調査さえよければ3話ほど。
烏間先生と話をしてから5日後…
ハイやってきました、俺の新居!
椚ヶ丘中学校の最寄駅、椚ヶ丘駅の一つ隣の駅から歩いて15分ほどの場所で、キレイな2LDKのアパート。何よりペットが飼えるっていいのが最高だね。
引っ越す前に愛犬のリズ(柴犬)はどうしたらいいか悩んでたけど、学長が独断で決めていたから心配する必要は無かったわ。
そんでもって俺は今、買い物と近所散策を兼ねてりと散歩している。駅周辺にはデパートやオシャレな店があり、大抵のものは揃うらしいが、家具は寮から持ってきたし家電に関しては学長と烏間先生が用意してくれた。
…なんか申し訳ないな。
高専は東京とはいえ秘境みたいなところにあったから、こういう住宅街で暮らすのは新鮮な感じがする。
…しかしまぁ
「おっ、君カワイイじゃ〜ん‼︎どう?俺らと遊ばない?」
「あっ、あの私用事あるので…。」
「いいじゃんいいじゃん、ちょっとくらい時間あるでしょ?」
「いえ、ホントにやめてください…。」
どこに行ってもああいうナンパ野郎はいなくならないのね…。
俺としては呪いよりこういったナンパとかリンチとか痴漢とかするやつの方が面倒いし、理解しづらい上話が通じにくいからタチが悪い。
けどこういう状況を見過ごすような腐った鍛えられ方されてはないんだよね。
見た感じナンパ3人組は高校生、絡まれてる女の子は中学生か…。
「リズ、ちょっとここで待っててな。あのクズ共ボコすから。」
ラズは軽く吠えて、その場に座った。
その様子を確認して、俺は男達に近寄って話しかける。
「ハイストップストップ〜。アンタらその女の子が嫌がってるの分かんないの〜?そんなことにも気付かないヤツは、生ゴミと変わんないよ?」
「アンだとテメェ‼︎ナメたこと言ってんじゃねぇぞ!」
「アッハハ!アンタらなんかナメる価値すらないんだけど?」
「クソが!死ねや!」
そう言って男の一人が殴りかかってきたが、それを避け腹にヒザ蹴りを一発打ち込みダウンさせる。逆上した二人が同時に仕掛けてきたが、片方を片手で受け流しもう片方の顔に回し蹴りを決める。受け流されたやつはバランスを崩し、体制を立て直す前に横腹に拳を二発入れ倒す。
「さてと、じゃあこれを邪魔にならないように…」
まずは最後に倒れたやつを近くのゴミ捨て場に放り投げ、残りの二人もその上に投げ込んでいく。
後片付けを済ませて、俺は絡まれてた女の子に話しかける。
「大丈夫?ケガはない?」
「う、うん。ありがとう!」
「そりゃよかった。俺は漣奏。今日この辺りに引っ越して来たばっかなんだよね。」
「そうなんだ!私、倉橋陽菜乃!よろしくね!」
「おう、よろしく。そだ、倉橋さんって椚ヶ丘中学の生徒だったりする?」
「そうだけど…もしかしてナミ君転校生?」
「そ、明後日から椚ヶ丘中学の3年E組に通うの。」
「E組⁉︎じゃあ同じクラスだ!」
「そうなの?引っ越し直後にクラスメートに会えるなんて運いいな。じゃあ改めて、明後日からよろしくな、倉橋さん!」
「うん、よろしく〜……って、あぁ!ワンちゃんだ‼︎」
二度目の挨拶の後、リズを見つけた倉橋さんが勢いよくリズに近寄って、キラキラした目で見始める。
「うわぁ〜、可愛いなぁ。この子ナミ君が飼ってるの?」
「そうだよ、リズっていう柴。ってか倉橋さん犬好きなの?」
「ううん、生き物ならなんでも好き〜!」
「ふぅん…、撫でてもいいよ?」
「いいの⁉︎やった〜!」
俺が許可を出すとすぐさま倉橋さんは撫で始める。
リズも気持ち良さそうに目を細めている。
リズは人見知りは激しくないけど、ここまで懐かれてるのは倉橋さんがそういう体質なんだろうな。
…つーか、知らない間に俺のあだ名「ナミ君」になってるんだけど、まぁいっか。
「お楽しみのところ悪いけど用事は大丈夫なのかい、倉橋さん?」
「うん、近くのお店に買い物行くだけだから〜。」
こんな感じの会話をしながら、倉橋さんは10分以上リズを撫でまし別れたのだが、なんだか切なそうな顔をしてたので
「また今度相手してやって。」
と、言ったら一気に明るくなった。
新しいクラスメートにいち早く会った俺は、これからの学校生活を楽しみに思いつつ家に帰った。
というわけで、ヒロインは倉橋陽菜乃ちゃんです!
作者が暗殺教室の中で一番好きなキャラにしました。
ついでに時系列と高専メンバーとの関係を少し説明
前回から分かるかもしれませんが、真希達が一年として入学して少し後、暗殺教室本編では奥田さんの回の後という感じです。
また奏と入れ替わりに憂太が転校して来た流れとしています。
真希、棘、パンダ、五条とは入学前からの知り合いです。