投稿も午後3時9分に合わせましたよ!
「私と恋人になって。」
アイツらの家に入り、リビングに行くと同時に、中野五姉妹三女の三玖からこんな事を言われる。
呆気に取られすぎていて出てきた言葉は…
「は?」
その一言だけ。
…あと寒くない?ここ。
まだ三月とは言え、まだ少し寒いよ?冷房付けるの早過ぎない?
エアコンを消そうと周りを見渡して見ると、残りの四姉妹が暗く澱んでいる目でこちらを見ていた。
そこら辺のホラゲーより怖い。
くるりと目をそっと背け、爆弾を落とした張本人に身体を向ける。
「何故だ?」
「ここのカフェ。歴史カフェなんだけど、恋人割引きとか色々特典あるから」
「友達と行け」
「フータロー以外と行きたくない。」
「ほら、四葉行ってこい。」
「そうですよ。三玖。上杉さんに迷惑を掛けてはいけませんよ?だから上杉さんは私の部屋に行きましょうか!そして運動(意味深)をしましょう!」
「俺は運動はやるより見る派だから…」
「う、上杉さんにそんな趣味が!?
確かに…上杉さんに1人で上杉さんの事を考えながらシている所を見られながらするのも良いかも…」
「趣味も何も見てる方が楽しいだろ。」
「じゃないと子供産めないじゃないですか!私は欲しいんです!上杉さんがハナレナイ様にする為に」
「子供?見てる時は離れねぇーよ。ずっと集中して見るわ!」
「う、上杉さん…そんな私に興味があるんですね…」
「は?」「え?」
ここで2人は話が噛み合ってない事に気づく
「いいんじゃない?私は賛成だよ?三玖と行ってくれば?」
ここで一花が援護してくる。
そして三玖の傍に近寄り、耳元で
「私は寛容だから、夫を貸してあげる。
少し位の浮気は許してあげるの。
けど私の夫に何かしたら許さないからね?
半径3m以内にチカヅクナ
これは脅しじゃないよ。警告だ」
何か一花が言い終わったと同時に三玖は、俺の腕に抱きついてくる。凄い勢いで
そしてまた一花に小さい声で
「大丈夫。ただ夫婦がデートするだけ。
何も問題は無い。一花こそ結婚してるとかの寝言は寝てから言うべき。」
暇なので二乃や五月を見ると2人は二乃の作ったクッキーを幸せそうに食べていた。
「それじゃ行こうか。フータロー」
「お、おい引っ張るな!」
*
そんなこんなでそのカフェに連れてかれるんだが…
「フータロー。手を繋ごう?」
「別に今はカフェじゃないし、つな…「繋ごう?」…はい。」
あれ?こいつってこんなに怖かったっけ?
仕方なく手を繋ぐ事にする。
普通にらいはみたいにしているみたいにすると…
「ムッ!」
ムッ!とか言葉で言うやつ初めてみた。
そして俺が普通にしようとしている手を三玖は、手を絡め繋ぐ。
いわゆる恋人繋ぎ
「お、おい。これは流石に…」
「ダメ。じゃないと腕に抱きつく奴に変更するよ?あとこれでフータローは私のモノって周りに証明出来る。すると他の奴が寄ってこない。」
「辞めてくれ…」
後ろの方は聞こえなかったが、別にいいだろう
そんなこんなでカフェに着く。
「いらっしゃいでござる。上様、奥方様」
そのござるは少し無理がある様な…
心の中でツッコミをしていると、隣の三玖は
「奥方様…って事はフータローの奥さん…」
「あの~すいません。三玖…さん?」
「ふ、フータロー!子供沢山作って跡継ぎに困らないようにしようね!あと側室はダメ。」
「何の話だ…」
店員…もとい家臣に席を案内してもらう。
そして座り、メニューを眺める。
高ぇ…
見てみると
・「戦国時代コーヒー」
・「戦国時代ケーキ」
・「戦国時代お子様セット」
・「戦国時代サンドイッチ」
・「戦国時代フレンチトースト」
等が有る。
ほとんど洋風じゃねーか!
戦国時代って言葉がつけばいいって訳じゃねーだろ!
三玖は注文が決まった様でボタンを押す
まだ俺決めてないよ!?
「すいません。このカップル限定メニュー下さい。」
は?
