ダンマチの世界に如月 戦兎たちがいるのは間違っているのだろうか? 作:桐野 ユウ
ダンジョン
現在 エボルトこと戦兎はダンジョンへ来ていた・・・だが一人ではなく。
「・・・・・・・・・・」
「頑張ります!!」
アイズとレフィーヤがついていること以外は、なぜこうなったのかというとエボルトこと戦兎はこっそりとダンジョンへ向かっている途中で。
「エボルト見つけた・・・」
「え?」
彼は後ろを振り返るとアイズとレフィーヤがいた、レフィーヤの方はぜぇぜぇと言っているので無理やり連れてこられたのかなと思いつつ、戦兎は呆れて聞いてみる。
「お前らはいつから俺をつけていた?てか全然気づかなかったし。」
「エボルトがこっそりと黄昏の館を出ていたから、それで・・・・」
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・・・」
レフィーヤも何か言おうとしたが、まだ息が整っていないため話すことができなかったのであった、彼はとりあえず頭を抱えていたがここまで来て返すわけにはいかないので連れていくことにした。
「わかったわかった、二人も連れて行くから準備はしているな、やれやれ・・・」
そして三人はダンジョンへ入る、だが戦兎だけは武器を出していない、二人は首をかしげていたが・・・彼はあるものを出していた。
「たまにはこっちも使わないとね・・・」
彼は銃、トランススチームガンを出してコブラロストフルボトルを振ってからトランススチームガンにセットをしようとしたが・・・
「あ、そうだ花菜と同じこいつを使ってみるかな?」
彼はトランススチームガンをしまい、同じ銃みたいだが色が違うのを出していた。
「エボルトそれなに?」
「ネビュラスチームガン、花菜が持っているのと一緒だし俺も変身ができる」
彼はまず一つのギアエンジンを出して振る。
『ギアエンジン!』
彼はそのまま抜いてもう一つのギアリモコンをさす。
『ギアリモコン!ファンキーマッチ!!』
「潤動!!」
『フィーバー!!』
トリガーを引いて白とダークグリーンのギアが合体をしてそのまま彼の体に装着されて行き彼の姿が変わった。
『パーフェクト!!』
「なんですかそれ!!」
「ヘルブロス・・・変身完了・・さて行くか。」
彼らはダンジョンの中を降りていき、ヘルブロスに変身をした戦兎はギアを飛ばしてゴブリンたちを倒していき魔石などを拾っていく。
「は!!」
アイズも戦兎のをみて敵を倒していく中、彼らは順調にダンジョンを降りていった、だが突然ヘルブロスが動きを止めた。
「エボルトさま?」
「どうしたの?」
「静かに・・・・・・」
突然動きを止めたヘルブロスに二人はドウシタのかなと思っていたが、突然彼は走りだした、二人も彼を追いかけていきなんでだろうと思っていた。
彼が走りだしたのには理由があった、爆発をするかのような魔力を感じたのだ、そのたどるために急いで走っている。
(どうか無事でいてくれよ?)
???side
「くそ・・・たれ・・・・」
あたしは今。ボロボロの状態でダンジョンを上がっていっている・・・その理由はあたしたちはパーティーを組んで潜っていた、だがモンスターパレードに遭遇をして仲間は・・・あたしをおいて逃げやがった・・・
最初からあたしはそうだと思っていた・・・奴らはあたしのことを仲間とは見てない・・・おそらく向こうではあたしのことは死んだことにしているだろうな・・・ざまぁねーな・・・
あたしは必死に生きるかのようにモンスターを切っていった、だがその多さにあたしは体力などがなくなっている・・・
「くそ・・あたしは・・・生き残ってやる・・・絶対にな!!あいつらを・・殺すため・・・に・・・・だめ・・だ・・もう・・・だめだ・・・」
あたしは体力などを無くしてしまい、座り込む・・・だがここがダンジョン・・モンスターなどがいるから・・・な・・・
「だ・・・れか・・・たす・・・けて・・・」
あたしは意識がなくなる前にみた・・・謎の変なものが近づいてきた・・・あたしも最後みたい・・・だな・・・へへへ・・・
???side終了
戦兎はヘルブロスのまま走り、倒れている人物を見つけた。だがモンスターが気絶をしている彼女に襲い掛かろうとしていた。
「させん!!」
彼はネビュラスチームガンにギアリモコンを装填する。
『ファンキードライブ!ギアリモコン!』
「は!!」
トリガーを引いてエネルギーの弾を放ちモンスターたちはそれをくらい爆発をして、戦兎は彼女の前に立ちふさがる。
(ずいぶんボロボロになっているな、一体何があったんだ?)
