#1 ブースデット・ギア
静かに目を開ける。
うっすらと見える街の風景。
「・・・・・」
言葉を失った。
なぜなら・・・・。
とあるビルの屋上の隅っこにベニヤ板一枚の上に座っているからだ。
それが屋上の内側ならいいよ。
でも・・・・。
どっからど―見ても当たり前のように屋上からはじき出されてるよね?
俺の身にはどこぞの学校の制服を身に着けていた。
それはどーでもいいが、パラシュートとか縁起のいい物が俺の体に装備されていない。
キリストぉぉぉおおおおおおおおおお!
今度会ったら絶対に殺してやるぅぅううう!
しかし・・・下を見ると、超高層ビルでかなりの高さがあるので足がすくむ。
「ど、ドライグ・・・聞こえてるなら返事してくれよぉぉぉおおお!」
すがりつくように言う俺。
するとため息交じりの声が聞こえる。
『どうした? 遊馬良太郎よ』
「いや・・・大変な事が起こってるんだ―――――――――」
ある程度の説明をするとドライグが深いため息をつく。
『はぁ・・・赤龍帝の宿主がこんなチキンとは・・・』
「うるせぇ! こちとら生きるか死ぬかの境目だぞ!」
『おい、そんな大声出していいのか? バキっ! って行かないのか? 板』
「え・・・・?」
俺はゆっくりを後ろを向くとミシミシと嫌な音を立てている。
「どどどどどどどーすりゃあいいんだよぉおお!」
『そうだな・・・お前が一番強いと思うのを思い浮かべるんだ』
俺が一番強い思うもの・・・?
個人的にドラゴンボールのかめはめ波でしょ!
俺は悟空がかめはめ波打つ瞬間を思い描く。
『おおっ。いいぞ。そのまま続けろ』
ドライグが反応する。
思い浮かべること5秒後。俺の腕に変化が現れる。
ミチミチミチミチ! という音を立てて俺の右腕が厨二病全開!って感じの籠手が現れた。
「な、なんじゃこりゃあああ!?」
俺が驚愕する中、ドライグはこの籠手の説明を始めた。
『
《
すると、籠手の宝玉からかっこいい機械音が聞こえる。
そんなのをそっちのけでドライグと会話を続ける。
「そんなもんなのか? というより、こんな籠手が神を殺せるようには見えなんだが・・・」
じろじろとなめまわすように見る俺。
《
うっるさいなぁ・・・。
『それはあくまで極めればの話だ。今のお前が使った所で、神に勝てるはずがないだろう』
「なら、極めてやるよ。俺が、この
『勇ましいのも結構だが、そろそろ板の方は大丈夫なのか?』
「あ・・・・」
《
バキ!
嫌な音共に落下する。
「いやああああああああああ!」
叫び声が遠く聞こえる。
死にたいくないぞ!俺は!ここに来て早々死ねるか!
俺は・・・・!
「絶対生きるんだああああああ!」
《
力強い音声とともに体に信じられないほどの力が流れ込む。
これなら・・・!
ビルと俺は常に平行な位置にいる。
それを利用して・・・!
体感でうまく体をビルに近づける。
俺の体制は頭から落下している。
地面に叩きつけられるまであと10秒ってとこか。
右の拳にありったけの力を込める。
ごぉおおお。
赤い光が拳を覆う。
成功すれば生き残れる。失敗すれば死ぬ!
賭けろ! 生き残る方に!
あと5秒。
「らあああああ!」
気合い一発! とばかりにありったけの力で地面を殴る!
ドゴォオオオオン!
ヒドイ土煙とともに巨大なクレーターが出来る。
俺は・・・。
クレーターの中心で伸びています。
あ、気絶はしてないよ! その代わり、頭がぐらぐらするけど・・・。
ふらつきながら起きあがる俺。
「あ、この籠手どうしよう・・・・」
すると、籠手が光の帯となって消えた。
あ、よかったぁ。あのまま消えなかったらどうしようって思ってたんだよねぇー。
土煙が晴れた時。
とある物が目に入る。
変なエンブレムの入った手帳だった。
「なんだ? これ?」
興味本意に開いてみると・・・。
俺の顔写真と生年月日が書かれた手帳だった。
そして、とある欄に目が止まる。
『今学期東京武偵高校編入生』
「・・・・意味不明だ」
手帳を進めると、綺麗に折りたたまれている紙があった。
それはご丁寧に東京武偵高の場所が書かれてある地図だった。
しかも、現在地! って赤字で書いてあるし・・・。
これ、絶対キリストのせいだろ。
とりにしてとりあえず、俺はその東京武偵高とやらを目指して足を進めると同時にあることを誓った。
「キリストを
「それと、これからよろしくな。相棒」
右手の甲をさすりながクレーターから脱出した俺であった。
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たくさんの応募、よろしくおねがいします!
次回! #2 ランクはEでした・・・
御期待下さい!