五つの歪んだ愛の形   作:ぽぽろ

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最近Charlotteというアニメを見始めて、ガチ泣きしました。友利可愛い
次どうしよう。二乃にするか番外編で五人の書くか
み…く…三玖はやく…書きたい…


長女と仕事と愛

今日もいつも通り5つ子の家に行き家庭教師をする時間が来た。

 

「今日も一花は休みか…学生の本分は勉強だろ。」

 

「多分勉強楽しくやってるのって上杉さんくらいだと思いますよ…」

 

うんうん。と他の3人も四葉の言葉を肯定する

 

「私はまだ勉強嫌い。フータロー以外だったら勉強やりたくない。」

 

「わ、私は仕方なくよ!泣かれても困るからね!」

 

「その位で泣くとか俺お前の中でどんなイメージなのか聞きたいよ…」

 

「わ、私は上杉君から教わった方が効率的だと思っただけですから」

 

「はいはい……」

 

最近、一花は仕事頑張ってこなしているようだ

そのおかげが直ぐに死ぬ役では無く、サブヒロイン等も出来るようになっているらしい。

ちなみにメインヒロインの役も回ってきたそうだ。

 

「じゃあやるぞ。」

 

「二乃。このToはな名詞的用法の奴だ。後は分かるな?」

 

「三玖。西南戦争は1877年だ。1877(嫌な内乱)西南戦争で覚えるといい。

ちなみに西郷隆盛の肖像画は弟と従兄弟の合成写真と言うことは有名だよな」

 

「四葉。とにかく国語は語彙力が必要だ。作文書く時とか問題によく

~~の代わりに書いてているのを探せって言う問題あるだろ?」

 

「五月。ボールは自由落下する時の速度はマイナスになるんだ。速度や加速度は上向きを正としていることに注意してやってみてくれ」

 

「先生!何で私の国語だけ大雑把に教えたんですか!後私は四葉では無いです!」

 

「嘘だろ!」

 

「はい!嘘です!さっきのは上段の構えって奴です!」

 

「舌引っこ抜くぞてめぇ…」

 

疲れる…

アイツらの勉強は疲れる。

基本的な事から教えないと行けない為どうしても時間がかかってしまう。

だから応用問題にかける時間が少なくなる

 

「フータロー。今度武将の展覧会あるけど行こう。今度の日曜日ね」

 

「何も言ってないのに決めるなよ…」

 

「それじゃあ。バイバイフータロー。」

 

帰り道これからの予定を立てながら歩き、ふと顔を上げると

 

一花の出てるドラマの宣伝が出ていた。

主役クラスで出来るようになって行き、今はドラマやバラエティーに引っ張りだこのようだ。

…ドラマやバラエティーは見ないので詳しくは知らないが

 

「あいつは頑張ってるんだよな。」

 

そう勉強とは違うといえ彼女も頑張っている。

俺も頑張らないと行けない。

 

きっと何か欲しいものでもあるんだろうな

 

 

 

 

土曜日

また一花に呼び出され集合場所で待ってることにした。

 

約束の時間の三十分後

やっと目的の人物か来た

 

「ごめ~ん。待った?」

 

「あぁ。超待ったわ。遅いぞ」

 

「そこは待ってないよ。って言わないと!」

 

「何故嘘をつく必要がある?」

 

「いいや。風太郎君には女心は分からないか…さぁ!行こう

 

あっ!忘れる所だった!はい。チョコレート」

 

「ありがとうな」

 

「風太郎君って女の子にチョコ貰った事ある?」

 

「あるぞ!」

 

妹にな

 

「妹だけかー。 」

 

「なっ!何故分かった!?い、いや貰った事はあるぞ多分…」

 

「ラブレター入のチョコ貰ってそこから付き合ったけど周りに囃されるのが嫌だから皆に内緒で付き合ってたらその数ヶ月後に友達に盗られたの?」

 

「イヤっ。それは作者の実話ァァ!!何故知ってる!?」

 

「フフー。なんでも知ってるよ。風太郎君の事はね?」

 

「俺自身じゃなくて作者にも飛び火してたけどな」

 

 

その後は、前に比べ主役に近づいたり、主役になった一花の出てる恋愛映画を見たりして過ごした。

 

「どうだった?私の映画は?」

 

「前に比べると上達したな。」

 

「ブー。他には?私が可愛かったとか?」

 

「それは別に今に始まった事ではないから」

 

五つ子は普通の目で見たら可愛い

 

「も~酷いなぁ…って、え、えっ?」

 

私は顔が真っ赤になっていたと思う。

 

好きな人に褒められて喜ばない人間等いない

 

そっかぁー風太郎君私の事好きなんだ。

私?勿論大好きだよ?

