ダンマチの世界に如月 戦兎たちがいるのは間違っているのだろうか? 作:桐野 ユウ
そしてそのまま黄昏の館へと戻るのであった。
戦兎side
彼女を保護をしてから数日がたったが、彼女が目を覚まさない。体の傷などは俺たちが手当てをしたおかげで治っているが・・・なんでか彼女は目を覚まさないのだ。
ドアを叩く音がしたので、俺は入っていいぞと答えるとアイズたちが入ってきた。
「エボルトさま・・・どうですか彼女は?」
「体の傷は治っている・・だがそれでも彼女は目を覚ましてない・・・」
「エボルト、あなたは休んだ方がいいわよ?寝ているかしら?」
「・・・・・・・・・」
どうやら俺は彼女を治すのに集中をしてしまい寝るっと言うことを忘れていた、まぁ神さまになってからは寝なくても大丈夫なんだけどな、まぁ彼女たちが見てくれるってことで俺は自身の部屋に戻り寝ることにした。
戦兎side終了
戦兎が自身の部屋に戻った後、アイズたちは眠っている彼女の様子を見ていた。
「アイズたちが駆けつけたときはどんな感じだったの?」
「私たちが駆けつけたときは血だらけだった・・・エボルトが魔法で治療をしていたのを見たよ?」
四人は話をしているが、それでも彼女は目を覚まさない・・・彼女は一体何が原因なのか・・不明だった。
次の日、戦兎は目を覚まして彼女の部屋の方へと行く。
「とりあえずいつものように様子をうかがうことにしようっと。」
彼は扉を開いて中へ入る、そこで見たものは・・・彼女が目を覚ましていた、辺りをキョロキョロ見ておりどこかという認識をしていた。
「お、おきたみたいだな?」
「・・・・えっと・・・・」
「君はダンジョンでモンスターと戦っていたのを俺たちが見つけてここへ運んだ・・のは覚えているかな?」
「・・・・・・ごめんなさい、覚えてないのです・・・それよりも私は誰なんですか?」
「・・・え?」
戦兎は彼女のこの現象に見覚えがあった。
(まさか記憶喪失なのか?)
彼は質問をしたが、わからない・・・何も覚えてないという答えが帰ってきたので彼女は記憶がすべて失ったことが判明をした。
「・・・・・・・・・・・なんてこったい。」
シュテルが来たので、彼女を頼み彼はフィンたちを呼ぶことにした、すぐにフィンたちが集まってくれたので戦兎は説明を始めた。
「実は数日前に助けた子が先ほど目を覚ました。」
「本当ですかエボルトさま!!」
「・・・あぁ・・・・」
「どうしたんだいエボルト?」
「彼女は記憶をすべて失っていた、先ほど質問などをしてみたが神の恩恵やファミリア、そして自身の名前さえもわからない状態だ。現在はシュテルが彼女を見てもらっている。」
「しかし厄介じゃのう・・・名前さえもわからない状態とは・・・」
「あぁ名前だけでもわかれば手がかりがつかめたのだが・・・エボルトどうするのだ?」
リヴェリアは彼に聞いた、今後彼女をどうするのかを・・・
「そのことだが、俺が預かることにした。おそらく彼女の背中の恩恵は消えている状態だ、ロキねぇに頼んで恩恵を付けようと思う。」
彼はそういって答えてから解散をさせて、彼女のところへ向かう。
こんこん
『はい・・・・・』
「失礼するよ。」
彼はドアを開けるとシュテルが丁度ご飯を持ってきていた。
「戦兎、彼女はどうなるのですか?」
「あぁうちで預かることにした、とりあえず恩恵を付けて置かないとなと思ってな、おそらくダンジョンへ入れば記憶が戻ると思ってな・・・そろそろロキねぇがくるはずだが・・・」
彼はドアの方を見ていると、ゆっくりとドアが開いてロキが入ってきた。
「エボルト、リヴェリアから話は聞いたで、さーてあんたが記憶を失ったエルフやな?・・・うーんおーやっぱり近くでみたら美人やなーーーーそれに胸もあるし!!」
「えっとあの?」
彼女はロキにもみもみと顔をむぎゅーと引っ張られたりして遊ばれていた、戦兎とシュテルはため息をしていた、いつも通りだなと思いながらもロキはとりあえず恩恵を刻むことにした、そこから自分の恩恵を刻むことさせたが・・・やはり名前は出ていなかった。
(ふーむてっきり恩恵で出るかと思ったが、出てこないか・・・・)
戦兎は映し出したステータスなどを見ていたが、名前なども出てこなかった・・・これでは調べる必要が発生をすると思った。
とりあえず彼女をダンジョンへ連れていくにはまだ危険と判断をした戦兎はリュー達に頼んで彼女を鍛えてもらおうと決めるのであった。
さてその戦兎は中庭にて。
「それじゃあベル君、始めるとしようか?」
「はいエボルトさま!!」
「君相手ならこの姿の方がいいな。」
彼はゴッドクロスドライバーを装着をしてフルボトルを振っていた。
『ウルフ!刀!ベストマッチ!!』
レバーをまわしてスナップビルダーが発生をして音声が流れる。
『AREYOUReady?』
「変身」
『ウルフブレード!イエ―イ!』
彼はウルフブレードに変身をして専用武器ブレイブソードを構えていた、ベルも持っている剣を構えて突撃をしてきた。
ガキンという音が響いてビルドはベルの斬撃を受け止めていた。
(前よりも力が上がっている感じがするな・・・ベル君君は本当に英雄になれるかもしれないぞ?)
彼は心の中でそう思いながら彼が放ってきた攻撃をはじかせていく、ベルは不利だと考えて魔法を唱えることにした。
「フレイム!!」
「メラミ!!」
ベルから放たれた炎の弾丸がビルドが放ったメラミと相殺をする、戦兎は最初メラで相殺をしようとしたが威力などを見てメラミに変更をした。
結果が相殺をしたので、ベルの成長にエボルトは自身の息子のように喜んでいた、ベルは相殺されたのを見てライトニングをしようとして素早く動いて翻弄をしている。
「ぬ!!」
戦兎は彼の素早い動きに翻弄されているが彼は冷静にブレイブソードを構えており、刀身を光らせていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
(今だ!!)
ベルは接近をして持っている剣を構えて突撃をするが・・・・
「え?」
彼は後ろを振り向かないで剣を構えていた、それはベルが攻撃をしようとしたのを察しているかのように彼はブレイブソードを構えていた。ベルはライトニングを解除をして降参をする。
「参りました・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
彼は変身を解除をしてクレーズの中へ収納をした。彼も先ほどの戦闘は危ないなと思いながらとりあえず座ることにした。
(ベル君は確実に成長をしている、おそらくアイズを超える可能性があるな・・これはこれで楽しみだな・・・・)
彼はベルの成長を楽しみにしながら、リヴェラの街で暴れていた謎のモンスターとあの女性のことを考えていた。
(どうやら、何かが始まろうとしているのか?もしやおじいちゃんたちが言っていた闇の力というのは・・・だがその戦いが終わったら・・俺たちはこの世界から帰らないといけないな・・・・)
戦兎は彼らと触れ合っているが、元々この世界へやってきたのはいずれ発生をする闇を倒すために彼らはオラリオの方へやってきている。
その任務が終われた彼らは元の世界へ戻らないと行けなくなる、だから今は彼らと接していこうと決めた戦兎であった。
次回 フィンたちと一緒に再びダンジョンへと入った戦兎、彼らは32階層へとやってきていたが、アイズが残りたいといい、戦兎とリヴェリアが一緒に残ることにした。
次回「アイズの葛藤」