呪われた少年の暗殺ライフ   作:楓/雪那

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テスト期間中だったので遅れました。


第10話:修学旅行の時間

修学旅行1日目 東京駅

 

朝早くに駅に現地集合。新幹線で京都まで行く。

なおE組だけ普通車で本校舎の生徒達(クズ共)が煽ってくるが、正直乗ったら大して変わらないというのが俺の持論だ。何故かって?

 

 

「…磯貝〜、悪いんだけど着いたら起こしてくんない?」

「別にいいけど…寝不足なのか?」

「いや、乗り物乗るとなんかめっちゃ眠くなるんだよね俺。多分1分もたないからさ。」

「そ、そっか。」

 

 

こういうことだよ。

 

安眠を確かなものにして、車内に入ろうとした時

 

 

「ごめんあそばせ。ご機嫌よう、生徒達。」

 

 

一着いくらするか想像もつかない服を身に纏ったビッチ先生が来た。なんやあれ。

 

 

「ビッチ先生、何だよそのハリウッドセレブみたいなカッコはよ。」

「フッフッフッ、女を駆使する暗殺者としては当然の心得よ。狙っている暗殺対象(ターゲット)にバカンスに誘われるって結構あるの。ダサいカッコで幻滅させたらせっかくのチャンスを逃しかねない。良い女は旅ファッションにこそ気を遣うのよ。」

 

 

アンタ、暗殺技術が殺せんせー(ターゲット)にバレてるんだから今更無意味じゃないか?

それを見て烏間先生が注意する。

 

「目立ちすぎだ、着替えろ。どう見ても引率の先生のカッコじゃない。」

「堅いこと言ってんじゃないわよカラスマ‼︎ガキ共に大人の旅の「脱げ、着替えろ。」

 

烏間先生に叱られたビッチ先生が泣く泣く寝巻きに着替えたのを横目に、俺は早速寝る。マジで眠すぎて辛い。…そーいや朝から殺せんせー見てない気がするけど、まぁいっか。

 

 

 

 

 

 

 

修学旅行1日目夜 旅館

俺らの泊まる旅館は男女別の大部屋だ。他のクラスは個室とのことだが、別にどうでもいい。ただ旅館よ、アンタらは本当にここの名前が「さびれや旅館」でいいと思ってるのか。もうちょいどうにかしようや。

 

そして殺せんせーは現在、旅館のロビーのソファーで瀕死状態になっている。どうやら新幹線とバスで酔ったらしい。

 

ちなみに後から聞いたのだが、俺が新幹線に乗った時殺せんせーは確かに乗り遅れていたらしい。理由は駅中スイーツを買い漁っていたとのこと。次の停車駅まで新幹線に保護色で張り付いていたらしいが、明らかに荷物が不自然だったのではないか。

 

岡野さんが心配そうに尋ねつつ、ナイフを振るう。

 

「大丈夫?寝室で休んだら?」

「いえ…ご心配なく。先生忘れ物を取りにこれから一度東京に戻りますし。」

「「「「あんだけ荷物あって忘れ物かよ‼︎」」」」

「ちなみに何を忘れたんですか?」

「枕です。先生枕が変わると眠れないので。」

「……」

 

呆れてしまった。乗り物酔いするって分かってて新幹線に乗り込んだり、結構大事な枕を忘れたり、そういうの全部含めて(完璧なのに何でこういううっかり直せないのか)と思う。

 

 

「どう神崎さん?日程表見つかった?」

「…ううん」

 

少し離れた場所で4班の茅野さんと神崎さんが何かを探している。

どうやら神崎さんが自分でまとめていた日程表を探しているらしい。

 

「神崎さんは真面目ですからねぇ。独自に日程をまとめてたとは感心です。でもご安心を。先生手作りのしおりを持てば全て安心。」

「「それ持って歩きたくないからまとめてんだよ‼︎」」

 

誰が好き好んで広辞苑を持ち歩いて生活するのだろうか。あ、ちなみに俺は殺せんせー作のしおりです。理由?中身が面白いから。ただそれを作者に言うとおそらく調子乗るから言わない。

 

 

 

 

2日目

 

 

 

俺たち1班は予定通り嵯峨野トロッコ列車の保津峡での暗殺を決行することにしている。

橋の上でトロッコが停車し、ちょうど川下りしてる船と鉢合わせる。それを見ようと殺せんせーが身を乗り出した瞬間、スナイパーが狙撃する手はずだ。

 

 

「おお〜〜‼︎窓が無いからすごい迫力‼︎これだけ開放的なら酔いませんし。しかし時速25kmとは速いですねぇ。」

「マッハ20が何言ってんだ。」

 

「…ナミ君、大丈夫?」

「…何とか。」

 

殺せんせーは言葉通り酔ってないが、俺はかなり眠い。自分で自分の腕を抓ることで何とか意識を保っている。つらい。

 

「あ、見て見て殺せんせー!川下りしてる‼︎」

「どれどれ?おお‼︎」

 

計画通り矢田さんが殺せんせーに呼びかける。

 

 

そしてスナイパーが殺せんせーを狙い撃つ!

 

 

 

 

今起こったことをありのまま説明するぜ。

 

 

 

確かにスナイパーの腕前は高かった。射線は正確に殺せんせーの頭に向かっていた。

 

 

 

 

だが殺せんせーは弾丸を防いだ。

 

 

 

それも八ツ橋で。

高速回転してる弾丸をモチっと柔らかい八ツ橋でだ。

 

 

 

何言ってんだお前って思ったろ?俺もそう思う。でも実際そうなってるんだ、信じてくれ。思わず眠気が覚めたわ。

 

 

「おっと八ツ橋に小骨が、危ない事もあるもんですねぇ。」

 

殺せんせーがニヤニヤ笑いながらそう言う。絶対分かって言ってんだろテメー。

 

 

 

 

トロッコから降りた後、殺せんせーは次の2班のところに向かって飛んで行った。

 

 

「あーあ、失敗しちゃったか〜。」

「まさか八ツ橋でキャッチするとはな…。」

「ホントぶっ飛んでるよな〜。」

「まあ結果はともかく俺たちのやる事は終わったんだ。せっかくなんだし京都観光していこうぜ。」

 

みんな悔しそうにする中、班長の磯貝がそう提案しみんなが賛成する。

 

だが俺はちょうどタイミングよく…いや、悪くと言うべきか…きたメールを見て顔をしかめる。

 

 

「…悪りぃみんな。これからすぐこっちの知り合いに会わなきゃいけなくなった。みんなだけで京都観光楽しんできてくれ。」

「え、おい漣⁉︎」

「烏間先生と殺せんせーには自分で伝えとく!夜には旅館で合流するから!」

 

 

 

そう言って俺は1人班から離れ、呼び出し人の待つ呪術高専京都校に走って行った。

 




次回、再びオリジナル回

愉快(?)な京都校のメンバーもでるよ!
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