アイシテルヨ。風太郎君♡

両思いだったらやる事はヒ ト ツだよね

 

その時から私の心には、他の人には触れさせたくない、風太郎君に自分以外、姉妹でさえも見て欲しくない強い独占欲が生まれた。

 

きっかけはたった一つの何気なく言った言葉

 

しかし彼女の頭は、ぶっ飛んでいた。

だから彼女はその何気ない言葉を飛躍させて理解をした。

例えるならば、縄文時代の生活からいきなり現代の生活へ変わるくらい飛躍していた。

 

こんな事で、彼の行く先は歪んでいくことになって行く

 

「風太郎君。今から家で語り合おうよ!お姉さんと一緒に 」

 

「断る。俺は今からお前と出かけた分の勉強をしないといけない。取り戻すんだ」

 

「まぁまぁ。そんなこと言わずに、さっ!」

 

そう言うと足を引きづり無理やり連れていかれた。

…顔超痛い

 

連れられて来たのだが

 

「違くないか?」

 

「えっとね。衣装とか置くために部屋借りたんだ~気になる?」

 

「全然。早く帰りたい」

 

「もぉ~酷いなぁ。いいか。もう諦めてるし…

さぁさぁ。どうぞ~」

 

「あぁ。少し話したら帰るからな。」

 

「分かったよ。」

 

「…お前相変わらず部屋汚いな…掃除しろ 」

 

「あはは…ちょっと片付けは苦手でさ」

 

カチャ カチッ ガチン!

 

「最近どうだ仕事の方は?」

 

「まぁ、順調。かな?主役もやれたし」

 

「良かったな。だが忘れるなお前らの本分は勉強だ!」

 

「今日くらい忘れたって言いじゃん!ほらお姉さんとイイことする?」

 

と言いながら胸を強調してくる

 

「ば、馬鹿な事をするな!俺はもう帰る。明日は三玖との約束があるからな」

 

と玄関にダッシュをして開けようとしたが…

 

「…どういうことだ。」

 

南京錠によって何重にも固められている。

「帰れないんだが。」

 

「ふふっ。だって帰さないもん。」

 

それと同時に痺れるような感覚が襲い意識はくらい闇へと落ちた。

 

 

 

 

目を覚ますとさっき迄いた所

起きようとするとカチャカチャと音がなり、手元を見ると手錠に足には縄

 

「犬か俺は」

 

いや。犬でも手に手錠足には縄はおかしいな。

首に縄くらいだわ。

 

「あっ。起きてくれた?」

 

明るく弾んだ声。この場には不釣り合いな喜びに満ち溢れてるそんな声

 

「どういう事だ。外せそして出せ」

 

「やだねー。風太郎君には今日からここに住んでもらいます!」

 

「は?」

 

突拍子もない事を言われ素っ頓狂な声が出る。

 

「住むと言ってもここにずっと居て私と暮らしてくれるだけでいいんだけどね。」

 

「そんな事了承すると思うか?俺にも俺の帰るべき家がある。お前にも」

 

「了承してもらうしかないね。あっ。縄と手錠は外してあげるね」

 

よし。窓から逃げれる

 

「ちなみに窓から逃げようと思わない方がいいよ。死んじゃうから」

 

よく見ると、窓には鉄線が張り巡らせてあった。

 

「これに電気を流しててね人が触れちゃうと死んじゃうくらい強力な電気が流れてる。私は焼けて黒焦げになった風太郎君でも愛せるけど 」

 

とハンカチをそこに投げるとハンカチは一瞬で焦げた。

 

「生活費なら心配しなくてもいいよ。私最近お仕事頑張ってるでしょ?だから2人で生活する位のお金はあるんだよ。」

 

俺はここに住むしか無いのか…

 

 

次の朝

優しく誰かに揺すり起こされ身体を起こす。

 

「おはよう。風太郎君。寝顔可愛くてずっと見てたよ。待ち受けにもしちゃった♡」

 

「あとこれお小遣いね。これでネットで好きなものでも注文してね。ちなみに何を頼んだか私ちゃんとチェックするし受け取りは管理人さんで届けてくれるからよろしくね!」

 

「俺はお前のヒモか。」

 

「本当は私が専業主婦になって風太郎君には働いてもらって、子供も3人くらい居てって言うのが理想だけど風太郎君逃げるじゃない?」

 

「五月とか四葉とかに助け求めるから叶わないなそんな夢」

 

「マダ…マダ…貴方の中にはあの四人が居るんだね。。

今いるのは二乃でも三玖でも四葉でも五月でもない。私、一花だけ。

早く忘れて私の事だけ考えて、過ごして。その方がミノタメ…ダヨ?」

 

それじゃ。仕事言ってくると付け足し言ってしまった。

 

俺はこれから数週間ヒモと言われる方がマシと言う監禁状況で過ごしていくことになる。

 

次の日から他の四人は阿鼻叫喚だったそう。

皆手が付かない状態で外をさ迷っていた。と後で聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は見てしまった。

一花の部屋に彼がいた事を

一花が独占していたのか

いくら姉妹と言えど絶対ユルサナイ

どんな手を使ってでも彼を取り戻す。

私のモノにする。

私以外の人を見ず、考えず、そして合わせない

だって彼は

 

私ノ大切ナ人。夫となる人

 

昔から何でも五等分をして来たがこれだけは譲ることの出来ない

私こそが彼を独占できる権利がある

一花より私の方が彼を愛している

私は貴方しか要らない。貴方は私しか要らない

何より

 

私こそが彼に相応しいのだから

 

中野一花編 [完]

 




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