



五女と出会いとデート

思えば彼女との出会いは、最悪だった。

 

俺はいつもの様に、焼肉抜き焼肉定食を頼み、

いつもの席に座ろうとした時に彼女と出会った

そして2人は互いに席を譲ろうとせず、

2人は今後もいがみ合い、喧嘩し、ここまでやって来た。

 

しかしここ最近は色々な出来事が重なり、彼女との仲もよくなってきたと思う。

彼女への距離が近づけば近づくほど、彼女と俺は似ているということに気づいた。

 

もしかして、最初の方は同族嫌悪だったのかもしれない。

 

しかしあの五つ子の中では珍しく、俺との波長が合う1人だ。

 

はぁ、とため息を吐き、頼んでから随分と立って冷えてしまった紅茶を1口飲む。

今ではこれ、だからなぁ…

そして向かいの席に座っている方へ目を向ける

 

目の前に人が埋もれて見えなくなる程の大量の甘い物、美味しそうにケーキを頬張りとても幸せそうだ。

 

そしてこちらの視線に気づいたのかこちらに問いかける

 

「…何かついてますか?」

 

「別に。」

 

「そうですか、上杉君も、いっぱい食べていいんですよ?」

 

と興味無さそうに目の前のケーキを食べ続けている。

俺達は今、スイーツパラダイス、略してスイパラと言う所に五姉妹の五女、五月と来ていた。

昔なら彼女と来るのを拒否していただろう。

しかし今は異性の友達として、出かける機会も多くなった。

こいつなら気兼ねしなくてもよくて楽だ。

 

スイパラに来たのは、なんでもカップル割り。と言うのがあるそうで安くなるらしい。

何でカップル割りなんて作るんだ。

だったら友達割り。とかおひとり様割りとかあってもいいだろ。

誰にでも恋人がいる訳ではないし…

 

俺は、紅茶をもう一口飲み、周りを見るとやっぱりと言うべきかカップルや女友達で溢れていた。

あ~ん。をしながら食べているカップルもいる。

…絶対食べにくいだろ。普通に食べさせろよ

 

そして、俺が持ってきたモンブランを食べる。

栗とクリームの甘さがいい。

しかし、甘過ぎない絶妙な甘さ

 

ショートケーキ何かは、2つ以上食べると、ウプっとなってしまう俺だがこれならいくらでも食べられそう。

 

五月は、もう何個目か分からない程の量を食べている。

全種類でも制覇するのだろうか。

今は、シンプルないちごのショートケーキ。

…意外と美味そうだな。

 

しかし今から持ってくるのもあれだし、ひと口くれ。とも言えるはずがなく、どうしようかと1人で考えていると

物欲しそうな目をしていたのがバレたのか

 

「もし…もし良かったら何ですがひと口食べます?」

 

こちらにケーキを載せ、向けてくる。

 

「一応…カップルと言う事で来てますから、こ、こういう事をしないと怪しまれます。」

 

顔を真っ赤にしてそういう彼女、

別に店員は一々見てねぇよ。と言いたい。

しかし食べたいのも事実なので恥ずかしながら差し出されたものを食べる。

…見た目通りうめえ…

 

もっと詳しく言え?

可愛い物は可愛いって言うだろ?

美味いもんは美味いって言うだろ!

 

五月は、何事も無かったかのように、食べている。

しかし、

フォーク等は変えていないわけで…

 

「お、おい。フォーク…」

 

「あ…べ、別に気にしませんから!

むしろ体液が身体に入って嬉しいなんて全然思ってませんから!

姉妹の中では普通でしたので!これを機に私とこ、こ、恋人だ。何て勘違いしないで下さい!」

 

「なんて言ったのかは知らんが、分かった。」

 

そんな慌てる事ないだろ…

嫌ならそもそもとしてするなよ…

 

「最近は、どうだ。勉強は上手く行ってるか?」

 

「えぇ、お陰様で。本当に上杉君のお陰で」

 

「別に俺は何もしてない。ただこれから家庭教師をやる上の障害になると思っただけだ。

自分の為だ」

 

「ふふっ。そういう謙虚な所、周りを思いやってる所好きですよ?」

 

「な…おまっ…」

 

何気ない五月の一言で顔中から一面に湯気が湧き出すような気がして

 

「その褒めるとすぐ照れる所可愛いですね」

 

「や、やめろ、ってお前だって顔真っ赤だぞ?」

 

「き、気の所為です!

こっち見ないでください…」

 

「でも五月が一緒だと、気兼ねしなくて楽だ。あいつらだと疲れる…」

 

「そ、そ、それは告白…」

 

「ち、違ぇよ!バカ、」

 

「でも、たまにはこんな日も良いもんだ。」

 

「ええ、本当に、上杉君と一緒だからでしょうか?」

 

そう言いながら微笑む彼女。

その笑顔は、太陽の様に暖かくて眩しく、爆弾の様に爆発をしてしまうような危険を持っていた。

 

少なくとも、俺は気づけなかったのだ。

彼女の秘密に…




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