彼はモンスターたちと戦うためにスチームブレードを構えていたが、そこにアイズがテンペストを使い風を纏いモンスターたちに攻撃をする。
「エボルトさま!!」
「この子を頼む、アイズ!!」
彼はネビュラスチームガンを放ちながらモンスターを撃破していき、ベルトを装着をする。
「さて今日はこっちで行くとするかな?」
『バット!発動機!エボルマッチ!!』
ヘルブロスがレバーをまわしながらゴッドクロスドライバーを装着をしているのがシュールと言っておく。
『AREYOUReady?』
「変身!!」
『バットエンジン!!フッハッハッハッハッハ』
「また新しい姿ですか!?」
「俺の第6の姿・・・マッドローグ参上!!」
マッドローグへ変身をした戦兎は背中の翼を開いてネビュラスチームガンとトランススチームガンを持ち二丁で魔物たちを撃破していく。
「ちぃ!!レフィーヤちょっとだけ持っていてくれ。」
そういってネビュラスチームガンを渡してレバーをまわしていく。
『ReadyGO!!エボルテックアタック!!』
「はい」
手を出したので、レフィーヤはネビュラスチームガンを返すと、マッドローグは両手に構えた銃を放っていき魔物たちを倒していく。
『チャーオーーーーー』
「ふぃ・・・・」
「すごい・・・エボルト。」
「話は後、まずはその子を手当てをしないとな、どれどれ・・べホマ」
戦兎はべホマを唱えてから、変身を解除をして彼女を背負うことにした。レフィーヤとアイズはおんぶをしている戦兎を守るために護衛につくのであった。
(しかしこの子はいったいどこのファミリアの子だ?背中のがちらっと見てたが・・・消えかかっていたし・・・まるで神が消えたかのように恩恵がなくなっていたな・・・)
戦兎はそう思いながら彼女を見る、本来ステータスは恩恵によって出ているが、神が消えればステータスは消えてしまう。
彼女のはまるで死んだかのように消えていた、まるで向こうから切ったかのように・・・だからこそ戦兎は彼女を救いたいと思った。
彼らはダンジョンを出てまず向かったのはロキ・エボルトファミリアの黄昏の館だった、門番は三人の姿を確認をするとすぐにドアを開けてくれて中へ入る。
「主どうしたのですか?」
「ナハト!!大至急彼女が寝れる場所を!!」
「は!!」
ナハトは急いでベットを用意をするために部屋へ走っていく、そこにフィンたちがやってきた。
「エボルト、その子は?」
「あぁダンジョンで血だらけになっていたな、現在はべホマで回復させているが寝かせたほうがいいと思い連れて帰ってきた。話は後でしてやるからまずは・・・」
「わかった、ナハトに用意をさせているんだね?こっちに運ぼう」
フィンたちも手伝ってくれて、戦兎は彼女をベッドに寝かせることができた後、彼はロキたちが集まる部屋にいた。
「ではあのエルフはお前たちが見つけたときは血だらけで倒れていたってわけかの?」
「うん・・・エボルトがそれに気づいてヘルブロスの姿で。」
「「「ヘルブロス?」」」
フィンたちはアイズが言ったヘルブロスという言葉に首をかしげていた、戦兎はネビュラスチームガンを出していた。
「この二つのギアを使って変身をする姿だ、本当は二人いたらエンジンギア、リモコンギアという二つの姿になれるが、それを一つにしたのがヘルブロスってわけだ。」
そういってネビュラスチームガンたちをしまい、とりあえず彼女が起きるのを待つことにした。
次回 戦兎は彼女が目を覚ますのを待つことにした、治療などは戦兎自身も担当をしていたが、彼女は今までの疲れなのかなかなか目を覚まさないでいた。
だがある日彼女は目を覚ました。
次回「目を覚ましたエルフ」