呪われた少年の暗殺ライフ   作:楓/雪那

4 / 55
初投稿です!よろしくお願いします!


転校前
第1話:依頼の時間


  2017年4月 東京都立呪術高等専門学校にて

 

  俺、漣奏(サザナミ カナデ)は学長の夜蛾正道に呼ばれ学長室にいる。

 

 

(……おおかたあの件についてなんだろうなぁ…)

 

「それで学長、話って何です?これから新入生組でパーティする予定なんですけど」

「少し待て、奏。直にお客が来る。用件はその人からはなしてもらう。」

 

 

  5分後、スーツ姿の2,30代の男女が4人やってきた。

 その間、学長はやっぱり人形作りに励んでた。

 

  手前にいた鋭い目つきの男が代表して話してくる。

 

「初めまして、漣奏君。防衛省の烏間という者だ。

 今日は君に国家機密のある任務を頼みに来た。」

 

「あ、どうも初めまして(…国家機密…やっぱりね…)

 …それで、依頼内容は『月蒸発』の件ですよね?」

 

 

  1か月前、月が7割方蒸発した。

 

 

  当然マスコミでは話題騒然、あらゆる書籍からバラエティ番組、ネットサイトで真相究明や推測が行われている。

 

 

  何かの実験やまだ知られてなかった月本体の現象、宇宙人の仕業など色々言われているが、俺がいる呪術界では呪いが関係してると推測し、調査を進めている

 

  日本国内での年間怪死者・行方不明者1万人超えのほとんどが、人間から流れ出た負の感情「呪い」による被害。 呪いは同じ呪いの力「呪力」を持つ者しか基本見えないため、呪い関連の事件は呪力を使って戦う「呪術師」が対応する。

 

 

(…っても月を7割消すって規格外過ぎるでしょ…どう考えても特級だよね…五条先生も出されるのかな…というか出されないとキツ過ぎる俺の死が確定する。)

 

「君の言うとおり依頼内容は月の件だ。

 だが月を破壊した犯人は呪いではない、正体不明の生物だ。

 これが我々の標的だ。」

 

烏間さんが取り出した写真には黄色いタコみたいな生き物がいた。

……予想外過ぎるわこのデザイン。

愛されやすそうな造形しやがって。

なんだか腹立つ顔してんな。

 

「この怪物は先日各国首脳の前に現れ、来年3月に地球を破壊するとの宣言、そして椚ヶ丘中学校3年E組の担任をやるとの提案をしてきた。各国政府は秘密裏に殺害を試みているが、この生物の最高速度はマッハ20、我々は手も足も出ないためやむなく承諾した。」

 

「…毎日教室に来るため監視が可能、生徒が至近距離で殺すチャンスがあるから、そのあたりが理由ですか。」

 

「その通りだ、狙いは分からんが生徒に危害を加えないという条件は飲んだし、生徒達にもすでに話はして各自暗殺に取り掛かってもらっている。俺自身も副担任として配属され、暗殺成功確率を上げるため体育を教えている。ここまでで質問はあるか?」

 

「いくつかツッコミたい点はありますけどまず一つ。呪いでもないのになんで呪術師の俺が?」

 

「そいつを特級呪物と呪術界で認定したからだ。非術師にも見えるが存在の危険度故にだ。ちなみにお前を任務に推薦したのは俺だ。理由は術師ではなく生徒として潜入させるため。」

 

 

俺の質問には烏間さんではなく学長が答えた。ご丁寧に二つ目に聞こうとしたことにも説明してくれた。

 

「…じゃあ次、これ呪いで祓えるんすか?何か一般兵器を使うんですか?」

 

「やつの暗殺には人体には無害で、やつには効く物質で作ったナイフと弾を使ってもらう。呪いが有効か否かはこれから君に試してもらう。」

 

後ろの部下らしき人たちが、そのナイフと弾、銃を出す。

……ゴム製ナイフにエアガン&BB弾、現実性ないなぁ。呪術師がそれ言うかって思われそうだけど。

 

「質問はもうないみたいだな。最後に二つ、重要事項だ。

一つは、暗殺が成功したら報酬として100億円支払われる。また暗殺に必要な費用は申請してくれば国が出す。

もう一つは、この内容は他言無用。事情を知ってるのはE組生徒と椚ヶ丘中学校の学長に防衛省、各国首脳に高専関係者のみだ。口外した場合、記憶消去の措置を取らせてもらう。いいな?」

 

 

「……当然ですよね。了解しました、この任務受けさせてもらいます。」

 

「…助かる。教科書や制服などはこちらですぐに用意する。君の登校は一週間後だ。ではまた。」

 

 

そう告げて烏間さん…いや烏間先生か?は去っていき、俺と学長が残された。

 

 

「学長…少し勝手過ぎません?俺高専通う気マンマンだったんですけど。」

 

「対して変わらんだろう。」

 

「いや変わるからね⁉︎高専と一般中学じゃ、初代仮面ライダーとアマゾンズ並に違うからね⁉︎もう俺受けるって言っちゃったけども!」

 

「それとお前一人暮らししてもらうから。高専じゃなくてここ住んでここから通え。」

 

「そもそも拒否権なかったんですね⁉︎だからさっきあんま口挟まなかったんですね⁉︎」

 

「家事能力は高いだろう?」

 

「いまは関係ねーよ!」

 

「話は以上だ。頼りにしてるぞ……息子よ。」

 

「無理矢理締めやがって…分かったよ父さん。」

 

 

 

呪術高専一年(ただし一年飛び級)漣奏。

高専ライフに胸を踊らせていたのにも関わらず、一か月経たずに椚ヶ丘中学校に(任務で)転向するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにパーティはめっちゃ楽しんだ。

 

 




奏君の術式などの設定はだいたい考えていますが、呪術本編と奇跡的に被っちゃったらどうしようかびびってます。
すでにヒロインも考えてます。暗殺教室から一人です。多分すぐわかる。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。