五つの歪んだ愛の形   作:ぽぽろ

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間が大分空いてしまっていて、申し訳ありませんでした!
言い訳をさせてもらうならば、ネタが寒い等の感想が来まして、それで心が折れて書いていませんでした。
豆腐メンタルにはキツかった……
一応あれ自分で面白いと思ってるんですがね…やっぱり人によって笑いのツボって違いますね。
これからは控えめ、または無しの方向性で行きたいと思います。とは言ってもあとこれ入れて3話位で最終回ですが…
今回は四葉ファンにはちょっとキツいかもしれない…
長々とすいません


四女と五つ子会議と闇 改訂版

私、四葉は家庭教師をしてくれている上杉さんが大好きだ。

 

しかし、自分のせいで、皆で留年する事になってしまった出来事があってから姉、妹達に幸せになってもらおうと。

そうなるように全力でサポートしようとした。

 

言ってしまえば、罪滅ぼしのつもりだった。

 

自分の幸せなんてどうでもいい。

姉、妹達が幸せなら……

それが迷惑をかけてしまった私に出来る事

 

しかし、それは変わってしまった。

今まで彼女達の幸せを願い、サポートしてきた私だが、

 

『運命の人』

 

と言うべき人が出来たのだ

それが彼、上杉風太郎

 

 

彼だけは、他の姉妹達にも絶対に取られたくない。

他はどうでもいい。

彼さえ私の隣に居て、笑ってくれてたら。

 

私のモノ(・・)になってくれたら。

 

けれども、初めて出来た欲しい物は中々手に入らなくて、ライバルがいっぱいで、それが自分の家族で……他にも居て……

 

前に、初めて彼が家に来た時に、膝枕をしながら言った言葉

 

「大好き」

 

あれが、あの時に私に出来た精一杯の愛情表現だった。

 

しかし、彼は一向に私の好意には気づいてくれなくて。

他の姉妹達にばっかり構っている

 

彼女達からも様々な愛情表現を受けながら。

 

 

そうして考えていたら、私の携帯がブルルと震え、通知が来たことを知らせる。

 

私たち姉妹のグループだった。

そして、そこにはこう書いてあった

 

 

 

『上杉風太郎を共有する為の作戦を考える』と

 

 

 

* * *

 

 

 

中野家、リビングにてその作戦会議は開かれた。

今日は家庭教師の日であったが、無理やり今日は無しにした。

 

「そういえば、最近、スマホのメッセージアプリに変な人の追加あったのよね~

まぁ、変な事される前にブロックしたけど」

 

会議開始を待っていた時間で二乃がそう言った。

 

「それ、私もありました。」

 

五月もそれに頷く

 

「それ、私もあったよ~何処かの芸能界の奴かな?って思ったんだけど。」

 

それに続き、一花、それから三玖も相槌を打って頷いた

 

 

「私もあったよ!何か最近そういうの増えてるみたいだね。」

 

そして、私、四葉も頷く。

 

「本当に何処から私たちの連絡先とか取ってるのかしら…」

 

会議の前に軽く談笑する。

でもこの時間さえ私には無駄だ。

 

この少ない時間でも、上杉さんに会いに行って喋りたい…

私は、上杉さんがずっと近くに居なければ生きていけない身体なのかもしれない。

 

「これから風太郎を私達全員で五姉妹らしく、共有する作戦を考えます!」

 

長女である一花が進行をするみたいだ。

 

「絶対にフー君は私の事が1番好きなのよ!でも平和的にフー君を共有する為に仕方なくだからね!」

 

 

「二乃違う。フータローが1番好きなのは私、料理褒めてくれた。戦国時代カフェにも2人で言って、キスもした。」

 

「わ、私だって!彼と一緒にスイパラに行きましたし、あ~んもしました!私に決まってます!」

 

そして、この姉妹達も何を言ってるのだろうか

上杉さんが誰かに抱いている好意を自分だと信じて疑わず、争う。なんて醜いのか。

 

「まぁ、まぁ…」

 

一花がその場を諌める

 

「取り敢えず、風太郎君を共有するのは決定ね!いいでしょ?皆。」

 

「一応賛成ね。ふふっ。フー君とずっと一緒に居られるのが楽しみだわ。」

 

「私も。フータローといっぱい色んな事する。」

 

「わ、私もです!今からとってもウキウキしてきました!」

 

「四葉も良いでしょ?」

 

さも、当然のように私に同意を求めてくる一花。

 

私はそれに対してこう言った。

 

 

 

「勿論!嫌です。」

 

 

「え……?」

 

4人全員がポカーンと口を開けたまま、暫く開いた口が塞がらなかった……

 

 

 

* * *

 

 

 

いつもの私と違う反応を示したので、びっくりしたのだろう。

 

「ご、ごめん。四葉。私の聞き間違いかな…?もう1回言ってくれる?」

 

一花が困惑しながら、尋ねる。

 

「勿論。嫌と言ったよ!」

 

何で、共有なんて事しなくてはいけないのだろうか。

 

好きなモノは独り占めしたい。

 

それが、普通なのではないだろうか。

 

私が、ずっと、ずっと、大切に想い続けてきた人をこの姉妹はどんな扱いをしたのだろうか。

 

睡眠薬を盛り、家に帰したり、上杉さんから逃げたり、せっかくの上杉さんの誘いを断ったり、秘密にしてきた事で上杉さんに迷惑を掛けたり。

 

私はそんな扱いをしていない。

彼を大切に、とっても大切に想っているから。

途中から、好きになった癖に、クラスの人達も前は上杉さんを疎んでいたのに。

 

上杉さんがどれだけ今まで大変な思いをしたか。

きっとこの人達には分からないのだろう。

 

急に態度を変えて、馴れ馴れしく擦り寄ってきて。

そんな穢らしい姿で、上杉さんに近寄るな。

 

 

上杉さんの事を好きなのは、私1人だけでいい。

私はそんな彼に酷い扱いをする訳がない。

上杉さんの周りには私1人だけ入ればいい。

彼がもう傷つかないように。

 

 

 

彼の味方は、私1人だけでいい……

 

 

 

彼が私に依存してくれる様に……

私だけを見てくれる様に……

 




四葉は1番闇が深そうという勝手な妄想。
後編はもう少しで完成しそうです…
長くなっている理由は、煮詰まっていたり、単純に他のシリーズに入れ込んでしまっている事です。
誠に申し訳ございません…
☆9 雨楼さん
☆7 ㌦猫さん
その他感想、お気に入り登録ありがとうございます!

新規で評価してくれた方は後編にて、ご紹介します。
本当にお待たせしていて、申し訳無いです…
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