A:インフルになったからです(^ω^)
まずはE組に来てからの感想から言わせてもらおうか。
…控えめに言ってすっごい分かりやすかった。
あのタコ、自慢の肉体を使って各授業を徹底的に教えてきた。
いくつか例を挙げると、英語の選択問題は触手の色分けを使い、社会の貿易図式は顔の色(というか模様)を変えて説明、歴史や古典では何かとタコや触手というワードを絡めてとっつきやすくする。
あまりにも隙がなさすぎて怖いわ。
昼休みの時、隣の席の赤髪…赤羽君に殺せんせーのこと一番知ってる生徒って誰?、と聞いたら青髪の生徒…潮田君に聞きなと言われ尋ねたら、彼と昼ごはんを食べてた杉野君と茅野さんに誘われて赤羽君も交えて一緒に食べることになった…と言うのは建前で俺のこと根掘り葉掘り聞かれそうになった。穏便に受け流したけど。
…余談だか、赤羽君に「渚君に聞きなよ」と言われた時、「君?さんじゃなくて?」って聞き返したら大笑いされた。あれでも男子らしい、なかなか信じられないが。
「ねぇねぇ、漣君のクラスメイトってどんな人達だったの?」
「あっ、それ俺も気になる!」
「ん〜、なかなか説明しづらいな。」
茅野さんと杉野君の質問に少し考える。中身か見た目かどっちかは癖があるようなやつらだし、そもそも約1名ですらないし。
「気が強いけど根は優しい人とコミュ力低いけど色々気を遣える人、それと常識人でムードメーカーって感じかな。簡単に言うとだけど。」
「…え?たった三人?」
「少なくね?」
「マイナーなところだからね。家系的にそういう人しか来ないからさ。ちなみに俺の家も似たようなもんだけど、漣って調べても何も出てこないよ。」
クラスメイトの紹介には正直に答えるが、俺自身についてはまたほとんど嘘で答える。1日目でもう何回嘘をついたか分からないが、後ろめたくはない。バレる方が怖いから。
「じゃあ漣君が通ってたのは東京の学校って言ってたけど、他にも似たようなところってあるの?」
「もちろん。けど俺の学校と同じ系統のは京都一校しかない。」
「へぇ、京都にあるんだ!じゃあ近いうち会えるね!」
「は?どゆこと?」
「うちの学校、中間終わった後修学旅行があるんだよ。京都に二泊三日でね。」
「…うっわ、マジか。」
「…なんかあまり嬉しそうじゃないね。」
「向こうのやつら、結構いい性格してるんだよ。嫌がらせ大好きだし、あんまり関わりたくないんだよな…」
「そ、そうなんだ。」
真依サンとか真希とは別のベクトルで性格悪いもんな。賀茂サンもクソ真面目系だし。
そんな会話をして昼休みを終えた。
そして6時間目の烏間先生の体育という名の訓練、今日は俺が初参加だからナイフ術とのことだが…
「漣君、まずは君の実力を見せてもらいたい。俺と一対一だ。」
…マジですか。
「俺、ど素人ですけど?」
ほぼ嘘です。呪具で使ったことあります。
「気にしなくていい、あくまで現段階でどれくらいできるかが気になるだけだ。君は武道を習っているのだろう?」
「めっちゃ気にするんですけど…」
なんか外野、興味津々だし。
まぁ言われたからにはやりますか。
「ルールはそのナイフを俺に一回でも当てれば君の勝ちだ。」
「了解です。じゃ行きますね。」
そう言い俺は烏間先生との距離を詰め右手のナイフで斬りかかる。
単純な攻撃だから躱されるが、避けた直後左手をひねり裏拳を決めようとする。
これを烏間先生は右手でガード、掴み技に移される前にバックステップで距離を取りつつ右手のナイフを投擲する。これも読まれていたため回避されるが、それと同時に再び肉薄、今度は両手足を使った格闘戦に移行する。
しかしいずれの攻撃も全て両手で払われる。そこで俺は一瞬下がり
ガードのタイミングをずらすことでできた隙を狙い右から回し蹴りを決める…が烏間先生は右手で俺の蹴りを防ぎニヤリと笑っていた。すかさず俺は左ポケットに隠していたナイフを取ろうとするが、その前に烏間先生は俺を投げ地に背中をつけさせていた。
「センスは悪くないが、攻撃が単調だな。」
「…自覚はしてます。」
そう返して、立ち上がった俺にクラスメイトたちはタイマンで烏間先生とあんなにやるなんてなかなかやるな!、と言ってきた。
攻撃が効いたような感じはしなかったし、一発でやられたけど、みんなからしたら烏間先生はいつもより真剣というか楽しそうだったらしい。
その後は2〜3人のグループで練習、俺は磯貝君と前原君と一緒に練習をした。
side烏間
先程の一対一、漣君は明らかに手を抜いていた。
単純な攻撃も明らかにわざとで殺気も上手く隠してる。それどころか今朝ヤツにナイフを刺そうとしたときはわざとらしく殺気を出していた。
漣君の頼みで正体を隠し一般生徒としての偽りの経歴で扱っているが、あそこまで実力を隠し通せるとはな…本気の彼には俺も勝てないだろう。
戦闘シーン雑な気がする…。
君付けは今回までです。