「おいおい…ちょっと待て…」
「承ったでごさる。それで恐縮なのでござるが…恋人の印と言うものを見せて欲しいでごさる。」
「恋人の印?」
「へぇ。例えば接吻や抱き締める等でごさる。」
「じゃ、じゃあ接吻にする。」
「ふざけんな!ハグに決まっ…」
言いかける途中で、口を塞がれる。
そして目の前に三玖の顔
困惑してると口の中に何か蠢くものが入り、口の中を蹂躙していく
急いで顔を離すと、三玖は少し物足りない顔をしていたが知らん
「はっ!これで2人は恋人と証明されたでござる。中々お熱い事で…美男美女のカップルでござるなぁ…」
「ご注文!カップル限定メニューでござる!」
大きな声で注文を繰り返す。
しかしそんなのは関係ない程固まっていた。
\承ったでごさる!/
\承ったでごさる!/
\承ったでごさる!/
\承ったでヌベスラスッチョ!/
おい待て、独特な語尾の奴いたぞ。
ふぅ~。おかげで冷静になった。
「フータロー?どうしたヌベスラスッチョ」
「語尾移るな!」
「フータロー?どうしたの?」
「何であんなことを?」
「割引きになるから。あとフータローとキスが出来るから」
また最後の方聞こえない。
もっと大きな声で喋ってくれない?
「何て言った?」
「フータロー知ってる?上杉謙信の信仰している毘沙門天って何の神様なのか」
「話を変えるな。」
「いいから、」
「謙信が信仰してるなら何か戦いの神様か?」
「ブブー。正解は…
無病息災の神様だよ。室町時代には七福神の1人として数えられていたの。」
「へぇ~」
そして話していると頼んだ物がくる。
1つのジュースにストローが2つの奴
1つの皿のオムライス。
ひとつしか無いスプーン
オムライスには大きなハートマーク
…やっぱこの店、戦国時代要素ゼロだわ。
「はい。フータローあ~ん」
こちらに差し出してくる。
「おい。1人で食べられるから…」
「だけどスプーンひとつしか無いよ?」
「店員さんに貰うから」
「メニューに『恋人メニューを頼んだのにスプーンをもう1つ貰ったお客様は、ヌベスラスッチョの刑にします』って書いてあるよ?」
「怖っ!
どんな刑か分からないのが、より一層怖っ!」
「しょうが無い…」
仕方なく差し出されているものを食べるとしよう。
…意外と美味い。
「次は私にお願い。」
「はいはい…」
仕方なくオムライスをのせて差し出す。
すると凄い勢いで食いついてくる。
「お腹空いてたのか?」
「しょう。しょうなほと~」
訳:そう。そんな事~
「スプーンを咥えながら喋るな。スプーンを、舐めるな!」
*
「楽しかったね。フータロー」
「俺は疲れた…」
色々な試練を乗り越え、やっと帰る事ができる…
「それじゃ家に戻ろうか。」
「あぁ。じゃあな」
「え?フータロー私の家。だよ?」
それと同時に三玖に引きづられる様に連れていかれた。
「着いたよ。ただいま」
あいつらの家に入ると、凄い勢いでこちらに来て
「風太郎君大丈夫だった!?何もされてない?まだ風太郎君チェリーボーイ?」
「上杉!ここにクッキーあるのだけど食べる?ちょっと身体動かなくなるけどいいスパイスが効いていて美味しいわよ?」
「上杉さん!?大丈夫でしたか!確認する為に私の部屋に行きましょう。そうしましょう!」
「こ、これ食べますか?私の血が入ってるんです。これでひとつになりましょうか」
「うるさい!うるさい!いっぺんに喋るな!」
「フータロー。今日は楽しかったね。
あんなに積極的に私にイロイロして来て。
私と…フータローがひとつになれて…
楽しい家庭を築いて行こうね」
「おい、改ざんするな!」
「へぇ~ドウイウコトカナ?」
「ちゃんと」
「説明して」
「貰えます」
「か?」
「えっと…あの…ヌベスラスッチョ!」
これを見た人は1週間語尾にヌベスラスッチョを付けて過ごしてください。
四月二十八日には四葉の日って事で書こうかな?ヌベスラスッチョ
来週の金曜日の二乃編にて、評価を付けてくださった方の紹介をしますヌベスラスッチョ