ダンマチの世界に如月 戦兎たちがいるのは間違っているのだろうか? 作:桐野 ユウ
ロキ・エボルトファミリアの遠征部隊は現在18階層のリヴェラの街へとやってきていた、ここで一泊をしてからまた進むこととなりエボルト自身も休んでいた。
彼は現在は綺麗な場所が見える場所で一人で休んでいた、むろんクレーズやエクスカリバーたちが装着をしたままだけど。
「・・・美海達には悪いな・・・本当だったら人間形態をとってもらうところだが・・・・」
『仕方がありませんよ、彼女たちを出すわけにはいきませんからね・・・』
『そうだな、私たちも普段はしゃべれませんからね、この間マスターが倒れた際もシュテルが皆を外に出してくれたので詳しく話すことはできたのだからな・・・』
「そうか・・・・」
戦兎はセットアップをしてクレーズを構えていた。
「何者だ・・・先ほどから俺をずっと見ている貴様は・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
フードをかぶった人物は何かをとりだしてそれを地面にたたきつけた。するとそこから出てきたのは怪物祭りでも現れた植物花が現れる。
「ちぃ!!」
彼は離れて魔法の弾を連続して放ち攻撃をする、街の方でもその様子が見えたのでフィンたちは何か嫌な予感をしていた。
「急ごう!!」
フィンたちも武器を装備をしてその場所へと向かっている、戦兎はロッドモードのクレーズを銃モードへと変えてトリガーを放ち攻撃をしている。
「ディバインシュート!!」
トリガーから弾が放たれて攻撃をしているが、植物花は戦兎を食べようと追撃をしている、彼は回避をしてからすぐにトリガーを引いて口の中に連続して弾を放ち撃破した。
「!!」
「はあああああああああああ!!」
さらにエクスカリバーを出してフードをかぶった人物へ攻撃をするが相手は蹴りでエクスカリバーに対抗をして受け止めている。
「ぐ・・・・・・・・」
戦兎はエクスカリバーが受け止められたことに驚いている、相手はそのまま力を入れて戦兎は後ろの方へと下がる。
「エボルトから離れろ!!テンペスト!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
アイズがテンペストを発動をさせてフードかぶった人物へ攻撃をしたが、相手は回避をして左手を前に出して火の弾を出してきた。
「!!」
「であ!!」
その火球をフィンがはじかせて全員がエボルトの近くに集まった。
「エボルト!!」
「兄貴、無事か!!」
「おーいきておったか!!エボルト!!」
「すまん・・・助かった・・・・」
戦兎は立ちあがりエクスカリバーをレヴァンテインのように連結刀にしてフードをかぶった人物の体に巻き付ける。
「!!」
彼らは犯人を捕まえることに成功をした、エボルトはフードをかぶった人物に近づいてかぶっているのをとろうとしたときに閃光が発生をして全員の目をくらませる、戦兎もその閃光を受けてエクスカリバーも連結刀が解除されてしまう。
そして全員が目を開けると犯人は消えていた、戦兎もレヴァンテインを見て連結刀が解除されているのに驚いていた。
(まさか連結刀が緩ませるほどの力で逃げたということなのか?それとも闇の物が動きだしたってことか・・・・)
戦兎はエクスカリバーを持ちながら辺りを見ている、先ほどの魔力はなくなっており・・・彼は武器を消滅させる。(というよりは元のペンダントへ戻っている。)
「エボルト大丈夫かい?」
「あぁ無事だ・・・」
「いったい奴らは何者なんだい?」
「・・・わからん、俺もいきなり襲撃を受けたからな・・・」
そういいながら、彼は空を見ている。ダンジョン内でも光っており・・とりあえず街の方へと戻り休むことにした。
彼は部屋に戻り何かを出していた、それはこの世界へ来る前・・・母である美奈子からもらったクリスタルだ。
『そのクリスタルはあなたの思いで奇跡が起こるクリスタルよ?何が起るかは私にもわからないから気を付けて?』
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
彼はそのクリスタルをクレーズの中へとしまい、眠ることにした。
次回 ロキ・エボルトファミリアは遠征場所でもある59階層へとやってきた、エボルトこと戦兎は変身をせずに敵を追撃をしている。
そこに現れたのは18階層でアイズに襲い掛かってきた女性であった、戦兎はゴッドクロスドライバーを装着をしてアイズの援護をしようとしたが・・・
「ぐおおおおおおおおおおおおおおお!!」
そこに現れたのは!!
次回「襲撃を受ける戦士たち、戦兎のある決断!!」