side うちはサスケ
話し合いの結果、ちょくちょく精神攻撃を織り交ぜていった甲斐もあって無事俺の意見が通ることになった。
万華鏡写輪眼を既に開眼している俺が、兄さんから万華鏡写輪眼を貰う。兄さんは俺の万華鏡写輪眼を使う。病気についてはどんな病気でも治せそうなやつが一人知り合いにいるのでそいつに土下座でも靴舐めでも何でもして治してもらう。最悪マジで一旦女になって身体で支払うのも考慮に入れる。
「おい待て流石にそんなもん考慮に入れられても困る。隣見てみろお前の兄ちゃん万華鏡写輪眼で俺睨んでるじゃねえかよ」
「……天照!」
「あっつ。何すんだよ熱いだろう。そんなにこいつにお前が童貞より処女失った方が早かった話をしたのを根に持ってんのかよ」
「根に持たないわけがないだろう……それに、サスケの貞操は兄である俺が守る!」
「あくまでお前を呼び出すための話だってのに……おいお前もなんとか言ったらどうだ? お前の兄ちゃんなんか暴走してんぞ」
「その前に、なんでお前がここにいる? ここは俺と兄さんが作った幻術の世界だぞ?」
「陰遁で幻術に割り込んだ。自分から幻術にかかりに行く術なんて本来使い物にならないんだが、こういう時には便利だな」
「天照!」
「あっつ。幻術内なんだから意味ないってのに……」
「……兄さん、諦めろ。ナルトは基本的に人間だと思わない方がいい。前に完成体の須佐能乎で全力で戦ってみたがなんかよくわからない方法でなんかよくわからないうちになんかよくわからないけど一方的にボコられたからな。天照程度で何とかなる相手じゃないし、幻術とかも簡単に返した挙句に内容を身近な知り合いに掘られるものに変えてきたりするからお薦めしない」
「あ、二秒遅かった。月読されたから七十二時間暁メンバーに掘られたり術を使ったアブノーマルなプレイをされたりする幻術を見てもらった」
「だからお前本当に何やってんだよ!?」
「これに関しては正当防衛を主張するぞ俺は。実際術掛けてきたのあっちの方だし。あーあー目からハイライト消えちゃってるよ大丈夫かな?」
「……それらの影響も含めて、兄さんの身体を治してやってくれないか。あと俺と兄さんの眼球の摘出と移植も」
「……別に構わんが貸し二な」
「うっ……わかった」
ナルトに借りを作ってしまった……また借りを作ってしまった……一体いつになったら返しきれるんだろうか。むしろ返しきれる日なんて来るんだろうか。踏み倒すにしてはあまりに大きすぎる借りだ。返せるときにコツコツと返すしかない。普段から色々と世話を焼くことで返していっているつもりだが、ナルトは貸しを作らせるときには一気に作らせてそれをちょいちょい引き出してはまた一気に貸すってのを基本にしているようで、全く返していけてる気がしない。
とは言っても書面にも何にも残っていないし、ナルトは貸しだの借りだのはあまり気にしないだろうが……気分がな。女になって云々は流石に冗談にしても、何かの形で返しておかないと正直後が怖い。あれだ、最終決戦で突然現れて『お前には貸しがあったな? 悪いが貸し全部と引き換えで構わないからお前の命を貰っていくぞ』とか言ってきたりしそうだ。まあその後で蘇れるかどうかがナルト次第ってのが一番恐ろしいんだが。
本当にそうなったとしてもこいつが命と引き換えにしたんだったら間違いなく結果は出すだろう。そう信じられる状態で死ぬんだったらまあ幸せな方だとは思うし、態々自分から被害を出しに行って失敗する姿が見えないから実際に完璧に終わらせられるってのが救いと言えば救いか。
……だからそろそろ俺を睨みつけるのを勘弁してはいただけませんかねヒナタさん。何で幻術の中の出来事を察せるのかとかそう言うのは置いておくから本当にやめてください、さっきから身体の方が凄まじく冷や汗掻き続けててやばいことになってるんですお願いします。
『
……なんかチャクラの波動を使った簡単な暗号で脅された……『次やったらお前の脳髄をチャクラ糸で掻き回して耳からコンクリの地べたにぶちまけるぞ』的なことを言われた……。(言われてない)
まあ次に同じようなことを言う時も冗談だろうから勘弁してほしい。いや本当に。
Q.ホモォ?
A.精神的には? まあ実現するにはナルトがそれを要求するかサスケから誘う必要が出てきますが。
Q.ヒナタさんが順調に人外になってってる気が……
A.ちなみにチャクラの波動を使った簡単な暗号は日本語版モールス信号です。